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阿蘇草原マラニックで走る著者近影

阿蘇草原マラニックというトレランのイベントに参加した。ここ一年間は比較的真面目に走ってるので(靴を一足履き潰した)、山でも走れるのではないかと思って申し込んでみた。ただレースだときつそうなので順位を争わないマラニックというピクニックとマラソンを足し合わせたようなやつを選んだ。

感想としては一人で参加したのにめっちゃ楽しかった。ほとんどの人がグループで来てたのでボッチだとさみしいとは思いはしたが、普段走れない絶景の場所(外輪山の牧野は普段立ち入り禁止)を知らない人たちとはいえ誰かと一緒に走るのは楽しかった。イベント運営の皆さんが醸し出す雰囲気もピースフルでとても良かった。

とはいえコースは結構ハードで、公式の情報で距離 28km で累積獲得標高は 1000m とある通り( Apple Watch のワークアウトログだと距離 29.8km で累積獲得標高は 1143m だった)、普段からそれなりに走っていて、久住くらいなら楽に登れるという人でないと制限時間内にゴールは厳しいと思う。はな阿蘇美からスタートして国造神社で折り返すコースだったが、国造神社のエイドステーション出発の制限時間が2時間50分で、上り500mある14kmの距離を3時間弱で到達するのは歩きでは間に合わず、平地や下りはちゃんと走らないといけない。外輪山は平らなので走りやすいが、阿蘇谷から外輪山に出るまでの登りが結構きつい。もし来年出ようという方はそれなりのトレーニングが必要だと思います。

今回自分は往路は2時間20分、復路は2時間15分(国造神社のエイドステーションで25分くらい休憩)かかってたようだ。往路の最後で足がつり、復路はあまり走れなかった。外輪山に上がったあとはぼちぼちジョギングみたいなペースで走っていたが、外輪山を降りきって樹林帯に入ったところからまた足がつり、最後の 3km くらいは走っては休みを繰り返しながらゴールした。これまで最長でも 10km しか走ったことなく明らかに準備不足だった。前週に叶岳周回 9km を走って足つりとか疲労とかなかったので 20km くらいまでなら余裕だろうと思っていたが折り返し地点手前で足がつったので普段からもうちょい長い距離を走らないとダメそうだ。

トレランは袖なしシャツとかサンバイザーとかハイソックスとかギラギラしたサングラスとかのイメージがあって苦手だったけど、最近はサンバイザーとギラギラサングラスの人は減っていて(袖なしシャツとハイソックスの人はいる)おしゃれな人が多くて華やかだった(女性も多い)。ピークを目指さずトレイルを走るのが目的なのも新鮮で良かった。

参加費は行政の助成を受けているようでわずか1000円で、エイドステーションおよびゴール後の振る舞いや参加賞の温泉入浴券がもらえることを考えるとはちゃめちゃに安い。来年は価格が上がるだろうけど数千円なら全然払う価値あるなと思えるイベントだった。何より阿蘇の外輪山の牧野を走れるのはとても貴重。もし来年も開催されるのなら是非また参加したい。

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10km を 1 時間切りで走破

ここ最近、 1km を 5 分台で走れることが増えてきた。 iPhone 14 Pro に買い換えたことで GPS の精度が上がったことも影響していそうだが、それだけではなく走力が上がっているようだ。先週は家の近所の山々を周回したが、山を 8km 走って結構疲れているはずなのに最後のロードの 1km を 5 分台で走れた。そして今日は 10km を平均ペース 5 分台で走れてしまい、 10km を 1 時間以内で走れてしまった。 10km を 1 時間切りするのはもっと先になるかと思っていたが、あっけなく達成してしまった。

1 年以上走ってきたがタイムはあまり成長しないなぁと思っていたところ、今月からケイデンスと上下動をおさえることを意識して走るようになったらそんなに力を入れずふわっと走っても 5 分台が出るようになった(この辺の話は一個前の記事に書いている)。

