| @技術/プログラミング

CakePHP、ちょこっと使ってみるだけのつもりだったんだけど、結構深くつきあってしまった。三つほどCakePHPでサイトつくりました。一つは社内用のウェブアプリケーションで、一つはまだ正式リリース前のものだけど、最後の一個はページビュー5000/日くらいあるサイトで実際に動いてます。ついこの前まで無職だったのに。スゲー。

PHPで素人がつくったサイトは危ないみたいな記事がこの前(というか定期的に)はてブでホッテントリに入ってた(る)けど、セキュリティのこととか分からない初心者こそCakePHPとかでサイトつくった方が楽だし安全だと思った。難しいことはフレームワークがやってくれるので。Bakeすればものの数分でウェブアプリケーションが出来てしまう。もちろんどんなフレームワークにも脆弱性がないわけじゃないだろうから100%安心というわけじゃないけど、少なくとも素人が自分でなんかやるよりも安全だと感じる。

とはいえ、フレームワークで万事オッケーなわけでもなかったりする。ちょこちょこっとカスタマイズするみたいのがフレームワークは難しい。特にCakePHPは規約がすごく重視されるから、データベースへのクエリでちょっと変わったことしようとすると結構難しくなる。というかはまる。サイト内検索をつくろうとして結構苦労した。土台が出来上がるまでは速いんだけど、そこからブラッシュアップさせていくときに結構停滞してしまう。それでも自分で一からつくるよりはかなり迅速に作れるんだけど、規約に縛られるのが窮屈に感じることもないではないですね。

で、タイトルの件なんだけど、真面目にエロサイトを作ってみた【プログラマ編】|ASTRODEO という記事がおもしろかった。はてブで1200以上ブックマークされますが1ゲットは僕です。すごいでしょ。いや僕は全然すごくないですね。書いてある内容がすごい。

確かにエロとかスクレイピングとかまぁきわどい内容ではありますが、僕はCakePHPでこんだけのことをやったということに素直に驚いた。

例えばCakePHPには hasAndBelongsToMany というのがある。ブログ記事があったとして、これが一つのカテゴリーを持つ場合は、 Post テーブルと Category テーブルを結びつけてやるだけでOKなんだけど( Post は一つの Category に所属し、 Category は複数の Post を持つ)、 Tag のような複数持てるし複数に所属する概念のモデルが存在する場合、 hasAndBelongsToMany じゃないとデータの整合性というか組み合わせをきちんと保つことが出来ない。

で、自分はこういうのの組み合わせは手が空いてる人に頼んで人力でやってもらったんだけど、このエロサイトの場合は、動画と動画の関連性の判定をプログラムにやらせてる。150件そこそこのデータの整合性を保つのも大変なのに、10000件とかそれ以上のデータを、しかも自動処理で関連づけるってまじすげーと思った次第です。

エロコンテンツなのに年齢確認がないとか著作権がらみの問題とかスクレイピングでよそのサイトに負荷かけるとかいろいろあるけど、僕は率直にこういうサイトをつくったのはスゲーなと思いました。こんなことまで出来るんだー、っていう素直な驚き。読んでて楽しかったしわくわくした。

今後もCakePHPを使い続ける分からんけど、自分もなんかおもしろいもんつくってみたいなーってすごく触発されました。

蛇足

はてブのコメント欄に「技術的には大したことない」みたいなコメント書いてる人が何人かいるけど、ほんとに大したことないんですかね。データベースを保存用と参照用で分けたり、スクレイピングしてきたデータの保存処理とか結構難しいと思うんだけど。これをすごいって感じるのはピヨピヨプログラマーだけなのかな?

| @映画/ドラマ/テレビ

空気人形

評価 : ★★★★★

主人公の空気人形(ペ・ドゥナ)は、板尾創路が演じるしがない中年男秀雄に飼われている。ぼろアパートで人間の女の代替品として秀雄に抱かれるだけの日々。しかしある日心を持ってしまい、外の世界の美しさを知る。街を散歩していてたまたま入ったレンタルビデオ店の店員純一(ARATA)に恋をしてしまうが、そのせいで傷ついたり悩んだりするようになる。

いわゆるダッチワイフが感情を持ってしまうという話。こういうオシャレで荒唐無稽な映画はミシェル・ゴンドリーの『恋愛睡眠のすすめ』を見て以来敬遠してたのだけど、予想に反してすごく気に入ってしまった。久々に「もう一度見たい!」と思える映画だった。台湾のカメラマンを起用した東京の映像も美しい。錆びたぼろアパートの金属の描き方とか。

