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 インド人(インド系シンガポール人)は独特の雰囲気を放っていると思う。暑いのに長袖のウェスタンシャツを着ていたり、派手なバックルのベルトをつけていたり、携帯は必ずNokiaだったり。

 なかでも不思議なのが男性同士でテーマパークに遊びに来ること。インド人はとても仲がよい間柄だと男同士でも手をつないで歩くそうです。それが親友の証らしい。ディズニーランドみたいなところに男だけ4, 5人で出かける感覚とかは僕らにはちょっとよく分からないですね。

 でもチャンギ空港のバーガーキングで遭遇したようなインド人は違った。みんな牛肉入りのハンバーガーを食べ、男女混合で最高にグルービーな感じだった。シンガポールで生まれ育った世俗化されたインド人は、インド生まれのインド人と感覚が異なるのでしょう。

 しかし考えてみると、日本人の男だって外国人からしたら同じように不思議な存在かも知れない。チャイナ・タウンのホーカーセンターでタピオカ入りのミルクティーを飲んでいたら、男ばかり4人の日本人がやって来た。大学生の旅行者っぽい。小ぎれいな格好をしていて女縁がないわけじゃなさそうなんだけど、なぜか男4人でシンガポールに旅行に来ている。

 欧米人の旅行者とかはカップルで旅行していることが多い。男二人のバックパッカーとかないないこともないけど、男4, 5人の集団の姿はなかなか見ない。そういえば自分も学生時代には男だけ5人とかでしばしば旅行をしていたことを思い出した。あまりインド人のことを変だって言えないかも。

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Little India 1

 お土産買うならムスタファセンターが良いよという親戚のお姉さんのすすめでリトル・インディアに行った。ムスタファセンターとはリトル・インディアにある巨大なショッピングセンターだ。ショッピングセンターと言ってもオーチャード・ロードとかにあるようなお洒落なやつじゃなくて、ドン・キホーテみたいなのに近い。過剰陳列、ブランド物の安売り、食料品の品揃え豊富。シンガポール版ドン・キホーテだ。インディアンなスパイスもいっぱい置いてあるし、地下の電化製品コーナーではNokiaやHTCの最新携帯(Touch Diamondもあった!)が安心の値段表示で売られていた。カメラとかテレビの品揃えも豊富。

 で、ここに入るときにショッキングだったのが、バッグのジッパーをロックタイで閉じられてしまうこと。いきなり万引き予備軍扱いなのである。そのまま店に入ろうとしたら入り口で厳つい警備員に止められ、後ろを向かされてバックパックのジッパーを封印されてしまった。財布とか免税処理の際に必要なパスポートとかはあらかじめカバンから出しておいた方が良いですね。あと何か買い物したときも、商品を入れて渡されるビニール袋は同じように閉じられてしまう。

 シンガポールは高層ビルが林立しててある意味東京以上の都会だし、街並みは欧米っぽいのでアジアに来たなー、っていう感覚があんまりしないんだけど、リトル・インディアみたいなところに来るとうーんやっぱりシンガポールはアジアだという感覚にさせられる。屋台ではインド人が素手でカレー食べてるし。

Little India 2

 アジア旅行初心者はシンガポールで軽く修行してからよその国に行ってみると良いんじゃないかな。

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 シンガポールにはむかしDoCoMoで使っていたM702iSのSIMロックを解除して持っていった。無事現地のプリペイドSIMを買って使えてたんだけど、うっかりミスから充電が出来ないことに気がついた。MOTORAZRシリーズにはminiUSBポートが付いていてここから充電する仕様になっている。したがってMacBookとつなげば充電できるでしょとDoCoMo製の充電器を持ってこなかったのだが、M702iSに関してはUSBケーブルによるPCなどからの給電は不可能な模様(M702iS miniUSBで充電いろいろ。。 (各種充電器を使ったテスト結果です))。事前のリサーチ不足であった。

 それで急遽キャリアのショップを回った。SingTelのショップでM702iSでも使える充電器が売られているのを発見した(M702iSにはDoCoMoが特殊な仕様変更を施しているため、充電器はMotorolaの純正品であってもどれでも良いというわけではないらしい)。しかし価格を尋ねたらSGD48だと言う。GSTという7%の消費税も合わせると、当日のレートが1SGD = 74JPYとして、4,000円弱もする。高い。でもよく知らない街で、品番も分からず適合するかどうかも分からない携帯の充電器を売ってる店を探して回るのは面倒だったので、言われるがままの値段を出して買ってしまった。よく考えたらレシートは手書きだし、箱にも入れず充電器をむき出しで寄越しやがったので多分このときはぼったくられたんだと思う。あとでインターネットで調べたら同じ品番の物がeBayにUS$15とかで出品されてた。

 旅行者というのは現地の物価や通貨に精通していないので格好のぼったくりターゲットだ。親戚のお姉さんとタクシーに乗ったとき、ドライバーが我々が日本人であることに気付くや無意味な遠回りを始めた。親戚のお姉さんはもう長いことシンガポールに住んでいて道路事情にも精通しているのでそのことをきつく問いただすと、ドライバーは怒って「もうお前ら降りろ」と強制的にタクシーを降ろされてしまった(結果的に1セントも払わずタクシーを利用できた)。

