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京都国際会館

京都であった RubyKaigi 2016 を観覧してきた。 RubyKaigi 、つくばであった 2010 がこれまでの人生での唯一の RubyKaigi で、人生二度目の観覧だった。

RubyKaigi 2010 の思い出

一度目のときは少し前に増田に上がってた勉強会ゴロ状態(受付の人と技術書を買ったジュンク堂の人と以外誰とも会話をせずに帰宅)だった。

ちなみにこのとき ESM の企業発表を見に行って、 ESM に転職したばかりの hsbt さんの姿を初めて目にした。なんか入社したばかりなのに社内ブログで暴れてて愉快、みたいな紹介のされ方だった。その後同じ会社で働くことになるとは思いもしなかった。

ESM の発表はとにかく鮮烈に印象に残ってて、ペアプロのライブコーディングだった。 ursm さんが CRM か何かの開発を実演してた。まず最初に落ちるテストコードを書いて、その後にパスするプロダクトコードを書く、というやつを初めて目にして、田舎で HTML コーダーをしつつちょっとしたプログラムを書いてた自分は衝撃を受けた。黒い画面の Vim で高速にコードを書いていく様がとにかくかっこよかった。はやくこういう感じでコード書けるようになりたい、と思ったものだった。

クックパッドの企業発表みたいのも聞きにいって、このときクックパッドもまだそんなにエンジニアの数多くなかったはずで、同じくはてなから転職してきたばかりのセコンさんが話してるのを聞いてトートバッグもらって帰った。

YAPC::Asia Tokyo 2015 の思い出

去年の夏、 YAPC で東京に行って、このときはペ社時代の知ってる人としゃべったりして無言の帰宅は避けられた。

YAPC 2015 は気がついたときには懇親会の申し込み締め切られててどこにも行けず、一人浜松町の宿泊先の近くの「とにかく安くて量が多い」と食べログにレビューが書いてある寿司屋に入って一人で寿司を食べたら寿司がねちゃっとしてて具合が悪くなったりしてた。

RubyKaigi 2016

今年も発表する側にまわったわけではないので一般ピープルである点は同じだったが、これまで話したことなかった人と話せたのがよかった。

取り分けよかったのが Fjord 社の komagata さんと話せたことだった。今後の Lokka の方針をどうするか開発者会議的なものを開催してババっと方針を決めましょう、という話をした。 Lokka 、思い入れがあるので積極的にメンテナンスに関わって今後も長く使い続けていきたい。

一日目

一日目は Kaizen Chat についてのブログ記事を公開するというタスクがあって、 Matz のキーノートとかはあまりじっくり聞けなかった。記事公開後に会社のブースで自分のシールを配布したりして公私混同してた。

今年の RubyKaigi は懇親会の枠が大きかったおかげで申し込みそびれるということにならなくてよかった。

オフィシャル懇親会で Fusic 社の k1low さんと初めてゆっくり話をした。Fukuoka.rb で顔を合わせることあっても一緒に酒飲んだりする機会なかったので RubyKaigi に来て初めてじっくり話すという感じだった。

ヒトデさんとその愉快な仲間たちの皆さんとも話して、 shikakun はオリジン弁当ばかり食べてるくせにやたら調理器具を持っていて不可解だとか、風呂蓋付きの浴室がある部屋にすんでいていけすかないという話をした。

Twitter で 8 年くらい前にハゲクラスタとしてわいわいやってた send_ さんとも再会できて、お互い帽子をかぶった状態でいまの仕事の話をしたりした。

オフィシャル懇親会のあとは、ヒトデさんオーガナイズの二次会に参加させてもらった。デンエンという物価が崩壊してる飲み屋に行ってタワーから注いで飲むビール飲みまくった。クックパッド社の著名エンジニアの皆さんと対面に座ったけど人に自慢できるような OSS とかなくて雑魚いので自己紹介に困ったが、とりあえずこういうアイコンのものですと言ってシールを見せたら「あ、なんか見たことある」という感じになったのでシール便利だった。

二日目

朝一番の Justin Searls さんのリファクタリングについての発表がとにかく面白かった。

去年 YAPC で GitHub の人が話してた sicientist と似てるけど、リファクタリング前後のコードで A/B テストをする gem の紹介。新しい方のメソッドが例外投げたら rescue して古い方のメソッドを実行するというのが面白かった。本番にも安心して投入できるとのこと。

