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 先日、久々にShelflife Recordsのホームページを覗いたら、リニューアルされていた。しかし何だか前よりショボイ。注意深く読んでいると「オフィスを移して規模を縮小することにした」なんて書いてある。がーん。

 以前、Brittle Starsについて痛々しい記事を一本公開してしまったけれど、その記事を執筆しながらShelflifeのウェブサイトを覗いたとき、もの凄く安い値段でCDが売られていた。ほとんど投げ売りである。なるほど、規模を縮小するから叩き売りしていたのか。

 Brittle Starsについては哀しい事実を知った。Amazon.comのカスタマーレビューを読んでいたら、Brittle Starsのメンバーはナントカというインディペンデント・レーベルのスタッフで、結局二枚のアルバムを出しただけで解散したみたいである。もう彼らの透き通るような音楽を聴くことはできないのだ。無念。

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 体調が良いので病院を抜け出した。

 それでさっきベスト電器の前でやってた中古CD市を覗いたら、"CREATION REBEL THE BEST OF cutting edge HIP HOP 1995-2000"と思わぬ邂逅を果たした。BUDDHA BRANDとかK DUB SHINEとかYOU THE ROCK★とかSHAKAZOMBIEといった、cutting edgeに所属してた連中のコンピレーション盤である。僕が日本語ラップを聴き始めたのはここ三年くらいのことで、これらの面々が最盛期だった高校生の頃は聞き逃している。だからこういうアルバムは本当にありがたい。リアルタイムの興奮が蘇ってくる。いつか買おうと思っていたのだけど、本日490円にて手に入れることができた。ラッキー。

 なかでも圧巻だったのがECDのロンリーガールである。リリックが少女たちに訴えかけてる(90年代の日本語ラップは慈善的なメッセージを放っていたのだ!)。この曲は一昨年くらいに加藤ミリヤがカヴァーしていてそっちは聞いたことがあった。加藤ミリヤ版は、ECDとK DUB SHINEという二人のオッサンがセンター街にたむろする少女たちのことを心配しているのに対して、「いつまでも子供じゃないんだ、余計な心配しないでくれ」って言ってるわけだが、そんなんより断然このECD版である。といってもECD版に共感してしまうのは、もう僕の年齢がコギャルたちのよりもオッサンたちの年齢に近いからかも知れないのだけど。

 それにしてもECDというのは、本当に凄い人だったんだなということが分かる。“さんぴんキャンプの人”ってだけじゃないのだ。彼の著書、『ECDiary』とかもいつか読んでみようと思う。リスペクトECD!

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 せっかく退院して自由にできるのだから出歩くなりすればいいのに、引きこもってPowerBookと戯れる毎日である。これじゃ病院にいるときとちっとも変わらない。

 ネットで徘徊してまわる先も限られているので、時間ができると病院では、すなわちAIR EDGEのナローバンド回線ではできないiTMSでの音楽試聴をついつい始めてしまう。30秒間製品クオリティーで試聴できるのはありがたい。気に入ったものを見つけるとアマゾンでそれが安く売られていないか調べる。日本のiTMSは品揃えが悪いことはさておくとしても値段が高い、高すぎる。数百円高く支払うだけで済むなら、データだけではなくてCDという媒体で音楽は購入しておきたい。HDDがぶっ飛んだらお終いというのはやはり怖い。

 アマゾンで取り扱いがない or 値段が高い場合、ヤフオクでチェックすることになる。たいていここまでで作業は完了し、再びiTMSに戻るのだが(笑)、ときどきここまでしても欲しいCDが見つからないことがある。そういうときは激高い値段で殿様商売をしているHMVのウェブサイトを訪れることになる。

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 ときどき2ちゃんねるの携帯音楽プレーヤーのスレッドを見る。iPodの調子が悪いときなどに、何か情報がないかと調べてみるのだ。今回はiPodが完全に壊れてしまったので、iPodの理想的な埋葬方法ぢゃなくて、新しくiPodを買う際の情報収集をしていた(取らぬ狸の皮算用)。

