| @散財
  1. ワンセグ・おサイフ非対応
  2. 外部メモリー非対応
  3. ストラップ付けられない
  4. Flash未対応
  5. コピペできない
  6. MMSが使えない
  7. 恐ろしく電波のつかみが悪い
  8. 日本語入力・変換がしにくい
  9. Safariがすぐ落ちる
  10. バッテリーライフが短い
  11. 故障時の修理費用が高額
  12. 維持費が2年で20万円オーバー
  13. 専用SIMうざい
  14. MobileMeに加入しないと心地よくメールをプッシュしてもらえない
  15. いまどきの携帯電話としてはでかい
  16. ディスプレーが皮脂で汚れまくる
  17. 色が白と黒の二色しかない
  18. 16GBなんてすぐ使い切ってしまう
  19. ウェブ上のアップロードフォームが使えない

 そして何より、

  1. 期待したほどモテない

| @映画/ドラマ/テレビ

 予告編はすごく面白そうだったんだけど、まぁ普通の映画だった。

 主人公は田舎からパリに出てきた女の子で、劇場前のカフェで給仕の職を得る。カフェには劇場で舞台を演じる役者やオークションでコレクションを売り払う予定の美術品収集家やコンサートを開くピアニストがやって来るんだけど、給仕の女の子とそんな芸術家たちの交流を描いた物語。

 ほのぼの心が温まる系の映画だと思うんだけど、一番の要点はそこじゃなくて、この映画が伝える真のメッセージは「人生あきらめが肝心」ということだと思った。

 劇場の雑務員として働く女性は、本当はミュージシャンになりたかったんだけど才能が足りなかったため、少しでも彼らに近い場所に身を置こうと劇場で働くことにした。主人公の祖母も若い頃はセレブにあこがれたが、あきらめてホテルの客室掃除の職に就いた。華やかな世界の陰には、厳しい現実があり、人はそれを受け入れて生きていかなければならない。そんなメッセージをこの映画から受け取った。

| @散財

というか、2007年の1月からずーっとiPhone欲しかったんだけど、発売前の二ヶ月とか英語のサイトとか読んでずーっと情報チェックしてたけど、いざ発売されるとそういう事前の情報収集とか一切してない人もiPhoneに飛びついてて(SoftBankショップでヤクザがiPhone契約してた)、何だか買う気が失せちゃいました。

Jaiku | iPhone買う踏ん切りが付かない。店の前まで行って止めた。

まさにいまこんな感じ。こういうこと書くとここに書いてあるコピペみたいに笑いものにされちゃうかもしれないけど、これまでAppleとかMacとかに全く興味なかった人も(むしろそういう人こそ?)iPhoneに飛びついてて、若干引いてる。

あと、AppleとかMacのこととかiPhone開発・発表の経緯を何も知らないようなSoftBankショップの店員に強気な態度取られて、なんで買い手が不利な条件受け入れてまで買わなきゃいけないんだよ、という感情もある。

なぜMacやApple製品を使うのかっていったら、単純に使いやすいから、好きだからというのもあるけど、多くの人が使ってないから良いという部分も確かにある。自動車で外車を選ぶような感覚というか。NOKIAの携帯にしたって同様。Bluetoothでカレンダーやアドレス帳をMacと同期できるのはNOKIAだけだし、実際いじりがいもあってすごく楽しい端末なんだけど、もしみんながNOKIA使ってたらあまり欲しくないかもなぁ、って思ってしまう。

やっぱ自分てもの1つ買うのでさえアーティスティックだなーって思ったよ

これ。この感覚がないと、買う気になれないんだよなー。アホみたいだけど。

で、俺思うんだけど、めざましテレビや朝ズバを見て何となくiPhone買った人達(↑のヤクザみたいな連中)は、iPhone使ってても不満たまりまくりになっちゃうんじゃないかなーと思う。MacやPCのスケジュール・コンタクトと同期する必要性みたいなもの、要するにiPhoneにスマートフォン的な使い方を求めてなければ、iPhoneはやっぱり使いにくい端末だと思うんだよね。日本語入力もっさり、Safari落ちまくり、電池消費早いとか。ヤクザがMacやPCでスケジュール管理・連絡先管理してるとは思えないし、Wi-Fiのわの字も知らないだろうし、MobileMeとかMicrosoft Exchangeに至ってはなにをか況や(いや、もちろんコンピューターリテラシーの高いヤクザもいるとは思うけど)。

iPhoneをきっかけに、「こちら側」の世界に興味を持つ人が増えたらApple的には万々歳だと思う。果たしてiPhoneは潜在的なApple信者を獲得できるのだろうか?

| @散財

 こんにちは、iPhоnе買わないけどiPhoneは買いたいゴンゴンです。

 一時はしばらく我慢しようと思っていたんだけど、ネットでiPhoneを買った人達の報告を読んでいるとどうしても欲しくなってしまって、いまではもう完全に買うモードです。世界的ですもんね。乗るしかない このビッグウェーブに!

