| @雑談

家、若くして建てるとローンの返済が楽だが、購入する前に自分の人生観的なやつを確立しておく必要があると思う。

人生観的なやつとは働き方とか趣味とか何を面白いと思うかなど。借金して都会に 30 坪の土地と家を買ったあとに実は自分はウィンドサーフィン愛好家だったことに気がついて海の近くに住む必要があったとか、家にボードとかマストとかの置き場が必要だったとか、いろんな道具を積み込める巨大な車を停められる駐車場が必要だったと気づくのでは遅い。

〇〇風の建築が良い、的なやつも国内外を旅行してホテル泊や民泊などしてみて知識を蓄えておかないと、フツーの家を買ってしまったあとに実は地中海風の家が良かったことに気がついても覆水盆に返らず状態になってしまう。家を買う直前に付け焼き刃的に建築雑誌などを読んでもなかなか納得のできる家にはならないと思う。

とはいえいろいろ旅行したり、趣味を始めたり出来るような経済的な余裕が出て価値観が定まるのを待つと 40 歳くらいになっていて、そこからローンを組むのは定年後もローンを払い続けるリスクがあってきびしい。

自分の場合は 33 歳で家を買ったが、病気や浪人・留年で社会に出るのが遅かったので家を買ったタイミングでは到底人生観を確立したとは言えない状態だった。家を建てたあとにリモートワークするようになったものの家には仕事部屋がなく、寝室の一角で家族が寝てる横で仕事したりしてるし、キャンプや登山をするようになるとは思っていなかったので家に収納が少なく、キャンプ道具が廊下にあふれていて非常に家が暮らしづらい。家人も最近になってドライフラワーに開眼し、家はドライフラワーだらけで体の置き場がない。家を建てる前にこの辺のことを予見できていたら趣味の部屋や仕事部屋を作ったり収納を多めに作ったり出来たが、家を建てる前はインターネットして休みの日は街歩きして写真でも撮ってればそれで楽しいと思っていたのでこんなことになるとは思っていなかった。

40 歳を過ぎて家を建てても楽々ローンを返せるような高給取りではない人(自分含む)は、人生観の確立と住宅ローンの支払い期間を加味したタイムリミットを天秤にかけてギリギリのところで決断するしかない。その意味で自分は家を建てるのが少し早すぎたと思う。いま若い人にアドバイスするなら、 20 代のうちに旅行したり自分の趣味が何なのか(アウトドアなのか、インドアなのかなど)をよく探求した方がよいと思う。

関連

| @WWW

ウェブはバカと暇人のものから 10 年も経っていないけどインターネットの世界は大きく変わった。NHK を含む大手マスコミが Twitter を賑わせた事象の解説をニュースで行うほど。低所得の暇人しかいないというのも違ってきてる。 Facebook や Instagram には裕福な生活を満喫していて金持ちアピールに余念がない人たちが掃いて捨てるほどいる。アフィリエイターはカスばっかりというのも嘘で、おそらく士業についてる高収入な人たち1がマイル乞食をしてハワイに行ったりビジネスクラスに乗って箸でスッチーのスカートをつまみ上げてパンティーを覗いたりしてる様子を公開してる。ネットは決してバカと暇人だけのものではなくなってしまった。ネットに社会的地位や経済力がある人たちが流れ込んできている。スマートフォンが登場し、誰でもいつでもネットに接続できるようになった。金持ちもネットの魔力に抗えなくなってきたのだろう。明石家さんまは相変わらずブログをやってなさそうだが2、 SMAP は解散しジャニーズ事務所を辞めた連中はブログを書いてるし Twitter も始めたし AbemaTV に出てる。中川淳一郎さんのウェブに対する当時の考察は当たっている部分もあったとは思うが、自分が当時の書評記事の最後で書いているように Twitter 、 Facebook 、 Instagram など3が日本で本格的に浸透して結果的には全く違う状況になってしまった。本当に面白い。


  1. 仕事をしていないせいで暇なのではなく確固たる社会的地位を築いた上で時間を自由に使える人々のこと。クレジットカードのポイントでマイルを貯めるためには年会費の高いカードを所持し、かなりの額の決済をカードで行わなければならない。 マイルを貯めたいと思ったら小学生に戻って人生やり直さないと無理なことに気がついた 

  2. 一応公式ブログはあるようだが宣伝記事が一つあるだけだった。 明石家さんまのブログ 

  3. 予想に反して Tumblr は大して流行らなかった。 David Karp は会社を辞めてしまった。 David Karp Is Leaving Tumblr. Read His Retirement Letter Here | Fortune 

| @料理/食事

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糖質制限したら早死にするとかいろいろ情報ある1けど、個人的には肥満脱して体調良くなってきたので得られた知見を共有します。