三日目

午前二番目に tkawa さんの HTTP クライアントについての発表聞いた。 HTTP クライアント乱立しててひどい、 API をラップしてリモートサーバー側のクラスを再現するような異常なクライアント多くて、 REST API とは一体何なのか状態だ、みたいな話だった。言われてみれば確かにそうかもしれない。独自の API クライアント作ることなく、 Rack が Rack Middleware を use して拡張していくみたいに、 HTTP クライアントの側でも Middleware を use していくのがよい、そこで Faraday ですよ、という話で、あ、 Faraday ってそういうことを目的にしてたんだと膝を打った。

午前中最後の Chris Arcand 氏の発表が面白かった。

Ruby のコードを解析して呼ばれてないメソッドを調べる、という発表だった。実際に Rails プロジェクトとかで使うのは大変そうに見えたけどいまから君のプロジェクトに投入できるよ、 Rails もダイジョブみたいなことを言ってた気がするのでスライド見直したい。

最後のセッションの前、一日目のデンエン会で知古を得た pastak さん見かけたので uiureo さんを紹介してもらって話をした。 uiureo さん、初対面だけど話しやすくて好青年な感じだった。 r7kamura さんとも少ししゃべらせてもらってよかった。

飛行機の時間の都合があったのでクロージングまでは残らず、最後のキーノートの途中で離席して帰途についた。ホールを出ようとしたところで滑り込みで会場にやってきた元同僚の hisaichi551 さんと邂逅して自分のシールを何枚か雑に渡した。ゆっくり話がしたかった。

京都での開催について

京都での開催良かった。個人的には福岡からだと東京に行くよりも京都の方が近いので移動が楽で良い。首都圏からの大多数の参加者も京都に宿泊して参加するので夜通しどこかで RubyKaigi 関連の飲み会が開かれてる感じで祝祭感あった。夕方から観光したりできて海外からの参加者も満足度高いのではないかと思う。京都国際会館のインフラも素晴らしかった(施設、庭園、食事内容)。スポンサーの提供で振る舞われたお弁当おいしかった。

総合的な感想

RubyKaigi 、海外からのスピーカーの発表はどうやってよいコードを書くかとかリファクタリングとかの話が多い。日本人の発表者の人は Ruby を開発する方の話が多い。( Ruby コミッターのほとんどが日本人だから)。なので Ruby 本体の開発に興味ない人( Ruby 開発者ではなく Ruby ユーザーなプログラマー)はぽかんとすることが多いかもしれない。自分は結構ぽかんとしてた。

あと今回多いと感じたのが Concurrency についての話だった。どうやって Ruby で並行性を上げるかという話。 Thread は難しいので素人は手を出すな、ということはわかったけど Ruby 3 の Guild というので素人でも Concurrent なプログラムが書けるようになるかどうかは今ひとつわからなかったので資料を読み直したい( reuibld.fm の Episode 158 を聞くと良い復習になりそう)。 Ruby 3 に並行処理の使い勝手が向上する前に、他の言語で並行処理について学んで準備をしといた方が良さそうだと感じた。

2010年の勉強会ゴロ状態のときに比べれば、何人かの人と話したりシールを配ったりすることができて、有意義な時間を過ごすことができたと思う。ただアイコンの気持ち悪さで認知されるよりも書いたソフトウェアの知名度で認知される方がよいので、カンファレンスに行って自己紹介するときに「○×というソフトを作ってます」と言えるようになりたい。仕事だけじゃなく、オープンソース活動もやっていけるように頑張りたいな、と気持ちをあらたにした会でした。

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チャーハン

turk というフライパンを買ってとても良かったと書いている人の記事を読んだ。確かに良さそうだった。

自分は去年、 T-fal のインジニオ・ネオという四枚セットのフライパン・鍋セットを買って、とても良かった。四枚セットで1万円しないくらい( Amazon のタイムセール)。 turk のフライパンに比べたら安いけど、自分的には十分高い。 T-fal のフライパン、前も買ったことあったけど4000円くらいするのに割とすぐテフロンはがれて焦げ付くようになったので、今回もそうなりはしないかと不安に思いながら清水の舞台から飛び降りる思いで買った。

南部鉄器のホットケーキ用フライパンも家にあってこいつも使うけど(分厚い肉を焼くときに重宝する)、異常に重いし深さが浅くて普通の炒め物に使うとどんどん中身がはみ出ていってしまってコンロがめちゃくちゃ汚れる。

