| @読書

 黒川温泉の名物旅館経営者と温泉教授の対談本、『黒川温泉 観光経営講座』(光文社新書)を読みました。温泉街の旅館の経営ってスポーツチームの経営に近いですね。

 二月くらい前に日経の経済教室で読んだんですが、スポーツの経済学というのがあるらしいです。分野としては応用ミクロですかね。スポーツチームの利潤最大化というと勝利を挙げ続けることのように思われますが、それは広告塔としかスポーツチームが認識されていない場合。純粋にスポーツチームの運営で利益を上げようとするなら、最多勝利を目指すのではなく、他チームとの調和の取れた勝利を目指すべきと言うことでした。

 ただしチームの監督は勝利を追求しようとするので、経営者たるオーナーはいかに監督と利害が合致した契約を結ぶかが重要となってくるようです。このあたりはまったくもって契約理論ですね。当該記事をスクラップしておけば良かったのですが、無くしてしまったのでここから先のステップを忘れてしまいました。

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| @映画/ドラマ/テレビ

 上映最終日に鑑賞。当初は見るつもりはなかったのだが、レビューサイトや毎日新聞の映画評で評判が良かったので、早起きをして車を飛ばしDenkikanまで赴いた。が、徒労だった。お年寄りや往年の名俳優、藤村志保と栗塚旭の演技を見たい人には良いかも知れない。

 簡単なストーリー。京都に住まう老夫婦の話。装束作りを生業としている。二人きりの物静かな生活を楽しんでいたが、ある日妻の千恵が筋肉が萎縮していく病気を患っていることが分かり、穏やかな生活が崩れていく。夫の黒由は少しでも妻の症状の進行を遅らせようと、街で子どもたちに手品を披露している手品好きの大学院生、伊藤俊介に声を掛け妻に手品を教えるよう頼む。それから夫婦の愛と伊藤の恋人との恋愛模様が描かれていく。

 これは雰囲気を楽しむ映画なんだと思う。こういうのが好きに人には評価が高いかも知れない。しかし個人的には楽しめなかった。伊藤の恋人役の山内明日が知的でとてもかわいく、映画のなかの彼女はまったくもって僕の好みを体現したような存在だったが(僕は大人しそうで頭の良さそうな女の子が好きなのです)、帰宅して彼女の 公式サイト を覗いてみるとちょっとオツムが足りない系のハチャメチャ明るい系の女の子で軽く鬱になった。

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| @映画/ドラマ/テレビ

 ちょっと前のAERAで監督のインタビューが掲載されていたので興味を持った映画。監督のクリスチャン・カリオンが書店で偶然手に取った本に、第一次大戦中、仏独スコットランドの兵士らの間でクリスマス休戦が行われ、双方の兵士がお互いの家族の写真を見せ合ったり、チョコレートや煙草を交換したというエピソードが書かれていた。これに感動したフランス人監督は、資料を集めて映画化にこぎつけた。当初本を目にしてから短からざる年月が経っていた。

 第一次大戦中、アルザス地方の帰属問題でドイツとフランスは戦火を交えていた。戦場には連合国側でスコットランド軍も参戦しており、仏軍を援助していた。第一次大戦はそれまでのナポレオン戦争的な一斉掃射の後に騎兵と歩兵による銃剣突撃を無効にした近代戦の始まりとも言える戦争であり、戦場は悲惨を極めた。相手の機関銃による掃射を避けるため塹壕戦が主流となり、毒ガス、戦車の登場で兵士たちは未だかつて人類が体験したことのない凄惨な現場を目撃することになる。

 そんな悲惨な戦闘のさなか、クリスマス・イブの夜にドイツ側の塹壕で、招集前にオペラ歌手をしていた兵士シュプリンクが「きよしこの夜」を歌ったところ、スコットランド兵がバグパイプで応じ、シュプリンクは独側塹壕に支給されていたクリスマスツリーを手に持ってドイツとスコットランドの塹壕の中間地点にまで歩いていく。スコットランド兵は塹壕から立ち上がり歌手に向かって拍手をし、ドイツとスコットランドの将校も中間地点まで出てきて会談を持つ。うまく状況を飲み込めずにいたフランスの将校も遅れてはせ参じ、三者の間でクリスマス休戦の協定が結ばれる。「シャンパンとグラスを持ってこい」。

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| @雑談

 ここのところ地元紙の一面で「変わる高校地図」という特集記事が連載されている。どうも地元紙の立場としては、高校学区制の規制が緩やかなになり、郡部の生徒が熊本市内の高校に進学することを懸念しているようだ。今日の記事では熊本市内の高校に入学できず、市内から郡部へと通学する生徒数が増加傾向にあることを憂慮していた。