きっかけ

年末から年始にかけてしてたら、めっちゃのど渇いておしっこ行きたくなる症状出るようになった。

  • これはひょっとしてと思ってググったら糖尿病の症状とあった。
    • 空腹時血糖値、 Hb1Ac の値は正常範囲。
    • 尿糖検査紙買って食後の尿糖計ってみたけどセーフ。
  • しかし34歳で糖尿病になったら洒落ならないと思って、年明けから糖質制限っぽいことをやりはじめた。
    • 糖質さえ摂らなければ血糖値は上がらず膵臓は疲弊しない。

食事

炭水化物

基本的に食べない。

  • 米食べない
  • パン食べない
  • 麺食べない
  • 芋食べない
  • 果物は少し食べる
    • ただしバナナはデンプン質が多いので食べない

野菜

  • ローストビーフ
  • 唐揚げ
    • 衣は糖質だけど唐揚げの衣程度の糖質は気にしなくてよいそう
    • ただし食い過ぎはダメっぽい
    • 天ぷらの衣は NG

大豆

  • 豆腐
  • 厚揚げ
    • 糖質制限は脂肪は気にしなくてよいので厚揚げ食べまくった。豆腐に比べてボリューム感があり満足感得られる
  • 納豆
    • 一日二パックくらい食べてる
    • 九州の納豆はタレが甘いのでタレの糖質に注意がいる

  • ビールは少し飲む
    • ビールの糖質は 2.8g/100ml でそんなに多くない
  • 糖質のない酒は普通に飲む
    • 糖質ゼロの第三のビール
    • ウィスキー
    • 焼酎

その他

  • 牛乳とヨーグルトは糖質(乳糖)そこそこ入ってるので気をつけて摂取する
  • チーズとバターは OK 牧場
  • 最近は朝食代わりにシリコンバレー汁飲んでる。2
  • 小腹が空いたらミックスナッツを食べる。

炭水化物を避けて腹いっぱいになるまで食べても、食い過ぎて苦しいという感じにならない。食べ過ぎたと感じても割にすぐお腹の張りがなくなる。

体の変化

体重減ったこと以外にもいろいろ体に変化が起こって興味深かった。

体重減った

  • -6kg くらい
  • BMI が 25 未満になって肥満から普通体重になった

脂っぽさなくなった

  • 毎日夕方頃になると顔が脂でべろべろになって自分の脂の臭いが気になってたのがあまり気にならなくなった
  • 自分の洗濯物、洗っても脂っぽい臭い残ってたのが臭いしなくなった

食欲減った

  • 昼前とか夕方頃にあった強い空腹感なくなった
    • 時間になったので食べるかという感じ
  • 空腹の状態が続いてもつらくなくて、軽度の空腹状態を心地よいと感じるようになった
  • 沢山食べなくても満腹感得られるようになった

眠り

  • 初めてすぐの頃
    • 夜 12 時くらいに寝て朝 5 時半頃目が覚めて睡眠時間短くなった
    • ただ朝起きるのはつらくない
    • もっと寝たいという感じがなくなった
  • 最近(糖質制限8週間くらい)
    • よく眠れるようになった
    • 睡眠時間は 6 ~ 7 時間くらい
  • 昼食後に眠くならなくなった
    • 糖質とらないせいで血糖値の乱高下がなくなったせい
    • 全般的にいつも頭がすっきりしてる感じがする

うんこ

  • 便秘傾向
    • 回数・量減った
    • 固くなった
    • 糖質制限始めて最初の頃、切れなくて長いの何度か出てビビった。多分宿便
    • お腹弱くて結構簡単に下痢してたのが全く下痢しなくなった
  • おならがよく出るようになった
    • 肉ばっかり食ってるとおならがくさくなると言われるけど前と変わらない感じがある

味覚

  • 主食を摂らずおかずばかり食べる生活なので、塩味が濃い物をキツいと感じるようになった
  • 味覚が鋭くなって、食材のおいしさみたいなのをびんびん感じるようになった。
    • 以前うまいと思わなかったスーパードライをうまいと感じるようになった。

高脂血症治った

  • 肉とか脂もの食べまくってるのに血液中の中性脂肪が多い高脂血症が治った
    • 当分糖質減らしたせい
    • 中性脂肪は血糖値が上がった後に出るインスリンによって糖分から脂肪に変えられる。(人間の体が使わなかった糖分を体に蓄えるメカニズム)

脂肪肝治った

  • 肝機能改善しまくりwww
  • 酒に強くなった(多分肝機能改善してるおかげ)

金と時間

雑に食事済ませられなくなって、食事の準備に時間がかかるようになり食費も増えた。

金かかる

  • 炭水化物安い。肉も魚も野菜も高い
  • スーパーの総菜量り売りとかだと糖質避けて食べられるけど高い
  • 糖質制限してる人の間食としてミックスナッツやチーズがあるけどどれも高い
    • いまはほとんど主食代わりにミックスナッツ食べてて、外食してないのに昼食の食費が 1000 円とかしてしまう