それからすると T-fal は程よい深さで重さも軽くほとんど油ひかなくても焦げ付かない。当然炒め物してもはみ出ない。正直最高。インジニオ・ネオは高いと思ったけど、3500円くらいのバラ売りのT-falのやつよりも断然ものが良いと感じる。なんかチタンコーティングされてるっぽい。これまで使ってきたやつよりもコーティングのハゲの進行がゆるやかな感じがある。

インジニオ・ネオシリーズを気に入ってしまったので、ウォックパン(底が平らな中華鍋)を追加で買ってみた。5000円弱したけどこれも正直最高。 IH クッキングヒーターではうまいチャーハン作るの無理だと思ってあきらめてた(聖典にガスでやれとある)んだけど、T-falのウォックパン使うと野菜炒めもチャーハンも劇的にうまいのが作れる。野菜炒めは炒めすぎにならず野菜の食感を残すことができるし、チャーハンはパラパラになる。深さがあるので振っても具材が飛び出ない。

結論としては良い調理器具は良い。人生短いのだからフライパンくらい良いの買ってもいいと思う。僕も庭から二億円出てきたら turk 買ってみたい。

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Low Carbohydonate.jpg

糖質制限したら早死にするとかいろいろ情報ある1けど、個人的には肥満脱して体調良くなってきたので得られた知見を共有します。

きっかけ

年末から年始にかけてしてたら、めっちゃのど渇いておしっこ行きたくなる症状出るようになった。

  • これはひょっとしてと思ってググったら糖尿病の症状とあった。
    • 空腹時血糖値、 Hb1Ac の値は正常範囲。
    • 尿糖検査紙買って食後の尿糖計ってみたけどセーフ。
  • しかし34歳で糖尿病になったら洒落ならないと思って、年明けから糖質制限っぽいことをやりはじめた。
    • 糖質さえ摂らなければ血糖値は上がらず膵臓は疲弊しない。

食事

炭水化物

基本的に食べない。

  • 米食べない
  • パン食べない
  • 麺食べない
  • 芋食べない
  • 果物は少し食べる
    • ただしバナナはデンプン質が多いので食べない

野菜

  • ローストビーフ
  • 唐揚げ
    • 衣は糖質だけど唐揚げの衣程度の糖質は気にしなくてよいそう
    • ただし食い過ぎはダメっぽい
    • 天ぷらの衣は NG

大豆

  • 豆腐
  • 厚揚げ
    • 糖質制限は脂肪は気にしなくてよいので厚揚げ食べまくった。豆腐に比べてボリューム感があり満足感得られる
  • 納豆
    • 一日二パックくらい食べてる
    • 九州の納豆はタレが甘いのでタレの糖質に注意がいる

  • ビールは少し飲む
    • ビールの糖質は 2.8g/100ml でそんなに多くない
  • 糖質のない酒は普通に飲む
    • 糖質ゼロの第三のビール
    • ウィスキー
    • 焼酎

その他

  • 牛乳とヨーグルトは糖質(乳糖)そこそこ入ってるので気をつけて摂取する
  • チーズとバターは OK 牧場
  • 最近は朝食代わりにシリコンバレー汁飲んでる。2
  • 小腹が空いたらミックスナッツを食べる。

炭水化物を避けて腹いっぱいになるまで食べても、食い過ぎて苦しいという感じにならない。食べ過ぎたと感じても割にすぐお腹の張りがなくなる。

体の変化

体重減ったこと以外にもいろいろ体に変化が起こって興味深かった。

体重減った

  • -6kg くらい
  • BMI が 25 未満になって肥満から普通体重になった

脂っぽさなくなった

  • 毎日夕方頃になると顔が脂でべろべろになって自分の脂の臭いが気になってたのがあまり気にならなくなった
  • 自分の洗濯物、洗っても脂っぽい臭い残ってたのが臭いしなくなった

食欲減った

  • 昼前とか夕方頃にあった強い空腹感なくなった
    • 時間になったので食べるかという感じ
  • 空腹の状態が続いてもつらくなくて、軽度の空腹状態を心地よいと感じるようになった
  • 沢山食べなくても満腹感得られるようになった

