| @雑談

仕事をしていると問題点と解決策の分離の大切さを強く感じる。しかし人間は愚かな生き物なので、問題点と解決策を分離することができず、解決策ベースで話を進めてしまう。ある問題点に対して、最初に思いついた解決策が正しいとは限らないのに、その解決策を実行することが目的化してしまう。本当にやらなければならないのは解決策の正しさの検証なのに、解決策を実行したところで満足してしまう。蓋を開けてみると解決策を用意したのに問題点は解決していなかったということになりがち。

実行プロセスの前の、半期目標設定のような状況でも解決策に目が行きがちだ。ここで重要なのは解決すべき問題点は何かということなのに、「(問題点はさておいて)どの解決策がクールか」という議論になりがち。期初のマネージャーミーティングで解決策の細かい部分について議論するのは不毛で、解決すべき問題は何か、その問題を解決することでどれだけのインパクトが出せるかだけにフォーカスし、どうやって問題を解決するかは別の会議やチームで対応した方が良い。

多くの人はこれらのことを説明するとその場ではわかってくれる。しかしやはり人間という生き物は愚かなので、解決策なしには問題点を議論できず、解決策ファーストで行動してしまう。どうしたら問題点と解決策を分離して話ができるようになるのだろう。