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Reeder 5

RSS リーダーは Inoreader を 5 年くらい使ってる。年間 14 ドルくらいでめっちゃ安いしあまり不満はないが、 Reeder 5 に iCloud Feeds という機能があることに気がつき Reeder を試してみることにした。

以前の Reeder は昔ながらの RSS リーダーとしてローカルマシンからフィードを読み込むか、外部の RSS リーダーをバックエンドとして利用するスタイルの使い方しかできなかった。外部サービスを使わない使い方だと端末間で既読未読を同期できないので不便だし、職場では Windows を使わなければならない人はそもそも RSS を読むことができない。また外部リーダーをバックエンドに使うと、新着の数記事しか Reeder では表示出来ない。例えば Inoreader のウェブサイト inoreader.com でなら既読の過去記事も遡って読めるのに、API ごしに Reeder で確認するとフィードごとに最新の 5 ~ 6 件程度の記事しか読めない。なので Reeder のルック&フィールの良さは認めつつも同期や過去記事の閲覧に弱い点がネックで常用するには至らなかった。

その弱点を埋め合わせるのが iCloud Feeds で、 iCloud Drive 経由でフィードが同期されるので仕事用の Mac でも私物の Mac でも iPhone でも未読既読を同期しつつフィードを読むことができる。また、読んだあとの記事を消さずに残しておくこともできるので、読み終わった過去の記事をキーワード検索することもできる。実はこれが個人的にはめっちゃうれしくて、 Google Reader のこの機能をめっちゃヘビーユースしていた。どんなにデータベースや検索システムが素晴らしくても、手元に全部検索対象のファイルがあって grep した方が手軽で便利だと感じてしまうように、手元のにあるデータの中から通信をせずに全文検索できる方が安心感がある。

Reeder は ASP 型のフィードリーダーと違って、注目の記事とか新たなおすすめフィードなんかを表示してこない。 2007 年頃のフィードリーダーと同じ機能を提供してくれる。自分に必要な情報を自分に必要なタイミングで接種することができる。

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脊振山山頂の避難小屋

Google Photos の無料利用に制限が入るようになって写真のバックアップはやめていたのだけど、他の人と登山に行ったときの写真の共有にはやはり Google Photos が便利だし、検索が優れているのでお金を払って使うことにした。しかし Google Drive のバックアップ機能がちゃんと動いてくれなくて、 Photos.app の写真が全然バックアップされない。構成は以下。

  • Intel iMac 5K
  • Google Drive バージョン: 53.0.11.0 (Intel)
  • Photos.app で使うシステム写真ライブラリは外付けの 2TB SSD

Google Drive アプリを再インストールしたり、 Google Drive アプリの Google アカウントの接続を解除して再ログインしたりするとバックアップされることもあるが必ずそうなるとは限らないし、写真を追加する度にアプリの再インストールをするのはハチャメチャに面倒くさい。

ユーザーフォーラムを見ると、どうも外付けのドライブにフォトライブラリを配置しているとバックアップがうまくいかないようだ。昨年の 10 月から起きている問題だけどまだ解消されていない。多くの Mac ユーザーの嘆きの投稿を見ることができる↓

加入していた Google One (ストレージ追加プラン)は 100GB で月額 250 円のプランだ。節約画質でのバックアップなのでこれで十分こと足りるのだけど、肝心のバックアップができないのでニッチもサッチもいかない。

Apple の iCloud Photos であれば完璧に写真がバックアップされそうだが、 iCloud Photos の方は節約バックアップ的な思想ではなく、逆に iCloud 側にマスターデータを置いてクライアントの Mac 側に画質をおさえたコピーを保存するやり方だ( Mac 側にオリジナルを残すこともできる)。それだとデータを人質に取られる感じだし、 2TB の月額 1300 円のプランに入らないといけない。データの同期のために毎月 1300 円払うのは厳しいのでためらってしまうし、そもそもやりたい他の人との写真共有時には結局 Google Photos を経由させる必要があっていまいちやりたいことが実現できない。自分はシンプルに以下のことがやりたい。