眠り

  • 初めてすぐの頃
    • 夜 12 時くらいに寝て朝 5 時半頃目が覚めて睡眠時間短くなった
    • ただ朝起きるのはつらくない
    • もっと寝たいという感じがなくなった
  • 最近(糖質制限8週間くらい)
    • よく眠れるようになった
    • 睡眠時間は 6 ~ 7 時間くらい
  • 昼食後に眠くならなくなった
    • 糖質とらないせいで血糖値の乱高下がなくなったせい
    • 全般的にいつも頭がすっきりしてる感じがする

うんこ

  • 便秘傾向
    • 回数・量減った
    • 固くなった
    • 糖質制限始めて最初の頃、切れなくて長いの何度か出てビビった。多分宿便
    • お腹弱くて結構簡単に下痢してたのが全く下痢しなくなった
  • おならがよく出るようになった
    • 肉ばっかり食ってるとおならがくさくなると言われるけど前と変わらない感じがある

味覚

  • 主食を摂らずおかずばかり食べる生活なので、塩味が濃い物をキツいと感じるようになった
  • 味覚が鋭くなって、食材のおいしさみたいなのをびんびん感じるようになった。
    • 以前うまいと思わなかったスーパードライをうまいと感じるようになった。

高脂血症治った

  • 肉とか脂もの食べまくってるのに血液中の中性脂肪が多い高脂血症が治った
    • 当分糖質減らしたせい
    • 中性脂肪は血糖値が上がった後に出るインスリンによって糖分から脂肪に変えられる。(人間の体が使わなかった糖分を体に蓄えるメカニズム)

脂肪肝治った

  • 肝機能改善しまくりwww
  • 酒に強くなった(多分肝機能改善してるおかげ)

金と時間

雑に食事済ませられなくなって、食事の準備に時間がかかるようになり食費も増えた。

金かかる

  • 炭水化物安い。肉も魚も野菜も高い
  • スーパーの総菜量り売りとかだと糖質避けて食べられるけど高い
  • 糖質制限してる人の間食としてミックスナッツやチーズがあるけどどれも高い
    • いまはほとんど主食代わりにミックスナッツ食べてて、外食してないのに昼食の食費が 1000 円とかしてしまう

手軽に食事できない

  • 朝からトーストやコーンフレークを食べられない
  • コンビニでおにぎりや総菜パンを買って食べることができない

骨休め

糖質制限ばかりしてたら気が狂いそうになるので、たまにはルールを緩めてやってる。

  • 昼に人と外で食事するときは妥協して糖質とってる
  • 一週間に一回、日曜日だけ糖質食べて良いことにしてて、その時の多幸感ハンパない

まとめ

Pros

  • 糖尿病の予防になる
  • 痩せられる
  • 眠気や体臭減少など体質変わる(花粉症の症状軽くなる人もいるっぽい3

Cons

  • 金かかる
  • 時間かかる
  • みんなと仲良く和気藹々と外食できなくなる

おすすめの情報源

なお江部氏の本、いっぱい出てるけど一番安い以下を一冊読めばそれで十分だと思う。糖質制限で痩せる仕組みや血糖値と糖尿病についてなど一通り学べる。


  1. ちなみにこれはガセ情報多いっぽい(ドクター江部の糖尿病徒然日記  朝日新聞記事、「糖質制限ダイエット、長期は危険?」に反論) 

  2. なお例の本は個人の体験を一般化してて科学的でないと思うので信じてはいけないと思う。個人の日記レベル。つまりこのブログと同じ。(http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3550.html#comment31238) 

  3. 「花粉症の人の60%は糖質制限で軽症化する」というデータ 

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ローストビーフうまい

つらいことがあるとスーパーで安い牛もも肉のブロック買ってきてローストビーフにして食べるようになった。二ヶ月に一回くらいやってる。

ローストビーフ始めたきっかけ

郊外に引っ越したら中心部にないような大きなスーパーあって、安く肉買えるようになった。家の近所のスーパー、安売王ルミエールという名前で、行くと前髪と襟足だけ長いジャンボ尾崎ヘアの子どもや、一家全員パジャマ姿で来店してるような人がいっぱいいて、調味料コーナーに誰かが買おうと思って一回かごに入れたけどやっぱり気が変わって置いていった生肉のパックが置いてあったりして、自己責任でご利用くださいという感じだけど肉はとにかく安い。つらいことがあるとここに来て 300g で 550 円くらいのオーストラリア産牛もも肉を買って帰ってローストビーフにする。

