| @音楽

Amazonでしつこくオススメ商品にリストアップされていたRay Barbeeというミュージシャンの "In Full View" というアルバムを買ってみた。全体的にトミー・ゲレロっぽい音で気に入った。トミー・ゲレロの音楽性をもう少しインストゥルメンタルロックの方向に近づけた感じか。どうやらトミー・ゲレロとも交友のある人で、元々はスケーターのようだ。

気に入ったので早速他のアルバムも聞いてみようと思って調べたところ、 "Ray Barbee Meets The Mattson 2" というアルバムを2007年春にリリースしているようだ。しかし発売からまだ2年弱しか経ってないのに既に廃盤。Amazonでは一万円以上の値がついている。マーケットプレイスの出品者は廃盤となるやいなやとても強気の値付けをするようだ。

iTunes Storeでも売ってはいるけど、デジタルネイティブでない僕はなるべく音楽はCDで買いたい派なので、これはスルー。ネットで検索してみたところ香港の業者が適正と思われる価格で販売しているのを発見した。これまでアメリカからは何度かCDを買ったことがあったが、初めてアジアから注文してみた。

今日届いた郵便物がこちら。送料は無料だったが丁寧に梱包してあった。香港から購入したのに日本仕様の日本語表記ジャケットなのが不思議な感じがして面白かった。(トミー・ゲレロとかその辺のアーティストはカリフォルニアよりも日本での方が人気あるのかな?)

ray-barbee.jpg

なお "Ray Barbee Meets The Mattson 2" は廃盤のままだが、同じく廃盤状態の "In Full View" ともう一枚のRay Barbee個人リリースの "Triumphant Prosession"(EP)については再発が行われるようだ。HMVで予約を受け付けていた。

そういえば廃盤復刻で思い出したけど、MF Doomの "Operation: Doomsday" が再発されている。こちらもAmazonで一万円以上の高値で売りに出されていた名盤中の名盤だ。僕は2chで紹介されていた、eMusicからダウンロードする方法で音源を入手したんだけど、いまはeMusicでの取り扱いはないようだ。またすぐ売り切れてしまうかも知れないので、アングラHip Hop好きな人は購入リストに加えといた方が良いと思います。

(どうでも良いことだけど、がん患者的に「再発」って言葉はドキッとしますね。あんまり使いたくない)

| @Mac/iPhone

iPhone Battery Charging Screen
Swirly MMS

昨年末にiPhone Dev Teamによってyellowsn0wがリリースされました。yellowsn0wはSIMロックを解除するツールですが、これを適用することでiPhone専用SIMカード(黒SIM)以外にもdocomoのFOMAカードやSoftBankの通常のSIMカード(銀SIM)などが使えるようになります。

僕は海外に行く予定があるわけでもないし、docomoの回線も持っていないのでアンロックすることのメリットはあまりないのですが、jailbreak環境ではSwirlyMMSというアプリケーションがあり、これを使えばiPhoneでMMSを送受信出来るようになります。もちろん黒SIMにはMMSアドレスが発行されていないのでiPhone専用SIMでMMSを利用することは出来ませんが、アンロックして銀SIMを挿せばMMSが利用可能になるわけです。

これまでjailbreakはデメリットの方が多そうで避けてたのですが、MMSが使えて銀SIMに差し替えて使用できるようになるとあれば、メリットの方がデメリットを上回りました。そういうわけでjailbreak初挑戦。QuickPWNを使いましたがあっさり終わりました。

jailbreakのメリットとデメリットをまとめてみます。

メリット

  • SIMロックを解除できる

    docomoのFOMAカードやSoftBankの銀SIMが使えるし、海外では現地のプリペイドSIMを利用できるようになります。ただしdocomoのiモードメールはMMSではないのでFOMAカードを挿してもiモードメールは利用できません(SMSは使えます)。

  • App Storeにないようなアプリケーションを使えるようになる

    今では入手不可能なNetShareと同じ機能を提供してくれるソフトをダウンロード可能です。

  • テーマやSMSの着信音の変更が可能

    充電画面のテーマ変更やロックスクリーン以外でも壁紙を表示したりできるようになります。SMSの着信音も好みの物に変更可能。

  • MMSが使えるようになる

    SwirlyMMSはお世辞にも使いやすいとは言えませんが、MobileMeやメール転送を利用しなくてもプッシュでメールが受け取れるのはやっぱり便利です。携帯電話にはやっぱりMMSは欠かせませんね。

デメリット

Life is beautifulの中島さんは絶対にjailbreakすべきでないって言ってます。曰く「新宿歌舞伎町のマンションの1階の部屋で窓を開けっ放しで女性が一人で眠る」くらい危ないらしいので、女性はjailbreakは控えた方が良さそうです ;-)

それと大事なことを忘れていました。銀SIMで3G通信をした場合のパケット通信料金です。iPhoneはパケットを大食いしますのでパケット定額フルは加入必須でしょう。しかしそもそも銀SIMでsmile.worldに接続して恒久的に定額適用になるのか、という問題があります。現状、銀SIMでsmile.worldに接続してもパケット定額フルが適用されるようですが、SoftBankは当然こういう使い方は認めていないでしょうから、この先どうなるかは分かりません。利用するAPNには注意が必要でしょうね。

| @写真

実は11月の下旬にD90を購入して使っております。無職なのに、しかもこの金融危機下、愚かにも安くはないオモチャを買ってしまいました。いまは反省してます。

Nikon D90

D90です。外観は好きです。

なぜ買い替えたのか?

