ヨドバシ実店舗にヨドバシドットコムの当該商品ページをプリントアウトして持っていくと一万円以上の商品の送料が無料になるという話。
それに対するはてな匿名ダイアリー。カメラ屋でバイトする大学生の反論。
最近十年間で全国のカメラ屋・写真屋(DPE店)は三分の二が潰れてしまった。少しでも安いほうへ、安いほうへと客が流れていくから、小さなところは真っ先になくなる。だけど最終的に市場が寡占状態になっていけば、商品は適正な価格では売られなくなる。
これって「マージン取りまくりなカメラ屋が楽して喰ってけるように高い値段で買ってあげましょうね」って言ってるのと一緒に思えるなー。価格競争に付いてけない店はなにかしら経営が非効率的なんじゃないのかな。資本主義経済はスクラップ&ビルドを繰り返していくもの。非効率なプレーヤーが市場から退場するのは当然だと思うな。
そもそもものに適正価格なんてあるわけない。基礎的な経済学で習うけど、商品の価格は需要と供給で決まる。砂漠では水の価値が相対的に高まるから、ダイアモンドとペットボトル一本分の水が交換されることだってあり得る。定価30,000円のカメラだって、売り時を逃したらディスカントして売らざるを得ない。場所とタイミングによって、商品の値段なんていかようにも変化しうる。
いくらカメラの原価ぎりぎりラインが26,800円でも、他店がそれよりも安い値段で売ってたら、消費者はその価格で買おうとするだろう。もしその価格が仕入れ値割れで不当に安いんだったら、それはダンピングしてる店が悪いんであって、一番安い価格で買おうとする消費者が悪いわけじゃない。供給側の問題だよ。最安店と同じ価格で買わせろと理不尽な要求をする客にはお引き取り願えば良いだけ。
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