作り方

肉に関してはよい値段のする和牛で作ったこともあるけど、さしの入っている和牛だとこってりしていまいちな感じがした。特にレア気味に焼くローストビーフだと脂身が気になる。オーストラリア産の牛もも肉ブロックで十分だと思う。臭みガーとか言う富裕層は脂身たっぷりの和牛食べて高脂血症にでもなってください。

下ごしらえ

  1. 牛もも肉ブロックを買ってくる
  2. ニンニクをすり下ろして肉に塗り込む
  3. 塩も適度にふる
  4. ローリエも適当にちぎって貼り付ける
  5. サランサップでくるんで適度に放置。一時間くらい放っておくと味がなじみそう。

焼き方

オーブンは使わない。前、オーブン使ってみたことあるけどオーブンに入れても入れなくても味が変わらなかった。手軽なフライパンだけで焼く方法でやってる。古いテフロンのフライパンを使ってる。

  1. フライパンに油をひいてあたためる
  2. 強火で焼く
  3. 片面に色が付いたらひっくり返す
  4. ひっくり返すと同時に赤ワインかける
  5. ふたする
  6. ワインが蒸発したら肉の全ての面に焼き色が付くまでひっくり返しながら焼く。トングがあると便利。
  7. 表面全てに焼き色が付いたら火から外してアルミホイルでくるみ、15分くらい放置する。余熱で火が良い感じに通るのを待つ。
  8. 15分くらいたったらアルミホイルを外し、切り分ける。ホイルには肉汁が残っていると思うのでこれはソースを作るときに使う。

切ったとき「ちょっと焼きすぎたかな?」というような色合いが実はちょうど良くて、肉は切り分けたときはグレーっぽい感じでも空気に触れて時間がたつと綺麗なピンク色になってうまそうな感じになる。切ってすぐちょうど良さそうなピンク色のやつは時間がたつと真っ赤になってたたきみたいな感じになる。火から上げてアルミホイルでくるんでる時間の長さで調節する感じだけど、自分もうまい火の通り方になったのは一度しかないのでクックパッドとかで適当に調べてください。

食べ方

洋風のソースが正しいのかもしれないけど日本人なら醤油だと思う。醤油、我が家は日田の原次郎左衛門という醬油蔵の『あやめ』という刺身醤油を使っている。九州人好みの甘い味でとろっとしてて肉料理にも合う。なにより名前がしゃれてる。 Amazon で買える。

ソース

ホイルにくるんでたときに出た肉汁に赤ワインと醤油などを加えてソースを作ることができる。自分は何回か肉汁ソースにチャレンジしてみたけどあまりおいしいのできてない。

わさび醤油

火の通りが少し弱めの赤味が強い肉とかにはわさび醤油がよくあう。下手にソース作るよりもおいしく食べられると思う。

玉ねぎスライス

玉ねぎスライスを付け合わせにするとうまい。玉ねぎスライスを肉で巻いて醤油をかけて食べるのもうまい。

結論

ローストビーフ、肉を食ったという感じがして焼肉よりも肉への渇望を満たすことができると個人的には感じている。つらいことがあったらやるしかないと思う。今後もつらいことがある度にオーストラリア産の牛ももブロック肉を買ってきて焼いて食べたい。


この記事は肉 Advent Calendar 2015 17 日目の記事でした。

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T on T

皆さん炭水化物好きですか。僕は好きです。焼肉を食べに行っても肉はそこそこにご飯ばかり食べてしまいます。炭水化物のことが好きすぎて今朝は炭水化物(トースト)をおかずに炭水化物(白米)を食べてしまいました。最高です。

僕は一時期、京都の病院に入院していたことがありました。病院食でおかずにお好み焼きが出てきたときはビックリしました。「主食のおかずが主食??? こんな食事無理だし関西人は何考えてるのかわからない」と思いながら、戸棚から鮭フレークの瓶を取り出して無理矢理ご飯を食べたことを覚えています。でもその時の自分は背伸びしていただけなのかもしれません。炭水化物 on 炭水化物 is justice。

