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background-image random pick up

写真や画像があると文章だけよりも記憶に定着しやすいらしい。なのでヘッダー画像のバリエーションを増やしてみることにした。これまで自分が撮ってきた写真の中で気に入ってるもの、ヘッダー画像にちょうど良さそうなやつを 14 枚選んで、これまで表示していた門司の「平民食堂」のやつと合わせて 15 枚をランダムピックアップして表示させている。本当ならランダムではなく記事ごとにイメージに合う画像を選定すべきなのだろうけどそこまではやってない。「このブログ主はこういう写真の場所に行ったりこういう写真をいいと思ってるんだな」ということが伝われば良いと思ってる。

ランダム表示に関して、最初は JavaScript で CSS の background-image を書き換える方式でやっていたが、 DOM の読み込み完了時に動く都合上、かくつきが出てしまう。それで画像の選定は Ruby で行って data-attribute として指定し、予め CSS にそれぞれの data-attribute に応じた background-image を書いておくことにした。これでかくつきはほぼほぼなくなった。

<div id="header" data-background-image="heimin">
</div>
#header[data-background-image="heimin"] {
  background-image: url(header-bg-heimin.jpg);
}

このほかにも CSS 周りを結構いじってて、パンくずリストが載る部分は文字が読みにくくなるのでグラデーションでシャドーを掛けてる。これまで float でやってた配置の制御を flexbox に置き換えたりもやった。今のデザインのベースは 10 年前に作ったので、当時はグラデーションなんかは CSS で実現できず横幅 1px の画像をリピートする方法を使ったが、これで画像を捨てて全て CSS で実現できそう。良い世の中になってきてる。

| @技術/プログラミング

lokka/lokka 、 Pull Request を出す度に Hound CI のチェックが走って bot にコードレビューでぼこぼこにされるので、この bot を黙らせるべくガチャガチャやってた。 Hound CI のチェックルールは Rubocop に準拠しているようで、 2011 年からある Rack アプリを Rubocop のチェックにかけるのは面白かった。

Lokka 、意外と Hacky なコードが多く、条件式内での代入とか、ヨーダ記法とか、後置の until とか、スコープが広い一文字変数とか、めっちゃ長いメソッドとか、 if 文のネスト、代入したものの使われてない変数なんかを修正した。 method_missing はカスタムフィールドを定義できるという Lokka の仕様上根絶できなかったけど、 .rubocop.yml に最低限の除外ルールを追加して Rubocop のチェックはパスするようにできた。

Lokka 、 ORM が ActiveRecord じゃないことが問題だと思ってたけど、真の問題は lib/lokka/helpers/{helers,render_helper}.rb にビジネスロジックが詰め込まれてることだと思った。しかもこのあたりのコードの可読性がよくなく、触るのが怖い感じの複雑なやつが多い。この辺のコードをもうちょいクラス化して分割し、ユニットテストも手厚くしていかないと ORM を変えても F/E を今風にしてもウェブアプリケーションとして生存していくことは厳しいと思う。

前に進んでいくためにも Rubocop のチェックを入れる&パスさせるのはプラスになると思う。 頑張ってメンテしていくぞ。

追記

この辺のコードをもうちょいクラス化して分割し

と書いたけど、 Rails と違って手軽にサクッと作れるのが Sinatra の良い所なわけではあって、仕事で作る Rails アプリのノリでクラスやファイルを分割したりするのは違うのかもしれないと思った。 Rails で作られたオープソースの CMS やブログツールに長生きし続けるものがないのも、 Rails の場合、個人が偶発的に始めてメンテ出来るようなものになりにくいからかも知れない。

とはいえヘルパーがビジネスロジックを所持しているのはテスタビリティやメンテナビリティが良くないので Lokka と心中する覚悟でやっていくぞ!!!、!

| @技術/プログラミング

Pinboard にブックマークしたらはてなブックマークに同期するやつを作った。

なんで Pinboard を使うのか、どうしてはてブに一本化しないのかというと、洋物のサービスを使うときに Pinboard の方が使いやすいから。 IFTTT に Pinboard 連携機能はあってもはてブ連携機能はないし、 Delibar や Reeder や ReadKit も Pinboard には対応しているけどはてブには対応してない。あと Pinboard は広告出ないしホッテントリ的なものもないので気がついたら Amazon で買い物してたとかホッテントリの海に溺れてた、ということも起こらない。とはいえはてブのコメントでキャッキャッウフフはしたい。なのでブックマークするときは両方にしたい。パソコンの Chrome からブックマークするときは Taberareloo でクロスポストできるのだけど、最近 iPhone からブックマークすることが増えて(iPhone 進化し過ぎて仕事するときしかパホコン使わなくなった) Pinboard とはてブにそれぞれブックマークするのがだるかった。そういうわけで Pinboard をメインにしつつはてブに同期を試みた。

