Reeder for Mac の新しいの出ないので ReadKit というの買ったらイノベーティブだった。RSS リーダーとしてだけではなく、Pinboard のブックマークとか Instapaper とか Pocket のやつも読めてこれまでの RSS リーダーとはひと味違う。これだけでフィードの購読、過去読んだ記事の検索までできるので最高だと思う。Google Reader 死んでからインターネットつまらないと思ってたけどこれでまたインターネット楽しくなりそうな感じする。
Lokka の production の MySQL データを development の SQLite に取り込む
公開している Lokka の DB (MySQL) のデータを、手もとの Lokka の DB (SQLite) に取り込むときに毎回やり方を忘れるので書いておきます。
今回は MySQL to Sqlite converter という gist のコメント欄に書いてある以下の方法を試した。
sudo gem install sequel
sudo gem install sqlite3
sudo gem install mysql
rbenv rehash
sequel mysql://user:password@host/database -C sqlite://db.sqlite
これでデータを MySQL から SQLite に変換できた。Lokka をローカルで起動してアクセスしてみるが記事が表示されない。DB の中にはちゃんとデータが入ってるし、管理画面から記事一覧を表示するとちゃんと記事が表示される。どうも Post.published
が []
を返すみたい。
手でクエリを投げてみると
sqlite> select * from entries order by created_at desc limit 1;
id = 960
user_id = 1
category_id = 5
slug = eye-pro-is-shit
title = Eye-Fi Pro を買ったけどクソだった
body = [hitode909さんの日記](http://hitode909.hatenablog.com/entry/2013/05/24/093749 "hitode909の日記")を...
type = Post
draft = 0
created_at = 2013-10-06 07:28:00.000000
updated_at = 2013-10-06 13:11:23.000000
frozen_tag_list =
markup = redcarpet
draft = 0
なので表示されそうなもんなんだけど、よくよく調べてみると SQLite には Boolean 型がなくて、DataMapper は SQLite に Boolean 型のデータを保存するときは t
/f
の文字列で保存するみたい。これは盲点だった。
結局 draft = 0
を draft = 'f'
に変えてあげればすべての記事を表示できるようになった。
Eye-Fi Pro を買ったけどクソだった
hitode909さんの日記を読んでたら Eye-Fi を買ったと書いてあって、hitode909 さんのツイッターに iPhone のカメラではなく GR とかで撮影したと思われるやたら高画質なラーメンの写真が投稿されるようになってた。自分も同じようなことやってみたいと思って Eye-Fi を買った。
iPhone 3G が出た当初から、というか iPod がカラーになったばかりの頃から、一眼レフで撮った写真をその場ですぐ iPhone とか iPod に取り込んで人に見せたいという欲求があった。しかしそれを実現するためには訳の分からないアダプターを買って常に持ち歩いたりする必要があってそんなガラクタを持ち歩くのは耐えられなかったので導入しなかった。
Eye-Fi 自体には以前から興味があったけど、普通の SD カードと比べると高すぎたので微妙だと思っていた。しかし上記のようなカメラの写真を iPhone に取り込む機能に加え、Eye-Fi Pro を買うと GPS ユニットなどがなくてもジオタグを写真に付加できると知り、高いなぁとは思いつつも古い SD カードが不調だったこともあり、えいやっと購入してみた。しかし期待したような効能は得られなかった。というか買うならジオタグ付与できないバージョンの Eye-Fi Mobile で充分だった。
Eye-Fi Pro と Eye-Fi Mobile の機能の違いだけど、概ね以下のような感じらしい。
機能 | Eye-Fi Pro | Eye-Fi Mobile |
---|---|---|
カメラからスマートフォンに転送 | ○ | ○ |
ジオタグ付与 | ○ | × |
RAW 対応 | ○ | × |
Wi-Fi でパソコンへ転送 | ○ | × |
Pro の方が高機能で良さそうに見えるんだけど、ジオタグ付与も RAW 対応もパソコンへの転送もかなり微妙だった。というのもカメラからスマートフォンへ転送する機能(「ダイレクトモード」と言うらしい)を利用すると、ジオタグが写真に付与されない仕様らしい(撮影してもジオタグがつきません。 | Pro X2よくある質問 | サポート << Eye-Fi Japan)。ジオタグを付けられるのは、周囲に Wi-Fi の無線がいっぱい飛んでる場所で撮った写真を、Wi-Fi でパソコンへ転送する場合のみとのこと。自分としてはカメラからスマートフォンに転送してくれる機能が一番欲しくて Eye-Fi を買ったので、それを犠牲にしてジオタグを付与する意味はない。