 それでこの手のスレッドを覗いていると必ず登場するのが音質の話。MP3 128kbpsでエンコードしてる、なんて言うとやたら耳のいい人が現れて「お前今すぐ耳鼻科行け」という感じのレスポンスが返ってくる。

 俺は人に影響されやすいので、こういう書き込みを目にするとものすごく不安になってくる。他人のビットレートがどのくらいか、とても気になるのだ。俺はMP3でこそないものの、AAC 128kbpsでライブラリを構築している。2ちゃんに生息する平気で五万もするイヤホンを買ったりするような手合いからすれば、「今すぐ耳鼻科に行くべき」状況だろう。

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ホットスポット
 ドコモがタワレコを買収すると昨日の日経にあった(NTTドコモ、タワーレコードを傘下に)。正直歓迎できない。

 NTTグループといえば、一般名詞を勝手に商標登録してしまうというあくどい企業集団だ。NTTコミュニケーションズは“ホットスポット”を登録してしまったし、ドコモは“フルブラウザ”の登録を申請した。この二つはどう考えても一般名詞である。

 “ホットスポット”の方は結構弊害があり、お陰で他の会社がホットスポットのようなサービスを提供するときは公衆無線LANなどと長ったらしい呼称を使わなければならなくなった。新聞を注意深く読んでみて下さい。その手のサービスのことをホットスポットと呼んだりなんかしてないから。

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 日々気温が下がり、人肌恋しい季節がやってきましたね。むかーし日記にも書いたことがあるけど、肌寒い季節におすすめなのがLampというバンド。結構良いです。

 Lampってどんなバンドか? むかし母親を乗せて車を運転していてiPodからLampの曲が流れてきたとき、「あんたいつから山下達郎やら聞くようになったとね?」と言われたことがありますが、このエピソードがうまく彼らの音楽を言い表しています。

 LampはSugabebeやはっぴぃえんどといった70年代の日本のポップや、ソウル、AOR、ボサノヴァ、ソフトロックなどの影響を受けた上質なポップバンドです。3人組で、主に女性ボーカル、ときどき男性ボーカルです。フリーソウルのブラックじゃない部分の影響を強く受けているといって良いでしょう(カーティス・メイフィールドは好きそうですが、カーティス・ブロウは嫌いでしょうね)。

 肌寒くなってきたのでこの人たちのことを思い出しオフィシャルホームページを覗いてみたら、リーダー格の染谷大陽さんが書いてるブログを発見。興味深く読んでしまいました。

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 Lunch Time Speaxに興味を持ったのは、四年くらい前に友人にこの曲を聞かせられたからだった。それ以来、LTSに良い曲があることは知っていたのだが、お目当ての曲のタイトルが分からず、かつて耳にした珠玉のメロディーにふたたび巡り会うまでずいぶんと時間がかかった。LTSがメジャーレーベルから出しだ音源は可能な限りチェックしたのだが、どこにも収録されていなかった。

 むしろ、メジャーから出されてる彼らの音楽はまったく俺の興味を引きはしなかった。以前聞いたCoke Escovedoの”I Wouldn’t Change a Thing”のような心地よいギターカッティングは何だったのか? 本当に同じメンバーが音楽を作っているのか?

 その謎が解けた。LTSがインディーレーベルで最後に出したレコード”Blue Print Manuever”をついに手にしたからだ。四年前に耳にして以来、俺の頭から離れなかったあのギターカッティングは、DEV LARGEが作ったトラックだったようだ。なるほどね、そりゃ気持ちいいはずだ。その気持ちよさにすっかりやられちゃいましたよ。

 とにかくLunch Time Speaxの”(オマエもこの気持良さにやられちまいな)止マッテタマッカ-DLRMX-“はやばい。ちぇけらっちょ〜。