  • iPhone や一眼カメラで撮影して母艦の Mac に取り込んだ写真をいつでも iPhone で見られるようにしたい(オフラインのときは見られなくても構わない)
  • 母艦 Mac の Photos.app ライブラリの写真を必要に応じてほかの人に共有したい
  • 季節や場所、写っているものの名前で目当ての写真を探せるようにしたい

前も書いたことがあるが、写真の検索や自動分類は Google Photos の方が優れている(写ってる対象の識別精度が高い)。 Apple Photos はローカルでその判定をやっているので精度が低いようだ。

なので不安はあったのだが、 Google Photos の同期のされなさにイライラしてしまって Google One から iCloud+ の 2TB プランに乗り換えて iCloud Photos を利用することにしてみた。するとこれまでフォトストリーム経由で最新の 1000 件のみが同期対象だったのが全ての写真が同期されるようになった。写真の追加だけでなく削除も同期される。複数の Mac で写真を管理してると写真が重複しがちなので、削除が同期されるのは地味に嬉しい。また、 iPhone からでも標準の写真アプリで 10 年前に撮った写真を見られるのはスーパー便利だ。このために毎月 1300 円払っても惜しくないかもしれない。

いまは手放したゴルフ 2 の勇姿をいつでも拝める

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Yeticaster

Yeticaster と Logicool StreamCam (カメラだけどマイクが内蔵されている)を買ったことは書いた。

MacBook Pro 13" ( 2020 年モデル)本体に内蔵されているマイクや iPhone に付属品として付いてくる Apple EarPods (税込み 2200 円)と比べてどれだけ音が違うかを試してみた。

MacBook Pro 13" ( 2020 年モデル)
Apple EarPods
Yeticaster
Logicool StreamCam C980GR

MacBook Pro のマイクは正直酷い。ファンが回っている状態で録ったというのはあるが、 Zoom などでのミーティング中は当然のようにファンが回るので( Intel CPU Mac の場合)、これは当たり前に存在するものとして受け入れるしかない。外付けのほかのマイクも同じ条件で録音したがこんなに雑音は入らなかった。正直 MacBook Pro のマイクは使い物にならないと思う。

iPhone に付いてくる Apple EarPods の音が良いというのは一年半前の記事でも書いているが、やはり音が良かった。 2200 円でこの音質は素晴らしい。

Yeticaster が一番音質が良く、話している内容がクリアで聞き取りやすい。音量も大きい。専用のマイクをアームを使って顔の近くに配置しているので当たり前だ。

少し音量が小さいが、 Logicool StreamCam の音も意外と良かった。一台でカメラとマイクの両方をカバーできてコストパフォーマンスが良さそうだ。

リモートワーク用にマイクを買おうかと思っている人は参考にしてみて下さい。

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Dolby Atmos

Apple Music がロスレスやハイレゾ、 Dolby Atmos Spatial Audio に対応した。ロスレスやハイレゾは音質の向上で、 Bluetooth で音楽を聞くことが当たり前となった今日では一部の音質マニアの人にしか影響がないと思う(特にハイレゾは有線接続で USB-DAC などを利用しないとメリットを享受できない)。

一方、 Dolby Atmos の Spatial Audio (空間オーディオ)は 2000 円のイヤフォンで音楽を聞く人から数十万円の高級オーディオセットで音楽を聞く人まで恩恵がある。 Apple Music 内の空間オーディオ解説コンテンツでパーソナリティの人が「革命」と言っているけど決して大げさな言い方ではない思う。音質ではなく音の聞こえ方が変わるからだ。 Apple Music に入っている人は是非イヤフォンで Apple が用意している聞き比べ曲を聞いてみて欲しい。

