| @映画/ドラマ/テレビ

ソーシャル・ネットワーク

『ソーシャル・ネットワーク』、面白かったです。マーク・ザッカーバーグよかった。真冬なのに短パン、サンダルで登校し、アイディアが思いついたら早速寮に帰ってもくもくとプログラムを書く。ルームメイトとアイディアを出し合い、窓にアルゴリズム式を書き、ああでもないこうでもないと徹夜で開発を行う。 “wget” やら “Emacs” やらみたいな単語が飛び交い、見る人の創作意欲を刺激する良い映画でした。サンデープログラミング頑張ろうという気にさせられました。ウェブ好きっ子は見て損はないです。

| @ブログ

ポータルシットをリニューアルしようかと思ってます。ブログプラットフォームは2003年の時点で完成されてて、P_BLOGの提供する機能に不満なところはないんだけど、コメント欄を含むP_BLOGのMySQLのデータをうまい具合に移行して作り直したらいろいろ勉強になるだろうなと思って。目指してるのはRESTfulであることと、シンプルであること、Ruby製であること。RubyベースのCMSかRailsで置き換えようと思います。納期は未定。

| @写真

凍りついた窓 2010-12-31

雪 2010-12-31

| @技術/プログラミング

福岡工業大学で行われた、オープンソースカンファレンス福岡2010に行った。

usp labのシェルスクリプトで業務用基幹システムを開発する話が面白かった。一般的なプログラミング言語は使わずに、シェルで生のLinuxを使って作業を行わせる。DBは使わずデータはTextで持つ。HTTP関連のあれこれもシェルスクリプトで行う。このためセキュリティのことは考えないといけないらしいんだけど(フロントエンドとバックエンドがシェルスクリプトでつながってるため)、大手のシステム会社が100人月とかみたいな見積を出す案件を10人月程度でやったそう。具体的には無印良品のシステムとか。遅めに会場に入ったので資料は売り切れで貰えず、細かい数字は自信がないんだけど、無印のやつは一年間に10億円かかってたシステム関連の費用が2億円程度に抑えられるようになったそう。mknodとかsedコマンドを駆使した並列処理のデモは本当に面白かった。へー、シェルスクリプトだけでこんなにできるんだー、っていう感じ。1億行のテキストデータ処理を53秒で終わらせたりとか。「Linuxはなるべく生で使いましょう」という言葉がとても深く印象に残っている。Railsみたいな便利なフレームワークを使った開発とはまったく異なるけど、UNIXの「小さいものは美しい」という理念のもと、とんでもなく効率的に開発を行っている様がとてつもなくクールだった。

| @雑談

福岡に引っ越したので、熊本では参加することが難しいIT系のイベントに行ってみた。ANTENNAというイベントで、公式サイトには「Tech系サービスの発信とネットワーキングイベントです」とある。そのイベントのVol. 1に行ってみた。

Abbyのwagaco、もぐらのmaysee、FusicのZENPREのプレゼンが行われた後は名刺交換会が行われた。社交性皆無だし名刺も持ってないので同行者と駄弁ってひたすら飲み食いしてるだけだったけど(BacklogやCacooのヌーラボの社長さんとはちょっと喋った)、みんな自社のサービスについて楽しそうにプレゼンしててすごくうらやましかった。参加者からマネタイズどうすんのみたいな鋭い質問に対して、ZENPREをやってるFusicの中の人はマネタイズより福岡から面白いツールを作って世界に発信していきたい、ということを言っていた。

『情熱プログラマー』の中にGitHubの共同創設者のTom Preston-Wernerの書いたエッセーが載ってる。GitHubが始まったときのエピソードで、マイクロソフトからの30万ドルのオファーを蹴ってGitHubを始めたときの話だ。また37Signalsのブログ内のBootstrapped, Profitable, & Proudという企画で、GitHubのもう一人の創設者、Chris Wanstrathへのインタビューが掲載されている。

そこでもGitHubを始めたときのきっかけとか、理念が述べられている。ZENPREについて言ってたFusicの人と同じで、お金のことより、Git自体が素晴らしくて、それを広めるためのハブを作ろうとした、マネタイズは後から考えた、と語っている。確かにGitHubはGitのチュートリアルが充実してて、自分も何度もGitHubのチュートリアルを読んでGitの使い方はもちろん、SSH接続のやり方も学んだ。こういうのとてもかっこいい。

GitHubは成功した会社だからそんなきれい事が言えるんだよ、と言われたらそれまで。そんなことは分かっている。でも自分がやってる仕事を楽しんで、誇りを持って取り組めなければちっとも楽しくない。金を稼ぐために夢や達成感や誇りを捨てるのか。世の中の役に立ちながら金も稼げて達成感を得るのが一番かっこいいじゃないか。

37SignalsのJason Friedはことあるごとにベンチャーキャピタルの出資を受け入れるな(Bootstrapped)、利益を出せるようになれ(Profitable)、と言う。ここはアメリカじゃないし、37SignalsやGitHubみたいに何もかもがうまく行くとは思えない。でも夢や理念を実現しようとしない人生はつまらない。酒を飲みながら、自分たちが作ったものに対して誇らしげにプレゼンしてた人たちがとてもうらやましかったし、その熱にほだされた。

勉強しよう。

| @雑談

毎晩泣きながらRubyKaigi 2010で買った『情熱プログラマー』を読んで寝てる。ちなみに250円の弁当はまだ一度も買ったことない。

| @労働

1年2ヶ月お世話になった職場を10月いっぱいで退職しました。

僕は2009年の9月から、阿蘇テレワークセンターというところで働いていました。ここはISP業務やホームページ制作をやってる会社で、1年4ヶ月前、東京で就職したのにたった3日で辞めて帰ってきてしまった僕は、ここに拾ってもらってHTMLコーディングの傍らCakePHPによるシステム開発やWordPressのカスタマイズ、JavaScript開発などを担当していました。

前職場ではかなり自由にやりたいことをやらせてもらい、家で一人でインターネットで遊んであるだけでは身につかないようなことを経験できました。CMSを作るのはCakePHPやRailsを使ってもやはりそんなに簡単ではないですし、Linuxサーバーの構築などもやらせてもらって大変勉強になりました。1年2ヶ月前はTerminalなんてなるべくなら触りたくないと思っていたのに、いまはTerminalでVimやzsh使うのが大好きになりました。

しかし阿蘇テレワークセンターは自由すぎた。僕はRailsによるアジャイルWebアプリケーション開発なんかを読みながら、ウォーターフォール開発も経験したことないのに自己流で勝手にアジャイルやってました。いや、アジャイルじゃなくてただの行き当たりばったり開発ですね。これではいかんなーと思い、一旦阿蘇を離れてみることにしました。

11月からは福岡で働いてます。福岡、食べ物が安くておいしくてびっくりですね。出張などで福岡にいらっしゃる機会のある方はご一報の上、もつ鍋おごってください。