| @雑談

 唐突ですがわたしはむかしから電話が苦手です。苦手というより恐怖症と言った方が良いかもしれない。学生時代、アルバイトの面接を申し込む電話をするのにも難儀しましたし、いまでも旅行会社に旅行の手配の電話をするのに四苦八苦しています。多分こんなんじゃ社会人としてやってけないでしょう。自戒を込めて、電話苦手な人が上手に電話するためのコツのようなものを考えてみたいと思います。

かける前に書く

 電話をかける前に、用件を紙に書き出すことが重要だと思います。あるいはちょっとアホっぽいですが、想定問答集のようなものを作る。

パックツアーを予約したい → ○月×日は空いているか?

みたいな感じですかね。

場合分けする

 算数の問題みたいですが、場合分けも必要だと思います。

○月×日は空いているか? → 空いていれば予約、空いていなければ別の日はどうか?

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| @読書

 『鴨川ホルモー』を読みました。結構面白かった。

 簡単なあらすじ。主人公は京大生。大学入学後のある日、時代祭の仮装行列のアルバイトに参加したあと変なサークルにつかまる。食費を浮かせるために行った新歓コンパでかわいこちゃんに一目惚れし、変なサークルに加入した主人公が友情・恋愛に猛進する青春グラフィティ。

 小説には二つ面白さがあると思う。読んだ後胸を締め付けられる系と、読んだ後さっぱりしててご飯もおいしくいただける系。『ノルウェイの森』なんかは前者だと思うけど、この本は間違いなく後者。軽い気持ちで読むことが出来ます。宗田理のぼくらシリーズみたいな感じかな。読んだ後憂鬱な気分になって友達に変なメールを送ったり、感傷的になって誰かに八つ当たりする可能性はゼロに近いです。文中に少し難しい言葉が出てくることがあるけど、内容自体が難しいわけではないので中高生が読んでも楽しめるでしょう。

 この本を読むには簡単な京都の地理が分かっていた方が良いかも。京都を旅行した後なんかには楽しめるでしょうね。僕はわりと京大に近いところに入院していたので話が分かりやすかったです。あと陰陽道とか出てきて内容は激烈ファンタジックなんだけど、京都には確かに魑魅魍魎とか住んでいそうでリアリティーを感じてしまいました。

 ちなみに、著者の万城目学さんは大手企業で働いていたのに退社して小説を書き、新人賞に応募するも落選する日々を過ごしていたのですが、そんな生活に見切りをつけ資格学校に週三日通っていたときに受賞の知らせを受けたそうです。なかなか面白そうな人です。受賞の言葉、面白いですよ↓

| @旅行/散歩

 病院を受診するついでに長野県と北海道の友達のところを訪ねてきました。盗られたりぶっ壊したり忘れたりするんじゃないかと不安でしたが、旅行にMacBookとD40を持って行きました。両方とも盗られもぶっ壊れも忘れもせず無事帰宅できました。旅行中はその日に撮った写真をその日のうちにMacに取り込んで、夜は酒飲んで昼間撮った写真見ながら大はしゃぎでした。

 パソコンもカメラも道具であり、過剰に大事にしても意味ないですよね。傷つくのが嫌だからノートPCやカメラを家から出さないのはもったいないと思います。それよりか思いっきりがしがし使い込んでやった方がいい。そっちの方がよっぽどモノを大切にしてると思う。過保護にしててもPCやカメラの陳腐化はテクノロジーの進歩によって日々着実に進んでいくんだから。

 過保護に扱っていたPowerBookを車上荒らしにあって盗られた者の感想でした。

| @映画/ドラマ/テレビ

 かなり良かった。好き。18編からなる、パリを素材にしたオムニバスフィルム。いろんな監督、俳優がパリについて語っている。切ない話あり、恋の始まりを予感させるような胸キュンストーリーあり。

 一番印象に残ったのが『サイドウェイ』のアレクサンダー・ペインによる14区。アメリカ人の太った郵便配達の女が出てくる。彼女はパリに憧れてて、パリに旅行に行くために2年間フランス語を習い、貯金をする。本当は2週間滞在したかったが、犬を飼っているために6日しか滞在出来ない。せっかく勉強したフランス語で会話しようと、通りがかりの美容室でおいしいレストランがないかを尋ねてみる。しかしフランス語を使いたい彼女の意に反して、美容師は流暢な英語で話し返してくる。一人で食事をとったあとサルトルの墓を訪れるが、一緒に眠るボーヴォワールの名前の読み方が分からず、ボリヴァルとかなんとか読んでしまう。この辺りの描写がすごく切ない。太っていて、ファッションがださくて、恋人はおらず犬しか家族がいない、教養のない寂しい女。これって典型的なヨーロッパ人のアメリカ人観なんじゃないかと思った。ヨーロッパ人はきっとこんな風にアメリカ人をバカにして見てるんだろうなぁ、って。監督のペインはアメリカ人だけど。パリについての映画で、アメリカの田舎に数多く住んでいるであろう、無教養で太っていて寂しい人生を送っているアメリカ人について考えさせられることになるとは思わなかった。この五分間の短編はでかかった。

