| @雑談

 さっきフジテレビの番組を見ていたら、六本木ヒルズに住む東大医学部卒の医者の話をやっていた。六本木ヒルズは人を引きつけるだとか、東京で一番訪れる価値のある場所だとか言っていたけれど、「はぁ?」と俺なんかは思ってしまう。

 確かにあの辺りは便利だ。夜遊びをした翌朝、六本木駅のシャッターが上がるのを待っているのは辛い。寒い季節は特に。クラブに遊びに行ったもののつまらないイベントで、早く帰って寝たいと思うときだってある。そんなとき、家が六本木だとタクシーすら乗る必要がなく帰宅できるのだ。住居と娯楽の近接という意味においては六本木は便利だと思う。

 しかし果たして東京で一番訪れる価値のある場所か? どんな女の子でも六本木ヒルズに住んでると聞けばヤラせてくれるのか? 六本木ヒルズに住んでいるだけで充実した人生が送れるのか? くだんの医師ならすべてにイエスと答えるだろう。もちろんテレビだから、視聴者がイメージを持ちやすいように編集加工されているのだけど、それをさっぴいたって、43歳にもなって六本木ヒルズのブランド力が好きだとテレビに出て公言してしまう辺り、頭は良いのかもしれないけど感覚がおかしいなと思った。

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| @ブログ

ブログランキング

 ブログランキングというのがある。ブログにランキングサイトへのリンクを貼っといて、読者にクリックしてもらうとランキングが上昇するというもの。旧来型のホームページでもよく利用されているランキングシステムだ。ランキングの上位に載ることでアクセスアップが期待できる。

 この手のブログランキングはインチキだと思う。というのは、ランキング上位のブログでも、俺のブログよりも記事数が少ないものもざらにあるから。酷いものなんかただのチラシの裏だったりする。それなのにランキング20位以内に入っている。ある映画批評のブログ(Blog・キネマ文化論)から某ブログランキングにたどり着いたのだが、このブログ自体は面白くてためになり、上位ランクされるのも納得できた。しかし、中には本当に酷い代物もランキングされている。アフィリエイトべたべたで、映画の記事はアフィリエイトという刺身のための“つま”みたいな扱いである。Continue reading...

| @読書

 漸くレディ・ジョーカーを読み終えた。随分と時間がかかったな。名作との誉れ高いが、警察モノが好きな人、同性愛に興味がある人、長年の高村薫ファンには面白い本なのかもしれない。

 俺自身もある程度は楽しめたが、登場人物は多すぎるし事件の背後関係が無意味に複雑だし、ちょっと最後の方は食傷気味だった。こういう超リアリスティックな小説(警察モノなど)は俺はどうも苦手だ。バカには難しい。ラストも釈然としなかった。

 見事なのは、闇の世界と政財界のつながりを描いている点か。グリコ森永事件をベースに書かれているわけだが、企業の弱みにつけ込む暴力団、政治家、右翼団体、同和利権団体、韓国系ヤクザ、証券仕手筋などなど、闇の世界を垣間見ることが出来る。しかしそういった悪者連中だけが悪いのではなくて、ときに狡猾に彼らを利用する企業側にも問題があり、いわば持ちつ持たれつの関係が出来上がっているのだ。

 ところで合田雄一郎警部補はキャリアなのだろうか、それともノンキャリアなのだろうか? これがどちらかだけで随分と物語の内容は変わってくると思う。ノンキャリだと断定しているweb上の記述は二つしか見つけられなかったので、いまいちどちらか判断しかねる。司法試験崩れがノンキャリで警察に入るとは思えないんだけどな。まぁいずれにせよ、警察という組織が『踊る大捜査線』で描かれているような感じとは大きく異なることは確かだ。警察モノの本や映画は『踊る〜』しか知らないという人は読んでみると良いかもしれない。

<蛇足>

 大田区に住んでいたお陰で、この物語で頻繁に登場する地形を想像しながら読むことが出来た。夫婦坂のバス停なんて住んでたアパートのすぐそばなんですけど。大田区の猥雑とした風景の下、未曾有の犯罪が計画され実行される過程を追うのは、作り話であるとはいえなかなか興味深かった。

| @Mac/iPhone

 某サイバースペースで情報をあさっていると、やっぱりあった、その手のスレッドが。

 iPod用動画の拡張子は.m4v/.mp4/.movの三つみたい。加えて画面のサイズで二種類に分けられるようだ。やはりaviなんかには対応せずか。

 それで肝心のDVDをiPod用動画に変換する方法ですが、Handbrakeというフリーソフトを使えばオッケーみたい。まだ発売されてそんなに日が経っていないというのに、サイバー野郎たちは凄いですね。クラックもあっちゅーまです。

 うーん、こりゃ買わないでおく理由が無くなってきたぞ。まさに痛し痒しである。しかし俺のPowerBookのマシンパワーで動画エンコードはきついだろうなぁ。映画とかエンコするならやっぱ最新式のPowerMacが必要ですな。

| @散財

 熊本市の繁華街にあるベスト電器6FのコンピュータウンMac Landに行ったら、5G iPodの実機がおいてあった。中に入ってた動画を再生してみる。イイ。昨日のkeizoさんのコメントへのレスで「動画再生機能には惹かれない」なんて言いましたが、嘘っぱちでした。薄いのもイイ。俺の持ってる4G iPodの三分の一くらいに感じた。前言撤回、やっぱり5G iPodが欲しい。30GBモデルで34800円かぁ。今日熊本市までの道のりを運転していて、やはり音楽がないのは寂しかった。だからついつい帰り道のためにVince Guaraldi TrioのCDを買ってしまったくらいだ。何とかお金を工面して新しいiPod買いたいな。

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| @映画/ドラマ/テレビ

 これは面白かった、『運命じゃない人』。かなりイイ。オススメである。正直期待していなかったが、見ることが出来て本当に良かった。熊本で上映してくれたDenkikanに感謝である。

 この映画は実によく作られている。構成がバッチリである。むかしフジテレビでやってたドラマ『世にも奇妙な物語』などに通じる感じの時間軸がバラバラになっている映画。こういう作り方はとても難しいと思うが、うまくストーリーを組み立ててあった。

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| @雑談

 今日の日経経済教室は面白かった。執筆者はA.T.カーニーという戦略コンサルのデビッド・マーラーという外タレ。楽天とAOLを対比させながら、なぜIT企業はテレビ局を欲したのかを解説している。国債とか長期金利とかマクロ経済チックな話はさっぱり分からない僕ですが、本日の経済教室はわかりやすく、大変勉強になりました。

 IT企業がテレビ局を買収する際にその動機として挙げられるのがコンテンツ。テレビ局が持っているコンテンツ作成のノウハウを取り込み、web 配信で消費者を引き寄せたいということですな。

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