継続は力なりで、 40 歳を過ぎてもトレーニングするとちゃんと結果として表れるみたいだ。コロナ禍ということもあるが、走るようになって金の使い方も変わった(ランニング用品を買うかわりに酒を飲む量が激減して酒屋や飲み屋に行かなくなった)し、もっと若くから走っていればいまはもっと健康でもっとマシな人生を送っていたかもしれない。

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HealthFit.app

Apple の「フィットネス」アプリへの不満

Apple Watch の「ワークアウト」を起動して走ったり運動したりすると iPhone 側の「フィットネス」アプリに記録が残る。心拍数やペース、 1km ごとのスプリットペースなどはわかるのだが、月ごとのグラフなどを表示する機能はない。個別の記録か、月ごとの集計値を見ることしかできない1

iOS Fitness app iOS Fitness app workout detail
Apple 標準のフィットネスアプリのキャプチャ。アクティビティのログ一覧と総消費カロリーなどが表示されるが、一ヶ月間で何キロ走ったかなどの統計データ(グラフ)は見られない。詳細の見た目はかっちょよいが込み入ったことはわからない(自分で Numbers などに転記して計算しないといけない)

グラフや分析データを見るにはランニング系アプリを使うしかない

月ごとの集計値をグラフにして見るためには Strava などに記録をアップロードするしかないが、詳細な分析は Strava でも有料プラン( Strava Summit )に加入しないと確認できない。特定のサービスにロックインされるのは嫌だし、どこかにデータをアップロードしなくても統計データを確認する方法はないものだろうかと探してみたら、 HealthFit という iOS アプリが見つかった。

HealthFit

610 円で買い切り。 Strava Summit の一か月分の値段よりも安いのになかなかよい。月ごとの集計データを確認できるし、心拍数をゾーン毎にパイチャートにして、運動中の負荷の割合を確認できる。 Apple のフィットネスアプリのローソクグラフよりもはるかにわかりやすい。

詳細な活動データ

HealthFit app activity overview HealthFit app activity metrics HealthFit app Heart rate pie chart
HealthFit アプリのワークアウト詳細。かなり詳細なデータが見られる。負荷などを計算して表示してくれる。心拍数のパイチャートがお気に入り。

心拍数の分布はかなり参考になる情報で、同じペースで走っていて心拍数の最大値も平均値も同じくらいだけど、実は分布がかなり違うということがある。月一回くらい近所の山(叶岳・高地山・高祖山・鐘撞山周回)でタイムトライアルやってる。去年の冬にベストタイム出したときと先日走ったときで、心拍数の平均値は同じくらい( 152bpm と 159bpm )だが、分布が全然違う。好タイムを出したときはレッドゾーンの割合が少ない。

去年 先日
左が去年のデータで右が先日のデータ。去年走ったときはレッドゾーンの割合が 8% しかないが、先日走ったときは 31% もある。フィットネスアプリのローソクチャートを見るだけではこの違いはなかな気が付けない。

心拍数の分布状況から自分の運動能力を客観的に確認できて便利だ。

集計データと TSB モデル

集計データの方はこんな感じ。フィットネスアプリでは見ることができない月ごとの集計グラフや、前年同日比のランニングやウォーキングの距離、 TSB モデルなるものに基づくトレーニング状況が確認できる。

月ごとの統計 日ごとの累積値(前年同日比) トレーニング状況がわかるグラフ
左から月ごとの統計、日毎の累積値(前年同日比)、 TSB モデルに基づくトレーニング状況がわかるグラフ。

統計グラフはまさにこういうのが欲しかった。別に特別な機能じゃないので標準のフィットネスアプリでこのくらい表示出来て欲しい。

二つ目の累積値前年比較も便利だ。今年は去年に比べてサボっているつもりだったのだがむしろちゃんと走っているようだ。去年は秋から走る頻度が上がっているので去年に負けないように頑張らないといけない、ということもわかって便利。