はてなスタッフの aereal さんが作ってるはてブ API 用の gem (aereal/hatena-bookmark-restful: A client library for Hatena::Bookmark RESTful API)あって使わせてもらったのだけど、これはそのままだと使えない。タグが複数あるケースに対応してない& User-Agent を送らないので API 側から 401 Unauthorized が返ってくる。なので雑にモンキーパッチした。

はてなブックマークの API は tag を 10 個まで設定できるけど、以下のように Request Body が Encode されるのを期待しているっぽい。

"comment=&tags=ruby&tags=http&url=https%3A%2F%2Fgithub.com%2Flostisland%2Ffaraday"

この様な Request パラメーターを Ruby で表現すると以下のような Hash になると思う。

params = {
  comment: '',
  tags: ['ruby', 'http'],
  url: 'https://github.com/lostisland/faraday'
}

Hash は当然のことながら同じキーを複数持つことはできないから、 tags は配列として表現される。これをこのまま Faraday (Ruby の HTTP クライアント。上述の gem でも使われてる)に渡して Request Body を生成するとエラーになってしまうのだった。

最近の Faraday には encode option が追加されて FlatParamsEncoder というのを選べるようになってた。こいつを使うと配列を value に持つ Hash をシリアライズしたときに tags=foo&tags=bar みたいな形式にしてくれる。加えて User-Agent も載せるようにもした。こんな感じ。

class Hatena::Bookmark::Restful::V1
  def create_bookmark(bookmark_params)
    res = connection.post("/#{api_version}/my/bookmark") {|req|
      req.params = bookmark_params
    }
    attrs = JSON.parse(res.body)
    bookmark = Bookmark.new_from_response(attrs)
  end

  private

  def connection
    @connection ||= Faraday.new(url: 'http://api.b.hatena.ne.jp/') do |conn|
      conn.request :url_encoded
      conn.options.params_encoder = Faraday::FlatParamsEncoder
      conn.request     :oauth, {
        consumer_key:    @credentials.consumer_key,
        consumer_secret: @credentials.consumer_secret,
        token:           @credentials.access_token,
        token_secret:    @credentials.access_token_secret
      }
      conn.headers['User-Agent'] = 'Hatena::Bookmark::Restful Client'
      conn.adapter Faraday.default_adapter
    end
  end
end

なおはてブの API はリクエストパラメーターが不正なとき 400 Bad Request を返すのではなく 401 Unauthorized を返す。のみならず User-Agent なしのリクエストに対しても 401 を返す。一方で OAuth ヘッダーが不正なときは 400 を返す。原因の切り分けがむずかしくなるので、リクエストパラメータが不正なときは 400 を返して欲しいし認証できないときは 401 を返して欲しい。

追記 2017-05-22 18:34:38

作者の aereal さんに気づいてもらってパッチを取り込んでもらったんだけど、なんかやっぱりタグありの記事をブックマークしようとするとエラーになるっぽい。相変わらず 401 Unauthorized が返ってくる…。

| @技術/プログラミング

Archives ページは部分的に React.js を使ってる。これを全部 React にして SPA 化してみたい。そのためには Server Side Rendering が必要。

Ruby で Server Side Rendering するライブラリでは react-rails が有名だけど、 Rails 以外で Server Side Rendering したい。

有名なやつでは airbnb の hypernova というのがあった。これ自体は Node.js で、 hypernova-ruby というクライアントからサーバーを呼び出して Server Side Rendering するというもの。なのでサーバー側に一個プロセスが増える。開発環境でも Node.js でプロセス起動したりしないといけない。仕事で Microservice には食傷気味になってきてるので趣味では Majestic Monolith™ で行きたい。

名前似てるけど Hyper-Ract というやつもあった。これは過激で JavaScript とか HTML を排除して Ruby で全部書こうぜという Opal が React 対応したもの。良いんだけど F/E の進化早すぎ問題に対応できなくなる気がする。数年後には CoffeeScript みたいになりそうな予感がある。スタンダードでシンプルなものを使いたい。