 シンガポールでは小さな電器屋などでは値札が付いていないことが多かった。日本だとあらゆる商品には値札が付いているのが当たり前だから、商習慣の違いに驚いた。そういう小さな店では標準価格に上乗せしてふっかけてくるのが当たり前らしい(ボッタクリ体質 - 愚か者の福音書 -- 投機の価値は-- 離島からの帰還    BYどぐされ外道 - 楽天ブログ(Blog))。

 親戚のお姉さんはこの辺の交渉に長けていて、カンボジアに小旅行に行ったときも何度かぼったくられそうになったが値切り倒してカンボジア人もたじたじであった。

 思うんだけど、値札表示の商慣行に慣れきった日本人はときどきは東南アジアとか定価なんてあってないようなところを旅してぼったくられたり値切ったりを経験した方が良いんじゃないかと感じた。売り手と買い手のシビアな駆け引きを経験することは仕事なんかでも役に立つんじゃないかな。

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GARIBALDI

 親戚のお姉さんの友達が誕生日だったので、日本でもそうそう行ったことがないような高そうなイタリアンレストランに昼ご飯を食べに行った。待ち合わせ場所からして東洋一有名なRaffles Hotelであり、無職がこんな金持ちみたいなことをして良いのだろうか。

 イタリアンレストランはイタリアンレストランなのに店員はインド人ばかりで面白かった。とはいえスタイルの良いインド人がバリッとした格好をすると妙に格好良くて似合っていた。でもお願いだから無職の僕のことを「Sir」と呼ぶのは止めて下さい。

前菜

パスタ

メイン

デザート

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 初の夜間開催のF1を見に行った。シンガポールでは初のF1ということもあり、到着したときから街中がF1一色という感じだった。街にはカード型のF1の入場拳をぶら下げた欧米人が溢れており、お祭り騒ぎだった。

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 市街レースのため街路は大幅に交通規制が行われており、MRTのCity Hall駅で降りて20分近く歩かされた。F1は想像していた以上に音がやかましく、耳栓なしには観戦不可能だった。多くのヨーロッパ人が観戦に詰めかけており、さすが国際都市シンガポールという感じだった。

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 シンガポール人の観客もいっぱいいたんだけど、みんな良いカメラを持っていた。やはりNikon。プロではないアマチュア連中だが、D3やD300、D700に巨大なレンズを装着し、レースを撮影していた。俺もD40X + VR 55-200mmで撮影を試みたけど、席がコーナー直前の外側だったこともあり、全然きれいに撮れなかった。

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 シンガポールはこんな風に世界初の市街地夜間レースを開催したり、高層ビルを林立させたりとすごく景気が良さそうだ。街中を走るのはベンツやBMW、はてはランボルギーニみたいなスーパーカー。オーチャード・ロード周辺の高級ブランド志向も強い。国民一人当たりGDPが日本を超えたというのもうなずける話だ。

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 東南アジアには日本をしのぐ経済的繁栄を手にした国があるということを実感させられた日だった。

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 旅行中にiPhone用辞書アプリのウィズダム英和・和英辞典を買った。やっぱり外国にいるときは辞書があった方がいい。ドイツを旅行したときも現地で独英辞書を買ったけど便利だった。

 で、旅行も終盤で知ったんだけど、iPhoneで使える英辞郎もあるらしい(ptsEijiro)。英辞郎は口語表現がたくさん載ってるし、例文も豊富なのでぶっちゃけこっちにすれば良かったなーなんて思った。

 この手の辞書で重要なのはネットにつながってなくても使えること。ウィズダムは100MBを超えるサイズがあり、全てをiPhoneの中に格納できるタイプなので、いつでもサッと単語の意味を調べることができ、重宝した。

 iPhoneはとにかく旅行にベストマッチなので、辞書に限らず地球の歩き方アプリみたいのを開発すると受けると思う。そして願くば、外国でも低価格のローミング料金でネットにつなげさせて欲しい。ソフトバンクさん、どうにかなりませんかね?

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 The Battle Boxを見たあとはブギスのアラブストリートに向かった。ここにはモスクがあり、街はイスラム風の建物で、まるで中東に旅行に来たかのようだった。シンガポールは高層ビルが建ち並び、いかにも都会といった感じのピリピリした空気が流れているのだが、アラブストリートはゆっくりした時間が流れていてとてものんびり出来た。途中、イスラム風の服を売る店でムスリム用のマレー帽を買った。

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 モスクの中にも入ってみた。親戚のお姉さんは上着を羽織るよう求められたが、俺も短パンなので肌の露出が多いと上着を羽織ることを求められた。モスクの中ではおじさんたちがコーランを輪読したり世間話をしたりしていた。みんな靴を脱いで絨毯の上でごろごろしているように見えるし、雰囲気は田舎の公民館のようだった。

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 モスクを見学したあと、小腹が空いたので屋台でケバブを買い、モスク前のベンチに座って食べていたら、隣に座ったイスラム教徒のじいさんに説教をされた。このときは丁度ラマダン(断食)の時期で、モスクの前でしかもマレー帽をかぶって食事をしていたものだから、「ムスリムのくせにお前何やってるんだ」ということになったのだ。ムスリムの連中はひもじい思いをして我慢しているのだ、これは確かに配慮が足りなかった。宗教的におおらかなシンガポールじゃなかったらまずいことになっていたかも知れない。

 ブギスのアラブストリートはとてものんびりした雰囲気の良いところで、いつかイスラム圏を国を旅行してみたいと思った。