| @雑談

VW GOLF Mk2 GTI16V E-19PL

すごい、気がついたら一年以上ゴルフのこと書いてない!

というわけで車の話です。短期間で東京から舞い戻ってきてしまったので我がゴルフ2に車検を受けさせました。

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ゴルフ2を買ったのは4年前で、この当時でもすでに良いタマは少なかったのですが(特にGTI)、15年落ちの車なのに結構な金額を積んで走行距離の少ないものを買いました。一応、メーターの走行距離は1万キロちょい。本当にこんなに低走行なわけではなくて、4万キロ走ったときにメーターがぶっ壊れて交換してあるので、実際は5万キロ走ってることになります。まぁメーターは巻き巻き(業者はメーターチューンというらしい)できちゃうらしいので中古車の走行距離はアテにならないのですが、初代オーナーはヤナセ、二代目のオーナーはデュオとそれぞれ正規ディーラーで整備してたっぽいので多分嘘はないでしょう。しかし三代目の僕のお手入れが良くなかったせいでボディは満身創痍です。中身は結構直しましたが。

今回の車検でやったことですが、

  • 点火プラグ交換
  • バッテリー交換
  • バッテリープラグ交換
  • マフラー釣りゴム交換
  • タイヤ交換!(Pirelliのドラゴン)

かな。他にもなんかやったかも知んないけど整備手帳引っ張り出すのがめんどいので割愛。今回はタイヤ交換がメインイベントでした。買ったときから付いてたヨコハマのエコタイヤをずーっと履いてたのですが、今度のは前のよりグリップがあってバランスの取れてる奴らしいです。阿蘇山走ってみたけど特に違いは分からなかったですけど。

あと前から気になってたのにMFAの燃費計算がおかしいってのがあって、他のゴルフ2乗りの方に「バキュームホースを交換すると良い」って教えてもらってたで、車検のついでにやってもらいました。でも結局燃費計算はおかしいまま。100kmを4.6Lで走ってるって表示されますもん。日本風に言うと1リッターあたり21km走ってることになる。それってなんてプリウス? 僕のゴルフ2は確かにマニュアル車なので燃費良いけどさすがにそこまではいきません。精々14km/L。そうそう、4年前にヤフオクで買ってあった純正の赤グリルもようやく取り付けました。

本当は足回り交換とかエンジンマウント交換とかやりたいんですけど、何せ先立つものがないので・・・。いまはショックアブソーバーが死んでるらしく、段差を乗り越えるときにがつんがつんと激しい衝撃が伝わってきます。ビルシュタインとか入れてみたいなー。それで「ビル足にしました」とかブログに書いてみたい。ていうか気になるところははよ部品交換せんとパーツ供給が怪しいです。今回、ドアシールっていうんかな? ルーフモールと一緒になってるゴムパーツが破けてきてるので交換しようと思ったんですけど、生産終了してて手に入りませんでした。手に入ったところで45,000円もするらしいんだけど…。

まぁこんな感じで、車のことは何も分からないアホ助でも何とか左ハンドルMTの外車を維持できてます。車検は2回しましたがそれぞれ20万円で収まるように頼みました。もしあんまり車のこと詳しくないけどいまからゴルフ2買おうと思ってる人がいたら、良い整備ショップを見付けることが大事だとアドバイスしたい。文系で算数の出来ない元大学生である僕がゴルフに乗っていられるのはひとえにDEE SPORTというお店のおかげです。こちらは明朗会計、整備内容を写真で見せてくれて大変良心的なショップです。熊本のVW・アウディ乗りはディーラーでふっかけられたりよそで整備して直らなかったら是非DEE SPORTの門を叩いてみてください。僕も最初は買ったところで見てもらってたんですけど、なかなか直らなかったステアリングがセンターの位置からずれる問題とトランスミッションが5速に入りにくい問題を、DEE SPORTでは一発で直してもらえました。

良いショップに巡り会えるなら、部品などは手に入りにくくなってきてますが、まだまだゴルフ2乗れそうです。欲しいと思ってるあなた、買うなら今しかない!

| @旅行/散歩

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仕事を辞めてから実家に帰るまで一週間ほど東京をぶらぶらしてたのですが、そのときに上野の東京国立博物館と国立西洋美術館に行きました。正直なところ、国立のこれら文化芸術施設を観覧するよりも、Tumblr見てた方が楽しいし刺激的だと感じました。太宰府の九州国立博物館に行ったときも感じたのですが、日本の博物館は縄文や弥生時代の土器とか、中世の美術品や刀など歴史的に価値のある史料をただ展示してるだけで、その裏側にある背景の解説が弱いと感じました。英語の解説文も少なめで、外国人は鎧や刀の展示を見てひとしきりハッスルした後は退屈極まりないだろうと思います。シンガポール国立博物館は英語、中国語、マレー語、タミル語、日本語に対応したマルチリンガル音声ガイド端末(液晶ディスプレー付きでiPodみたい)を各入館者に貸し出してくれたのでとても楽しめました。独立法人国立文化財機構にはもっと頑張って欲しいです。