D40X、軽くて小さくて良いカメラです。しかしちょっと使ってると物足りないところも出てくる。

  1. モーター内蔵レンズでしかAF出来ない。
  2. サブディスプレイがなく、設定ボタンやダイヤルが少ない。ホワイトバランスを瞬時に変更したくても、いちいちメニュー画面を呼び出す必要があってかったるい。
  3. AF測距点が3点しかない。

最近NikonはレンズラインナップのAF-S化を進めているし、SIGMAやTAMRONも超音波モーター内蔵のレンズを続々発表しています。1. の理由で買い替えるのはちょっともったいなかったかもです。でも2. の、設定ボタンが少ないのはどうにも不便だった。AF測距点の数が少ないのもどうしたって不便。そういうわけでこれらが全部解決されて、おまけに動画も撮れるD90に買い替えた次第です。

D90買って満足してるか?

西巌殿寺 / saigandenji temple

暗いところでもわりと粘ります。

うーん、これはビミョー。日陰でもダイナミックレンジっていうんですか? これが広いおかげで白飛びせずに暗部もギリギリまで粘って撮れるんですが、デフォルトの色がおかしいのです。色転びが激しくて、赤みがかったり黄色がかったりする。まるでしょぼい携帯のカメラで撮ったみたいな色になります。これは結構幻滅。2chではRAW現像すればおk、なんてみんな言ってるけど、RAWはファイルサイズでかいから嫌いなんですよね。しかもRAW現像めんどい。LightroomもApertureも持ってないし。

いきなり団子 and so on

微妙に黄色がかってます。

D40Xの色調は僕好みで、JPEG撮って出しでもホワイトバランスさえきちんと条件に合ってれば概ね満足のいく写真が撮れてました(ニコンは塗り絵だ、って言われるけど僕はあのこてこてぎとぎとした感じが好きだったりします)。

結論としては、D90はオススメできませんね。動画はこんにゃくみたいにぷるぷる震えてお遊び程度のものしか撮れませんし、D40/D40X/D60からステップアップあるいはD80から買い替えようと思ってる人はD300かその後継を待った方が良いと思います。

| @写真

The Horseman

シンガポールに行ったとき、街でやたらとCrumplerのバッグを使ってる人がいた。どうやら本国オーストラリアに近いこともあって割と流行ってるみたい(アキバっぽい感じの人も使ってた)。Crumplerはオーストラリアのカジュアルバッグメーカーで、デジカメやノートパソコンを入れて持ち歩いても金持ってる風に見えない(盗難防止のためにあえてそうしてる)、けど信頼のタフネスを備えたバッグをいっぱいラインナップしてる。以前、P_BLOGの作者kazさんがJAM LOGで紹介してて、ちょっと欲しいなーと思ってた。日本でもヨドバシとか都会のカメラ屋では売ってるみたいだけど、地方では見かけず、しかもちょっと高かった。

僕がシンガポールを旅行してたのはちょうど円高にぶれ始めた頃だったので、日本で買うと25000円近くするThe Horsemanを、Crumplerのオフィシャルショップで税込み233シンガポールドルで買った。そのときのレートはだいたい1SGD=70円くらいだったから、16000円ちょいで買ったことになる。ちなみにシンガポールはGSTっていう7%の消費税があって、旅行者は出国時に申告すれば後日税金を還付してもらえるらしいんだけど、Crumplerのショップの店員のねーちゃんは「そんなのない」つって申告用の書類を用意してくれなかった。

The Horsemanはノートパソコンが入るスペースがあって、Crumpler Japanのサイトによるとデジイチも一緒に持ち運べる、みたいな感じで紹介してあるので、MacBookと一眼レフを同時格納するような使い方をしようと思ってたんだけど、やはり普通のメッセンジャーバッグにはカメラがうまく収まらず、しかも取り出しにくかった。ナイロンの生地とか縫製はかなりしっかりしてて、色やデザインはとても気に入ったので、何だかなー、カメラ用のバッグを買おうかなーと悶々としていたのだった。

