| @雑談

不細工な著者近影

自分はわりと不細工で、不細工であるせいで子どもの頃はバカにされたり思春期の頃は気後れしたりしていた。大人になってくるにつれて自分だけでなく周囲も、外見よりも内面で人を判断するようになってきて不細工であることをそんなには気にしなくなった。しかし最近、やっぱり不細工であることは不利だなと思うようになった。

不細工は第一印象が悪い。初対面の人からはどうしても見た目で判断されてしまう。長い時間をかけて人間関係を作っていく相手だと最終的には不細工であったとしても正しく人間性を評価してもらえるが、最初は低評価からスタートするので起ち上がりがすごく大変だ。外見が良かったらしないですむ苦労をしないといけない。

イケメンとの比較でいうと、イケメンと不細工が同じことを言っていたとして、イケメンの方が賞賛されて不細工は賞賛されない、という問題もある。不細工に対しては精々「ふーん、ま、そんな風にも言えるよね」程度の評価にしかならない。

そういう経験が積み重なって行くと、イケメンは人前でも堂々と話ができるのに不細工はもじもじして堂々と話ができないし、引っ込み思案になってしまう。また周りの人も、「こいつは不細工だしおどおどしてるから人前に出さない方がいい」と考えるようになり、発言の機会を与えられないようになる。そしてどんどん意見を出しづらくなる。意見を出さないからフィードバックを得ることができず、成長の機会を失う。負の連鎖に陥る。不細工だけど人前に立ったり堂々と意見を述べられる人は心が強いかかなり有能な人なのだと思う。

もしみんながアバターで会話するような世の中になれば不細工でも生きやすくなるのかもしれない。その意味でインターネットは顔を見せることなく自由自在に放言できるので不細工にとっては理想郷だと言える。自分がインターネット大好きなのは、不細工でも外見ではなく中身で評価されるからだと思う。

| @Mac/iPhone

家で仕事するようになって 3 ヶ月以上経つのだけど、これまでは会社から貸与されている MacBook Pro のディスプレイのみで仕事していた。どうしても大きなディスプレイで仕事したいときは私物 iMac を使うなどしていたけど、職場のルールが厳しくなって私物のパソコンで仕事することができなくなったし、夏で暑くなってきて MacBook Pro 本体のキーボードを触るのがいよいよ厳しくなってきたので、平日の夜に車で会社まで行って会社に持ち込んでいた私物の Dell 4K ディスプレイを自宅に持ち帰り、外付けキーボードで仕事をするようにした。 MacBook Pro 本体のペチペチキーボードよりも Happy Hacking Keyboard の方が快適だ。

ただ、これまで机の上は真ん中に iMac 5K が鎮座していたのでディスプレイの置き場に困ることになった。最初は iMac を真ん中において左にディスプレイ、右に MacBook Pro を置いてみたが、首を 120 度くらい左右に振らないといけないので非常に仕事しづらかった。なので真ん中にディスプレイを置いて左に MacBook Pro 、右に iMac を置くようにした。こんな感じ。

仕事モード

Dell の 4K ディスプレイは入力端子が 3 つあって、 HDMI と Display Port 、 Mini Display Port を受け付けるようになっている。すでに Display Port <-> USB-C ケーブルは持っていたので、 HDMI <-> USB-C のケーブルを買い足して、仕事用の MacBook Pro と私物の iMac 5K の両方に接続してみることにした。

日中仕事しているときは MacBook Pro の外付けディスプレイとして使い、夜は入力チャンネルを切り替えて iMac の外付けディスプレイとして使う。

遊びモード

結構いい感じなのだが問題があって、自分が持っている Dell のディスプレイは P2415Q というやつで、このシリーズの 2016 年 2 月以降の出荷モデルだと HDMI のモードを 2.0 に変更することで 60Hz 表示が可能になるが、自分が持っているのは 2015 年モデルなので 30Hz でしか表示できなかった。

30Hz 出力だと結構描画がかくかくする感じがあって地味にストレス。 Mini Display Port <-> USB-C ケーブルを買えば iMac からも MacBook Pro からも 4K@60Hz 出力できたのかもしれない。残念。

| @散財

自粛期間中、宗像にある GRiPS というアウトドアショップのホームページをずっと見てた。

GRiPS は冷やかし入店や子連れ入店お断りの店で非常に怖いところなのだが品揃えは良くて、商品紹介を兼ねたブログにはハンモックハイキングの様子がたくさん載せてあり、めっちゃハンモックハイキングに興味出てきて給付金で AXESQUIN のウキグモ Light を買ってしまった。

