| @雑談

今宿地区納涼花火大会

毎年八月に福岡市西区の長垂海岸で行われてきた今宿地区納涼花火大会(長垂花火大会とも言われる)、楽しみにしていたがなんと去年で終了ということになってしまった。町内会誌『今宿タイムズ』によると、協議の結果 2023 年大会を最終回とし、 2024 年以降は実施しないことになったそう。

今宿の花火大会は 2014 年から毎年見に行っている。確かに 10 年前は牧歌的な花火大会だったが、大濠公園の花火大会が終了してから開催時期が近いこともあって、福岡市内の中心部からも観覧客がやってくるようになりとても混雑するようになった。

今宿は普段から閑散とした郊外の住宅地だから、道が狭く、大勢の人が詰めかけるとキャパオーバーになってしまう。普段から人が来るような地力があるところでないと継続的な開催は難しいのかもしれない。

おまけ 2024 年に福岡市内近辺で開催される花火大会の一覧

今宿の花火の代わりに行けそうな福岡市から西方向の花火大会情報をまとめてみた。

8/15(木) 姪浜花火大会(姪浜漁港・愛宕浜マリナタウン海浜公園)

(↑トップページに開催の旨記載あり)

姪浜花火大会開催のお知らせ

8/17(土) 周船寺花火大会(湯溜池)

九大学研都市と周船寺の中間地点くらいがお祭り会場。花火が打ち上げられる場所は九大学研都市寄り。

10/5(土) 糸島市民まつり(加布里漁港)

行ったことないのでどんな感じか知らない。お祭り会場は志摩中央公園(福岡マラソンのゴール地点)で、花火が打ち上げられる場所(加布里漁港)とは少し距離がありそう。

10/12(土)九州花火大会(唐津)

こちらも行ったことがないが、公式サイトの動画が見る限り、砂浜で花火が見られるみたい。ただ今宿の花火みたいに海上から打ち上げられてすぐ目の前で見られる訳ではなさそう。とはいえ雰囲気は今宿の花火に一番近いかも。

| @登山/ランニング

阿蘇草原マラニックで走る著者近影

阿蘇草原マラニックというトレランのイベントに参加した。ここ一年間は比較的真面目に走ってるので(靴を一足履き潰した)、山でも走れるのではないかと思って申し込んでみた。ただレースだときつそうなので順位を争わないマラニックというピクニックとマラソンを足し合わせたようなやつを選んだ。

感想としては一人で参加したのにめっちゃ楽しかった。ほとんどの人がグループで来てたのでボッチだとさみしいとは思いはしたが、普段走れない絶景の場所(外輪山の牧野は普段立ち入り禁止)を知らない人たちとはいえ誰かと一緒に走るのは楽しかった。イベント運営の皆さんが醸し出す雰囲気もピースフルでとても良かった。

とはいえコースは結構ハードで、公式の情報で距離 28km で累積獲得標高は 1000m とある通り( Apple Watch のワークアウトログだと距離 29.8km で累積獲得標高は 1143m だった)、普段からそれなりに走っていて、久住くらいなら楽に登れるという人でないと制限時間内にゴールは厳しいと思う。はな阿蘇美からスタートして国造神社で折り返すコースだったが、国造神社のエイドステーション出発の制限時間が2時間50分で、上り500mある14kmの距離を3時間弱で到達するのは歩きでは間に合わず、平地や下りはちゃんと走らないといけない。外輪山は平らなので走りやすいが、阿蘇谷から外輪山に出るまでの登りが結構きつい。もし来年出ようという方はそれなりのトレーニングが必要だと思います。

今回自分は往路は2時間20分、復路は2時間15分(国造神社のエイドステーションで25分くらい休憩)かかってたようだ。往路の最後で足がつり、復路はあまり走れなかった。外輪山に上がったあとはぼちぼちジョギングみたいなペースで走っていたが、外輪山を降りきって樹林帯に入ったところからまた足がつり、最後の 3km くらいは走っては休みを繰り返しながらゴールした。これまで最長でも 10km しか走ったことなく明らかに準備不足だった。前週に叶岳周回 9km を走って足つりとか疲労とかなかったので 20km くらいまでなら余裕だろうと思っていたが折り返し地点手前で足がつったので普段からもうちょい長い距離を走らないとダメそうだ。

