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ForkLift

 MacUpdate Promoで紹介されていたForkLiftというFTPクライアントがやばい。

 FTPクライアントにはこれまでCyberduckを使っていた(フリーなので)。それなりに便利だったのだが、LeopardでQuick Lookに慣れると、FTPサーバーの画像のプレビューができないのがものすごく不便に感じられるようになっていた。

 FTPサーバーの画像もQuick Lookできたら最高だなー、と思っていた矢先に、このForkLiftと出会った。わたしはケチなのであまりシェアウェアは買わないのだけど、ソッコーでレジスターした。以下、Cyberduckとの比較を基本に、ForkLiftについてアツく語ってみる。

ForkLiftのすごいところ

Quick Look

Quick Look

 これは本当にすごい。このためだけにお金払ったようなもの。Cyberduckだと画像の内容が確認できないので、一旦ローカルにファイルをダウンロードしてプレビューで開くなどして中身を確認しなければならなかった(*)。ForkLiftの場合そんな手間いらずで、Quick Lookで直接画像の内容を確認可能だ。不要になったファイルの判別・整理が格段にやりやすくなる。

拡張子ごとにデフォルトエディターを選べる

Set Default Editor

 わたしは無精なのでローカルにファイルを保存せず、サーバーに置いたままPHPなりCSSなりの編集を行う。Cyberduckだとエディターは一つしか選べず、PHPの編集のためにCotEditorをデフォルトエディターに設定すると、CSSEditで編集したいのにCSSをダブルクリックしたときもCotEditorで開いてしまっていた。しかしForkLiftであれば拡張子ごとに対応エディターを指定できるので、PHPをダブルクリックしたときにはCotEditor、CSSをダブルクリックしたときにはCSSEditと、ファイルタイプごとの使い分けが可能。大変賢いのである。

ローカルコンピュータ内のブラウジングもカイテキ

Browsing Local Files

 実は先日のMacUpdate Promo BundleでLeapを手に入れていたのだけど、正直LeopardのFinderは結構高機能なので、単体の機能強化版Finderみたいなソフトはいらないんじゃないかと思っている。

 しかしFTPクライアントにFinder機能が搭載されたものとなると話は別で、非常にカイテキになる。サーバーにファイルをアップロードするとき、目当てのファイルがどこにあるか探すのは結構面倒なものだけど、ForkLiftならいちいちFinderを立ち上げることもなく、左ペインで目当てのファイルを探し出すことができる。この辺はFinderの機能をそのまんま移植したような感じだ。

二つのFTPサーバー間で直接ファイルのやりとりが可能

 左ペインにFTPサーバー1を開き、右ペインにFTPサーバー2を開いて、直接ファイルをやりとりすることも可能。Cyberduckで同じことをしようとするならば、一旦FTPサーバー1からローカルにファイルをダウンロードし、再度FTPサーバー2にアップロード、というような手間がかかっていた。これが省かれる。しかも同じネットワーク内にある他のMacを検出したら、サイドバーに表示してくれ、ForkLiftでアクセスすることも可能。ネットワーク越しのファイル移動にもすこぶる強いのである。

 他にも、Growlに対応しているとか、ショートカットキーの割り当てが自由に変更できるとか、かゆいところに手の届いた、心憎いFTPクライアントである。「FTPクライアントにお金出すなんて」なんて思っているそこのあなた、だまされたと思って一度試用してみてください。きっと気に入るはず。

 ダウンロードはこちら。


2008/05/21 22:27 追記

がーん。いま気付いたんだけど、CyberduckもQuick Look対応してましたね。知らんかったー。でもForkLiftはウィンドウ下部のInfo Bar(↑のキャプチャ画像で言うと黒い部分)にプレビューを表示してくれるので、Cyberduckよりももう一段階、イメージファイルの操作がしやすいですねー。