ダイレクトモードを使うか Wi-Fi 転送するかは、Eye-Fi の設定用のソフトを Mac にインストールして設定を行い、Eye-Fi カードに覚えさせる必要がある。つまり出先ではダイレクトモードでカメラからスマートフォンに転送し、Wi-Fi のある自宅では Wi-Fi を経由してパソコンにデータを転送させるというような使い方ができない。となると Wi-Fi でパソコンへ転送する機能も使えるようで使えないということになる。
使ってみて分かったのだけど、ダイレクトモードでは Eye-Fi カードが Wi-Fi ネットワークを作成し、iPhone はそのネットワークに接続して画像のやりとりをする。一方、自宅で Eye-Fi から Mac に Wi-Fi 転送する場合は、Eye-Fi は自分でネットワークを作成するのではなく、自宅の Wi-Fi ネットワークに参加して Mac と画像をやりとりするかたちになる。従ってダイレクトモードと Wi-Fi 転送を両立させることができないようだった。
加えて Eye-Fi の RAW 対応が微妙で、Nikon RAW (.NEF ファイル)はダイレクトモードで iPhone に取り込むと非常にサイズの小さいサムネイルの TIF 画像に変換されてしまい、まともに閲覧することができない。なので結局自分は一眼レフ側で RAW + JPEG を保存するように設定し、 Eye-Fi では JPEG 画像のみ転送するような設定にしている。
この辺の事情は以下のブログに詳しい。
以前だったら何かものを買う際は事前に徹底的にリサーチしてから買っていたのに、iPhone 5 を買ったときの記事に書いたように、おっさん力が高まってきてよく調べもせずデジタル製品をほいほいと買ってしまって後悔することが増えた。こうやって情弱おじさんになっていくのだろうなと危機感を強めている。
まとめると、Eye-Fi Pro はゴミなので買ってはいけない。カメラからスマートフォンへの転送が目的な人は Eye-Fi Mobile で充分。ジオタグ目的の人は Eye-Fi Pro なんかに手を出すよりもちゃんとした GPS ユニット買った方がいい。
一眼レフで撮った写真を iPhone に取り込んで、給料日に焼き鳥屋に来てビールを飲んで感極まってる様子などをツイッターでなうすること自体は楽しいので皆さんもやると良いですよ。
給料日の様子です pic.twitter.com/bLuu49yZ2d
— ケツがオワコン氏 (@morygonzalez) August 9, 2013
au の iPhone の音悪い
au の iPhone 、通話時の音が悪くてつらい。SoftBank の iPhone の方が電話しやすかった。他にも通話中はデータ通信ができないとか意外と電波の入りが悪いとか予想だにしなかった不便さがあってつらい。iPhone 、どこのキャリアで買っても大して違いないと思ってたけど、通信方式・インフラの違いは結構でかいと思った。
Happy Hacking Keyboard 白良い
結局 Happy Hacking Keyboard を自宅用にも買って、家でも会社でも Happy Hacking Keyboard 使ってる。会社で墨を使って家ではホワイトを使っている。キーの押し心地は何となく高級感のある墨よりもプラスチッキーなホワイトの方がマイルドな感じがして良い。しっとりした感じがする。墨はスカスカ感がある。
ホワイトを気に入って使っていたら、キーを押し込むとき本体左下部分がミシミシときしみ音をたてることに気がついた。1万8千円もするのにひどいなぁと PFU に問い合わせたら交換品を送ってもらえた。
全般的に Happy Hacking Keyboard 素晴らしいと思う。みんな買えば良いと思う。
キーボードのことばかり考えてるとそのうち Kinesis とか欲しくなりそうな気がして怖い。
追記
結局交換品もミシミシ鳴る。これは仕様だと思って諦めるしかなさそう。会社で使ってる墨はしっかりしてるんだけどな。
社内ビム勉強会
最近 Emacs を触っていることもあってテキストエディター熱が高まっているので思いつきで社内で Vim 勉強会を開催した。
自分は最初はプラグインをいかに使いこなすかというところから Vim を使い始めて(Vim テクニックバイブル的 Vim の活用)、Emacs に手を出したことによる素の Vim の少ないキーストロークでの編集能力の高さ再発見(実践Vim的 Vim の活用)し、Vim の真骨頂は後者にあるのではないかとむさ苦しく語った。
準備不足で資料とか作れなかったのであまり意味わからない感じだったかも知れないけど、話をするために実践Vimを読んだり積ん読になっていたオライリーの Learning the vi and Vim Editors を読んだりして勉強のきっかけを作ることができて良かった。