 熊本県の教育委員会が示した高校再編整備の素案では、通学区域を拡大し学区外入学枠も現在の5%から20%に拡大するとしている。少子化もあるわけだし、これは至極まっとうな措置だと思うのだが、地元紙はこれに懐疑的。郡部から優秀な人材が逃げるし、熊本市内の生徒にとっても負担が増えるというのだ。

 しかしこれは熊本市在住者の勝手な論理である。田舎者は進学校に通うなということなのか。大学まで進もうと思うなら、郡部在住者はどうしても熊本市内の高校に進学する必要がある。熊本県の熊本市外の高校は一部を除いて進学実績が芳しくないからだ。大学受験の結果はどうしても環境に大きく左右される。

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| @技術/プログラミング

 親が経営する飲食店のウェブサイトをつくりました。P_BLOGで構築。Movable Typeの方がプラグインがいっぱいあって便利そうなんですが、商用利用はライセンス料金が高いのでフリーのP_BLOGにしました。使い慣れてるということもありますしね。

 で、今回チャレンジしてみたのがGoogle Maps APIを利用した地図表示。これ、結構苦しみました。VARSの店舗案内のコーナーに仕込んだんだけど、<body>内にJavaScriptを組み込むと、SafariやFirefoxではきちんと表示されるのに、WInIEだと“処理を中止しました”とかいう不吉なメッセージが表示されてダメなんですよね。<head>内に組み込まないとダメみたい。さすが独自仕様満載のInternet Exploderサマ、一筋縄ではいきません。

 VARSの部分だけヘッダーにJavaScriptを組み込む方法ってあるのだろうかと、P_BLOGオフィシャルフォーラムで調べてみたら、VARSだけ独自のXHTMLを表示させる方法についてのスレッドがあったので(P_BLOG Project : フォーラム)、vars_xhtml.inc.phpというものを用意して、そのヘッダー部分にJavaScriptを組み込んでみました。そしたらWInIEでも問題なく表示。長かった。

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| @WWW

 感じ通信より。

 読者のことを意識する。つまり判りやすくとか、読みやすくというのを意識するのは結構なことなのだが、何か意識過剰になってもどうなんだろうと最近思う。

 枯れ木も山の賑わいでは無いが、思ったこと、感じたことがあるなら(ある筈だよな)、どんどんエントリーして行った方が結果的には面白いのかもしれない。

 過剰に読まれることを意識すると何も書けなくなってしまいますよね。

 でも僕は激烈猛烈一日複数回更新は注意が必要だと思います。大量生産によって質の低い記事も公開されてしまう可能性があるからです。記事のクオリティにバラツキがあるブログは、RSSリーダーで読んでいて結構ストレスを感じます。

 例えばあるブログはMac関連の記事は素晴らしいんだけど、管理人の趣味の盆栽の記事は劣悪で、夜な夜な公開される独りよがりの盆栽記事のためにRSSリーダーから外されてしまった、ということもありうると思います。

 カテゴリーごとにRSSを吐くような機能がブログに付けられれば良いですよね。僕自身ごった煮的駄文を綴っているので、特にそう思います。一番良いのは、大量に書きながらもすべての記事のクオリティを高いレベルで維持できれば良いんですが。むずかしいですね。

 そして今日もお気楽駄文を綴るのでした。

| @雑談

 一年前に熊本に帰ってきたら、やたら街にアフリカ人がいて、B-BOY風の若者にねらいを定めてビラを配っていました。いつの間にやってきたんだろう、客引きうっとおしいな、と思っていたら、昨日、彼らが逮捕されたというニュースが。偽ブランド品を売っていた店舗に家宅捜査が入ったようです。(RKK 熊本のニュース: 偽ブランド摘発

 女子高生を侍らしたり、自転車禁止のアーケード街で自転車を乗り回したり、たむろして大声で騒いだり、かなり目立っていましたからね。強引な客引きで偽物を買わされたという苦情も届いていたそうです。(くまにちコム:偽ブランド品 熊本市内の8店舗を捜索 外国人ら11人逮捕

 ただ、ナイジェリア人達がいきなりやってきて商売を出来るとは思えないので、おそらく何らかの後ろ盾があったのでしょうね。ナイジェリア人達だけ逮捕しても、新しい外国人を連れてきて誰かが商売をやらせるだけです。根っこの部分を摘発しないとまた怪しいアフリカ人が熊本の街にたむろすることになるでしょう。

 しばらくは街に平穏が戻りそうです。安心して買い物できますね。