| @Mac/iPhone

iPod Hi-Fi 128kbpsのビットレートで満足している僕なので、オーディオの音質にはうるさい方ではないのだが、Macに入っている音楽をPowerBookのスピーカーで再生すると低音が音割れしてげんなりである。東京でアパートを借りていた頃は、PCからAirMac Expressを使ってコンポのスピーカーから音を出しており(AirTunes)、当時の環境からすると現在の環境は何とも貧弱で不満である。

 そんななか、本日iPod Hi-Fiを試聴した。売り場に到着したときは小さな音量で鳴らされており、ファーストインプレッションは「ショボ」だった。42800円もするのに、9980円のラジカセみたいな音しか出していないのである。しかしせっかく目の前で試聴できるのだからと、Apple Remoteを使って音量を上げてみると、「お、イイかも」。ミーハーな僕は結局、見た目がしゃれててアップル純正だとすぐ欲しくなってしまうのである。

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| @雑談

New POLO GTI ひさびさにゴル男さんネタ。

 実はここ数日あまり体調が良くなかったのだけど、ゴル男さんに乗るととても気分が良くなった。やっぱりゴルフIIは素晴らしい。ゴル男さん以外の他のゴルフとの関わりといえば、免許を取る前に友人のIIIの助手席に載せてもらったことがあるくらいだから、比較ができるほどゴルフに精通しているわけではないのだけど、ゴルフII GTIが運転していて楽しい車であることは間違いないと思う。コンパクトな車なので小回りが利くのはもちろんのこと(右折車の横を華麗にすり抜けられる)、小ささの割にそこそこパワーがあるから、上り坂でストレスを感じるというような、コンパクトカーにありがちなパワー不足とは無縁である。そういうわけで、夕方の車通りが少ない時間帯、ついつい阿蘇山の登山道に流しに出かけてしまうのだ。ガソリン価格が再び上がり始めているというのに。

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| @映画/ドラマ/テレビ

 2月2日に見た『モンドヴィーノ』という映画の感想。ワインについての映画である。

 映画の公式サイト、映画館においてあるメルシャンのポスターなんかを見る限り、「おしゃれなワインを楽しむための映画」という印象を受けるのだが、中身は全然違う。おしゃれとはほど遠い内容である。この映画のメインテーマはグローバリズム対古いヨーロッパであり、イラク戦争的な対立軸が見える。ワインの製造方法についての意見対立は代理戦争に過ぎない。

 古いフランスのワインは、できあがったものをすぐ飲むことを前提とはせず、5年なり10年なり、それなりの年月を寝かせてから飲むものであった。だからできたてのワインというのは、美味しくない。時の流れによる熟成を経て初めて、人は旨いワインを口にすることができたのだ。しかしグローバリズムが跋扈する今日、市場はできたばかりでも美味しく飲むことのできるワインを欲する。かくして巨大資本による”作られた味”のワインが大量生産されるのである。

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| @音楽

 せっかく退院して自由にできるのだから出歩くなりすればいいのに、引きこもってPowerBookと戯れる毎日である。これじゃ病院にいるときとちっとも変わらない。

 ネットで徘徊してまわる先も限られているので、時間ができると病院では、すなわちAIR EDGEのナローバンド回線ではできないiTMSでの音楽試聴をついつい始めてしまう。30秒間製品クオリティーで試聴できるのはありがたい。気に入ったものを見つけるとアマゾンでそれが安く売られていないか調べる。日本のiTMSは品揃えが悪いことはさておくとしても値段が高い、高すぎる。数百円高く支払うだけで済むなら、データだけではなくてCDという媒体で音楽は購入しておきたい。HDDがぶっ飛んだらお終いというのはやはり怖い。

 アマゾンで取り扱いがない or 値段が高い場合、ヤフオクでチェックすることになる。たいていここまでで作業は完了し、再びiTMSに戻るのだが(笑)、ときどきここまでしても欲しいCDが見つからないことがある。そういうときは激高い値段で殿様商売をしているHMVのウェブサイトを訪れることになる。

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| @雑談

 「下流社会」=「育ち格差」の時代に追加的な記事を書いてみます。

 三浦展の『下流社会』は、階層分化を平易な文章で説明し、広く世間に問うた本だったと思います。この手のジャンルの本で僕が先に手にしたのは佐藤俊樹の『不平等社会日本』でした。こちらは内容がアカデミックであり、到底一般の人向けのものではありません。その他の類書も堅苦しいものが多く、その意味で、これまで下流化を心配していたのは下流とは呼べない高学歴の人たちであったといえるのではないでしょうか。下流化の恐ろしいところはここにあると思います。下流化しつつある人々が、危機意識を持ちにくい点です。

 下流化が進展すると何が問題か。第一に階層が固定化することで社会が閉塞的になり、活力が無くなるでしょう。第二に、治安の悪化が挙げられます。第三に、国の経済水準が低くなり、国富が失われてしまうでしょう。

 これらすべては、下流の人だけの問題ではないと思います。高学歴高収入の上流の人にとってもマイナスです。上流の人の効用関数に、これら下流化によってもたらされるデメリットを組み込むことができれば、累進的課税システムやセーフティーネットの仕組みなどが、倫理的にも経済学的にも正当化されます。

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| @雑談

 やっぱガンネタとかだとイマイチ自分でも意味分からん文章を書いてしまうので、今回は気を取り直して郊外型ショッピングセンターの話。

 今朝の朝日新聞地方面によると、全国で初めて熊本県が郊外型大型店に対してガイドラインを示したんだそうだ。(熊本県:大型店の立地に関するガイドライン.pdf)自治体のイベントにスペースを提供しろ、商工会に入れ、地元特産品を取り扱え、中心地商店街の空洞化防止に協力しろ云々。でも条例じゃないから強制力はないらしい。

 これはどうとらえればよいのか? 画期的なことと考えればいいのか? 好意的に解釈すればショッピングセンターを地域社会に取り込もうという政策は良いことのように思える。

 しかしこれは官民癒着を招かないだろうか? 条例ではないただのガイドラインでは、裁量行政が幅を利かせることにはならないのか? こんな中途半端なものを作るよりも、条例化して「地域雇用を確保する」、「土地のものを取り扱う」ことなどを義務づけた方がフェアで良いと思うのだが。

 本来、大型店の地域社会への融和策は、大型店が独自の方針で行うべきものだと思う。行政から促されてやることに意味があるのか疑問である。

| @雑談

 治療してました。やはり今回もきつかった。前回入院したときに比べれば副作用は軽かったですが、それでも吐き気との闘いはかなりきつかったです。副作用がきつくなかった分、薬が効いてなかったりしたら最悪だ。

 ところで、いままでブログで書いたことがなかったけれど、僕が患っている病気の紹介がてら、病気が分かってからこれまでの経過を記しておこうと思う。

 最初は違和感だった。2004年の10月中旬、左側の精巣、いわゆるキンタマに腫れ物感を覚えた。しかし痛いわけではない。何かぶつけてしまって腫れたのかもしれないと当初は気軽に考えていたが、あるときインターネットで「睾丸 違和感」と検索してみると、泌尿器科医が患者からの質問にウェブ上で答えているドキュメントに遭遇した。それによると、精巣の違和感はガンの可能性があるという。さらによくさわってパチンコ玉状の突起がないか調べろとある。実際にさわってみると、そのような突起があるではないか。一瞬焦る。

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