自分の他に同僚の @monochromegane 氏が Unite.vim の上級活用法 (agとUnite.vimで快適高速grep環境を手に入れる - Thinking-megane)や、氏が EUC-JP/Shift-JIS 対応を進めている ag による Unite grep の高速化などについて話した。カーソル位置の単語で Unite grep する方法*1なんかが個人的には参考になった。Unite の設定とかはネットで拾った情報のコピペで済ませていたので、実際に目の前で解説してもらいながら使い方の設定をすることで新たな発見をすることができ、大変良かったと思う。
4月に勉強会がつらくなって Fukuoka.rb もやってなかったんだけど、またぼちぼち再開していきたいと思った。
*1 以下のようなコードだけどなぜか自分の環境だと期待した通りに動いてくれなくて、Pattern:
というプロンプトが出て検索キーワードが確認できるはずなんだけど、何かキーを入力しないキーワードが表示されなくて不便な感じ。
" grep current word
nnoremap <silent> ,cg :<C-u>Unite grep:. -buffer-name=search-buffer<CR><C-r><C-w>
Life without smartphone
Ruby 関連のことを検索していて Shopify の中の人のブログにたどり着いた。なかなか面白いことが書いてあった。
この人は去年の 11 月に iPhone 4 を落として割ってしまったらしい。すぐに iPhone 5 を買おうとしたのだけど、思いとどまって一月ほど iPhone なしで過ごすことにしたそう。自分がどのくらい iPhone に依存してるのか知りたかったのだとか。そしたら意外と良かったらしい。以下超訳。
iPhone があった頃は常に Facebook、Twitter、Email、iMessage、携帯、HipChat、Skype や対面での会話と心が安まらなかった。プッシュ通知を切ったとしても空き時間にメールチェックしたり Twitter や Facebook を見てしまう。常にオンライン状態で、どこにいてもどこにもいないような感じがつらかった。iPhone がなくなったらコンピューターの前にいるとき以外は目の前の友達や同僚のことだけ気にしていればいい。スマートフォンは作業と作業の合間の、さっきまでやっていたことと次にやるべきことについてに省みるべき時間を、ぼーっとゲームをしたり Twitter を見るような用途に費やす手助けをしていることに気がついた。スマートフォンがなくなってからアングリーバードやったり、Facebook を見たりして無為に時間を過ごすことがなくなり、やるべきことに集中できるようになった。
スマートフォンをやめて Nokia レンガ(昔ながらの携帯)で過ごすにあたって、心配してたのが以下の三点だった。
カメラがない
旅行するときはいつも iPhone で写真をとっていたけど、カメラは人に借りれば良いかも知れない。ひょっとするとなくても事足りるのかも知れない。
音楽がない
歩くときは気分を紛らわせるために音楽を聞いていた。しかし本当に音楽を聞きたいときはパソコンの前に座れば良いことに気がついた。音楽なしで歩いてもしんどくないし、周囲の物事に心を巡らせる良い機会になった。
地図がない
iPhone の Map は多用していたけど、方向感覚に自信があったのでどこかに行くときに地図を見るのをやめてみた。そうすると出発前に入念に準備が必要になった。外国に行くときは紙の地図を使った。また本当に迷ったときは人に道を聞けば良いし、尋ね先の人に電話して道を尋ねれば良い。
3ヶ月ほどスマートフォンなしで過ごしてみて、期待していなかった以下のメリットに気がついた。
よく人に電話するようになった
iPhone の頃はメールを多用していてほとんど電話をかけていなかったけど、古い Nokia の携帯だとメールを打つのがつらくてしょっちゅう電話をかけるようになった。同世代の人に電話をかけるとびっくりされる(みんなメールしか使わないから)。携帯の根本機能と会話の楽しさを再発見した。電話した方が話が早く済みそうな場合や深い話の時はメールではなく電話しか使わないようにしている。
携帯の存在を気にしなくなった
鞄の中に適当に携帯を突っ込んで出かけるようになった。ポケットに何も入ってなくて気楽になった。眠る前に携帯がどこにあるか探さなくていいし、安い携帯だからキズが入らないように気を付ける必要もない。心配事が減るのはいいことだ。
上に挙げた懸念事項は正しかったが、それなしでもやっていける
確かに色々不便だがなくてもやっていけることに気がついたし、スマートフォンを持たないことによって得られるメリットがあることもわかった。
“携帯を二週間に一度しか充電しなくて良いのは気が楽” というあたりはなるほどなぁと思った。寝るとき、出かけるときに iPhone を探さなくて良いのも羨ましい。随分楽だと思う。
自分もスマートフォンを使うようになってから Twitter 中毒が重症化し、移動中に本を読むということがまったく出来なくなった。iPad ではなく Kindle がいいと思ったのもネットを見る機能が付いてなくて読書に集中できそうだから。しかし結局手元に iPhone があると Twitter を見てしまう。この人みたいに思い切って落として割ってしまうのが良いのかも知れない。