| @旅行/散歩

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 北海道と長野という、日本を代表する陸の観光地を訪れて、「阿蘇なんてたいしたことないじゃん」と軽くコンプレックスを持ってしまいました。と同時に、阿蘇の魅力について改めて考えるいい機会になりました。

 阿蘇の魅力について考えてみると、それは人と山の調和にあります。長野や北海道の魅力は自然そのもの。それに対して阿蘇の魅力は、世界最大級のカルデラのなかに人が住んでいること。上高地やビーナスラインに比べたら久住や阿蘇はスケール小さいし、知床の海と山のコントラストに草千里はかないません。でも阿蘇には人が住んでいて、水田がある。この山と田んぼの組み合わせというのが何とも美しくて、夕方の柔らかな太陽の光と山と稲の緑が混ざり合わさった光景に独特の美しさがあります。

 ただ自然を見て回るだけじゃなくて、阿蘇神社の神事や阿蘇の神話とあわせて見聞することで初めて阿蘇地方の良さは伝わると思います。しかし残念ながら現在の阿蘇観光は山を見てお終いというパターンが殆どでしょう。歴史や文化について調べるのは面倒くさいですし、そういったものを押しつけても人々の興味を引くことはないでしょう。

| @写真

 毛唐さんって結構スナップ写真をFlickrに載せてますよね。あれ載せられた方は何とも思わないんだろうか? 僕自身は友達に写真撮られてFlickrにアップされても何とも思わないけど、普通の一般的な日本人は勝手に顔写真をネットにアップされたら嫌なんじゃないだろうか。僕は友達の写真とか撮ってもFlickrにはまずアップしないし、オンラインにストアするためにアップしたとしてもPrivateモードにして他人からは見られないようにする。

 その意味でこの問題は、欧米社会でより起こりやすい問題だと思う。また、同じことを日本で日本企業がやったら肖像権が侵害されたと大問題になりそうな悪寒。クリエイティブコモンズ云々とか関係なしで。

 でも個人的には友達と遊んだときの写真をFlickrにアップしておけるならとても便利だと思う。いちいちメールで送ったりCD-Rに焼いたりUSBフラッシュメモリなどで渡したりせずに済むから。

| @散財

 国内ではDoCoMo 2.0で巻き返しの最中ですが、海外でi-modeが敗北中の模様。対応端末とサイトが少なかったのも確かに原因でしょうけど、それだけじゃないんじゃないかな。パケット代定額、PC用サイトを携帯内蔵ブラウザで閲覧ってのが時流な訳で、i-modeで代替(ケータイ用のサイトをケータイ専用ブラウザで閲覧)ってのは過去のお話かなと思います。

 iPhoneを入れたい、ってDoCoMoは乗り気ですけど、Safariでパケ代完全定額、WiFi内蔵、Apple様に通信量収入の一部を上納、なんて条件を飲めるんでしょうか。

ドコモにとって重要なのは、先進性や独創性であり、これを失ってはいけない。果敢にチャレンジしていくことが大切であり、これからのドコモの携帯電話に期待してほしい

 とはWIRELESS JAPAN 2007でのDoCoMo社長の弁。i-modeは過去の栄光であると見切りをつけ、iPhoneをラインナップに加えることが出来たらDoCoMo 2.0は本物だと思います。

| @旅行/散歩

 ここのところ、国道57号線を走っていると、菊池郡大津町のあたりにたくさんビジネスホテルが建ってるのが目立つようになりました。大津町というところは本田技研の工場があって景気の良いところなので、きっと出張でやってくるホンダ関係者の需要を見込んだものなんだろうな、と思っていました。大津町は空港まですぐ近くだし、ホンダに用事があってやってくる人は熊本市内に泊まるよりも大津町に泊まる方がはるかに都合が良いはずなのです。

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| @映画/ドラマ/テレビ

 かなり良かった。好き。18編からなる、パリを素材にしたオムニバスフィルム。いろんな監督、俳優がパリについて語っている。切ない話あり、恋の始まりを予感させるような胸キュンストーリーあり。