トレランは袖なしシャツとかサンバイザーとかハイソックスとかギラギラしたサングラスとかのイメージがあって苦手だったけど、最近はサンバイザーとギラギラサングラスの人は減っていて(袖なしシャツとハイソックスの人はいる)おしゃれな人が多くて華やかだった(女性も多い)。ピークを目指さずトレイルを走るのが目的なのも新鮮で良かった。

参加費は行政の助成を受けているようでわずか1000円で、エイドステーションおよびゴール後の振る舞いや参加賞の温泉入浴券がもらえることを考えるとはちゃめちゃに安い。来年は価格が上がるだろうけど数千円なら全然払う価値あるなと思えるイベントだった。何より阿蘇の外輪山の牧野を走れるのはとても貴重。もし来年も開催されるのなら是非また参加したい。

| @技術/プログラミング

YAPC に行ってきた。ちなみに去年は嫁さんに↓のように言われて行けなかった。

今年は YAPC 最後なのでどうしても行こうと思って無理矢理チケット申し込んで飛行機と宿とって行った。帰ってきて嫁さんに感想を聞かれて、詳細を話しても意味わからないだろうから「がんばろうという気持ちにさせられた」と話したら、「えー、それだけ? 何も学んできてないわけ?」と言われた。


一日目

一日目の方は業務の一環として参加させてもらった(チケット代とか飛行機代とかは自腹)。 受付で YAPC Tシャツもらえると思って着替えを持ってきてなかったんだけど申込時にサイズ選んでないのでTシャツもらう意思がないと見なされTシャツもらえなかった。明日着る服がないと思って焦ったけどリュックの中に予備のTシャツ(実家に帰ったときに洗濯したやつ)があって助かった。

Effective ES6

ES6 、全般的に天国ぽかった。 Babel というの使えばもういまから ES6 で書けるっぽい。ただ Kaizen のサービスは JavaScript でやらかすと皆様に多大なご迷惑をおかけすることになるのでリストカット感覚で導入すると危なそうだった。まずは自分のブログとかで実験してみたい。

偶然居合わせた kitak (ペパボ時代の元同僚)と Kaizen Platform で同僚の t32k さんと、二人の金沢時代の友人の方たちと無料弁当を食べた。 YAPC 、飲み物とか弁当とかまで出てすごい。電車賃とチケット代さえあれば参加できる。

TBD

最近なんで並行処理に優れた言語とか流行ってるのかという背景を交えながら、なぜ Streem を作ったのかという説明や Ruby の未来の話しが面白かった。あと質疑応答の返しが面白い。 Matz さんは言語開発者として優れていると同時に優れた話し手でもあるなと思った。

たまたま mizzy さんと隣に座って聞いてたんだけど、 mizchi さんいて(mizchi さんが mizzy さんに話しかけた)こんちゃと挨拶した。 YAPC 有名人ごろごろいるのすごい。

Perlの上にも三年 〜 ずっとイケてるサービスを作り続ける技術 〜

爆笑トークだったけど、オブジェクト指向や DDD がなぜ大切なのか、というのを業務での経験を交えながら発表されていてよかった。「オブジェクト指向設計入門とか DDD 本とか難しいけどどうやって業務に活かすのか」という質問に対しては、「歯を食いしばって実装するしかない」と返していてよかった。

ロビーでだらだら

見たかった発表満席で入れなかったのでロビーうろついてたら hsbt さんいたので声かけた。そしたらどこからともなくペパボ、元ペパボの人どんどん集まってきて hsbt さんの自撮り棒の被写体になったりしてた。出戻り歓迎しますと言われてニヤニヤしたりしてた。ペパボ版 mizchi さんの gyugyu さんを生で見られたの良かった。

SaaSを組み合わせて作る, ぼくらの障害対応術!

障害発生時に自動的に Qiita:Team に対応報告ドキュメントが作成され、 Reactio というサービス内にチャットルームも自動生成され、チームメンバー全員に電話もかかってきて障害対応に SaaS を組み込んで効率的に仕事をこなす、という LT だった。 LT 中、アラートメールが来るという演出も面白かった(たぶん仕込みだと思う)。

Kaizen Platform への就職を決めたの、要因はいろいろあるんだけど、入社前に CEO の須藤さんが Qiita:Team に書いている Kaizen のモットーみたいなやつを読ませてもらって、それに感銘を受けた、というのがある。自分たちが本当にフォーカスすべきことに注力して、その他のことは外部サービスを利用して徹底的に効率化したい、というようなことだった。実際、 Kaizen は外部の SaaS を利用できる部分は極力利用して自前で実装しないようにしている。それでお金はかかるけど、エンジニアが無駄に秘蔵の社内ツールのメンテナンスで疲弊することがないようになってるし、スタートアップ同士でお互いのサービス使い合って良い循環が生まれている感じする。