| @音楽

ジョン・フルシアンテのカバーがうますぎるイタリア人をYouTubeで発見しました。

裏声と地声を行ったり来たりする “Fallout” みたいな激ムズの曲も難なくコピー。ギターのリフは間違ってますけど、歌は完璧です。

ジョン・フルシアンテはイタリア系ですし、イタリア人にしかああいう歌い方はできないんじゃないでしょうか。実はジョンの曲はオルタナティブロックとかじゃなくて、カンツォーネなんじゃないですかね。

ジョン・フルシアンテ好きな人は是非いっぺん見てみてください。

| @Mac/iPhone

The Hit List | Potion Factory

GTDとかToDo管理とかまじめんどくさいのでもう全部TaskPaperでいいや、みたいな記事を半年くらい前に書きました。(いい感じだぞ! TaskPaper

しかしTaskPaperよりも良いソフトにめぐり逢いました。The Hit Listというソフトです。これEspresso目当てで買ったMacHeist Bundle 3でゲットしたんですけど、期待してなかった割にとても良い!

予定には2種類ある

予定の管理系のソフトは大まかに二つに分けられるんじゃないかって気がしてます。一つはiCalのような、イベントとかプロジェクトとかを記述して行くもの。デカい予定とかはこっちの方が向いてそうです。一方でTaskPaperみたいなソフトはそういうのよりも、工程の管理とか、細々したタスクの管理に向いてそうです。

例えば今日は部屋の掃除をしようと決めたとする。そしたらおもむろに “部屋の掃除.taskpaper” というファイルを作成するわけです。そんで部屋の掃除のなかでやらなければならい細々した出来事をリストアップしていく。たとえばこんな感じ。

うーん、すごく掃除がはかどりそうですね。

このように掃除という大きなToDoの中の細かなタスクを書き出していくのにはTaskPaperが向いてるわけです。逆に「この日は掃除をしよう!」と決心して予定を書き込むような用途にはiCalが向いているということですね。そもそも週単位や月単位の予定をTaskPaperで管理するのは不可能でしょう。

The Hit Listは両刀遣い

しかしThe Hit Listはなんとこのどちらの用途もこなせてしまうわけです。こんな感じ。

Start DateとDue Dateが設定できるので、締め切りを意識しながらタスクをこなしていくのに最適な感じです。他にもTagやプロジェクトごとにToDoを管理したり、フォルダで分類したりもできます。さらには、タスクを階層管理することもできるんです。例えば掃除というタスクのなかに、コーヒーを入れて飲む、床を拭く、といった入れ子状に小さなタスクを所属させることも可能なのです。

とはいえ締め切りの入力とか面倒くさい。コーヒーを入れて飲むのにDue Dateもクソもあるかって感じです。だからこれらを端折ることも可能なんです(StartにTodayと自動入力される)。やるべきことを何も考えずにガスガス書き出していくという、TaskPaper的な使い方も可能なわけですね。

これら三つのソフトの概念を図示すると以下のような感じです。

The Hit Listはプロジェクトのようなでかい単位のタスクも扱うことができるし、息をするとか鼻毛を抜くみたいな細かなタスクも扱うことが可能なわけです。まさに両刀遣いですね。

The Hit Listと似たようなアプリにThingsがあります。こちらはiPhone版もあって人気ですが、The Hit Listの方はiPhoneアプリはまだ開発中だそうです。しかしタスクを入れ子にできるのはThe Hit Listだけ(Thingsでもできたらごめんちゃい)だし、タスクに予定所要時間を入力できたり、ショートカットキーが充実してたり、僕はThingsよりThe Hit Listの方が好きですね。

MacHeist Budle 3買ったけどろくにアプリを試してないって人は、是非The Hit Listを使ってみてください。まだパブリックプレビュー版だけど完成度高いです。

| @映画/ドラマ/テレビ

チェンジリング

評価 : ★★★★☆


"チェンジリング [DVD]" (クリント・イーストウッド)

下高井戸シネマで鑑賞。

1930年代のアメリカ、ロサンゼルスが舞台。主人公のクリスティンは電話交換手のシングルマザー。息子のウォルターと映画を見に行く約束をしていたある土曜日、どうしても人手が足りないと急遽仕事にかり出されることになった。暗くなる前に帰るからと息子に言い残して仕事に出かけるのだが、帰宅すると家にウォルターの姿はない。近所を探しても見つからないため警察に電話するのだが、「迷子は24時間は捜査しない決まりになっている」とつれない。果たして息子は見つからず、五ヶ月が経過した。ある日職場にロサンゼルス市警の刑事がやってきてクリスティンにウォルターが見つかったと伝える。しかし、引き合わされた「息子」の身長は失踪前より低くなっており、どう考えても別人だった。しかし警察は「あなたが動揺しているんです」と言って取り合わない。それどころか警察の言うことを聞かないため精神異常者であるとして精神病院に入院させられてしまう。果たしてウォルターは見つかるのか? クリスティンの運命は?

