| @音楽

ジョン・フルシアンテのカバーがうますぎるイタリア人をYouTubeで発見しました。

裏声と地声を行ったり来たりする “Fallout” みたいな激ムズの曲も難なくコピー。ギターのリフは間違ってますけど、歌は完璧です。

ジョン・フルシアンテはイタリア系ですし、イタリア人にしかああいう歌い方はできないんじゃないでしょうか。実はジョンの曲はオルタナティブロックとかじゃなくて、カンツォーネなんじゃないですかね。

ジョン・フルシアンテ好きな人は是非いっぺん見てみてください。

| @Mac/iPhone

The Hit List | Potion Factory

GTDとかToDo管理とかまじめんどくさいのでもう全部TaskPaperでいいや、みたいな記事を半年くらい前に書きました。(いい感じだぞ! TaskPaper

しかしTaskPaperよりも良いソフトにめぐり逢いました。The Hit Listというソフトです。これEspresso目当てで買ったMacHeist Bundle 3でゲットしたんですけど、期待してなかった割にとても良い!

予定には2種類ある

予定の管理系のソフトは大まかに二つに分けられるんじゃないかって気がしてます。一つはiCalのような、イベントとかプロジェクトとかを記述して行くもの。デカい予定とかはこっちの方が向いてそうです。一方でTaskPaperみたいなソフトはそういうのよりも、工程の管理とか、細々したタスクの管理に向いてそうです。

例えば今日は部屋の掃除をしようと決めたとする。そしたらおもむろに “部屋の掃除.taskpaper” というファイルを作成するわけです。そんで部屋の掃除のなかでやらなければならい細々した出来事をリストアップしていく。たとえばこんな感じ。

うーん、すごく掃除がはかどりそうですね。

このように掃除という大きなToDoの中の細かなタスクを書き出していくのにはTaskPaperが向いてるわけです。逆に「この日は掃除をしよう!」と決心して予定を書き込むような用途にはiCalが向いているということですね。そもそも週単位や月単位の予定をTaskPaperで管理するのは不可能でしょう。

The Hit Listは両刀遣い

しかしThe Hit Listはなんとこのどちらの用途もこなせてしまうわけです。こんな感じ。

Start DateとDue Dateが設定できるので、締め切りを意識しながらタスクをこなしていくのに最適な感じです。他にもTagやプロジェクトごとにToDoを管理したり、フォルダで分類したりもできます。さらには、タスクを階層管理することもできるんです。例えば掃除というタスクのなかに、コーヒーを入れて飲む、床を拭く、といった入れ子状に小さなタスクを所属させることも可能なのです。

とはいえ締め切りの入力とか面倒くさい。コーヒーを入れて飲むのにDue Dateもクソもあるかって感じです。だからこれらを端折ることも可能なんです(StartにTodayと自動入力される)。やるべきことを何も考えずにガスガス書き出していくという、TaskPaper的な使い方も可能なわけですね。

これら三つのソフトの概念を図示すると以下のような感じです。

The Hit Listはプロジェクトのようなでかい単位のタスクも扱うことができるし、息をするとか鼻毛を抜くみたいな細かなタスクも扱うことが可能なわけです。まさに両刀遣いですね。

The Hit Listと似たようなアプリにThingsがあります。こちらはiPhone版もあって人気ですが、The Hit Listの方はiPhoneアプリはまだ開発中だそうです。しかしタスクを入れ子にできるのはThe Hit Listだけ(Thingsでもできたらごめんちゃい)だし、タスクに予定所要時間を入力できたり、ショートカットキーが充実してたり、僕はThingsよりThe Hit Listの方が好きですね。

MacHeist Budle 3買ったけどろくにアプリを試してないって人は、是非The Hit Listを使ってみてください。まだパブリックプレビュー版だけど完成度高いです。

| @映画/ドラマ/テレビ

チェンジリング

評価 : ★★★★☆


"チェンジリング [DVD]" (クリント・イーストウッド)

