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インターネット以前の世の中では、コンテンツ(新聞、書籍、テレビ、映画)は公開してしまえばほぼほぼ終わりだったけど、インターネット以後の世界では人々がコンテンツをどう評価・解釈しているのかがわかるようになってきた。むしろ評価・解釈の部分の方が重要性が高まっているように思う。

昔は難しいニュースの解釈や解説は親戚の博学なおじさんがしてたけど、いまはインターネットにいろんな人が解釈や解説を載せてる。みんなでコンテンツを見るのは面白い。ラピュタのバルスやサッカーのW杯しかり。映画も家で一人で見るより映画館で知らない人と一緒に見た方が楽しく感じる。

人間は見たものをどう評価・解釈するかを他の人と共有したい欲求がありそうだ。また、他の人がどう思っているかを知りたい、それを見てからコンテンツを消費するか決めたいというコンテンツ消費の二軍みたいな人たちもいる。コンテンツが無数に溢れているから、あまり面白くないコンテンツで時間を無駄にしたくないという心理が働くのだろう。

コンテンツを評価・解釈する人と、それを見てからどのコンテンツを消費するか決める人の間でプラットフォームを作れると面白いかもしれない。

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YouTube 、すでに公式に公開されてる情報を読み上げるだけの動画あげてる人が多い。オリジナル情報を読めば 1 、 2 分で摂取できる情報を 10 分以上の動画にする意味があるのかは疑問だけど、長い文章読めなくて動画に飛びつく人が一定数いるんだろう。

同様に、既に公式サイトに記載されている事柄を自分のブログや Twitter にスクリーンショット付きで転載してる人もいる。ソースが英語のときに日本語で説明するなら理解できるけど(自分はよくやる)、ソースが日本語の情報をさらに日本語で転載する意味がわからない。

公式情報はわかりにくい、誰かが解説している二次的な情報の方が信頼できる、と感じる人がいるのかも知れない。[サービス名] 料金 などのキーワードで検索すると大量に二次解説サイトがヒットする。

この手のコピー情報はオリジナル情報を水増しして動画化したり何度も同じ表現を繰り返したりしてるだけで全然わかりやすくない。むしろインターネットのノイズになっている。悪質なケースでは Google 検索結果の強調スニペットによってオリジナル情報より目立っていることもある。

極力一次情報を調べ、二次情報にはなるべく近寄らない暮らし方をしていきたいが、普通の人々がそういう情報摂取をできるだろうか。