| @読書

ピアソン技術書撤退で今は新品で買えない達人プログラマー、数年前に紙の本で買って持ってたけどでかくて重くて翻訳文体がつらい感じで 1/4 くらい読んだところで放置してた。裁断して Kindle とかに取り込んで気軽に持ち運べるようになったら読めるかなと思って去年 KINKOS で裁断して会社の ScanSnap で PDF 化した。しかし PDF 化して気付いたんだけど、達人プログラマー、以下のようなレイアウトで iPad とか Kindle で異常に読みにくかった。

達人プログラマーのレイアウト

これをスキャンして取り込むと一ページずつはこんな感じになる。

達人プログラマーのレイアウト

余白が多いため、 Kindle や iPad mini で読むとき文字が非常に小さくなり、拡大しながら読まなければならない。また左右の余白が異なるためページめくりをする度に視線を移さなければならずしんどい。こんな苦行に耐えられる人はいないと思います。

余白を削除すればいいんだけど、奇数ページと偶数ページで余白の位置が異なるので単純に余白削除できない。

達人プログラマーのレイアウト

達人プログラマーのレイアウト

Mac のプレビューの編集でトリミングとかあるので、奇数ページだけを選択して一括編集とかできるかなと思って調べてみたけど出来なそうだった。

ウェッブデザイナ〜になりたかった頃に買った Adobe CS4 があることを思い出し、 Adobe Acrobat Pro で PDF を開いてみたら、ページのトリミング機能の画面で適用先を「奇数ページのみ」とか「偶数ページのみ」とか選べることが分かった。

達人プログラマーのレイアウト

この機能を使ってなんとか Kindle でもギリギリ文字が読めるかなというところまで余白を削除できた。

パソコンで執筆・編集され出版された紙の本を裁断してスキャンして読みやすいように余白消したりするのものすごくアナクロ感あるので本当にやめたい。

| @雑談

Google に買われた Sparrow という Mac 用のメールソフトを気に入って使っていたけど、 Google に買収されてからほとんど更新されなくなった。 Sparrow は一部のメールクライアントから送られてくる iso-2022-jp のメールを正しく表示できないことがあるので、しょうがなく Airmail というソフト買って使ってた。

Airmail 、デザインとかはいいけど全般的にバグが多くてひどい。送信してないメールが送信済みメールに表示されたり、表示・非表示の切替チェックボックスがまるっきり逆の動作をしたりする。テストされてないのだと思う。こういうソフトウェアを販売してはいけないと思う。

自分が開発する側だと小さなバグなんかを指摘されても「こんなのは致命的ではないのに」とか思ってしまったりするのだけど、自分がユーザーだと、小さなバグの積み重なりがすごくイライラすることがわかった。たとえ小さなバグでも、バグはない方がよい。

| @Mac/iPhone

Reeder for Mac の新しいの出ないので ReadKit というの買ったらイノベーティブだった。RSS リーダーとしてだけではなく、Pinboard のブックマークとか Instapaper とか Pocket のやつも読めてこれまでの RSS リーダーとはひと味違う。これだけでフィードの購読、過去読んだ記事の検索までできるので最高だと思う。Google Reader 死んでからインターネットつまらないと思ってたけどこれでまたインターネット楽しくなりそうな感じする。

ReadKit

| @技術/プログラミング

公開している Lokka の DB (MySQL) のデータを、手もとの Lokka の DB (SQLite) に取り込むときに毎回やり方を忘れるので書いておきます。

今回は MySQL to Sqlite converter という gist のコメント欄に書いてある以下の方法を試した。

sudo gem install sequel
sudo gem install sqlite3
sudo gem install mysql
rbenv rehash
sequel mysql://user:password@host/database -C sqlite://db.sqlite

これでデータを MySQL から SQLite に変換できた。Lokka をローカルで起動してアクセスしてみるが記事が表示されない。DB の中にはちゃんとデータが入ってるし、管理画面から記事一覧を表示するとちゃんと記事が表示される。どうも Post.published[] を返すみたい。

手でクエリを投げてみると

sqlite> select * from entries order by created_at desc limit 1;
             id = 960
        user_id = 1
    category_id = 5
           slug = eye-pro-is-shit
          title = Eye-Fi Pro を買ったけどクソだった
           body = [hitode909さんの日記](http://hitode909.hatenablog.com/entry/2013/05/24/093749 "hitode909の日記")...
           type = Post
          draft = 0
     created_at = 2013-10-06 07:28:00.000000
     updated_at = 2013-10-06 13:11:23.000000
frozen_tag_list =
         markup = redcarpet

draft = 0 なので表示されそうなもんなんだけど、よくよく調べてみると SQLite には Boolean 型がなくて、DataMapper は SQLite に Boolean 型のデータを保存するときは t/f の文字列で保存するみたい。これは盲点だった。

結局 draft = 0draft = 'f' に変えてあげればすべての記事を表示できるようになった。

| @散財

hitode909さんの日記を読んでたら Eye-Fi を買ったと書いてあって、hitode909 さんのツイッターに iPhone のカメラではなく GR とかで撮影したと思われるやたら高画質なラーメンの写真が投稿されるようになってた。自分も同じようなことやってみたいと思って Eye-Fi を買った。

iPhone 3G が出た当初から、というか iPod がカラーになったばかりの頃から、一眼レフで撮った写真をその場ですぐ iPhone とか iPod に取り込んで人に見せたいという欲求があった。しかしそれを実現するためには訳の分からないアダプターを買って常に持ち歩いたりする必要があってそんなガラクタを持ち歩くのは耐えられなかったので導入しなかった。