ウキグモ Light 、表裏逆に取り付けてしまっている…

ハンモックハイキングの良いところはテントや寝袋がいらないところだ。テント泊でないおかげでグラウンドシートやマット、ペグ、ポールなどが不要になりそれだけ身軽になる。しかもテントで寝るよりハンモックで寝る方が快適らしい。もちろんハンモックを張るには木が必要なので森林限界を超えた地点で野営することはできないが、九州の山は全部森林限界以下なので問題ない。

そのほかにも GRiPS のブログに影響されてしまい、ウルトラライトハイキングに興味出てきてアルコールストーブなどを買ってしまった。

VARGO ヘキサゴンウッドストーブと EVERNEW アルコールストーブ。天気が悪くて山に行けないのでベランダでラーメン茹でて食べた。

登山時の熱源にはガスバーナーを持っていたが、ガス缶はかさばること、残容量が読めず残りわずかになってきたら満タンの缶と残り少ない缶の二つを持つ必要があること、またそもそもガス缶が登山用品店でないと購入できないことがデメリットだった。アルコールストーブはコンパクトでパッキングしやすいし、残量が確認しやすく必要なだけの量を持っていくことができる。また足りなくなったら近所のドラッグストアでサクッと購入できるので、わざわざ燃料を調達するために街のアウトドア用品店まで出かけなくても良い。

色々道具がそろってきたので近所の山でオーバーナイトハイクをやってみたいのだけど梅雨に入ってしまって出かけられずもどかしい。

さらにいまはエバニューのチタンクッカーと蒸し皿が欲しいところ。↓の記事を見たら絶対に真似したくなる。

山で小籠包やってみたい。

| @読書

Kindle Paperwhite 10th Generation

Kindle Paperwhite 初代をずっと使っていた。 7 年くらい使っていてまだまだ使えそうだったが、ページ送りが遅いのと本体容量が少なくて、新しい本を追加できなくなってきてたのでセールのタイミングを見計らって買い換えることにした。

新しい Kindle Paperwhite 、ホーム画面がダッシュボードというか商品カタログっぽくなっていて一見すると良いのだが、常に自分が Wishlist に入れている本や話題の本が表示されてしまって目移りしてしまう。自分は結構注意力散漫で本も一冊を粘り強く読むのではなく、つまみ読みしてはまた別の本に目移りし、というタイプなので、 Kindle を開く度に他のおもしろそうな本の表紙が目に入ると、それまで読んでいた本そっちのけで新しい本のことを調べてしまう。

そういうわけで折角 Kindle を買い換えたのに全然本を読了できていない。自分の場合は買い換えずに不便な初代 Kindle を使い続けていた方が良かったのかもしれない。

追記

Twitter で @nagayama さんから設定で消せるという情報をもらった。クソみたいな記事でも書くことで情報がもらえて便利だった。まさに #100DaysToOffload の効能だと思う。

| @ブログ

天山七曲峠登山道

表示していた Google Adsense の広告を外した。自動広告をオンにすると本文の途中など意図しないところに広告が掲載されまくってしまって大分読みづらい。かといって記事下に入れる程度だとまったくクリックされなくて貼ってる意味がなかった。加えて、ここ一年間で数度行われた Google のコアアルゴリズムアップデートで検索流入が 1/3 くらいになってしまって PV が激減してしまった。 Google としてはどこの馬の骨とも付かない個人がやってる泡沫ブログにトラフィックを流してインターネットの果実を分け与えるつもりはないのだろう。 Adsense 広告の読み込みでサイトの読み込み速度も少し遅くなっていたし大分すっきりした。

