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瑞梅寺川の桜

リモートワークが長くなってきた。正直どのくらい自宅で仕事しているか定かではない。ほとんど外出しないので時間の感覚がおかしくなってきている。職場がリモートワークを許可するようになってもしばらくは出社していたが、二週間ほどで自分の具合が悪くなり会社に行くのを控えるようになった。その後本格的に具合が悪くなって家庭内隔離状態になり、同時に会社もリモートワークを推奨から出社禁止という状態に変わった。約 3 年ぶりのリモートワークで色々思うことがあったので雑に書きます。

リモート会議

リモートのミーティングでは前職の頃から Zoom をよく使っていた。いまの職場でも Zoom を多用している。リモートミーティングの Tips みたいなのは最近どこかで流れてきたのを読んだ気がするけど自分も思うところがあるのでまとめておく。

まず第一にはミュートだ。話さない人はとにかくミュート。 Zoom は音が鳴っているマイクの音を拾って音声ストリームに載せる。そして音声ストリームでは主として話している(音を出している)人の音声が採用されて、その他の人の音声はカットされてしまうようだ。図にするとこんなイメージ。

オフラインの会話
Zoom の会話 1
Zoom の会話 2
Zoom の会話 3

イヤフォン・ヘッドフォンを使う

自宅だとイヤフォンを付けずにスピーカーから音を出しがちだ。 Zoom のミーティングにもイヤフォンを付けずに参加してしまうかもしれないが、ハウリングしてしまったりするのでなるべくイヤフォンを付けてパソコンのスピーカーからは音を出さずに参加したい。

またイヤフォンを付けずに参加するとパソコンのマイクを使うことになって、会話と会話の切れ目が聞き取りにくくなる。 Zoom はハウリングが起こらないよう、ストリームで流している音と同じ音がパソコンのスピーカーから出ていたらそれを拾わないようにしているはずで、パソコンのマイクで話し始めるときに切り替え処理が必要になり、会話の始まりのあたりが拾われなかったりする。マイク付きのイヤフォンを使うことでこの問題は回避できる。

ちなみに以前も書いているけど Apple の iPhone 用イヤフォンはよくできていると思う。 2800 円くらいなのにマイクの音が良好で、相手の声もよく聞こえる。 10 倍以上の値段がする AirPods Pro を使っている人の声より、 2800 円の iPhone 用イヤフォンを使っている人の声の方が聞き取りやすい。 Lightning 端子ではなく 3.5mm ジャックのやつじゃないとパソコンにつなげないので注意。

やっとるわ感

先週、 sudoken さん( Kaizen Platform の CEO )が三戸正和さんという人と対談してる YouTube Live を見た。ほとんど三戸さんという方の話で sudoken さんの話はあまり聞けなかったが、「リモートワークではプロセスでの評価ができないので、アウトプットを意識的に行い、自分の成果をアピールすることまでが仕事のうち」という話が面白かった。リモートワークでは結果による評価に移行せざるを得ないということだ。

エンジニア業を止めてからつくづく感じるのが、人はしつこいほど言わないとわかってくれないということだ。伝えたいことは社内ブログに書いていたらみんな読んでくれるわけではなく、目立つような場所に掲示したり、目立つ方法で喧伝したり、何度もしつこく見せたりしないとなかなか見聞きしてもらえない。リモートワークをやっていて自分はそこそこ頑張って仕事してるつもりでも、その成果をちょっと過剰なんじゃないのと思えるくらいにアピールしないと、組織や同僚からは仕事してる風には受け取ってもらえないだろうな、と思った。リモートワークではやっとるわ感を出すところまでが仕事の範疇に入ることになる。

増えた自由に使える時間を有効に

リモートワークに移行して、毎日通勤にかかっていた 2 時間を自由に使えるようになった。前職時代は朝仕事を始めるギリギリまで寝ていたけど、いまは 7 時くらいに起きて仕事を始める 9 時半くらいまでブログを書いたり散歩したり食器を洗ったりしてる。最近、ブログの記事が増えているのはそういうわけだったりする。

コロナウイルスのせいで恐らく世界大恐慌に陥るだろうと思う。 1 ヶ月も 2 ヶ月も世界中の人が外出しなかったら経済回らなくなる。この時期にゲームしたり Netflix 見たりするだけでなく、何かしら一つ生産的なことをして自分に投資しておかないと数ヶ月後に泣きを見ることになるだろうなと思う。いまはインターネットの会社はコロナウイルスの影響をあまり受けていないか、あるいは Zoom や Slack 、そのほか EC をやっているところは逆に業績好調かもしれない。ただ、世の中が全体的に不景気になると必ずその余波が及ぶわけで、そのときをどう迎えるかはソフトウェア企業に勤める人々にも重要なテーマとなるだろう。