寒い日が続きますが、肉まんをおかずにピザまんを食べたり、チャーハンをおかずに白米を食べたり、いなり寿司をおかずにうどんを食べたりしましょう。それでは。


この記事はみんなの朝食 Advent Calendar 2015 - Adventar 二日目の記事でした。昨日は @tomoko_ando さんで、明日は誰も登録していません。

| @技術/プログラミング

このブログの Archive ページ自分で作った Lokka Plugin でできているのだけど、ここを React を使って作ってみた。 React チュートリアルの写経の題材を自分のブログにした感じ。 CoffeeScript オワコンと言われて久しいけど Coffee で書いた。 JSX を CoffeeScript で書くときはバッククオートで囲むとよいという知見が得られた。

Entry = React.createClass
  render: ->
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      <li className="entry">
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        </div>
      </li>
    )`

| @旅行/散歩

Dubrovnik

2015年6月23日

クロアチア航空のチェックインカウンターでチェックインを済ませ、パスポートコントロールを経て飛行機に乗った。 EU 内の移動は通関的なものがないので非常に移動がスムーズ。まるで国内線に乗り込むかのような感覚だった。

Croatia Airlines

飛行機は小型のもので、乗客はまばらであった。クロアチア航空は機内で配られる紙ナプキンが深紅でしゃれており、スッチーたちも感じが良く、エーゲ航空に比べて最高という感じしかなかった。飲み物はビールをもらったけど、 PAN というクロアチアのビールでとてもうまかった。

Dubrovnik Airport

一時間半ほどでドゥブロヴニク空港に到着した。ドゥブロヴニク空港には迎えのハイヤーをお願いしてあった。空港はきれいで、迎えに来てくれていたドライバー氏は長身できちんとネクタイを締めていた。すべてがテキトーなギリシャとは全然違う。非常にかちっとしていた。ハイヤーはきちんと洗車されているベンツで、一世代前のものではあるが E クラスだった。ギリシャで現行 E クラスのタクシーに乗ったけど、おっさんの運転は雑だったし、車内は自家用車のように雑然としていて、クロアチアで乗ったハイヤーの方が断然快適だった。

クロアチアはあちこちに花が咲き乱れ、道路はきちんと舗装されており、街並みも整然としており、すべてがごちゃごちゃでゴミが散乱しているギリシャとは大違いだった。やっとヨーロッパの国にやって来た、という感覚があった。古代ギリシャ文明はギリシャでは継承されておらず、ギリシャ以外のヨーロッパ各国で継承されているのかなという感じがした。

Dubrovnik view

ただドゥブロヴニクも森といえるような森林は存在せず、山は少し地肌が見えていていわゆるはげ山状態だった。降水量が少ないんだろうなぁ、と思った。

宿は旧市街から 1.5km ほど離れたヨットハーバー沿いにあるアパートメントだった。かつてチェコを旅行したとき、アパートメントに泊まって最高だったのでアパートメントにしてみたのだが、この選択は正解だった。非常に広くて景色が良く、シャワーのお湯の量に限りがあることを除けば快適そのものだった。

Adriatic Deluxe Apartments

Adriatic Deluxe Apartments

宿にチェックインしたのが 20 時過ぎだったので、旧市街に行くのはあきらめて宿の近くで日用品の買い物を済ませたあと食事をすることにした。この時点でクロアチアの通貨のクーナを持っていなかったが、スーパーでもレストランでもカードで支払いができたので問題がなかった。10 年前に訪れたチェコでもそうだったが、 EU に加入しているものの通貨をユーロに移行していなくてもユーロで支払えるところが多い。クロアチアもそんな感じで、 7HRK = €1 というレートで買い物することができる。

Supermarket

VW Golf 2, Golf 1, Golf 3 (Left to right)

一日目に訪れたのは宿の近くにあった taverna Otto というレストランだったが、あとから調べるに tripadvisor でドゥブロヴニクのレストランで 6 位の店だった。クロアチアはマグロをよく食べる国だそうで、ツナとポーチドエッグのサラダを注文したら、表面を軽く火で炙った状態のマグロのタタキを使ったサラダが出てきた。シーチキンのようなものを想像していたので期待と違ったが、久々に口にする生のマグロが非常においしく感じられた。

ツナのサラダの写真は取り忘れてて、これは嫁さんが食べてた子牛のステーキだけど、ドゥブロヴニクあたりの料理は何でも炭火焼きして BBQ するのが一般的らしい。野菜も炭火焼きしてあって香ばしい香りがしておいしかった。