ソロ懇親会

一日目は懇親会あって参加してみたかったけど気がついたら募集終了してて参加できなかった。なのでよく知りもしない東京ビッグサイトのプロントの店員に「お疲れ様です」と声をかけられながらビール飲んでスパゲティー食べてソロ懇親会やった。バスでホテルに帰ろうとしたらペパボの元同僚の人いて最近どうですかとか軽く話した。ホテルに着いてからは浜松町の激安寿司屋に潜入したけどシャリがねちゃっとしてて不気味な感じだった。量も多くて腹一杯になってしまってとにかくつらかった。

二日目

だいぶ早めに着いたので余裕をもって座れた。ただ午後のコマは混みすぎてて発表見られないことが何度かあった。次の発表の時間前に部屋の前に列を作ったりするの予備校に通ってた浪人生時代を思い出した。人気講師の講義に群がる代ゼミ生に戻った気分になった。

Adventures in Refactoring

GitHub の人の話、 RubyKaigi の動画とか福岡でのミートアップとかでも聞いたことあったんだけどいまいち何言ってるかわからなんぁという話しする人多かった。今回の人の話はわかりやすかった。リファクタリングしてコード量が増えるのようなのはダメだとか、パフォーマンス劣化させたらダメだとか。あと GitHub では scientist という gem あってこれでリファクタリングの前後のコードの A/B テストみたいなのをやってるそうだった。エラー発生率とかパフォーマンスを計測しているそう。すごい。

昼セッションの弁当売り切れててもらえなかったので下に降りてコンビニで何か買おうかと思ったけどコンビニが異常に混雑してて地方在住者にはあれに並ぶ気になれなくて、一旦はフードコートとか行こうとしたけど結局どこも激混みで、あきらめてセブンイレブンでサンドイッチとか買ってプロントで買ったビール飲みながらオープン席的な場所で食べた。偶然、隣にモテメンガールズを引き連れたモテメンさんがやってきてモテメンステッカーくれた。家の冷蔵庫に貼ろうと思います。

【特別企画】YAPCあるある(仮)

YAPC の 10 年間を振り返るという座談会企画だった。僕はミーハーなのでこういう話しを聞くのは好きなので面白かった。そもそも始まりは宮川さんが台湾で行われた Perl のカンファレンスで来年は日本でやってくれよと声かけられてスライドの最後に急遽やりますというのを盛り込んで宣言したのが始まりのようだった。最初の会場が大田区産業会館というの地味な感じがあってよい。2007年だか2008年だかの YAPC で利用したフランスの決済システムがちゃんと動かなくて宮川さんがフランスまで行って直した、という話すごかった。伝説っぽい。

あとは牧さんがどれだけこれまで YAPC で苦労したか、という話だった。こういうの若い人聞いてもあまりぴんとこないかもしれないけど、所帯を持ってたりするとなかなか家庭外の活動に時間を割くのは大変だし、結婚式挙げたことある人はわかると思うけど、人を何百人と集めてなにがしかの催し物をやるのはとんでもなく骨の折れる大変な作業で、それをボランティアで行うのは本当に大変だと思う。若い人はもっと牧さんに感謝した方がよい。

Evaluating your stylesheets

同僚の t32k さんが LT 通ってて発表した。伊藤直也さんのこといじって受けてた。作ったスタイル何とかという CSS を解析するソフトウェア自体も良さそうだった。

コミュ力あげてこ

一日目は hitode909 さんの発表の裏で話を聞けなかった cho45 さんの LT 面白かった。前の人がたまたま電話の話してて、その後に登場した cho45 さんがモールス信号の話というのが最高だった。 cho45 さん、ツイッター見てる限り気むずかしい人なのかなと思ってけどおもしろお兄さんという感じで良かった。

クロージング

ヒトデさんがベストトーク賞とってた。なぜか自分のことのようにうれしかった。

牧さんのこれまでの苦労話とかを最後にもう一回聞いたけど本当に大変だったと思う。2000人以上来場するイベントを取り仕切るのは筆舌に尽くしがたいほど大変なはず。牧さん、 udzura uzulla さん、運営の皆様本当にお疲れ様でした。