RSense という Ruby のプログラムを書いているときに、レシーバの型に応じた補完候補を表示してくれるソフトがあります。Emacs とか Vim と組み合わせて使うと便利らしいです。Java で IDE 使って開発すると補完候補がわさわさ出てきて殆ど鼻くそほじってるだけでプログラミングできるという話を聞いたので、Ruby でも鼻くそほじりながらプログラミングしたいなと思ってこいつを導入してみることにしました。春頃やったときはなかなかうまく Vim から使うことが出来なくて諦めてたんだけど 、つい最近できるようになったのでやり方をメモっておきます。
Mac でのお話です
前提条件ですが、Mac で使ってます。環境は Homebrew で構築してます。また RSense を使うには Java Runtime Environment が必要です。あなたと Java
RSense のインストール
JRE のインストールは済んでいるものとします。Homebre で RSense をインストールしましょう。簡単です。
brew install rsense
インストールが済んだら以下のようなメッセージが表示されると思うので、指示に従いましょう。
If this is your first install, create default config file:
ruby /usr/local/Cellar/rsense/0.3/libexec/etc/config.rb > ~/.rsense
すると ~/.rsense
というファイルが作られ、中身は以下のようになっています。
home = /usr/local/Cellar/rsense/0.3/libexec
load-path = /Users/morygonzalez/.rbenv/versions/1.9.3-p194/lib/ruby/site_ruby/1.9.1:/Users/morygonzalez/.rbenv/versions/1.9.3-p194/lib/ruby/site_ruby/1.9.1/x86_64-darwin11.4.0:/Users/morygonzalez/.rbenv/versions/1.9.3-p194/lib/ruby/site_ruby:/Users/morygonzalez/.rbenv/versions/1.9.3-p194/lib/ruby/vendor_ruby/1.9.1:/Users/morygonzalez/.rbenv/versions/1.9.3-p194/lib/ruby/vendor_ruby/1.9.1/x86_64-darwin11.4.0:/Users/morygonzalez/.rbenv/versions/1.9.3-p194/lib/ruby/vendor_ruby:/Users/morygonzalez/.rbenv/versions/1.9.3-p194/lib/ruby/1.9.1:/Users/morygonzalez/.rbenv/versions/1.9.3-p194/lib/ruby/1.9.1/x86_64-darwin11.4.0
gem-path = /Users/morygonzalez/.rbenv/versions/1.9.3-p194/lib/ruby/gems/1.9.1:/Users/morygonzalez/.gem/ruby/1.9.1
rbenv 使ってる人は load-path にちゃんと rbenv のパスが含まれているか確認して下さい。
Vim の設定
このままではまだ RSense がインストールされただけで、Vim から利用することができません。Homebrew で入れた RSense には rsense.vim がついてくるので、こいつを Vim の plugin ディレクトリにコピーします。
cp /usr/local/Cellar/rsense/0.3/libexec/etc/rsense.vim ~/.vim/plugin/
次に .vimrc で rsenseHome を指定しなければなりません。
let g:rsenseHome = "RSense home"
と書きます。僕はこの rsenseHome が分からなくてハマりました。先ほどの config.rb を実行したときに生成された ~/.rsense に書いてある home をここに指定します。なので rsenseHome は /usr/local/Cellar/rsense/0.3/libexec
です。
ここまで済んだところで Vim から RSense が認識されているか確かめます。適当に Vim を起動して :se ft=ruby
とし、:RSenseVersion
とコマンドを打ってみます。ここで RSense 0.3
のように成功されたら設定完了です。filetype が ruby になっているファイルで 1.
と打った後、補完候補を呼び出すコマンド(^X ^U
)で候補を呼び出せます。以下のような感じ。
“ネオコン” と連携させましょう
さらに言うと、たいていの Vim ユーザーの皆さんは neocomplcache も使ってるでしょうから、neocomplcache と RSense を連携させましょう。ネオコン作者の Shougo さんのブログ記事を参考にして下さい。
以上で完了です。これで Vim で Ruby な皆さんも鼻くそほじりながらプログラミングできますね。