三つ目の三色のグラフは最初は見方がわからなかったが、 TSB Model の解説ページに飛んで理解したところによると、水色の線が長期的なトレーニング負荷(体力)、赤色の線が短期的なトレーニング負荷(疲労)、緑色の線がトレーニングストレスバランス(パフォーマンス)を表しているようだ。

パフォーマンスがマイナスの状態だと能力を発揮できないので、レース前にはトレーニングを減らして緑の線が 0 より上に来るようにすべし、などと記載されていた。ほほー、と思った。マラソンやトレランの大会に出る人には参考になるデータだろう。登山のためにトレーニングしている人もアルプスの山に登る前には緑線が非負になるように調整すると体調万全で登れるだろう。

Strava の代替になるか?

Strava にある有料機能に、いつどのレベルの負荷でトレーニングすべきか、休むべきかをわかりやすく指南してくれる機能があるが、グラフを見て分析するのが苦にならない人なら TSB モデルのチャートを自分で見て代替できるだろう。

Strava の有料プランの目玉機能に、近所の同じコースを走る人たちとタイムを競える機能( Strava のセグメント、リーダーボード、ローカルレジェンドなど)がある2。自分と同じくらいのペースの人とのバーチャルな競争はモチベーションアップにつながりそうだが、一人で黙々と走りたい人には不要だろう。

Strava はなかなか面白い仕組みのアプリだと思うが、自分には Summit (有料版)の料金はいささか高すぎる(月 800 円 OR 年 6300 円、アメリカだと年 $59.99 )。アメリカ人からしたら年間 60 ドルは昼飯 2 〜 3 回分くらいなんだろうけど、福岡なら 6300 円あれば昼飯 7 〜 9 回分にはなる。結構な出費だ。

分析は自分でできて、他人との競争にも興味がなく、お金は節約したいという人に HealthFit はおすすめだと思う。

なお誤解のないように書いておくと HealthFit はアンチランニング SNS ・プラットフォーム的なアプリではなく、 Strava のほかいろんなラン系のサービスに記録を書き出すことができる。 SNS などで交流しつつ、分析は自分で行いたいという人にも向いている。

もし良かったら試してみて下さい。


  1. 「ヘルスケア」アプリの方にグラフを表示する機能はあるが、ウォーキングとランニングの距離がまとめて表示されてトレーニング文脈よりも健康文脈の方が強く、ランニングの目標管理には使いづらい。一日あたりの平均値が表示されるのもいまいち。 

  2. サイクリングの人たちはほかにルート作成の機能を重宝しているらしい。これは以前は無料で使えたがいまは Summit 限定でこの機能のために自転車乗りの人たちは Strava の有料プランを使っているみたいだ。 

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ジョギングしてるという話を何回も書いてる。走るのは10年前もやってたが、頻度がまちまちで走る距離も短かった。月に1、2度、1kmから2kmくらいしか走ってなかった。最近は週に2回は走っている。距離は1回あたり5km。昨日走りながら、なぜ継続できているのかを考えた。

一つ目にはリモートワークになって自由に使える時間が増えたことがある。家から会社までドアトゥードアで45分かかるので、通勤しなくなってから1日あたり1時間半も自由に使える時間が増えた。この余暇の時間を使って走っている。

二つ目にApple Watchを買ったことがある。以前使っていたPebble Time RoundのRunkeeperアプリだと、ランニングを一時停止したり再開したり終了したりがちゃんと動かなかったが、Apple Watchのワークアウトはこれらが完璧に動き、iPhoneを取り出すことなくランニングを開始できるのがとても便利で、走るためのハードルを下げている。ペース表示や心拍数表示もわかりやすい。Apple Watchにはアクティビティリングやワークアウトなど、運動を促す仕組みもあり、これらが運動するいいきっかけになっている。ヘルスケアアプリ内で心肺能力(VO2max)が可視化され、心肺能力が低いと成人病で死にますよ、運動しましょう、などという警告が表示されるのが走るモチベーションにつながっている。

