たびたびブログでぼやいている通り、僕の耳は抗がん剤治療の副作用のせいでクソ耳なのですが、iTunesで何とか気持ちよく音楽を聞く方法はないものかとイコライザをいじってみました。↓の画像が僕のイコライザのプリセットをキャプチャしたもの。

クソ耳用イコライザ

 4KHzから16KHzまでをマックスにして、あとはフラットw プリセット設定名は「クソ耳」w

 いや、まさかとは思いましたけど、これで随分音の聞こえ方が変わりました。耳が良かった頃とまでは行かないけど、音がこもった感じのモコモコ感がなくなり、クリアな音質に。高音難聴で苦しんでいる方にオススメです。

 福井県という、全国有数の地味な県に住んでいるDJによる、激気持ち良いサウンドです。癒されます。となりのトトロの音楽をサンプリングしたタイトル曲の "Memory Of The Future" がいかします。いかし過ぎててネットじゃ売り切れのところが多いです。僕は寺町通りのレコ屋JAPONICAで購入しました。タワレコとかでも売ってると思うので欲しい人はお店にダッシュ。サンプリングについてはスタジオジブリも公認してますのでジブリファンも安心して聞いてください。タイトル曲の他に、6曲目"Children Of Light"、10曲目"Royal Milk Slow Stream"なども聞かせます。欲を言えばもうちょっと安ければいいのにと思います。音楽の流通が多様化している昨今、2,940円は高いなぁ。iTunes Storeでも売って欲しい。

Reference

 僕はもとから音楽の音質が気になるということはまれで、圧縮音源でもだいたい128kbpsでエンコードしてあるものならどれでも心地よく聞けていたのですが、いまはかなり音質が気になります。耳が良かった頃は音質の劣る音源でも耳の感受性でカバーできていたものが、耳が悪くなったことでそれができず、かえって音質が気になるようになった、ということなんです。何だか逆説的ですが、意外な事実でした。

 抗がん剤のせいで聴力が落ちているのは4,000Hz以上の高音で、これは会話域ではないので人の話が聞こえないわけではありません。音楽も一応聞こえます。しかし音というのはどうも複数の周波数から構成されているようで、メインの音域は25Hz〜3,000Hz程度であっても、高音域も使っているようなんです。

 そもそも人間の可聴域って高音では20,000Hzが限界らしく、健康な耳を持つ一般人でもだいたい12,000Hzくらいから音が聞こえにくくなり始めます。だから普通の音楽はあまり高音域を使用しないはずなんですが、iTuensのイコライザ開いてみると、4KHz、8KHz、16KHzの項目も設定できる。以下は補聴器の販売サイト内のページですが、音楽鑑賞にはやはり10,000Hzまで聞こえたほうがいいみたいです。

音の周波数

 では高音域が聞こえないことでどうなるか。音楽に奥行きを感じなくなるんですよね。のっぺりした音のように感じる。ちっさいラジカセとかAMラジオの音とかって中音域だけが強調されてこもったように聞こえるじゃないですか。あんな感じですよ。ステレオ音源もモノラルのように聞こえる。音が全然カラフルじゃないんですね。

 そういうわけでいまは凄くBOSEのMicro Music Monitorに興味があります。もっといい音で音楽を聞きたいという欲求が凄まじいです。でもやっぱクソ耳にM3は贅沢かなぁ。

レッチリ日本公演

 3月19日、れっどほっとちりぺっぱーずが来日して大阪でライブやるというので、せっかく京都にいることだし、治療の谷間で日程的にもちょうど良いし、偏執狂的に好きなJohn Fruscianteを見に行ってミッかぁと大阪までやってきております。公演終了後の遅くに病院に帰るわけにはいかないので、大阪市内に宿を取りました。LAN回線が用意されているホテル。

 ホテルにチェックインしたのは16時過ぎでした。開場17時で開演19時だし、しばし久々のブロードバンドを堪能するかぁと2chにアクセス。洋楽板のRed Hot Chili Peppers ライブ・チケット専用 part2というスレを開いたら、延期の文字が・・・。そんなアホな。

 土曜の午後の時点でスレをチェックしていたら延期が分かっていたのに、土曜の午前に宿とって今日大阪までやってきた僕は本当に阿呆です。しかも大阪城ホールと京セラドーム混同してて大阪城ホールに行こうとしてたし。とりあえず今日はホテルでゆっくりします。

追記

 レッチリの来日公演、6月に延期になったみたいです。

SMASH - RED HOT CHILI PEPPERS

 当初は秋以降、なんてアナウンスされてたから「払い戻ししよ」なんて思ってたのですが、6月なら微妙に行きたいかも。ていうかBARKSによると、今回の来日公演、当日券も売ろうとしてたんですねorz(レッチリ来日公演の当日券発売決定!