聞き比べコンテンツは二つあって、一つは Marvin Gaye の "What's Going On" 、もう一つが The Weeknd の "Save Your Tears" だ。個人的には Marvin Gaye 版の方が違いがわかりやすかった。 The Weeknd の曲はシンセサイザーを多用してエフェクトがかけられていて、こういう曲は空間オーディオの効果がわかりづらい。一方で Marvin Gaye の曲は昔ながらの生演奏で、楽器の数も少ないので Dolby Atmos の威力を確認しやすい。最初はモノラルから始まり、次にステレオ、最後に Dolby Atmos となる。ステレオで二方向から聞こえていた音が、 Dolby Atmos では縦方向からも聞こえるような感覚を覚える。楽器ごとに音が細分化される感じ。これまで聞こえなかったギターのフレット移動音や、小さいパーカッションの音がはっきり聞こえるようになる。

Apple Music 空間オーディオの世界

聞き比べコンテンツのほかに「空間オーディオの世界」というプレイリストが用意されており、最近の曲から古い曲までいろんな曲が Dolby Atmos で聞けるようになっている。誰でも一つくらいは聞いたことがある曲が入っていると思うので、ここにある曲を聞いてみると違いが分かりやすいと思う。個人的には Jackson 5 の "I Want You Back" や Iggy Pop の "The Passenger" は違いが分かりやすかった。

なお、 AirPods など Apple 謹製以外のイヤフォンを使う場合は設定で「ドルビーアトモス」を「常にオン」にしておく必要がある。初期値は「自動」で、 AirPods など対応するチップを搭載したイヤフォンでしか Dolby Atmos を適用できない。

「ドルビーアトモス」を「常にオン」

ちなみに、自分の手持ちのデバイスの対応状況を確認したところ以下の通りだった。

デバイス 接続方式 Mac iPhone
AirPods Pro Bluetooth
Bose QuetComfort 35 Bluetooth
有線接続
Bose Sound Link Mini II Bluetooth
有線接続 -
Bose Computer Music Monitor 有線接続 -

Bose の Bluetooth ヘッドフォンでも Dolby Atmos で再生できたが Mac との接続時には動作が非常に不安定で、どうもマルチポイント接続をしているときは Dolby Atmos モードにならないことがあるようだった。有線接続の場合は問題なく Dolby Atmos で再生される。比較的最近の iPhone や Mac であれば本体スピーカーでも Dolby Atmos で再生できるようだ。この辺のことは Apple のサポートページで詳しく説明されている。


どんなに Spotify のレコメンドが素晴らしくても、空間オーディオで音楽を聞きたければ(いまのところは) Apple Music を使わざるを得ない。自分の周囲では Spotify 派の人が圧倒的に多かったが、少なくともこの空間オーディオをきっかけに Apple Music に興味を持つ人が増えたように思う。久々に技術的なイノベーションがバリューイノベーションになる瞬間を見た気がする。

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Apple Watch

9 月頃、 Pebble Time Round 追悼のような記事を書いた。

この記事を書いた後くらいから Pebble Time Round の調子が悪くなり、 Apple Watch に買い換えた。

Pebble Time Round 、購入後半年くらいから充電されづらい問題はあったが、これまでだましだまし使ってきた。今年の秋頃から充電したのにバッテリー切れで死んだり、充電に異常に時間がかかるような症状( 8 時間使って 16 時間充電する感じ)が出るようになり、ある日一切充電されなくなってしまった。もうこれは寿命かなと思って 10 月に嫁さんに黙って Apple Watch を買った。しばらくはばれずに過ごしていたけど、風呂に入っているときに洗濯機の上に置いていたところを発見されはちゃめちゃに怒られた。

Apple Watch でどう便利になったか

Pebble に比べ Apple Watch はよくできている。生活が便利になったところをまとめていく。

生活の利便性向上

通知の受け取り

賢い通知の送付

Pebble は iPhone に通知が来たとき、 iPhone を操作中かどうかに関係なく一律にプッシュ通知を飛ばしてきて鬱陶しかった。 Apple Watch はそんなことなくて、 iPhone を使っている状態であればブルブル震えたりしない。プッシュ通知のプレビューも便利で、画像付きのプッシュ通知は画像を見ることができるのが便利だ。 iPhone との連携がとてもよくできている。