パリ、ジュテームっぽいオムニバス映画っぽさも

ところどころで摂食障害の女や年増の受付嬢、孤独な老人、変態浪人生(フィギュアのスカートの中をビデオカメラ越しに覗きながらマスターベーションする)、父子家庭の親子、認知症の気がある未亡人、おかしな警察官(寺島進が演じてる。警官のくせにレンタルビデオ店で「ものすごい悪い警察官が出てくる映画」を見たがる。笑った)などとペ・ドゥナがすれ違う。この辺はまるで『パリ、ジュテーム』を見てるみたいだった。東京に住む人々の孤独を人形越しに表現している感じ。しかし映画にストーリーらしいストーリーがあるわけではない。人形であるペ・ドゥナがふわふわと東京の街を散策するだけ。

ファンタジックだけど面白い

僕は映画を見るときにはかなりリアリティーにこだわるので、例えばドイツを舞台にした映画なのに登場人物が全員英語をしゃべる映画とかは興ざめで全く見る気にならない。ワルキューレとか縞模様のパジャマの少年とか。どんだけテーマが面白そうだったり感動的なストーリーでも、全然受け付けない。だからこの手のリアリティーを完全無視したファンタジックな映画は苦手だし、面白くつくるのはとても難しいと思うんだけど、僕のようなリアリティー重視派の人間でも納得させられる出来だと思った。ペ・ドゥナと人形の容姿はまったく似てないのに、空気人形と心を持った人間の女を行ったり来たりするシーンに違和感がない。ペ・ドゥナのお腹に空気を入れるための弁があるところとか、顔はペ・ドゥナのままなのに体だけ空気がしぼんでいく様とか、映画自体に圧倒的な雰囲気がなければ興ざめも興ざめ、非常に寒々しい映像になるに違いないのに、全然違和感がなかった。

唯一注文をつけるとしたら最後のCG。あれはさすがにないと思ったけど、それでも僕はこの映画は高く評価する。都会で孤独な生活を送る人間のエゴがよく表現されてる。人間のエゴで人形は傷つくのだけど、人形の無邪気さが今度は最愛の人を傷つけるのだった。いい映画でした。

追記

ポスターのペ・ドゥナは全然かわいく見えないし、好きなタイプの容姿でもないんだけど、映画のなかの動いてるペ・ドゥナはとてもかわいかったです。

あとARATAって僕が高校生の頃はSmartとかメンノンに激烈オシャレモデルとして登場してた気がするんだけど、風采の上がらないビデオ屋の店員を好演してました。というか映画見終わって家で映画の公式サイト開くまでARATAが出てたって気づかなかった。

| @映画/ドラマ/テレビ

サイドウェイズ

評価 : ☆☆☆☆☆

アレクサンダー・ペイン監督のアカデミー賞脚色賞受賞のアメリカ映画を日本人俳優でリメイクしたもの。監督は日本育ちのアメリカ人で、プロデューサーに踊る大捜査線の人が入ってる。オリジナルは大好きなのでときどきDVDで見返してるんだけど、結論から書くとこのリメイクは全然だめ。

オリジナルの『サイドウェイ』ではとにかく主人公のマイルス(ポール・ジアマッティ)がダメ男として登場するんだけど、リメイク版のサイドウェイズの主人公である斉藤道雄(小日向文夫)は全然ダメ男じゃない。いやダメなのかしんないけどダメさが足りない。

たとえばマイルスは、親友ジャックとの旅行に出かける日に寝坊して遅刻したり、うんこしながら本読んだり、売店でNYT買うついでにエロ本買ったり、母親の家に寄ってへそくりをがめたり、好きな女の子に誘われても逃げたり、離婚した後も前妻のことが好きで好きでたまらなくて、いつかはよりを戻したいって思ってて酒にべろんべろんに酔って前妻に未練がましく電話したり(このシーンのダメダメさにはダメ男としてシンパシーを感じざるを得ない!)、とにかくダメ男なのだ。しかしリメイク版の斉藤道雄はあんまりダメじゃない。真面目だし。オリジナル版ではマイルスがワインの博覧強記ぶりを女の子と競い合う場面がかなり重要な意味を持つんだけど、この映画ではそれも控えめ。ちょっとうんちくを披露するだけに終わる。

オリジナル版のジャックに相当する上原大介役を演じたのは生瀬勝久。この人はオリジナル版のジャックの軽薄さが出てて悪くはなかったけど、生々しいセックスシーンとかが省かれてるので、ジャックの情けなさに比べると弱かった。

マイルスは極限までに臆病で、ジャックは底抜けに女好きで軽薄なのがペイン版『サイドウェイ』の良かったところなんだけど、その対比が弱いので映画としての魅力が薄まってる印象。

オリジナルのサイドウェイが好きな人は、この映画見た後、納得いかなくなってきっとオリジナル版のDVDを引っ張り出して見ることになると思います。僕も今夜あたりオリジナル版を見直そう。

| @映画/ドラマ/テレビ

人生に乾杯!