もう一個、スター全然付いてないしメンテナンスもされてなさそうなんだけど、 V8 で React 読み込んで出力するだけという簡単なのもあった。react-ruby-v8 という直球な名前。こんなので十分かもしれない。

| @技術/プログラミング

BitBar で私家版通勤タイマー (1) - portal shit! の続き。

JSON から情報を読み取って出力する奴は Ruby で書こうかなと思っていたんだけど、先日新しい上司と 1 on 1 をしていてどんな言語を使えるかの話になったときに Ruby と PHP とコールドフュ〜ジョン(と片手間 JavaScript )くらいしか使える言語がないということが判明してダメだと思ったので無理矢理 Go 言語で書いてみた。クソコードなので恥ずかしい。

package main

import (
    "encoding/json"
    "fmt"
    "os"
    "strconv"
    "strings"
    "time"
)

type Hour struct {
    Hour    string
    Minutes []string
}

func printLefts(m int, minutes []string, hour string) {
    for i := 0; i < len(minutes); i++ {
        mindes := strings.Split(minutes[i], " ")
        min := mindes[0]
        var Dest string
        if len(mindes) > 1 {
            Dest = mindes[1]
        }
        _m, _ := strconv.Atoi(min)
        left := _m - m
        if left > 0 && left < 30 {
            leftS := strconv.Itoa(left)
            takeM := fmt.Sprintf("%02d", _m)
            Str := leftS + " minutes left to " + hour + ":" + takeM
            if Dest != "" {
                Str = Str + " " + Dest
            }
            fmt.Println(Str)
        }
    }
}

func main() {
    decoder := json.NewDecoder(os.Stdin)
    timetable := make([]Hour, 0)
    decoder.Decode(&timetable)
    t := time.Now()
    h := t.Hour()
    m := t.Minute()
    var CurrentHour, NextHour Hour
    for i := 0; i < len(timetable); i++ {
        hour := timetable[i]
        _h, _ := strconv.Atoi(hour.Hour)
        if _h == h {
            CurrentHour = hour
            NextHour = timetable[i+1]
            break
        }
    }
    minutes := CurrentHour.Minutes
    printLefts(m, minutes, CurrentHour.Hour)
    if m > 44 {
        nextMinutes := NextHour.Minutes
        printLefts(m-60, nextMinutes, NextHour.Hour)
    }
}

こんな感じに表示される。

私家版通勤タイマー

あとはこれを BitBar で良い感じに読めるように出力内容を調整していけば良い。

Go 言語、 2 年くらい前に gyowitter っての作って Yo が来たら Twitter に晒すってのやってた以来に触った。変数のスコープとかがわかりづらかったし、 PHP っぽい雰囲気もある。やっぱり Ruby の方が書きやすいし好きだけど歯を食いしばって使ってみる。

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以前は電車の本数多いところに住んでたので帰りの電車の時間とか気にしたことなかったけど、いまは郊外に住んでるので電車の本数少なくて、一本乗り遅れると駅で 20 分待たされたりする。特に遅くまで仕事してたりすると電車の本数がみるみる少なくなる。なので乗るべき電車に乗り遅れないように Yahoo! 乗換案内の通勤タイマーをよく使ってる。家まで帰る電車の発車時刻まであと何分かがカウントダウン表示されて便利。

ただ iPhone のウィジェットで見るとちょっともっさりしててだるい。 Pebble とかでサクッと確認できないかと思っているけど Pebble 入手して 10 ヶ月以上経つにもかかわらず Pebble 用のソフトを自分で作るという機運が高まらず今日に至る。

ある晩ふと、これって BitBar でできるんじゃねと思った。 BitBar は Mac のメニューバーに CLI で出力される情報を表示されることができるソフトで、 Netatmo Weather Station の計測値を表示するのに使っている。 Mac のメニューバーから二酸化炭素濃度や湿度確認できて便利。こんな感じ。これの通勤タイマー版が欲しい。

取り急ぎ時刻表の情報必要だけどちょっと探した感じでは簡単に時刻表取れるような API なかった。ので Yahoo! 乗換案内の時刻表をダウンロードして pup というコマンドラインの HTML パーサーで JSON 化し、それを jq に食わせて整形して良い感じの JSON にするという風にした。

# curl して HTML 取得
curl -s http://transit.yahoo.co.jp/station/time/28236/?gid=6400 | \
# HTML から必要な情報取り出して JSON 化
pup 'table.tblDiaDetail [id*="hh_"] json{}' | \
# JSON を良い感じに整形
jq '[.[] | { hour: .children[0].text, minutes: [.children[1].children[].children[].children[].children[].children | map(.text) | join(" ") ] }]'