プッシュ通知のプレビュー

Mac のロック解除

Mac のロック解除を Apple Watch で

会社から貸してもらってる MacBook Pro はこれまで Touch ID でロック解除していたけど、 Apple Watch でロック解除できるようになった。 Apple Watch がロック解除済み(パスコードを入れて手首に装着済みの状態)であれば自動的にロック解除されるというものだ。 Touch Bar に指を伸ばすより Mac の前に座るだけで自動的にロック解除される方がはるかに便利だ。加えて、 Touch ID が付いていない私物の iMac もパスワードを入力することなくロック解除されるようになった。超便利だ。

最近、 1Password が Apple Watch で認証する機能をリリースした。 Mac のロックを Apple Watch で解除できるなら 1Password の認証もできたら便利と思っていたが、 Big Sur になるまで Apple がこの API をサードパーティーには提供していなかった模様。それが Big Sur で開放されて、 1Password のロック解除を Apple Watch でできるようになった。ただし、 T1, T2 チップを搭載した Mac でのみこの機能は有効で、私物の iMac は 2017 年モデルで iMac が T2 チップを搭載するようになったのは 2020 年モデルからなので残念ながら 1Password の認証はパスワードの入力が必要だ。 T1, T2 チップ入りの Mac と Apple Watch を持っていて 1Password を使っている人は是非お試し下さい。

マスクつけたままパスコードなしで Apple Pay

Apple Watch で Apple Pay

Apple Pay も便利になった。これまで iPhone の Apple Pay で支払っていたけどマスク時代になって Face ID でロック解除できずパスコードを入れるのが非常にわずらわしかった。いまは Apple Watch で Apple Pay を使えるようになったのでコンビニでマスクを外すことなく簡単に支払いを済ませられる。

家の中で行方不明になった iPhone の捜索

iPhone の捜索

Pebble にもペアリングしているスマートフォン側で音を鳴らすソフトはあったが、誰が作ってるのかよく分からない得体の知れないソフトを購入してインストールする必要があって尻込みしていた。 Apple Watch には標準で iPhone 側の音を鳴らす機能が付いている。 Find My で音を鳴らすこともできるが、家の中でちょっと見つからないときにわざわざ Mac のところまで行って Find My をしたり、家族に頼んで他の iPhone から探したりするのは大げさすぎる。手元でちょっと操作しただけで iPhone 側の音が慣らせるのは便利だ。

運動時の快適性アップ

iPhone なしでジョギング

iPhone なしでできること一覧

iPhone を持たず単体でジョギングに出かけられるのがいい。ランニングのログ取りと音楽や Podcast の再生が Apple Watch だけで完結する。 Apple 製のソフトだけでなく、 Castro のようなサードパーティのソフトでも Apple Watch 内に Podcast をダウンロードしておいて iPhone なしで利用できる。 iPhone がなくても Apple Pay が使えるので、 iD などに対応している自販機で飲み物を買うこともできる。

自分が買ったのはセルラー回線なしの GPS モデルだ。 iPhone を持たずにジョギングはセルラーモデルを買えるような金持ちの専売特許かと思っていたがそうではなかった。ジョギング中に電話を受ける必要がなければ GPS モデルで十分だ。 Workout の GPS ログ取りも GPS モデルの Apple Watch 単体で全く問題ない。

ジョギング自体の快適性アップ

Apple Watch によってジョギング自体も快適になった。 Pebble 時代は Runkeeper を使っていて、 Runkeeper には Pebble 用のコンパニオンアプリがあった。ただ、 iPhone 側との接続があまりうまくいかず、 iPhone 側で Runkeeper をバックグラウンドに持っていくと Pebble との接続が切れてダメダメだった。 Runkeeper には 1km とか 5 分とか走ったときに教えてくれる機能あるけど、 Pebble に通知が来るわけではなく、イヤフォンを付けて iPhone 越しに音声で聞くしかなかった。マッチョな感じの外人女性の声で "Distance, 1 kilo meter" とか言われてもあまりテンション上がらなかったし、聞いてる音楽や Podcast の音量が下げられて上から覆い被さるようにしてアナウンスされるので使い勝手が良くなかった。 Apple Watch であれば 1km ごとにブルブルっと震えてラップタイムを教えてくれる。ちょうどいい。走ってる最中に現在のペースや心拍数、経過時間なども一発で確認できて便利。