評価 : ★★☆☆☆

ハンガリー映画。年金が少なくて家賃が払えない老夫婦の話。切羽詰まった老父が強盗をおっぱじめる。夫婦は逃げ切ることができるのか?

予告編がすごく面白そうだったので楽しみにしてたんだけど肩すかしをくった。

ハンガリーは旅行したことある。当時からインフレが激しかったんだけど、いまも年金生活者は年金だけでは普通に暮らしていけない状況らしい。家賃が払えなくなり、取り立ての男に妻へディがダイアモンドのイヤリングを渡したとき、夫エミルはいたたまれなくなりトカレフを引っ張り出して紳士的に強盗を行う。実はこのダイアモンドのイヤリングはとっても大事なもので、二人のなれそめと言っても過言ではないものだった。

共産党政権時代、金持ちの娘だったヘディの実家にがさ入れが入った。エミルは当時、党幹部の運転手で、一緒に捜索に入った金持ちの家の屋根裏部屋で、ヘディの姿を発見する。そのときヘディはとっさにダイアモンドのイヤリングを渡して助けを乞うのだ。エミルはヘディを助け、危機が去ったあとにイヤリングをヘディに返す。そして二人は付き合うようになり結ばれたのだ。

警察の追っ手を交わしながら強盗を繰り返し、高級ホテルに泊まったり、旧友の家にかくまってもらうなどして逃亡を続ける。国民もインフレのひどさに辟易としていて、誰も二人のことを責めない。でも夢物語はいつまでも続かないのだった。やがて糖尿病を患うヘディのインシュリンが切れる。

ハンガリーは内陸国で海がない。だからヘディの「最後に海が見たかった」という台詞が印象に残った。

全般的に軽かった。ヨーロッパ映画でも『ホルテンさんのはじめての冒険』とかは味があったけど、こちらはエミルとヘディを追っかける警察がスゲー怪しいし、映画に重みがない。重厚感というか。スカッスカッなんだよな。何でだろ。

| @WWW

夏前からずーっと考えてるんだけど、旅行のためのiPhoneアプリってどうだろう、って思ってる。

去年、iPhoneを持ってシンガポールを旅行したけど、ソフトバンクのSIMロックがかかったiPhoneなので現地のSIMカードを挿して使うことはできなかった。しかしシンガポールはWi-Fiが国策で無料で使えるようになっているので、フリーの電波を関知したらiPhoneでインターネットに接続することができた。道に迷ったときに地図を見たり、カフェでメールチェックしたりTwitterにポストしたりと、すごく楽しかった。このとき旅行にはiPhoneはベストマッチだということを確信した。ダイヤモンド・ビッグ社はさっさと地球の歩き方のiPhone版出せば良いのに、ロンリープラネット(外国の地球の歩き方みたいな本)シリーズはiPhoneアプリじゃんじゃん出してるのに、って思ってた。

実を言うと地球の歩き方のiPhoneアプリは存在する(iPhone / iPodTouch用 旅行ガイドアプリ | 地球の歩き方)。しかしニューヨーク編しかないらしく、しかも情報が十分ではないらしい。AppStoreのユーザー評価は★★★。なんか残念だなー。

旅行用のiPhoneアプリ市場は、少なくとも日本語では手つかずの領域だと思うので、早いうちに優れたアプリを投入すればシェアを独占できるんじゃないかと思う。とはいえソフトは作れても中に乗っけるコンテンツを持ってないと話しにならないので、やっぱダイヤモンド・ビッグ社が作るしかないかなー。いや、旅行先は海外に限らないので、マップルとかるるぶとかが国内旅行に特化したアプリを作ってもおもしろいと思う。

iPhoneアプリケーション開発者の皆さん、どう思われますか?

| @雑談

9月の日経の『私の履歴書』は三菱商事相談役の槇原稔さんが書いてる。お父さんも三菱商事の社員で両親がイギリス駐在中に生まれたこと、お父さんは戦時中に社命でフィリピンに向かっている途中で船を潜水艦に撃沈されて亡くなったこと、少年時代は三菱の岩崎家の子どもたちと一緒に育てられたこと、高校からアメリカに留学してハーバードを卒業したこと、などなど、いちいち「すごいなー」と思いながら毎日読んでる。特にアメリカに留学したというエピソードは、戦後まだそんなに時間もたっていない頃だからアメリカ人は日本人のことを「醜いジャップ」とか「ライスイーター」とか思っていたであろう時期で、よくこんなときに留学できたなー、住んでる世界が違うなー、と感じる。

僕は大学生になるまで総合商社の存在を知らなかった。広告代理店の存在も浪人して予備校に入るまで知らなかった(予備校で元電通マンの講義を衛星放送で受講してそういう会社があることを知った)。だって田舎に住んでたら、お父さんが商社で働いてて休日は高級外車で伊豆の別荘に行き、夏と冬の長期休暇には家族で海外旅行、みたいな生活してる友達とかまわりにいないもん。

