AERAから。高度成長期の団塊サラリーマンの Their Sweet Home だった大都市郊外の団地群が酷いことになっているらしい。住民は高齢化し、団地内の商店街や公園に人影はまばら。ある程度の資産を持つ富裕層は駅前の高層マンションに移り住んだりするものだから、空き部屋に低所得の外国人労働者が越してきてスラム街化することも考えられないことじゃないみたい。さらに一部の集合住宅は不景気で寿命30年といわれる団地の建て替えが進まず、多くの建物が安全上の問題を抱えたまま。主たる住民たちは団塊世代で退職し始めているので、そうなると自治体の税収は途絶えるわ福祉にかかる予算は増えるわで、かえって地方よりも大都市郊外の方がアブナイんだそうな。
しかも「郊外病」は埼玉や千葉の団地群だけの問題じゃないらしい。住みたい沿線ランキングトップを同じ東急の東横線沿線と争う田園都市線沿線でも老人ホームが激増し、乳母車を押してのぼるお年寄りたちであふれる。そんな光景も絵空事ではない
そうだ。
個人的に興味深かったのが、高齢化に先手を打つ東急の取り組み。築10年以上の中古住宅を買い取り、リフォームして新たに若い世代に販売しているらしい。これは田園調布の事例を教訓にしたもののようだ。
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