Eye-Fi 自体には以前から興味があったけど、普通の SD カードと比べると高すぎたので微妙だと思っていた。しかし上記のようなカメラの写真を iPhone に取り込む機能に加え、Eye-Fi Pro を買うと GPS ユニットなどがなくてもジオタグを写真に付加できると知り、高いなぁとは思いつつも古い SD カードが不調だったこともあり、えいやっと購入してみた。しかし期待したような効能は得られなかった。というか買うならジオタグ付与できないバージョンの Eye-Fi Mobile で充分だった。

Eye-Fi Pro と Eye-Fi Mobile の機能の違いだけど、概ね以下のような感じらしい。

機能 Eye-Fi Pro Eye-Fi Mobile
カメラからスマートフォンに転送
ジオタグ付与 ×
RAW 対応 ×
Wi-Fi でパソコンへ転送 ×

Pro の方が高機能で良さそうに見えるんだけど、ジオタグ付与も RAW 対応もパソコンへの転送もかなり微妙だった。というのもカメラからスマートフォンへ転送する機能(「ダイレクトモード」と言うらしい)を利用すると、ジオタグが写真に付与されない仕様らしい(撮影してもジオタグがつきません。 | Pro X2よくある質問 | サポート << Eye-Fi Japan)。ジオタグを付けられるのは、周囲に Wi-Fi の無線がいっぱい飛んでる場所で撮った写真を、Wi-Fi でパソコンへ転送する場合のみとのこと。自分としてはカメラからスマートフォンに転送してくれる機能が一番欲しくて Eye-Fi を買ったので、それを犠牲にしてジオタグを付与する意味はない。

ダイレクトモードを使うか Wi-Fi 転送するかは、Eye-Fi の設定用のソフトを Mac にインストールして設定を行い、Eye-Fi カードに覚えさせる必要がある。つまり出先ではダイレクトモードでカメラからスマートフォンに転送し、Wi-Fi のある自宅では Wi-Fi を経由してパソコンにデータを転送させるというような使い方ができない。となると Wi-Fi でパソコンへ転送する機能も使えるようで使えないということになる。

使ってみて分かったのだけど、ダイレクトモードでは Eye-Fi カードが Wi-Fi ネットワークを作成し、iPhone はそのネットワークに接続して画像のやりとりをする。一方、自宅で Eye-Fi から Mac に Wi-Fi 転送する場合は、Eye-Fi は自分でネットワークを作成するのではなく、自宅の Wi-Fi ネットワークに参加して Mac と画像をやりとりするかたちになる。従ってダイレクトモードと Wi-Fi 転送を両立させることができないようだった。

加えて Eye-Fi の RAW 対応が微妙で、Nikon RAW (.NEF ファイル)はダイレクトモードで iPhone に取り込むと非常にサイズの小さいサムネイルの TIF 画像に変換されてしまい、まともに閲覧することができない。なので結局自分は一眼レフ側で RAW + JPEG を保存するように設定し、 Eye-Fi では JPEG 画像のみ転送するような設定にしている。

この辺の事情は以下のブログに詳しい。

以前だったら何かものを買う際は事前に徹底的にリサーチしてから買っていたのに、iPhone 5 を買ったときの記事に書いたように、おっさん力が高まってきてよく調べもせずデジタル製品をほいほいと買ってしまって後悔することが増えた。こうやって情弱おじさんになっていくのだろうなと危機感を強めている。

まとめると、Eye-Fi Pro はゴミなので買ってはいけない。カメラからスマートフォンへの転送が目的な人は Eye-Fi Mobile で充分。ジオタグ目的の人は Eye-Fi Pro なんかに手を出すよりもちゃんとした GPS ユニット買った方がいい。

一眼レフで撮った写真を iPhone に取り込んで、給料日に焼き鳥屋に来てビールを飲んで感極まってる様子などをツイッターでなうすること自体は楽しいので皆さんもやると良いですよ。

| @Mac/iPhone

au の iPhone 、通話時の音が悪くてつらい。SoftBank の iPhone の方が電話しやすかった。他にも通話中はデータ通信ができないとか意外と電波の入りが悪いとか予想だにしなかった不便さがあってつらい。iPhone 、どこのキャリアで買っても大して違いないと思ってたけど、通信方式・インフラの違いは結構でかいと思った。

| @散財

結局 Happy Hacking Keyboard を自宅用にも買って、家でも会社でも Happy Hacking Keyboard 使ってる。会社で墨を使って家ではホワイトを使っている。キーの押し心地は何となく高級感のある墨よりもプラスチッキーなホワイトの方がマイルドな感じがして良い。しっとりした感じがする。墨はスカスカ感がある。

ホワイトを気に入って使っていたら、キーを押し込むとき本体左下部分がミシミシときしみ音をたてることに気がついた。1万8千円もするのにひどいなぁと PFU に問い合わせたら交換品を送ってもらえた。

全般的に Happy Hacking Keyboard 素晴らしいと思う。みんな買えば良いと思う。

キーボードのことばかり考えてるとそのうち Kinesis とか欲しくなりそうな気がして怖い。


追記

結局交換品もミシミシ鳴る。これは仕様だと思って諦めるしかなさそう。会社で使ってる墨はしっかりしてるんだけどな。