 最初から二つ目の、『ベッカムに恋して』の監督が撮った5区「セーヌ河岸」も良かった。イスラムの少女に恋心を抱くフランス人少年の話。『ベッカムに恋して』の主人公もそうだったけど、この監督はかわいいオリエンタル美人をつかまえてくるのがうまい。そしてとてもきれいにその子を撮る。僕の方までこのイスラムの少女に恋してしまいそうになった。パリジャンの少年とイスラム少女がその後どうなったのかがすごく気になる。

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| @映画/ドラマ/テレビ

 京都の劇場で予告編を見たときは全然興味を引かれなかったんだけど、田舎で生活してると無性に京の都が恋しくなってしまって、少しでも京都テイストを味わおうと、シネプレックス熊本で鑑賞。

 思ったより良かったです。ていうか普通に楽しめました。舞妓さんとかぜんぜん興味なかったんだけど、この映画みて興味湧いて来た。ていうか19歳の京都出身、小出早織ちゃん演じる駒子可愛すぎ。もうやられました。生まれて初めて映画見たあとパンフレット買っちゃった。やっぱね、京都弁反則ですよ。舞妓さんに「ぼん、どうしはったん?」とか言われたらもうダメですね。一瞬で騙されそう。

 主人公は阿部サダヲ演じる鬼塚公彦。修学旅行で言った京都で道に迷っていたところ舞妓さんに声をかけられて以来、舞妓さんしか愛せない変態です。そのライバル内藤貴一郎を堤真一が演じてるのですが、『ALWAYS三丁目の夕日』のときと似たようなキャラで楽しかったです。

 劇中ではガジェットも登場します。鬼塚がMacBook Proを使い、内藤がMacBook黒を使ってます。ちょっと嬉しい。あと舞妓さんおっかけ連中がみんな一眼レフ持って走るシーンもあんだけど、持ってるカメラはみんなCanon。なんでNikonじゃないのかと。ちょっと残念。

 最後の方で柴咲コウがほろっとさせてくれるシーンなんかもあって、映画好きじゃない方でも全然楽しめます。付き合いはじめでデートのとき何話していいか分からないカップルにもオススメです。安心して見られます。

| @音楽

 たびたびブログでぼやいている通り、僕の耳は抗がん剤治療の副作用のせいでクソ耳なのですが、iTunesで何とか気持ちよく音楽を聞く方法はないものかとイコライザをいじってみました。↓の画像が僕のイコライザのプリセットをキャプチャしたもの。

クソ耳用イコライザ

 4KHzから16KHzまでをマックスにして、あとはフラットw プリセット設定名は「クソ耳」w

 いや、まさかとは思いましたけど、これで随分音の聞こえ方が変わりました。耳が良かった頃とまでは行かないけど、音がこもった感じのモコモコ感がなくなり、クリアな音質に。高音難聴で苦しんでいる方にオススメです。

| @雑談

 今回とても痛い目にあったので、教訓めいたものを誰のためという訳でもなく記しておきます。

1. 車を止めるときは、目立つ場所に

 僕はよくドアパンチを避けるために駐車場の隅っこに車を止めたりするんですが、これは良くないですね。隅っこは物陰であることが多いし、物陰に止まってる車は車上荒らしの格好の標的です。

2. 車の中に"貴重品"を残さない

 何を当たり前のことを、と思われるでしょうが、人間、大事なものでも長く使ってるとありがたみが薄れてきて、貴重品じゃないような気がしてくるもんです。僕もPowerBookに対してそんな感情があって、「いま査定に出しても10万いかないようなもの」っていう認識だったから、ついつい車の中に置いてきてしまった訳ですね。そのくせ一万ちょっとしか入ってない財布は貴重品だと認識してて携行していっている。馬鹿みたい。

 それに市場価値が低いと思っていても中に入っているデータは自分に取ってかけがえのない大切なものなんですね。ハードの価値と中身の価値を混同していたことが油断につながり、今回の悲劇を生んだ。そもそも泥棒からすれば高そうなものであれば何でもいい訳なんですよね。たとえ7、8万にしかならなくても、盗んで売ればまるまる利益になる。車のガラスを割ることだって、所詮他人の車なんだから全然抵抗無いですよ。売れそうなもんが入ってればためらいなくやるんです、奴らは。

 つまりね、泥棒と自分の立場というか、お互いの誘因を考えることで盗難に遭う可能性ってのはある程度小さくできると思います。これは海外旅行をするときにでも当てはまるでしょうね。あまり金持ってそうな格好をしないとか、高そうなデジカメをひけらかさないだとか、地味だけど大切な自己防衛手段ですよ。

3. トランクを活用

 最後に、もしどうしても貴重品を車の中に残していかなければならないなら、トランクに入れること。ハッチバック車やワゴン車はリヤの荷室を隠せるシートできちんと覆い隠すこと。後部座席に置いて上から衣類を覆いかぶせるくらいじゃ駄目です。全く手の届かない、見えないところにしまわないと意味がない。蛇足ですが今回初めて、なぜドイツ車に荷室を隠せるシートがついてるか分かりました。

 日頃から自己防衛して、犯罪にあわないハッピーライフを送ることを目指しましょう。