ワークアウトの記録を Strava へ取り込み

走り始める前にランニング用のアプリを起動しなくて良いのも地味に便利で、とりあえず Apple 謹製の Workout を起動してランを始めれば良いというのも手軽。終わったら Apple Watch で記録を止めて、後から Strava に Workout のデータを取り込むことができる。心拍数付きでグラフが表示されて便利だ。

心拍数がわかることによる運動負荷の把握

心拍数の確認

これまでジョギングなどで自分の心拍数などを気にしたことがなかった。 Apple Watch で心拍数がわかるようになり、自分が結構無理していることがわかるようになってきた。 Health Care アプリの解説によると、心拍数は 220 - 年齢 が最高値らしい。この前何気なく登山をしていたら心拍数が 181 になっており、そんなに飛ばしているつもりはなかったのに最大心拍数になっていて驚いた。それでそこでしばらく休んで呼吸を整えたが、心拍数がわからなければ自分がいま無理をしていることを知らずそのままのペースでのぼってバテていたかもしれない。ジョギングはともかく登山ではバテてしまうとその場でへばってしまったり、疲れからくるふらつきで転倒、滑落したりしてしまうので侮れない。自分の偽りのない体力の限界を知れて便利だった。

褒められる

活動の記録とリング

アクティビティの記録

Apple Watch は運動すると褒めてくれるし、サボってたら「運動しませんか?」と促してくる。これはウザいと感じる人もいるだろうけど、自分の場合はうざくない。 Pebble にも似たような促し機能はあったがワンパターンだったし、メッセージ内容がぶっきらぼうでよく分からなかった。

睡眠の計測

目が覚めたときの表示

リングについても最初自分はウザいと思っていたが、運動して閉じることができると気分がいい。睡眠についてもメッセージを表示してくれて、朝起きてしばらくすると「ピロピロリン♪」と音が鳴って挨拶してくれ、その日の天気も教えてくれる。体験が良い。

結論

Apple Watch に限らずスマートウォッチというかウェアリングデバイスの良さは、これまで記録できていなかった自分の行動を記録してくれるところだと思う。有名なプログラミングの格言「推測するな、計測せよ」を自分の体で行う感じだ。

ただし、ただ計測するだけでは次のアクションに結びつきにくい。 Apple Watch は計測した数値をライトに評価してくれるところが良いところだと思う。ログをとることはその他のウェアリングデバイスでもできる。それをどう評価するかが難しくて、 Pebble の場合はあまり評価をせず、どういうアクションを取れば良いのかがわかりづらかった(いつもよりよく寝たねとか、今日はめっちゃ歩いたじゃんみたいなローカルプッシュはあった)。 Apple Watch は、それが自分の健康にどういうインパクトを与えるのか、読みものコンテンツ込みで提示してくれるのが良い。それでいて押しつけがましくないところもいい塩梅だと思う。

ただやっぱり Apple Watch は高い。 iPhone 、 Mac と定期的に買い換えるもののサイクルに Apple Watch も加わるとかなり懐的には厳しい。コロナ禍で飲みに出かけたり昼飯代でお金使うことがなくなったせいで何とかギリギリ大丈夫だろうと買う判断ができたけど、通常の生活ではとてもではないけど手を出すことはなかったと思う。 Pebble Time Round と同等の値段( 1.5 万円くらい)で気軽に買える Apple Watch が欲しいし、あったらもっとめっちゃ売れると思う。

