| @ブログ

 先日書いたトラックバックについての記事のお陰でちょっとした賑わいを見せた当ブログですが、それに味を占めたというわけじゃないですけど、もう一度トラックバックについて書いてみます。前回の記事では書き足りない部分があったように思うので。前回と違う結論になってしまうかも?

 つまるところトラックバックとは何なのか? 気軽にポチッと飛ばしちゃいけないのか? 同じ話題を扱っているというだけでpingを送っちゃいけないのか? やっぱり引用は必要なのか? トラックバックにもマナーは存在するのか?

 Wikipediaでトラックバックについて調べてみると、以下のような記述が見つかった。

トラックバックにおけるマナー

トラックバックとは「あなたの記事を参照して記事を書きましたよ」と伝えるための機能なので、トラックバックをする場合には必ず記事を参照して記事を書いている必要がある。不都合がないかぎりその記事へのリンクもするべきであろう。

記事を参照しないで同じことを書いているというだけでトラックバックをすることを、ブログの宣伝行為として「迷惑トラックバック」と呼ぶことがある。それをコミュニケーションの一部として許す人もいるが、それを許さない人もいるため十分注意してトラックバックを使わなければならない。不都合がないかぎり少しでも記事を参照してリンクを貼ることが好ましい。

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| @ブログ

 かつてはリアルスペースで知ってる人しか見てなかったこのブログも、いまでは他所での俺の書き込みなどをご覧になって訪れて下さっている方がいる。ありがたいことである。そんななかのお一人、oberheimさんのブログ(この世の果て)を読んでいたら、トラックバックについての記事があった。

本来のトラックバックは、他のblogのエントリーを引用して新しくエントリーを作成した場合、それを引用元に通知する為の仕組みのはず。 トラックバックとエントリーの引用(文中リンク)はセットであるべきで、トラックバックだけでは片手落ちだ。 文中リンクがなければ話題の流れを辿れないし、エントリーのキャッチボールも出来ない。

 読んでいて冷や汗をかいてしまった。というのは俺の場合むしろ逆で、記事を参照してリンクはするものの、トラックバックを飛ばしていなかったから。もともと目立つのを好む性分ではないし、人様のブログから己のチラシの裏へトラフィックを誘導するなんて厚かましいような気がしておいそれとは出来なかったのである。しかし、誰かのブログに対して批評なり賛同なりの記事を書いたなら、当該エントリーへトラックバックを発して通知するのがマナーだと思う。俺の場合これが欠けていたのだ。

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| @散財

patagonia 昨日、病院の帰りに寄ったアウトドアショップでpatagoniaのシャツを買った。オーガニックコットンのやつ。福沢先生が一枚飛んだ。が、モノは確かだ。高校生のときにも服屋の店員にそそのかされてハリウッドランチマーケットの一万もするシャツを買ったことがあるけど、いまだに着ていたりする。十分もととったぞ。

 ところで思うのだけれども、patagoniaとAppleってイメージかぶらないですか? 以下似ていると思う点を箇条書き。

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| @雑談

 来週から旅行に出かけるので、その前に血液検査を行った。医者は必要ないと言っていたが、安心して旅行に出かけられるよう大事をとったのだ。検査の結果は、前回上昇傾向にあった腫瘍マーカーが0.1ポイント下がっており一安心。体調の面は問題なかったのだが、帰りの窓口で嫌な気分にさせられた。

 いつもならCTスキャンも行うので、窓口での支払いは15,000円ほどになる。しかし今回は採血をして、医師の診断を受けただけだ。支払いは多くても3,000円くらいだろうと思って自動支払機に診察券を挿入すると、請求額はなんと4,410円。三割負担だから、総額の医療費は13,000円程度になる。信じられますか? ただ血をとって、医者に説明を受けただけですよ?

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| @音楽

ホットスポット
 ドコモがタワレコを買収すると昨日の日経にあった(NTTドコモ、タワーレコードを傘下に)。正直歓迎できない。

 NTTグループといえば、一般名詞を勝手に商標登録してしまうというあくどい企業集団だ。NTTコミュニケーションズは“ホットスポット”を登録してしまったし、ドコモは“フルブラウザ”の登録を申請した。この二つはどう考えても一般名詞である。

 “ホットスポット”の方は結構弊害があり、お陰で他の会社がホットスポットのようなサービスを提供するときは公衆無線LANなどと長ったらしい呼称を使わなければならなくなった。新聞を注意深く読んでみて下さい。その手のサービスのことをホットスポットと呼んだりなんかしてないから。

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| @ブログ

ブログランキング

 ブログランキングというのがある。ブログにランキングサイトへのリンクを貼っといて、読者にクリックしてもらうとランキングが上昇するというもの。旧来型のホームページでもよく利用されているランキングシステムだ。ランキングの上位に載ることでアクセスアップが期待できる。

 この手のブログランキングはインチキだと思う。というのは、ランキング上位のブログでも、俺のブログよりも記事数が少ないものもざらにあるから。酷いものなんかただのチラシの裏だったりする。それなのにランキング20位以内に入っている。ある映画批評のブログ(Blog・キネマ文化論)から某ブログランキングにたどり着いたのだが、このブログ自体は面白くてためになり、上位ランクされるのも納得できた。しかし、中には本当に酷い代物もランキングされている。アフィリエイトべたべたで、映画の記事はアフィリエイトという刺身のための“つま”みたいな扱いである。Continue reading...

| @読書

 漸くレディ・ジョーカーを読み終えた。随分と時間がかかったな。名作との誉れ高いが、警察モノが好きな人、同性愛に興味がある人、長年の高村薫ファンには面白い本なのかもしれない。

 俺自身もある程度は楽しめたが、登場人物は多すぎるし事件の背後関係が無意味に複雑だし、ちょっと最後の方は食傷気味だった。こういう超リアリスティックな小説(警察モノなど)は俺はどうも苦手だ。バカには難しい。ラストも釈然としなかった。

 見事なのは、闇の世界と政財界のつながりを描いている点か。グリコ森永事件をベースに書かれているわけだが、企業の弱みにつけ込む暴力団、政治家、右翼団体、同和利権団体、韓国系ヤクザ、証券仕手筋などなど、闇の世界を垣間見ることが出来る。しかしそういった悪者連中だけが悪いのではなくて、ときに狡猾に彼らを利用する企業側にも問題があり、いわば持ちつ持たれつの関係が出来上がっているのだ。

 ところで合田雄一郎警部補はキャリアなのだろうか、それともノンキャリアなのだろうか? これがどちらかだけで随分と物語の内容は変わってくると思う。ノンキャリだと断定しているweb上の記述は二つしか見つけられなかったので、いまいちどちらか判断しかねる。司法試験崩れがノンキャリで警察に入るとは思えないんだけどな。まぁいずれにせよ、警察という組織が『踊る大捜査線』で描かれているような感じとは大きく異なることは確かだ。警察モノの本や映画は『踊る〜』しか知らないという人は読んでみると良いかもしれない。

<蛇足>

 大田区に住んでいたお陰で、この物語で頻繁に登場する地形を想像しながら読むことが出来た。夫婦坂のバス停なんて住んでたアパートのすぐそばなんですけど。大田区の猥雑とした風景の下、未曾有の犯罪が計画され実行される過程を追うのは、作り話であるとはいえなかなか興味深かった。