消した理由で一番大きいのはアルゴリズムやリターゲティングによる広告のむなしさだ。 Amazon アフィリエイトなど自分の意思でレビューしたり紹介したアイテムの広告ではない広告が自分のブログに表示される必然性はない。アルゴリズムやリターゲティングによる広告は、掲載される場所はどこでもよくて、たまたま空いてたから表示されました、というような間に合わせ感がある。自分が楽天で見た商品の広告が自分のブログに延々表示される様を見て、こういう広告を表示し続けることで自分のブログの価値が毀損されているような気がしてきた。一つ前の翻訳記事がバズって結構アクセスがあったが、翻訳元のブログには広告が表示されていないのに翻訳した自分のブログには広告が表示されていて、自分が広告を入れていることで元の記事の価値も下げているような罪悪感もあった。

元からブログで儲けようとは思っていなかったが、ブログを書くことで得られる一番の利益というか目的は、広告によって小銭を稼ぐことではなく、ブログを書くことで自分自身の価値を高めることだと思う。ブログによってインターネット上でのプレゼンスを高めて知名度を獲得したり、ブログを書いたり運用したりすることで技術的な知見を得てスキルアップにつなげられる。それらを自分の給料に上乗せできるような仕組みを作っていくことが大切なのかなと思った

| @写真

Flickr の Pro プランの有効期限が今月末で切れるので念のため全データを DL しておいた。自分は 2007 年に車上荒らしにあって PowerBook 17" を盗まれてしまい、そこに保存しておいたそれまでの人生のデジタル写真もすべて失ってしまった。一部は Flickr にアップロードしておいたので、それらを Mac 上に取り込むのが目的。 Flickr はちゃんとしていて、データの DL リクエストをすると一日くらいで画像だけでなく文章はコメント含めて全部 DL できるようになってる。 GDPR 便利。

何枚かの写真はアップロード時に縮小されてしまっていて、 5K のディスプレイで見るとかなりちっちゃい。試みに image upscale などでググってみると以下の Web サービスが見つかった。

最大 4 倍までアップスケールできる。利用にはアカウント登録が必要だった。無料っぽいので試してみた。アップロードしたのは以下の写真。この写真は 800×600 の解像度でしか落とせなかった。

VW Golf 2 GTI

それがこうなった。ぱっと見綺麗。

VW Golf 2 GTI Upscaled

ただし拡大してみると欠点がないわけではなかった。こんな感じ。

Deep Image Drawbacks

暗い部分、光が反射している部分は綺麗にアップスケールできないみたいだった。機械学習モデルが進化するとこの辺も綺麗にアップスケールできるようになるのかな。

変換の方法はファイルを都度アップロードする方法のほかに、 Google Drive にファイルを置いてディレクトリ指定で一括変換したり、REST API も用意されていて、 curl や自分でプログラムを書いて変換させることも可能っぽい。なかなか便利そう。

なおこのサービスは無料で使えるのは 5 枚までで、それ以上はサブスクリプションか都度払いでお金がかかるシステムのようだ。

Deep Image Pricing

Flickr から落とした低解像度の写真が何枚かあるので都度課金かサブスクリプションの単月契約で利用してみようかなと思ってる。

| @技術/プログラミング

Vim の設定に関してはペパボ時代に同僚のみなさん( glidenote さん、 banyan さん、 linyows さん)から色々学んでほぼほぼ不満がない状態になっている。正規表現拡張の eregex.vimrails.vimprojectionist.vimvim-surround など tpope プラグインと Shougo プラグイン( unite, vimfiler あたり)で普段のユースケースはカバーされているが、 EasyMotion というプラグインの存在と、同じ人がメンテしている incsearch.vim というものがあることを知って入れていみた。カーソル移動を楽にする Vim プラグインのようだ。これまで ⇧wf⌃d などで高速移動はできるといえばできるが、空白や単語の切れ目ではない位置を狙った移動では結局 hl を連打してしまっていた。 EasyMotion は冒頭の数文字を検索すると飛び先をアンカー表示してくれて、高速にファイル内を移動できるというもの。 Unite のファイル内ジャンプ版という感じかな。

さらに調べると incsearch.vim の方は Vim 本体に取り込まれたみたいで必要ないらしいのだが、 で検索にヒットしたカ所を移動したりする機能は incsearch.vim の機能っぽいので両方セットで使ってみることにした。 EasyMotion は incsearch と組み合わせて使うことでかなり便利になるっぽい(ブリッジに haya14busa/incsearch-easymotion.vim が必要だ)。こんな感じ↓(画像は incsearch-easymotion のリポジトリから拝借)

incsearch-easymotion demo