買って良かった Apple Watch アクセサリー

以下はアクセサリー的なもののうち買って良かったやつです。冒頭の写真はこの二つを装着・利用した状態で撮影しています。

Apple Watch 用充電台

Apple Watch 、 Qi で充電できるものだと思っていたけど対応していないことを知って衝撃を受けた。なので付属の丸くくぼんでいる充電器で充電しないといけないのだけど、それだと机の上で収まりが悪い。というわけでこいつを買った。カチッと Apple Watch が固定されて、充電中は置き時計としても使えて便利。 Qi のスマートフォン充電台と一体型の商品もあるようなので、 Qi を持ってない人はそっちを検討してもいいかも。

液晶保護ケース

Apple Watch はアルミニウムモデルを買ったのでガラスがサファイアガラスではなく、またアルミニウムはステンレンスやチタンよりも傷つきやすいとのことだったので保護ケース的なものを買った。時計は結構いろんなところにぶつけるのでこういうのに入れておくと安心だと思う。装着しても Apple Watch がダサくならないので気に入っている。

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"Your Computer Isn't Yours" という記事が先週バズってた。

概略を説明すると、 Catalina の頃から Apple が Mac ユーザーのアプリ起動ログを勝手に収集していたが、 Big Sur の公開日にログ集約サーバーがダウンしてしまい、そのせいで Mac を使えなくなる人が続出して問題が発覚したというもの。 Rebuild の Episode 288 で触れられているので興味がある人は聞いて下さい。

この記事については日本語の翻訳もあってはてブで 500 ブックマークくらいついていたが、どうも機械翻訳されただけのようだったし、一部訳が違うのではと思われるところがあったので自分でも訳してみた。訳を原著者の Jeffrey Paul 氏にメールで送ったので恐らくそのうち本家に日本語訳が追加されると思う。

Your Computer Isn't Yours

2020-11-25 9:16 追記

日本語訳追加してもらいました。


起きていることをまとめると以下のような感じだ。

  1. Apple は Mac ユーザーのアプリ起動データを IP 付きで Apple のサーバーに集めている(ログ送信)
    • 各アプリの署名有効期限チェックやマルウェア対策のためということになっている
    • Mac から Apple への通信は暗号化されていない
      • ISP や CDN ( Akamai )、ネットワークを盗聴している他人が内容を確認可能
    • この通信はユーザーが自分の意思で無効化できない(「Mac解析を共有」をオフにしても送信される)
  2. Mac (特に Big Sur でしか動かない Apple Silicon Mac )を使いたければ利用ログ送信を甘受するしかない
    • Big Sur から、上述のログ送信や Apple 製のアプリは VPN やファイヤウォールを無視するようになった
    • OS の挙動を変更しようとすると Mac が起動しなくなる
  3. iCloud Backup は iMessage の秘密鍵も一緒にバックアップするので Apple がメッセージの内容を読むことができる
    • 自分自身が iCloud Backup 利用していなくても、メッセージの送信相手が iCloud Backup を使っていると自分が送ったメッセージが iCloud 上に保存される
  4. Apple はプライバシー保護を売りにしながらユーザープライバシーをなおざりにしている
    • iMessages/iCloud Backup のバックドアを放置している
    • 過去にアプリ開発者には HTTPS を強制しながら自分たちは OCSP の通信を平文で行っている
    • ログ送信の件について対応を発表したが、対応時期を明確にしていない

その結果、以下のような状況に陥ることが懸念されている。

  • Apple が集めている情報は NSA や FBI に筒抜けになる
    • Apple はアメリカ軍の諜報機関や FBI にユーザーログデータなどの閲覧を令状なしで認める協定を結んでいる
    • iCloud Photo や iMessage の内容を Apple だけでなく軍や FBI も見られるようになっている
  • ユーザー保護を隠れ蓑に Apple が力を増大させる
    • マルウェアから守る、を大義名分にして、ユーザーがどのアプリを動かせるかを Apple がコントロールできる可能性がある
    • 原理的には Apple が気に入らないアプリを起動できなくしてしまうことが可能