下高井戸シネマで鑑賞。

1930年代のアメリカ、ロサンゼルスが舞台。主人公のクリスティンは電話交換手のシングルマザー。息子のウォルターと映画を見に行く約束をしていたある土曜日、どうしても人手が足りないと急遽仕事にかり出されることになった。暗くなる前に帰るからと息子に言い残して仕事に出かけるのだが、帰宅すると家にウォルターの姿はない。近所を探しても見つからないため警察に電話するのだが、「迷子は24時間は捜査しない決まりになっている」とつれない。果たして息子は見つからず、五ヶ月が経過した。ある日職場にロサンゼルス市警の刑事がやってきてクリスティンにウォルターが見つかったと伝える。しかし、引き合わされた「息子」の身長は失踪前より低くなっており、どう考えても別人だった。しかし警察は「あなたが動揺しているんです」と言って取り合わない。それどころか警察の言うことを聞かないため精神異常者であるとして精神病院に入院させられてしまう。果たしてウォルターは見つかるのか? クリスティンの運命は?

見逃していた映画を見られて良かったんだけど、ブログなどで絶賛されるほどに素晴らしい映画だとは思わなかった。やっぱクリント・イーストウッド作品で言うなら圧倒的に『グラン・トリノ』の方が迫力あるし面白い。でも警察権力が暴走したらどうなるかだとか、人間の同一性の証明が案外に難しいことの描写とかは興味深かった。自分が失踪したときに別人に成りすまされないためには、近所付き合いを良くしてマメに歯医者に通う必要があるなと感じた。

映画では1930年代のロサンゼルスの街並みがとても美しくCGで再現されていた。路面電車が走る感じとか良い。ヨーロッパの都市みたいな趣がある。いつかアメリカ行ってみたい。

| @労働

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無職生活に区切りを付け、東京に出てきてやっと就職したのに、たった三日で辞めてしまった。職歴もスキルもない自分のような境遇の人間を採用してくださったことはとてもありがたいことだと思うけど、どうしても合わない部分があってわずか三日で辞めるという選択をしてしまった。今後こんな人間を採用してくれる会社はないかもしれない。気を落としていたところ、Twitterでもう二年近くお付き合いのある方が、僕を励まそうと無理をして木曜日に時間を割いてくださった。

鳥すき

秋葉原裏手の、日本家屋で営まれている鳥すきの店に連れて行ってもらった。いまではなかなかない昔ながらの店で、女中さんは和服を着ている。そこで二人、二脚の膳を間に差し向かいで酒を飲んだ。

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ネットで食ってこうと思ってウェブ製作会社で働こうとしたけど、結局夢かなわなかった。そんなときに、これまで会ったこともなかった方が時間を作ってくれて僕を励ましてくれた。大人しく田舎に帰るべきなのだろうかとも思う一方で、やっぱりネットが好きだから、なんとかこの業界で食っていきたいっていう思いはある。

さて、どうしたものか。

| @雑談

この前、2005年にドイツを旅行したときのことを友だちに話していて(大して海外旅行行ったことないくせに人に旅行の話をするのが好き)、ふとベルリンで買ったトレーナーシャツのことを思い出した。まぁ今風のかっこいい言い方をするとスウェットシャツです。5ユーロ。

wir wollen nie mehr auseinander gehn

これは地球の歩き方に載ってる東ドイツグッズが売ってある店で買った。店は旧東ベルリンにあり、クソ寒い夕方、帰宅途中のドイツ人たちとすれ違いながら店に向かった。店に入ると元気の良さそうなドイツ人の女の人がいて、ドイツ語で何か言った。僕と同行者が「?」という表情を浮かべると “It’s so cold” と英語で言った。彼女の足下には電気ストーブっぽいものが置いてあったけど、彼女はがたがたとふるえていた。