 "Dani California"が映画『デスノート』のテーマソングになったみたいですが、やっぱ日本じゃコアな洋楽ファンにしか人気ないのかなぁ。オーストラリアとか日本よりもはるかに人口少ないのに9公演あるし(RedHotChiliPeppers.com tickets.tickets)、日本でももっと公演数が増えて手軽にJohn Fruscianteの神懸かり的な裏声を聞けるようになると良いのにと思います :-(

 色んなところで話題になってるSteve Jobs聖下の "Thoughts on Music" ですが、どうなんでしょうか? 僕は最初読んだときは「さすがジョブズ聖下、言うことが違うなぁ〜」なんて感心したんですが、その後ITmediaの記事を読んで「なぁんだ」という気分にさせられました。有名なノルウェー出身のハッカー、ヨン・レック・ヨハンセンのブログ記事(So sue me)を紹介したものです。

ITmedia News:ハッカー「DVDヨン」、スティーブ・ジョブズ氏に反論

 かいつまむと、以下の通り。

  1. Appleはジョブズのこの書簡が発表される少し前に、DRMなしの音楽配信サービス、eMusicで音楽を配信しているレーベルに対し、iTunesで楽曲を配信するときは(iPodでしか再生できないように)DRMを付けるように要請したと報道された。このことがDRMがAppleの利益のために存在していることを物語っている。
  2. ジョブズはiPodは9,000万台売れ、iTunesで購入された楽曲は20億曲、一台のiPodには平均1,000曲入っていることが分かっているから、これから考えると一台のiPodに入っている楽曲のわずか3%がiTunes Storeで購入されたものであり、これがユーザーを囲い込むことにはならない、としている。しかし9,000万台というのはiPodの累計販売台数であり、実際にいま稼働しているiPodの数ではない。重要なのはiTunesの一ユーザーあたりの購入曲数だが、Appleはこれを公表していない。
  3. AppleのDRM技術、FairPlayの公開はセキュリティ上の混乱を招くとジョブズは主張するが、MicrosoftのWindows Media DRM 10は多くの企業に公開されているのにセキュリティを破られた回数はFairPlayよりも少ない。
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 実家に一時帰宅した折り、アナログレコードを何枚か録音してデジタル化しました。作業にはGarageBandを使用。Get a Macのコマーシャルじゃないですが、iLifeってのは本当に感心なソフトです。

 まず、ターンテーブルにレコードをセットします。

ターンテーブル

 レコード聞く人なら当然知ってると思いますが、ターンテーブルから出てる端子をいきなりMacに挿しても音出ませんよ。ミキサーなりフォノイコライザーなりを用意してください。もちろん、ピンプラグ×2をステレオミニプラグに変換してくれるオーディオケーブル(こんなの)が必要です。これをMacの入力端子に挿します。

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Wonderwall 以前、レンタルして見て気に入ったDVD『LIVE FOREVER』をシンガポール在住の読者がクリスマスプレゼントに送ってくれたので、ついにセル版を入手することが出来ました。恐らくレンタル版には入ってなかったと思うんだけど(入ってたかも知れないけど、少なくとも僕は本編だけ見て返却してしまった)、このDVDは特典映像が面白い。

 本編の『LIVE FOREVER』は冒頭、Oasisのトリビュートバンド "Wonderwall" へのインタビューから始まるんだけど、特典はこのWonderwallのツアーに監督がひとり帯同して密着取材する映像が納められているんですよね。日本で有名歌手のそっくりさんが全国のお祭りショーなんかに呼ばれるのと同様、イギリスでは有名バンドのトリビュートバンドへの需要が結構あるみたいで、Wonderwallの連中も大忙しです。ぼろいメルセデスのツアーバスを自分たちで運転してイギリス中を移動します。

 印象的なのが、Wonderwallでリアム役のディーノが、インタビューでバトリンズというライブ会場について語るとき。

週末ともなると労働階級の人たちがステージを見に来る。子連れのうるさい連中はカンベンだが、労働者や大人がたっぷり週末を楽しめる場所だ。

 実は僕、去年の4月に購入した『経済学という教養』をいまだに読み終えてなくて、現在ちまちまと読んでいるんですが、この本はやたらと資本主義の矛盾点を付く内容の本なんですよね。ていうかマルクス主義的立場から経済を見てる本。そんな本を読んでる最中だから、「労働者よ団結せよ」って煽動するよりもバンド活動で労働者のストレス解消に一役買おうっていうWonderwallの心意気はとても新鮮でした。音楽が社会と結びついてるみたいな。Oasisそのものも労働階級のヒーローですもんね。

 でも本物のOasisを見るのには金がかかるし、何ヶ月も前からチケットを手配しないといけない。トリビュートバンドなら安い料金で気軽に楽しむことが出来る。トリビュートバンドってのはイギリスで大事な役割を果たしてるんだろうなー、と思いました。こういうのもブリットポップ・ムーヴメントに含まれるんでしょうかね。