そんなとき、Crumplerの公式サイトから取扱店のページを見てて、香川のメディアラボPLUSっていうカメラ屋のサイトを覗いたら、なんと一眼レフ用のバッグ、Million Dollar Homeシリーズがバーゲン価格で売ってる! 例えば定価10000円の5 Million Dollar Homeが、1月12日まで送料込み5840円で買える! これは安い! そういうわけで早速飛びついてしまった。

5 Million Dollar Home

昨日届いてちょっと使ってみたところ、これはイイ! レンズ装着した状態のボディを一個と、別に交換用レンズを一個、さらにブロワーやレンズフードを格納できる。ちょっと近所をぶらつくときなんかにはもってこいの感じだ。

5 Million Dollar Home

Million Dollar Homeはぶっちゃけニューモデルよりも旧型の方がデザインが良いと思う。もし一眼レフ用のバッグを探している人がいたら、CrumplerのMillion Dollar Homeシリーズがオススメです。ちなみに僕が買ったメディアラボPLUSってお店は、在庫なしになってる商品でも迅速に取り寄せて発送してくれるみたいです。僕が買ったときも在庫なかったけど、1月3日に注文して7日には発送してくれました。

  • Crumpler - Australia

    Crumplerのサイト。Crumpler Japanよりも本家オーストラリアのサイトの方が面白いです。Flash版とHTML版、どっちも良い感じ。

  • メディアラボPLUS TOP

    ここ安くて良かったです。オススメ!

| @映画/ドラマ/テレビ

2009年になったけど、2008年末に見たテレビ番組の感想。

NHK総合12月30日午後10時25分から放送。面白かった。中国人案内人、韓国人フォトジャーナリスト、Jazzミュージシャン(菊地成孔)、青森出身の28歳のホスト、社交ダンスを糸口に女性をものにしようとしている中年サラリーマン、水商売の女性向け美容室などなど、いろんな人物に焦点を当て、彼らの様々な要素が絡み合って、歌舞伎町の混沌具合が伝わってくるドキュメンタリーだった。

歌舞伎町といえば風俗と暴力団、みたいなイメージがあるけど、ドキュメンタリーは『警視庁密着24時!』みたいにそれらを直接扱うわけではなく、歌舞伎町で繰り広げられる性や金や欲望や暴力のうごめきを見届ける人々の日常を追うというスタイルだった。NHKなんだけど堅苦しい感じがなくて、民放のドキュメンタリーを見ているような気さえした。NHK外部のディレクターも参加していたらしい。

個人的には歌舞伎町では置き引きにあったりとあまり良い思い出はないのだが、東京に行ってみたいと思わせられる番組だった。

| @雑談

謹賀新年

2009年になりました。2年前はブログに新年の目標なんてのを書いてたけど、何ひとつ実現できてないのでそういうのはやりません。とりあえず今年こそ就職してTOEICで850点以上とって11月23日は秩父宮でラグビー見てラーメン二郎を年間20杯くらい食べられるようにしたいです。ピース。

| @映画/ドラマ/テレビ

 アメリカマサチューセッツの、じいちゃんばあちゃん達による合唱団、ヤング@ハートについてのドキュメンタリー。ヨーロッパ公演で存在を知ったイギリス人の監督が、7週間密着して取材したもの。ドキュメンタリーだけどあまりドキュメンタリーぽくなくて、とても鑑賞しやすかった。

 合唱団のメンバーはじいちゃんばあちゃんばかりだから、みんな個人的にはクラシックとかオペラが好きなんだけど、若い指揮者ボブ・シルマン(といっても53才)が選んでくる曲はパンクやロック。トーキング・ヘッズやソニック・ユースやザ・クラッシュやジミヘンやジェームス・ブラウンやコールドプレイの曲を歌う。

 メンバーの平均年齢は80才だからみんな健康上の不安を抱えている。それでもみんなで集まって元気に歌う。歌うと足腰の痛みを忘れられるから。

 一番印象に残ったのは、クライマックスのコンサートのシーンでフレッド・二トルっていうすごく太ったじいちゃんが、鼻に酸素吸入のチューブを付けてコールドプレイの "Fix You" を歌う場面。これは涙が出た。劇中のコンサート会場の観客も泣いてた。コールドプレイ自身の演奏よりも感動的だ。

 これも年の功っていうのかな、じいちゃんばあちゃん達が歌うと、リズムや歌詞を間違っていても、すごく訴えかけてくるものがある。死と隣り合わせであるがゆえの明るさというか。みんな何かを悟ってるんだよね。

 ところでこの映画は軽く脚本があるんじゃないかなー、という気がした。刑務所に慰問に行くシーンとか出来すぎな感じがする。途中で挟まれるミュージカル調の歌唱シーンとかは思いっきり演出されてるし。その分すごく見やすくなってるんだけど、“本当のドキュメンタリー”を求めてる人には向かないかも知れない。ドラマとドキュメンタリーの中間のような映画だった。