店内には東ドイツ製の食器だとか雑貨が雑然と並べてあった。地球の歩き方にはお洒落な雑貨屋っぽいイメージで紹介してあったが、商品はあらかた日本人観光客によって買いあらされたようで、あまり欲しいと思えるものは残っていなかった。その中で目を引いたのがこのスウェットシャツだった。ナイロンでパッケージングされていたが随分ほこりが積もっており、一般の日本人観光客の目をひくものではなかったようだ。

このスウェットシャツはプリントの色がいい。黒、赤、黄(金)のドイツのナショナルカラーをうまく使ってある。そして熊。ベルリンのシンボルは熊らしい。西の熊と東の熊が手を取り合おうとしている。ドイツ語の意味は分からなかったが、 “9. November 1989” という表記、ドイツ連邦共和国とドイツ民主共和国の国旗、二頭の熊から、ベルリンの壁崩壊を記念したものだということが分かった。

旅行から帰ってきて “wir wollen nie mehr auseinander gehn” というドイツ語の意味を調べると、英語で “we never go apart” 、つまり「我々はもう離ればなれにならない」というものだった。この言葉でGoogle検索すると「Wir wollen niemals auseinander gehn」というタイトルの1960年公開の映画がヒットする。映画のタイトルを拝借しているのかも知れないが、とてもいい言葉だと思う。

ただし残念なことに、このスウェットシャツの作りはあまり良くない。2、3回着たところで首まわりがほつれたし、毛玉だらけになった。裏地の起毛が暖かかったのは最初だけで、一度洗うとがたがたになった。だからいまはもっぱら観賞用になってるけど、僕はこのトレーナーシャツが大好きだ。

| @読書

梅田望夫さんの言うウェブの世界は頭のいい人しか相手にしてない、ってところからスタートして、ネットの否定というか、Web 2.0とか梅田望夫的楽観論の否定が延々繰り返される。ネットが普及しすぎたおかげでネット人口に占めるバカの割合が増えてしまったとか。以下印象に残った点を列挙。

ネットでも「誰が言ったか」は重要

ネットでは「誰が言ったかではなく何を言ったかの方が重要」ってのが通説みたいになってるけど、これが否定される。ネットでブログが炎上するときは、書いてある内容がアレでもドラマや映画の子役だったら批判されないが、嫉妬されるような立場にある人だと過剰に批判されるというもの。ここではダルビッシュ夫妻が例としてあげられる。

僕も「何を言ったかよりも誰が言ったか」ってのはネットでも大事だと思う。例えばTwitterでもブログでも、それまでその人がそのアカウントなりサイトで積み重ねた信頼みたいのが発生する。無名の新規ユーザーがいきなり「梅田望夫は頭が気の毒」と言っても便所の落書きだけど、はてな村の大御所が同じことを言ったらかなり影響を及ぼすはず。とはいえ長期的に罵詈雑言とか根拠なしの暴言ばかり吐いてたら折角積み重ねた信頼は崩れ落ちるから、結局は「何を言ったか」が重要なことは変わりないんだけど。でもそれ言い出したらネットも日常生活も同じだよね。っていうかネットと現実を区別することもあまり意味がない。ネットも現実の一部だから。「ネットは匿名性が担保される」と信じてる人が短期的に暴れちゃうだろうけど、度が過ぎるとスマイリー菊池のブログを荒らした連中みたいにお縄を頂戴することになる。 Continue reading...

| @技術/プログラミング

P_BLOGの resources フォルダの管理ファイルを改良 をさらに改良しました。主な機能は以下の通り。

  • 画像のサムネイル表示(phpThumbnailer を利用して美しいサムネイルを表示します)
  • ファイル名、ファイルサイズ、ファイル作成日時での並び替え
  • ページング

使い方などはダウンロードページを参照してください。

ちなみに

ぶっちゃけると画像ファイルの管理はFTPクライアントでやった方が効率的です。