Taverna Otto

食事を終えて宿の前のヨットハーバーの公園を散歩すると、ユーゴスラヴィアからの独立戦争時に活躍したと思われる戦車や、迷彩塗装を施された軍用ボートが飾ってあった。ドゥブロヴニクは世界遺産であるにもかかわらず、独立戦争時にはユーゴスラヴィア連邦軍から砲撃を受け旧市街や城壁が破壊されてしまった。その戦争に勝利しての独立だったので、街の人々はこの独立に誇りを持っているんだろうなぁと感じた。

宿に戻って美しい港の夜景を眺めがら眠りについた。

2015年6月24日

Harbor View

ミコノス島で買ったパンなどで食事を済ませた。この日は嫁さんの体調が優れず、出かけるのが昼頃になってしまった。

まずは両替しないとバスに乗ることができないので、宿近くの銀行に入って両替を頼んだ。昨夜のハイヤーのドライバーによると、両替は銀行で行うのが一番レートが良く、手数料が必要ないとのことだった。銀行の窓口で両替を頼むと、確かにネットで出てくるのに近いレート( 1HRK = ¥18 )で両替できた。本当は両替にはパスポートが必要らしいが、宿のセキュリティボックスに忘れてしまっていた。しかし窓口の女性は融通の利く人で、次は忘れないでくれと言って両替してくれた。またクロアチア最高だと思った。

両替してからバスに乗って旧市街へ出かけた。旧市街へはバスで 5 分ほどで、アドリア海の景色を眺めながら向かうことができた。

Pile Gate

旧市街のピレ門に着くと観光客でごった返しており、街は賑わっていた。とりあえず門の中に入り街を軽く見て回り、 Kindle で買った Dubrovnik ガイドの本で著者のお気に入りの店であるというところに行ってみた。すると日本人の先客があり、メニューに日本語もある。なんと地球の歩き方にのっていた。旅先で日本人と出会うと微妙な気分になるのでなるべく普通の日本人客がいないような場所で食事するのが好きなのだが(だから Kindle で英語のガイド本を買って読んだりしてた)、同じ店が地球の歩き方で紹介されているとは盲点だった。

ドゥブロヴニクは滞在時間が短かったので昼もいいのを食べようという方針で嫁さんと二人でお互い好きなものを頼んだので、会計は 530HRK ほどになり、昼なのに 1 万円近くになってしまった。ただこの店で食べた三種のチーズと生ハムは最高にうまくて、良い思い出になった。

DSC_8608.jpeg DSC_8609.jpeg DSC_8610.jpeg DSC_8611.jpeg

この店で食事している間に、本当にここはヨーロッパかと思えるような激しい雨が降り始めた。日本のゲリラ豪雨のような雨だった。しかもドゥブロヴニクは断崖の縁にある街で、山の方に降った雨が一気に流れ込んでくる。レストランの外席は建物と建物の間の通路にある席で、雨が降るとこの通路を雨水が川のように流れていく。雨が上がるまで身動きすることができず、 1 時間半くらいこの店にいて雨が止むのを待った。

雨が上がってからは城壁に上がろうと入り口を探して旧市街をさまよったがどこにも入り口がない。同じように他の観光客の人々も入り口を探しているようだった。地図を見ているところを地元の人に声をかけられ、城壁に上るには入場料が必要なこと、入り口は二箇所と限られていることを教えてもらった。確かに地球の歩き方にもそのように書いてあった。大人一人 100HRK ほど払って城壁に入ることにした。一人 1800 円は高いとは感じたが、これに上らなかったらドゥブロヴニクに来た意味皆無なので金のことは考えずに上った。

城壁からの眺めは確かに最高で、アドリア海の真っ青な海と、ドゥブロヴニクのオレンジ屋根の街並みをこれでもかというほど堪能した。ドゥブロヴニクも暑いには暑かったが、ギリシャに比べれば湿度も適度にあり十分に過ごしやすかった。

城壁を一周するときにベビーカーを持って回ったのがつらかった。可能なら入り口で預かってもらいたかった。海外旅行にベビーカーを持って行くべきかどうかはかなり悩んだが、息子殿は抱っこひもで抱えるには大きすぎるほどに生育しており、ベビーカーで運搬するより他なかった。ただサントリーニなど足場の悪いところではかなり足かせになった。

城壁を一周するとへとへとに疲れ果てていたので、一旦宿に戻って休憩することにした。

宿のアパートメントには大きなテラスがあり、ジャクジーがあったのでジャクジーに浸かることにした。しかし日暮れ時のドゥブロヴニクにはすでに肌寒く、ジャクジーの温度がなかなか上がらずあまり楽しむことができなかった。