三つ目に登山のための体力づくりがある。ある程度登山をして、自分の歩くスピードの遅さが気になるようになってきた。荷物が重すぎるとか安い靴を履いてるからとか考えてみたが、結局は体力のなさ、心肺能力の低さが原因だった。少しでも快適かつ安全に登山をしようと思ったら、普段から走って体力づくりをしておくしかない。会社の登山が速い人たちはみんな普段からランニングしているようだ。

四つ目に靴や運動着に良いものを導入したことがある。以前はナイキや無印良品の1000円から2000円くらいの化繊シャツに綿のパンツ(下着)、ナイキの靴をはいて走っていた。安い化繊のシャツは乳首と擦れてやたら乳首が痛くなったし、綿のパンツは汗でびっしょり濡れて気持ち悪く、ナイキのシューズは幅が狭くて足が痛くなり長く走れなかった。シャツをパタゴニアのキャプリーンシリーズに変えて乳首が痛くなることはなくなり、パンツをワークマンのメリノウールパンツに変え、さらにはライナー付きのパタゴニアのストライダー・プロ・ショーツに変えたことで汗濡れを意識せずに済むようになり、靴をゼロシューズのベアフットシューズに変えたことで足の痛みはなくなった。道具は大事だ。

ランニング、何が面白いのか分からなかったけど、サウナのような効果があると思ってる。頭を無にして汗をかくのでサウナに近い。走って帰宅したあと冷水シャワーを浴びるとちょっとととのいそうになる。山でトレランして沢にドボンしたらきっとととのうのではないかと思う。なのでサウナ好きな人は走るのも好きになれると思うのでおすすめです。

ちなみに走ってスーパー銭湯行ってサウナ入るの2回やったことあるけど最高だった。今夜も雨が降ってなかったらやろうと思う。おっさんになるとこのくらいしか楽しみがない。

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Patagonia Strider Pro Shorts と山と道 Light 5-Pocket Shorts

ランニング用短パンで困ってるという話を去年書いた。

履き心地は山と道の短パン( Light 5-Pocket Shorts )が最高だが値段が高い( 13200 円)ので日々のランニングでは使いたくない、何か良い代替はないものか、というもの。

山と道の Light 5-Pocket Shorts には値段が高いことに加えてデメリットがあることがわかってきた。

山と道 Light 5-Pocket Shorts

一つ目はポケットに入れたものが揺れること。登山の時にはスマートフォン用のサイドポケットがすこぶる便利だが、走るときにここにスマートフォンを入れていると揺れて邪魔になる。去年書いた記事ではポケットがあった方がよいということを書いているが、走るときにはポケットは考え物だということに気がついた。

もう一つは耐久性の低さで、ちょっとほかの繊維とこすれただけで毛玉ができてしまった。毛玉取りしても良いが、ただでさえ生地が薄いのに(ストッキングみたいな生地を想像してもらえばよい)毛玉取りをかけたらさらに生地が薄くなりそうだ。

最後に、スースーで快適な履き心地といってもあくまで登山用の短パンなので走る際に下着のパンツをはいてさらにその上から短パンだと暑い。 7 月に山を走ったときにはいてみたらハチャメチャに暑かった。

山と道の Light 5-Pokcet Shorts 並の履き心地の良さ、足さばきの良さを保ちつつ値段がそこそこで、ガシガシ使っても大丈夫な耐久性を備え、ポケットに入れた物が揺れて邪魔になることがなく、走っても暑くならない短パンがあったらうれしい。 YAMAP STORE で値引きになっていた patagonia のストライダー・プロ・ショーツの 5 インチを試してみたらなかなか良かった。

Patagonia Strider Pro Shorts

値段は定価 9350 円だがセール品だったので 7480 円で買えた。

履き心地は山と道の Light 5-Pocket Shorts 同様に快適だが、生地の耐久性は高そうだ。

ポケットは腰回りにあり、体に密着するような作りになっているので入れた物が揺れることはない。ただし自分のスマートフォンは iPhone 11 ででかくてポケットに入らない。その点は残念だ(ケースなしの裸状態であれば iPhone 11 でも背面ポケットに入ることがわかりました。お詫びして訂正します🙇🏻‍♂️)。 iPhone SE や iPhone 12 mini 、 iPhone 13 mini などであればポケットに入ると思う。