見逃していた映画を見られて良かったんだけど、ブログなどで絶賛されるほどに素晴らしい映画だとは思わなかった。やっぱクリント・イーストウッド作品で言うなら圧倒的に『グラン・トリノ』の方が迫力あるし面白い。でも警察権力が暴走したらどうなるかだとか、人間の同一性の証明が案外に難しいことの描写とかは興味深かった。自分が失踪したときに別人に成りすまされないためには、近所付き合いを良くしてマメに歯医者に通う必要があるなと感じた。

映画では1930年代のロサンゼルスの街並みがとても美しくCGで再現されていた。路面電車が走る感じとか良い。ヨーロッパの都市みたいな趣がある。いつかアメリカ行ってみたい。

| @労働

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無職生活に区切りを付け、東京に出てきてやっと就職したのに、たった三日で辞めてしまった。職歴もスキルもない自分のような境遇の人間を採用してくださったことはとてもありがたいことだと思うけど、どうしても合わない部分があってわずか三日で辞めるという選択をしてしまった。今後こんな人間を採用してくれる会社はないかもしれない。気を落としていたところ、Twitterでもう二年近くお付き合いのある方が、僕を励まそうと無理をして木曜日に時間を割いてくださった。

鳥すき

秋葉原裏手の、日本家屋で営まれている鳥すきの店に連れて行ってもらった。いまではなかなかない昔ながらの店で、女中さんは和服を着ている。そこで二人、二脚の膳を間に差し向かいで酒を飲んだ。

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ネットで食ってこうと思ってウェブ製作会社で働こうとしたけど、結局夢かなわなかった。そんなときに、これまで会ったこともなかった方が時間を作ってくれて僕を励ましてくれた。大人しく田舎に帰るべきなのだろうかとも思う一方で、やっぱりネットが好きだから、なんとかこの業界で食っていきたいっていう思いはある。

さて、どうしたものか。

| @雑談

この前、2005年にドイツを旅行したときのことを友だちに話していて(大して海外旅行行ったことないくせに人に旅行の話をするのが好き)、ふとベルリンで買ったトレーナーシャツのことを思い出した。まぁ今風のかっこいい言い方をするとスウェットシャツです。5ユーロ。

wir wollen nie mehr auseinander gehn

これは地球の歩き方に載ってる東ドイツグッズが売ってある店で買った。店は旧東ベルリンにあり、クソ寒い夕方、帰宅途中のドイツ人たちとすれ違いながら店に向かった。店に入ると元気の良さそうなドイツ人の女の人がいて、ドイツ語で何か言った。僕と同行者が「?」という表情を浮かべると “It’s so cold” と英語で言った。彼女の足下には電気ストーブっぽいものが置いてあったけど、彼女はがたがたとふるえていた。

店内には東ドイツ製の食器だとか雑貨が雑然と並べてあった。地球の歩き方にはお洒落な雑貨屋っぽいイメージで紹介してあったが、商品はあらかた日本人観光客によって買いあらされたようで、あまり欲しいと思えるものは残っていなかった。その中で目を引いたのがこのスウェットシャツだった。ナイロンでパッケージングされていたが随分ほこりが積もっており、一般の日本人観光客の目をひくものではなかったようだ。

このスウェットシャツはプリントの色がいい。黒、赤、黄(金)のドイツのナショナルカラーをうまく使ってある。そして熊。ベルリンのシンボルは熊らしい。西の熊と東の熊が手を取り合おうとしている。ドイツ語の意味は分からなかったが、 “9. November 1989” という表記、ドイツ連邦共和国とドイツ民主共和国の国旗、二頭の熊から、ベルリンの壁崩壊を記念したものだということが分かった。

旅行から帰ってきて “wir wollen nie mehr auseinander gehn” というドイツ語の意味を調べると、英語で “we never go apart” 、つまり「我々はもう離ればなれにならない」というものだった。この言葉でGoogle検索すると「Wir wollen niemals auseinander gehn」というタイトルの1960年公開の映画がヒットする。映画のタイトルを拝借しているのかも知れないが、とてもいい言葉だと思う。

ただし残念なことに、このスウェットシャツの作りはあまり良くない。2、3回着たところで首まわりがほつれたし、毛玉だらけになった。裏地の起毛が暖かかったのは最初だけで、一度洗うとがたがたになった。だからいまはもっぱら観賞用になってるけど、僕はこのトレーナーシャツが大好きだ。