ジャクジーから出たあとはまた taverna Otto に行った。 tripadvisor ランキング一位の店に行けないかと予約を試みたが、今日と明日は満席でいっぱいと断られてしまった。つくづく滞在時間が短かったことが悔やまれる。

taverna Otto ではメニューにないのに息子殿用にポーチドエッグのみを出してくれと頼んだりして常連ぶるなどした。会計のときになって店主がやって来て、二日連続来てくれてありがとうと話をした。我々が日本人であることを告げると店主は興奮し始め、 3 月に日本を旅行したがサイコーだった、また行きたい、神戸牛食いたい、牛丼うまかった、築地サイコーだった、築地で買った魚介類をタイのホテルの冷蔵庫に忘れてきたことが悔やまれる、あdsふぁdsふぁdfjかlsdflぴおいれ、という話を延々聞かされた。母国ではない英語で良くもこうぺらぺら喋れるものだなぁと感心した。

我々と話すときはクロアチア人同士でも英語で話したりするし、クロアチアはかなり英語教育に熱心なのかも知れない。そういえばチェコのプラハの人々も英語が流ちょうだったことを思い出した。今回泊まったアパートメントのレセプションの女性たちもネイティブのように英語を流ちょうに話し、ギリシャ人よりも格段に英語でコミュニケーションをとりやすかった。

レストランを出てホテルに戻り、ヨットハーバーから最後の夜景を眺めて眠りに就いた。ドゥブロヴニクの Gruž の港は長崎の港に景色が似ていて親近感がわいた。

2015年6月25日

前日夕方に買ったロシア風のパンとコーヒーで朝食をとった。ドゥブロヴニクにはヴェネツィアの領地であった歴史があるのでイタリアの影響が強いのか、コーヒーはエスプレッソが主力のようだった。宿に備えてあるコーヒーを入れる器具は直火式のエスプレッソマシンしかなく、これでコーヒーを入れて飲んだ。クロアチアのスーパーで買ったミルクと割ってカフェラテにして飲んだけど、ミルクがすごく甘くておいしかった。ヨーロッパはどこも乳製品のクオリティが高い。適当な店で飲み食いしてもチーズやバターだけはまずいものにあたることがない。

チェックアウトして荷物を預かってもらい、再度旧市街へ向かった。土産物を買ったあとは、前日には乗ることができなかったケーブルカーに乗って Srđ 山に上り、街を見下ろした。ここには戦争博物館もあって余裕があれば見に行きたかったが、飛行機の時間が迫っていたので適当に写真だけ撮って降りることにした。山頂でニコンの一眼レフを持っていたアメリカ人のおっさんに写真を撮ってくれるよう頼んだら、水平もとれておらず残念な写真になってしまった。とほほ。

飛行機の時間が迫っていたため、山から下ったあとは急いで食事をした。なかなか店が決まらず、イタリア風の食事を出すピザ屋に入って食事をした。ヨーロッパはカプレーゼが安くて巨大なモッツァレラチーズが出てくるのが良い。

食事を済ませて急いで宿に戻り、荷物を受け取ってバス停に向かった。宿の最寄りバス停は旧市街行きのバスも空港行きのバスも止まるという非常に便利なバス停だったが、空港行きのバスがなかなかやってこずかなり不安になった。あと 5 分待って来なかったらタクシーに乗ろう、と思ったところでバスがやって来て何とか飛行機に間に合う時間で空港にたどり着くことができそうだった。運転手は親切で、ユーロしか持っていないが大丈夫か、と聞いても「 No problem 」と言ってくれてクロアチア最高だった。

ただこのバスの中で安堵のあまり眠ってしまったのが良くなかった。バスを降りるときに iPhone を車内に忘れてしまった。気がついたときにはもうバスは発車しており、しかもアテネに戻る飛行機の時間が迫っていたためバス会社に問い合わせることもできず、後ろ髪をひかれながらドゥブロヴニクを去ることになった。幸い iPhone にはパスコードロックをかけていたので悪用されることはないと思われるが、その後辞書代わりにも使っていた iPhone がなくなることは不便きわまりなかった。 foursquare でチェックインすることもできず、旅行の楽しみの半分くらいが吹っ飛んでしまった。