得られる JSON はこんなのになる。(福岡市地下鉄空港線天神駅の姪浜方面の時刻一覧)

[
  {
    "hour": "5",
    "minutes": [
      "36",
      "42",
      "56 筑"
    ]
  },
  {
    "hour": "6",
    "minutes": [
      "8",
      "12 筑",
      "17",
      "26 筑",
      "34",
      "39",
      "43 筑",
      "56 筑"
    ]
  },
  ...,
  {
    "hour": "24",
    "minutes": [
      "6",
      "12 筑"
    ]
  }
]

これをコマンドラインで良い感じに表示するスクリプトを Ruby なり Shell Script なりで書いて BitBar に登録すればメニューバーから次の電車を確認できるようになり便利。

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京都国際会館

京都であった RubyKaigi 2016 を観覧してきた。 RubyKaigi 、つくばであった 2010 がこれまでの人生での唯一の RubyKaigi で、人生二度目の観覧だった。

RubyKaigi 2010 の思い出

一度目のときは少し前に増田に上がってた勉強会ゴロ状態(受付の人と技術書を買ったジュンク堂の人と以外誰とも会話をせずに帰宅)だった。

ちなみにこのとき ESM の企業発表を見に行って、 ESM に転職したばかりの hsbt さんの姿を初めて目にした。なんか入社したばかりなのに社内ブログで暴れてて愉快、みたいな紹介のされ方だった。その後同じ会社で働くことになるとは思いもしなかった。

ESM の発表はとにかく鮮烈に印象に残ってて、ペアプロのライブコーディングだった。 ursm さんが CRM か何かの開発を実演してた。まず最初に落ちるテストコードを書いて、その後にパスするプロダクトコードを書く、というやつを初めて目にして、田舎で HTML コーダーをしつつちょっとしたプログラムを書いてた自分は衝撃を受けた。黒い画面の Vim で高速にコードを書いていく様がとにかくかっこよかった。はやくこういう感じでコード書けるようになりたい、と思ったものだった。

クックパッドの企業発表みたいのも聞きにいって、このときクックパッドもまだそんなにエンジニアの数多くなかったはずで、同じくはてなから転職してきたばかりのセコンさんが話してるのを聞いてトートバッグもらって帰った。

YAPC::Asia Tokyo 2015 の思い出

去年の夏、 YAPC で東京に行って、このときはペ社時代の知ってる人としゃべったりして無言の帰宅は避けられた。

YAPC 2015 は気がついたときには懇親会の申し込み締め切られててどこにも行けず、一人浜松町の宿泊先の近くの「とにかく安くて量が多い」と食べログにレビューが書いてある寿司屋に入って一人で寿司を食べたら寿司がねちゃっとしてて具合が悪くなったりしてた。

RubyKaigi 2016

今年も発表する側にまわったわけではないので一般ピープルである点は同じだったが、これまで話したことなかった人と話せたのがよかった。

取り分けよかったのが Fjord 社の komagata さんと話せたことだった。今後の Lokka の方針をどうするか開発者会議的なものを開催してババっと方針を決めましょう、という話をした。 Lokka 、思い入れがあるので積極的にメンテナンスに関わって今後も長く使い続けていきたい。

一日目

一日目は Kaizen Chat についてのブログ記事を公開するというタスクがあって、 Matz のキーノートとかはあまりじっくり聞けなかった。記事公開後に会社のブースで自分のシールを配布したりして公私混同してた。

今年の RubyKaigi は懇親会の枠が大きかったおかげで申し込みそびれるということにならなくてよかった。

オフィシャル懇親会で Fusic 社の k1low さんと初めてゆっくり話をした。Fukuoka.rb で顔を合わせることあっても一緒に酒飲んだりする機会なかったので RubyKaigi に来て初めてじっくり話すという感じだった。

ヒトデさんとその愉快な仲間たちの皆さんとも話して、 shikakun はオリジン弁当ばかり食べてるくせにやたら調理器具を持っていて不可解だとか、風呂蓋付きの浴室がある部屋にすんでいていけすかないという話をした。