さらにライナー付きなので下着のパンツをはく必要がない。下着を身につけずに直接短パンをはくのには最初は抵抗があったが、何度がはいて走ってみてこっちの方が断然快適だということに気がついた。

山と道の Light 5-Pocket Shorts は購入の争奪戦もすさまじく、めっちゃ運が良くないと買えないものになってしまったが、 patagonia の製品であれば普通に買えるし、運が良ければセールで少し安く買える。安定して 7000 円くらいでストライダー・プロ・ショーツが手に入るとうれしい。アメリカの REI では $79 で売られてるみたいだ。

ただし patagonia は円安の影響で日本での販売価格を値上げしたようで、公式サイトで定価を確認したところ 11000 円になっていた。これでは山と道の Light 5-Pocket Shorts とあまり値段が変わらない…。なお YAMAP STORE であればまだ旧来の価格 9350 円で買えるようだ。YAMAP ユーザーは DOMO のクーポンなどが定期的にもらえると思うのでもしクーポンがあるなら利用することで少し安く買えると思う。

なおサイズについて。ストライダー・プロ・ショーツはピチピチ気味なので patagonia 公式サイトのレビューだと自分と同じような体型(身長 172cm 、体重 70kg )で M を選んでいる人が多いが、 S で良いと思う。自分は去年 M サイズを買って( M しか残ってなかった)今年は S サイズを買ってみたが、 M だと走るときに生地がばたついてうるさいし、あまりにもスースーしすぎてフリチンで走ってるみたいな感じがして不安になる。S は確かにピチピチ気味になりライナーも少し窮屈だが、生地がばたつくことはないし、生地に伸縮性があるのでパッツンパッツンで走れないということもない。 patagonia の公式サイトのモデルの人たち( 185cm で M サイズを着てる)もパッツンパッツン気味ではいてるし、そもそもパッツンパッツン気味ではくことを想定されている製品だと思う。

Patagonia Strider Pro Shorts

10 年くらい前、月に 2, 3 度くらい大濠公園を走ってたとき高級なランニングウェアに身を包んで走ってる人たちを見て「バカなのかな…」と思ってたけど、気がつくと自分も散財してることに気がついた。綿のTシャツや短パンでももちろん走れるが、汗をかいて不快になったり足さばきが悪くてストレスを感じたりする。 1km ~ 2km くらいをちょろっと走るくらいならそれでもよいかもだけど、 5km 走ると汗びっしょりになって綿の服ではどうにもならない感じになる。また値の張るランニング用品を買うことで「せっかく買ったのだから」と走るモチベーションを上げることにもつながる。通勤もしないし出かける機会も少ないので走らないと体の調子悪くなるしまっとうな金の使い方をしているということにしよう。

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継続的に走り始めて一年以上が経った。マイペースでのろのろ走りをしていたつもりだったが昨年の秋くらいはたまに 6:00/km を切るくらいのペースで走っていて、 VO2max が 41 くらいになっていた。しかし持久力を高めるため1には高負荷の状態で走るより、最大心拍数2の 60% ~ 70% くらいが良いと聞いたので 7:00/km くらいのゆっくりペースで走ることにした。

花粉の季節もあって週 3 回くらい走ってたのが週 1, 2 回くらいの頻度になって、しかもペースも落としたところ、昨年 11 月頃に VO2max が 41 だったのがここ最近は 38 になり、つい先日 38 を下回ってしまった。 40 代男性だと 38 未満は平均より心肺能力が低いという判定となる( iOS のヘルスケアアプリ上)。