手軽に食事できない

  • 朝からトーストやコーンフレークを食べられない
  • コンビニでおにぎりや総菜パンを買って食べることができない

骨休め

糖質制限ばかりしてたら気が狂いそうになるので、たまにはルールを緩めてやってる。

  • 昼に人と外で食事するときは妥協して糖質とってる
  • 一週間に一回、日曜日だけ糖質食べて良いことにしてて、その時の多幸感ハンパない

まとめ

Pros

  • 糖尿病の予防になる
  • 痩せられる
  • 眠気や体臭減少など体質変わる(花粉症の症状軽くなる人もいるっぽい3

Cons

  • 金かかる
  • 時間かかる
  • みんなと仲良く和気藹々と外食できなくなる

おすすめの情報源

なお江部氏の本、いっぱい出てるけど一番安い以下を一冊読めばそれで十分だと思う。糖質制限で痩せる仕組みや血糖値と糖尿病についてなど一通り学べる。


  1. ちなみにこれはガセ情報多いっぽい(ドクター江部の糖尿病徒然日記  朝日新聞記事、「糖質制限ダイエット、長期は危険?」に反論) 

  2. なお例の本は個人の体験を一般化してて科学的でないと思うので信じてはいけないと思う。個人の日記レベル。つまりこのブログと同じ。(http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3550.html#comment31238) 

  3. 「花粉症の人の60%は糖質制限で軽症化する」というデータ 

| @WWW

MinibufferとLDRizeのおかげで超絶インターネットが快適になったので、最近はTumblrにハマってます。アカウント作ってから2年くらいになるんだけど、これまではあまり積極的には使ってなかった。気になる情報を見かけたときにテキトーにクリップするとか。人がReblogしたものをReblogするってことなんてなかった。FollowしてるのもTwitterで知った有名人を数人くらい、みたいな感じだったし。面白さが分かったのは大量にReblogしまくる人をFollowしてから。そしたらどんどんDashboardに情報が流れてくるようになって、退屈しなくなった!

Tumblrで j k t を連打しながら思ったんだけど、Tumblrはすごく雑誌に似ていると思った。

ネットが雑誌から読者のカネと時間を奪ってる、みたいな話はよく聞く。でもふつーにブログ読んだり書いたりネットで買い物したりってのは、雑誌読むのとはちょっと違う。雑誌を読むより能動的っていうか。こちらから知りたい情報を検索して絞り込んでいかないといけない。だからネットサーフィンって楽しいんだけど疲れるんだよね。

Tumblrが一般のネットサーフィンと違うところは、だらーっとできるところ。自分がらどっかよそのサイトに出かけていってReblogしてくるっていう一次リブロガーなら別だけど、僕とかは専ら誰かがReblogしたものをDashboardからReblogする二次リブロガーだから、ひたすら頭を空っぽにして写真を眺めたり文章の断片を読んだりできる。で、この感覚が雑誌読んでるのにとても近い。

むかしrelaxって雑誌が好きで結構読んでたんだけど、この雑誌には写真とかも結構載ってて、変わった建物の写真とか見てた。自分がおっさんになったこともあって雑誌は全然買わなくなったから、雑誌で建物の写真とか見る機会が減った。建物の写真を見ることは好きは好きなんだけど、自分から建築雑誌を買ってきて読んだりするレベルじゃない。いつも読んでる雑誌とかに載ってたらパラパラ眺めるくらいで十分なわけだ。relaxを読んでるときはそんな感じでテキトーに建物の写真を見てたのに、relaxがなくなってからはそういうことがなくなった。でも潜在的にはたまには建築物の写真見たい、って思ってたわけ。

Tumblrではときどき外国の変わった建物の写真がReblogされて流れてくる。この感じがとても雑誌読んでた頃に近いと感じた。自分から探しにいくほどじゃないんだけど、誰かがかっこいいと思ってReblogしたものを眺めるっていうのがとてもいい感じなんだ。

むかしは夜寝る前とか休みの日の午前中とか、ベッドの中でもぞもぞしながら雑誌を読んでたんだけど、いまは枕元に雑誌を置いとくってことを全然しなくなった。いま布団の中でもぞもぞするときは、iPhoneでTwitter見たりByline(iPhone app)でフィードをチェックしたり、TumblrのDashboardを眺めたり。雑誌を開くなんてことはまずない。

なんかもう、雑誌は死んだなぁって思う。自分が年を取って情報感度が低下してるってこともあると思うけど、本屋に行っても読みたいと思える雑誌がほとんどない。雑誌は新幹線や飛行機みたいな携帯が使えない長距離移動時のお供とか、ファッションカタログや業界の専門誌としてしか生きていく道はないんじゃないかな。ライフスタイル誌みたいのはどんどんダメになっていく気がする。

途中からTumblrの話から雑誌の話になっちゃったけど、Tumblrにハマって感じたことでした。それではDashboardに戻ります。