モバイルアプリの利用状況の収集は多分いろんなアプリがやっている。 Mac で Apple が集めている程度以上の情報を集めているアプリも多いだろう(位置情報を取得しているアプリなど)。なので最初この件については過剰に反応しすぎなのではないかと思っていたが、よくよく考えてみると自分の感覚の方が麻痺していたのかもしれない。アプリの利用履歴を IP アドレス付きで送るということは、どこで何をしているかがアプリ開発者に筒抜けだ。そしてそのログを公権力が自由に閲覧可能だとしたらいい気持ちはしない。

アプリと Apple の場合で決定的に異なるのは、アプリはそのアプリが起動している間(あるいはバックグラウンドでのログ送信を許可されている間)だけログを送信するが、 Mac に関して言うとずっーっと起動しっぱなしで使い続けるものなので、ログデータからユーザーの行動履歴・生活様式がわかってしまう。地図アプリで検索した場所の情報も送られていたということなので、 Jeffrey Paul 氏が書いているように、その人がこれから行く予定の場所もわかってしまう。

GDPR や様々なプライバシー保護は、アプリを作りサービスを運営する側としては正直厳しいなと思うところはあるけど、 Apple がアメリカ軍と結んでいる PRISM のような取り決めが存在すると、様々な個人情報が政府機関に流れてしまって、アメリカのサスペンスドラマのように個人の位置情報を携帯の使用履歴からいとも簡単に割り出せるようになってしまう。それはやはり恐ろしい世界だ。

プライバシーの侵害のみならず、プラットフォーマーである Apple の匙加減次第で、ユーザーが使えるアプリが決まるという状況も好ましくない。たびたび iOS の App Store で起こる Apple の恣意的な審査基準改変などはその一端だ。 Hey の件で Apple とやり合った DHH は痛烈に Apple を批判するとともに、かつて邪悪な Microsoft に対抗するための救いとも言えた Apple が以前の Microsoft 以上に邪悪になってしまったのが嘆かわしいと Twitter に書いていた。学生の頃、 Mac を広める活動をやって大学のクラスの半分の同級生のラップトップを Mac にしたというエピソードや、 Rails の開発でも Mac を激推ししたという話は胸熱だった。応援してきた Apple が Evil になってしまい、人一倍残念に思っているのだろう。

Apple はかつて "The computer for the rest of us" というコピーで Macintosh を宣伝していた。しかし今日、 Mac は彼らのコンピューターになってしまったのだ。

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仕事用の MacBook Pro が新しいやつになったので備忘のために設定方法をメモしておきます。

以前書いた通り、自分は Google Chrome の Profile を二つ作ってノーマルの Chrome と Canary チャンネルの Chrome (ベータよりももっと攻めてるやつ)の二つを使い分けている。仕事用が Canary Chrome でノーマルが私生活用。 Slack からのリンクや Google Drive の URL は仕事用の Canary Chrome で開くように Choosy を使って設定している。 Cloud で Profile が同期される都合上、こうするしかない。

その Canary Chrome への 1Password のインストール方法がちょと特殊で、公式サポートフォーラムの以下の記事の通りにやる必要がある。

  1. rm ~/Library/Application Support/Google/Chrome Canary/NativeMessagingHosts/2bua8c4s2c.com.agilebits.1password.json
    Canary Chrome の 1Password 用設定ファイルを削除(存在しない場合もあり)
  2. ln -s ~/Library/Application\ Support/Google/Chrome/NativeMessagingHosts/2bua8c4s2c.com.agilebits.1password.json ~/Library/Application\ Support/Google/Chrome\ Canary/NativeMessagingHosts/
    ノーマル Chrome の 1Password 用設定ファイルのシンボリックを Canary Chrome の設定ディレクトリに張る
  3. Canary Chrome 再起動

1Password が Chrome とのやりとりに使う JSON ファイルをノーマル Chrome と Canary Chrome で共通化してしまうようだ。これで Canary Chrome でも 1Password が使えるようになる。