Twitter で 8 年くらい前にハゲクラスタとしてわいわいやってた send_ さんとも再会できて、お互い帽子をかぶった状態でいまの仕事の話をしたりした。

オフィシャル懇親会のあとは、ヒトデさんオーガナイズの二次会に参加させてもらった。デンエンという物価が崩壊してる飲み屋に行ってタワーから注いで飲むビール飲みまくった。クックパッド社の著名エンジニアの皆さんと対面に座ったけど人に自慢できるような OSS とかなくて雑魚いので自己紹介に困ったが、とりあえずこういうアイコンのものですと言ってシールを見せたら「あ、なんか見たことある」という感じになったのでシール便利だった。

二日目

朝一番の Justin Searls さんのリファクタリングについての発表がとにかく面白かった。

去年 YAPC で GitHub の人が話してた sicientist と似てるけど、リファクタリング前後のコードで A/B テストをする gem の紹介。新しい方のメソッドが例外投げたら rescue して古い方のメソッドを実行するというのが面白かった。本番にも安心して投入できるとのこと。

三日目

午前二番目に tkawa さんの HTTP クライアントについての発表聞いた。 HTTP クライアント乱立しててひどい、 API をラップしてリモートサーバー側のクラスを再現するような異常なクライアント多くて、 REST API とは一体何なのか状態だ、みたいな話だった。言われてみれば確かにそうかもしれない。独自の API クライアント作ることなく、 Rack が Rack Middleware を use して拡張していくみたいに、 HTTP クライアントの側でも Middleware を use していくのがよい、そこで Faraday ですよ、という話で、あ、 Faraday ってそういうことを目的にしてたんだと膝を打った。

午前中最後の Chris Arcand 氏の発表が面白かった。

Ruby のコードを解析して呼ばれてないメソッドを調べる、という発表だった。実際に Rails プロジェクトとかで使うのは大変そうに見えたけどいまから君のプロジェクトに投入できるよ、 Rails もダイジョブみたいなことを言ってた気がするのでスライド見直したい。

最後のセッションの前、一日目のデンエン会で知古を得た pastak さん見かけたので uiureo さんを紹介してもらって話をした。 uiureo さん、初対面だけど話しやすくて好青年な感じだった。 r7kamura さんとも少ししゃべらせてもらってよかった。

飛行機の時間の都合があったのでクロージングまでは残らず、最後のキーノートの途中で離席して帰途についた。ホールを出ようとしたところで滑り込みで会場にやってきた元同僚の hisaichi551 さんと邂逅して自分のシールを何枚か雑に渡した。ゆっくり話がしたかった。

京都での開催について

京都での開催良かった。個人的には福岡からだと東京に行くよりも京都の方が近いので移動が楽で良い。首都圏からの大多数の参加者も京都に宿泊して参加するので夜通しどこかで RubyKaigi 関連の飲み会が開かれてる感じで祝祭感あった。夕方から観光したりできて海外からの参加者も満足度高いのではないかと思う。京都国際会館のインフラも素晴らしかった(施設、庭園、食事内容)。スポンサーの提供で振る舞われたお弁当おいしかった。

総合的な感想

RubyKaigi 、海外からのスピーカーの発表はどうやってよいコードを書くかとかリファクタリングとかの話が多い。日本人の発表者の人は Ruby を開発する方の話が多い。( Ruby コミッターのほとんどが日本人だから)。なので Ruby 本体の開発に興味ない人( Ruby 開発者ではなく Ruby ユーザーなプログラマー)はぽかんとすることが多いかもしれない。自分は結構ぽかんとしてた。

あと今回多いと感じたのが Concurrency についての話だった。どうやって Ruby で並行性を上げるかという話。 Thread は難しいので素人は手を出すな、ということはわかったけど Ruby 3 の Guild というので素人でも Concurrent なプログラムが書けるようになるかどうかは今ひとつわからなかったので資料を読み直したい( reuibld.fm の Episode 158 を聞くと良い復習になりそう)。 Ruby 3 に並行処理の使い勝手が向上する前に、他の言語で並行処理について学んで準備をしといた方が良さそうだと感じた。

2010年の勉強会ゴロ状態のときに比べれば、何人かの人と話したりシールを配ったりすることができて、有意義な時間を過ごすことができたと思う。ただアイコンの気持ち悪さで認知されるよりも書いたソフトウェアの知名度で認知される方がよいので、カンファレンスに行って自己紹介するときに「○×というソフトを作ってます」と言えるようになりたい。仕事だけじゃなく、オープンソース活動もやっていけるように頑張りたいな、と気持ちをあらたにした会でした。