 一番印象に残ったのが『サイドウェイ』のアレクサンダー・ペインによる14区。アメリカ人の太った郵便配達の女が出てくる。彼女はパリに憧れてて、パリに旅行に行くために2年間フランス語を習い、貯金をする。本当は2週間滞在したかったが、犬を飼っているために6日しか滞在出来ない。せっかく勉強したフランス語で会話しようと、通りがかりの美容室でおいしいレストランがないかを尋ねてみる。しかしフランス語を使いたい彼女の意に反して、美容師は流暢な英語で話し返してくる。一人で食事をとったあとサルトルの墓を訪れるが、一緒に眠るボーヴォワールの名前の読み方が分からず、ボリヴァルとかなんとか読んでしまう。この辺りの描写がすごく切ない。太っていて、ファッションがださくて、恋人はおらず犬しか家族がいない、教養のない寂しい女。これって典型的なヨーロッパ人のアメリカ人観なんじゃないかと思った。ヨーロッパ人はきっとこんな風にアメリカ人をバカにして見てるんだろうなぁ、って。監督のペインはアメリカ人だけど。パリについての映画で、アメリカの田舎に数多く住んでいるであろう、無教養で太っていて寂しい人生を送っているアメリカ人について考えさせられることになるとは思わなかった。この五分間の短編はでかかった。

 最初から二つ目の、『ベッカムに恋して』の監督が撮った5区「セーヌ河岸」も良かった。イスラムの少女に恋心を抱くフランス人少年の話。『ベッカムに恋して』の主人公もそうだったけど、この監督はかわいいオリエンタル美人をつかまえてくるのがうまい。そしてとてもきれいにその子を撮る。僕の方までこのイスラムの少女に恋してしまいそうになった。パリジャンの少年とイスラム少女がその後どうなったのかがすごく気になる。

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| @Mac/iPhone
705NKとM702iS

705NK (N73) とM702iS (MOTO RAZR)

 病を克服して第二の人生を歩み始めたことだし、携帯電話を新調しました。これまでDoCoMoのM702iSを使ってましたけど、今度はSoftBankの705NK。また洋モノ端末です。

 で、ビックリしたんだけど、Nokiaの端末ってすごいですね。感動しました。NokiaのサイトからNokia Media Transferってソフトを落としてくれば、USBケーブル経由ではもちろんのこと、BluetoothでMacとファイルのやり取りが出来るんですよね。しかもMac OS 10.4.9からiSyncに対応したので、携帯シンクなしでiCalとAddress Bookのデータを携帯と同期出来るわけなんですよ。M702iSを買ったばかりの頃、Bluetoothモデムになるってことで大はしゃぎしてたけど(頼りになるやつ、M702iS & ibisBrowser)、いやいや、さすが世界最大のシェアホルダー。Motorolaとは端末の出来が違います。

 他に705NKで感動した点。

  • 洋モノ端末のくせに日本語変換が賢い。
  • Nokiaが売ってるN73に比べ、SoftBank製の705NKはフォントがきれい。アンチエイリアスがかかってて、Macのフォントみたい。
  • カールツァイスレンズ、AF付き320万画素のカメラは思ったより奇麗に撮れる。
  • 自由度の高さ。Opera Miniとか好きなアプリをMacで落としてUSB/Bluetooth経由で705NKに転送し、インスコ可能。
  • 着信音用のスピーカーの音が大きくてきれい。くそ耳の僕にはありがたい。
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| @写真

 D40Xを買ってから毎日バシャバシャ写真撮ってます。すごく楽しいです。とても簡単に良い写真が撮れてるような気がして。前も書きましたが、コンデジ卒業者にとっては背景がボケるだけですごく嬉しいんですよね。絞り優先モードで撮影すると簡単に背景をぼかすことができる。これがたまらんのですよ。

 あと人物写真。虫や鳥といった動いてるものだけじゃなくて、ポートレイトでも一眼レフは良い写真撮らせてくれます。髪の毛一本一本、肌のきめまで見えてしまいますもんね。醜男の自分はぜったい一眼レフで撮られたくない。代わりにかわいい女の子はじゃんじゃん撮りたくなりますね。撮影会とかに詰めかけるカメラ小僧の気持ちが分かりました。

 画素数については、これはライトユーザー向けのまやかしですね。最近は1200万画素のコンデジもあるみたいですが、画素よりもCCDの大きさが大切なんですよね。いくら画素数が大きくてもコンデジのCCDだとイマイチな写真しか撮れない。もちろん撮影シーンと撮影する人の腕にもよるでしょうが。

 一眼レフのシャッターボタンを押した後の「カシャリ」という音も良いですね。「うわー、俺写真撮ってんなー」とナルシシズム炸裂です。昨年末のキムタクのCMじゃないですが、レンズ付け替えたりファインダー覗いてピント合わせたりして思わずにんまりしてしまう、そして「やっぱ良いわ、ニコン」(別にキヤノンでもペンタクッスでも可)って言わせるような、独特の雰囲気が一眼レフにはあります。持ってるだけで、首からぶら下げてるだけで嬉しいみたいな。黒地に黄色で “Nikon“ ってプリントの入ったストラップをかけてるだけで誇らしいんですよね(繰り返すけど別にキヤノンでもペンタクッスでも可)。僕が男だからですかね?

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