これはまずいと思って昨年秋くらいのペース( 5:55/km くらい)で走ろうとしてみるがかなりきつく、 5km 走り終えたときの平均ペースは 6:25/km くらいになってしまう。ちょっとサボるとみるみる走力は落ちてしまうみたいだ。

iPhone のヘルスケアアプリ内の解説記事によると、 VO2max が平均を下回ると糖尿病や心臓病、アルツハイマー病のリスクが高まるらしいので再び 40 近くまで戻したいが、一度落ちた走力を取り戻すのは年齢もあってなかなか難しい。

先週金曜日のランニングのログとヘルスケアアプリ内の VO2max についての解説記事

  1. 自分の走る動機は山に行ったときにすぐにバテないための体力作り。 

  2. 最大心拍数は 220 - 年齢 で計算できる。 41 歳の自分の場合は 179 。 

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ゴールデンウィークに Instagram 見てたら登山愛好家の皆さんがめっちゃ遠くの山に行っていて正直うらやましかったのでいても立ってもいられなくなり、北アルプス行きの予約をした。

去年、福岡から北アルプスへの行き方に関しては調べてブログに書いていた(福岡から北アルプス(上高地)までの行き方)。 9 月の頭あたりに行こうかと思っていたが、緊急事態宣言が出ていたので諦めてしまった。今年は巷にコロナに打ち克った感あふれてるし行けそうな気がしてる。

松本までは飛行機( FDA )で行くことにした。金額が高くなっても結局は飛行機の方が時間と費用を加味した総合的な移動コストが安い。セントレアや名古屋空港を経由しても上高地までの移動にバスを挟んで時間がかかってしまうので時間コストが大きい。マイルが貯まっていてセントレアまでの移動費をゼロにできる場合を除いておとなしく FDA で松本まで行った方がよい。天候的にキャンセルせざるを得なくなったときはキャンセル料を払って諦めることにする。

何時頃上高地に着くかによって山行プランが変わる。自分は奥穂高岳に行こうと思っているが、槍ヶ岳の人も似たようなプランになるだろう。

朝一番の飛行機で松本入りすると上高地着が 14:00 過ぎになる。そこからその日のうちに歩いて行けるのは徳沢か横尾までだ。徳沢も横尾も山小屋があって宿泊できる。初日はここに泊まって、翌日一気に奥穂高岳に登頂するのが良いだろうと考えた。登頂後は穂高岳山荘に泊まり、翌朝奥穂高岳にもう一度行って涸沢岳にも立ち寄ってから一日で下山。 13:30 頃に上高地に着くので松本に移動して後泊する( FDA の 17:30 の便には間に合わない)。後泊も入れて三泊四日の旅程になる。

一方、登山開始前日の午後に家を出発し、新幹線(か名古屋・セントレア行きの飛行機)と夜行バスを乗り継いで早朝に上高地入りすると、早朝 5 時半頃から歩いて一日目1に涸沢まで行ける。一日目の夜は涸沢の山小屋に泊まり、二日目に奥穂高岳に登頂できる。ただし山の上でマジックアワーを見たりご来光を見たりはできず、その日のうちに涸沢まで戻って小屋泊することになる。最終日は急いで下山すればその日のうちに帰宅できるが、山では何があるかわからないし予備日は設けておきたいところ。後泊すること前提で予定を組んだほうが良い。ゼロ日目の移動も合わせて四泊五日の旅程になる。

夜行バスで上高地入りする早朝着プランの方が安いような気がしてしまうが、福岡から向かう場合だと結局大阪か名古屋まで新幹線か飛行機を使うので大して金額的なメリットはない。旅程が長くなり、長時間の移動・夜行バスで疲れ、日の出どきやマジックアワーを山頂付近で過ごせない。東名阪に住んでいる人であれば夜行バスの早朝着プランは安く行けてメリットありなのだが、それ以外の地域から行く人にとっては午後着プランの方が無難だろう。

あとは天候が良くなることを祈るばかりだ。


  1. 一日目は午後から新幹線で大阪か名古屋まで移動し、夜行バスに乗り換えるので旅程的には二日目