都会の富を地方に再分配するという国の政策のおかげで、田舎に住んでても衣食住のレベルで都会との格差はあまり感じないけど、メンタリティーとか暮らしの中身とか人生観とかでは大きな差があるなー、と感じる。勝手なひがみかもしれないけど、親戚や友達のお父さんに商社マンでいて、世界を股にかけて物売って回ってる、昨日南米から帰ってきたばかり、みたいな環境で育った高校生と、田舎に住んでて両親は兼業農家、無理をして塾通いをさせてもらって東京の大学に行けるようにがんばってる、みたいな高校生だったら、同じ大学に入って同じ時期に就職活動を始めたとして、前者の方が有利なんじゃないか、って思う。人生のビジョンとか、働き方に対する考え方がはっきりしてるから。

別にこれを不公平だって主張する訳じゃない。でも『教養主義の没落』で言われる「立身出世」みたいな生き方というか人生モデルはもうフィクションなのかなー、と感じる。

なんかAERAっぽい感じになってきたのでこの辺で終わりにするけど、田舎生まれ田舎育ちの自分は、いったいどんな生き方をすれば一番幸せになれるんだろうか、って9月の私の履歴書を読みながら考えた、というお話でした。

| @読書

評価 : ★★★★☆

面白かったです。日本占領下のシンガポールを舞台にした小説。英軍の要塞跡などは去年旅行したときに訪れたし、博物館の史料も食い入るように見ていたので旅行したときのことを思い出しながら読むことが出来た。

主人公はシンガポールで暮らす台湾出身の青年梁光前。当時台湾は日本の植民地だったので梁光前の国籍は日本であり、シンガポールでは日本人貿易商桜井が経営する会社で貿易事務に携わってる。社長一家とは親しい間柄で、社長の息子で同い年の幹夫と、幹夫の妹摩耶とは東京で一緒に暮らしたことがある仲。実は梁光前は摩耶に惚れてたりする。

戦争が始まって桜井家の人間は敵性市民ということで英軍に捕らえられ監獄に収容されるが、主人公は香港人のふりをして収容を逃れる。しかしスパイの嫌疑をかけられて英軍と警察から追われる身になり、しょうがなく抗日華僑義勇軍に参加してマレー半島を南進する日本軍と戦うことになる。一方で日本軍がシンガポールを陥落させた後の軍政下で主人公は再び日本側についてしまうので華僑の反感を買ってしまう。果たして無事終戦を迎えられるのか? 梁光前の運命やいかに? っていう内容。

冒頭から一杯伏線が仕掛けてあるんだけど、連載小説だったのかな、伏線が消化されることなく物語が終わってしまった。「え、あの登場人物は何だったの? ちょい役なら名前与えなくても良かったんじゃないの?」ってのが多い。当初の構想より大幅に物語が圧縮されてる印象。

著者はシンガポールに住んでたのかな、っていうくらいシンガポールのことに詳しい。戦争中のシンガポールのことなんてシンガポール人でも知らないだろうことを詳細に調べて書いている。インターネットもWikipediaもない時代にこれだけ調べ上げるのはさぞ骨の折れる作業だったろうなーと思った。

あと主人公が日本人摩耶と中国人の娼婦麗娜との間で揺れ動く恋愛模様も描かれる。主人公は摩耶のことが好きで香港人のふりをしてシンガポールにとどまり続ける。彼女のために無理をするんだけど、結局摩耶には見向きもされない。一方麗娜は梁光前は自分に気がないってことを分かっていながらも梁光前に献身的に尽くす。で、ネタバレさせていただくと最終的には梁光前と麗娜の二人は幸せになるんだけど、娼婦と結ばれるのってぶっちゃけどうなんだろう、って僕は思う。いや、娼婦だから差別するとか口を利かないとか物を売らないとかそんなんじゃなくて。普通に近所に娼婦がいたからって無視したりとかはしませんよ。ご近所さんとしては普通に付き合う。しかし、娼婦を嫁さんにするとなると話は別だ。「娼婦や遊女を身請けして嫁にするのが男の中の男、かっちょいい!」みたいな風潮には疑問を覚える。女の子とかは複雑な事情のある女も無条件で受け入れる男のことが好きなんだろうけど、いやぶっちゃけそういうのは難しいよ。商売で他の男とセックスしてる(してた)女の人を嫁さんに出来る度量があるかって言われたら正直僕はない。性行為ってのは生殖という人間の本質に関わる部分だから、なかなかすんなりと自分を慕ってくれるからという理由で売春婦と結婚することは難しい。もちろん女の人が売春に至るには複雑な事情があることは想像できるんだけど。ああなんか書いてることが訳分からなくなってきた。

まとめると、シンガポールに住んでたことがある人とか旅行したことがある人にはお勧めです。