ゴンゴンのどきどきiPhone購入計画

 そこでどうすれば無職でも負担を最小にして16GBのiPhoneを購入できるかについていろいろ考えてみた。

 現在の僕のスペックはこんな感じ。

職業 無職
既存回線・端末 SoftBank 705NK
契約状況 新スーパーボーナス24回割賦(2,580円ずつ24回払い。特別割引は2,200円/月) ローン残高は38,700円で、あと15回の支払いで完済。
毎月の料金 ホワイトプラン(980円) + パケットし放題(4,200円) + Y!ベーシックパック(315円) + 端末代金(2,580円) - スパボ特別割引(2,200円)で、だいたい7,000円前後。通話はほとんど行わず。

iPhoneを新規購入する場合

 まず考えたのがiPhoneを新規購入し、回線を一個増やす方法。買い増し(機種変更)だと端末価格が7,000円ほど高くなるし、既存回線の契約期間がまだ1年なので、新スーパーボーナスの特別割引が1,220円/月しか受けられない。

新規でiPhone購入、回線一個増やす。
↓
返す刀で705NKの回線ソッコー解約。
↓
705NKのSIMロックをゴニョゴニョし、iPhone専用SIMでも使えるようにする。
↓
新規契約なので特別割引満額受けられてウマー

 この方法だと

  1. 電話番号が変わってしまう。
  2. 既存回線の解約時に38,700円かかる。

わけだけど、1.については僕ほとんど電話してない(6月の通話料60円だった!)から影響なし。2.はまぁしゃあない。というか、どんな方法でも705NKの支払い38,700円は必ず発生する!

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| @散財
iPhоnе 3G

 とうとうiPhоnеが発売になり、ネット上を賑わせています。2007年1月のMаcWоrldで発表され、1年半も待ちわびたiPhоnе。是非とも欲しい、と言いたいところなのですが、残念ながらSоftBаnkの月額料金プランに大きな虚偽・偽装・嘘・ねつ造・改ざんを発見したため、泣く泣く購入を見送ることにしました。少なくともSоftBаnkが料金プランを改定しない限り、僕がiPhоnеを購入することはないと思います。

 これまで僕は、「iPhоnеの料金プランは高すぎる」と言っていた人達に対して、「そんなことはない。これが妥当な価格だ」と主張してきました。しかし気付いたのです。SоftBаnkが提示している料金プランには、改ざん・ねつ造・嘘・偽装・虚偽が含まれていることに。

 そもそもあなたはなぜiPhоnеを欲しいのでしょうか? iPоdと携帯電話の統合? どこでも好きな場所でインターネットに接続する? スタイリッシュなデザイン? MоbilеMеを駆使したクラウド・コンピューティング? 違うはずです。

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| @映画/ドラマ/テレビ

 1970年ごろのフランスが舞台。主人公はちっちゃな女の子アンナで、父親は弁護士、母親はマリ・クレールの編集者で、経済的に恵まれた暮らしをしていた。しかしスペインから父の妹親子(アンナにとっての叔母といとこ)がフランコ政権による迫害を逃れてやって来たことで父の様子が変わり、一家の暮らしも変容していくことになる。父は隠れ共産主義者だったのだ! 南米チリの様子を視察に出かけた両親はすっかり赤い思想にかぶれてしまい、豪邸から狭いアパートに引っ越しし、家にはヒゲもじゃのキョーサン主義者たちが入り浸る。赤化した父によって学校では楽しみにしていた宗教の授業を受けることを禁止され、大好きだったキューバ難民の家政婦はギリシア難民のベビーシッターにすげ替えられ、アンナはストレスが溜まる一方(タイトルの「ぜんぶ、フィデルのせい」とは、キューバからやって来た家政婦のおばさんがカストロのことを悪く言うときに使ったセリフ)。小さい子ども視点から、両極の思想を相対的に眺めた作品。

 後々明らかになるんだけど、実は父親はスペインの貴族階級出身で、その祖父や父は小作農たちを苦しめていた様子がうかがえる。その反動で左翼思想に染まってしまったのだ。家族を振り回すお父さんにも複雑な事情があったというわけ。でもおかげで家族は狭いアパートに住み、夜な夜な変な活動家連中を受け入れて窮屈な思いをする。世の中を良くしたいと願う善良な左翼活動家ほど自分の生活を犠牲にしなければならないのが滑稽だった。左翼活動というのは旧ソ連のソフホーズやコルホーズと一緒で、真面目にやればやるほど損をする仕組みのような気がするな。毎晩アンナの家に押しかけ、タバコをくゆらせながら酒を飲むヒゲもじゃキョーサン主義者たちが一番楽しそうに見えた。

 一方でアンナは、学校の先生たちのキリスト教一辺倒な価値観にも疑問を持ち始める。キューバ難民、ギリシア難民、ベトナム難民とベビーシッターが変わって行くにつれて各地の神話を学び、キリスト教の価値観が絶対ではないことを知る。キリスト教だろうが共産主義思想だろうが、無批判にひとつの考え方だけを受け入れることの愚かさが描かれている。特定の思想なり宗教なりを否定するわけではなく、多様な視点から物事を見ようとするアンナの姿勢が良かった。

| @映画/ドラマ/テレビ

4ヶ月、3週と2日

評価 : ★★★★★

 社会主義政権崩壊前のルーマニアが舞台。かなり面白かった。久々に映画を見て鳥肌が立った。

 主人公は女子大生のオティリア。ルームメイトのガビツァが望まない妊娠をしてしまい、中絶することになった。しかし当時のルーマニアで中絶は犯罪。モグリの医者に違法中絶を頼むのだが・・・。

 主人公のルームメイトのガビツァという吉川ひなの似(なんかキャラも似てる)の女の子が自己中の救いようのない女で、オティリアに迷惑かけまくる。もう大人なんだから自分のことは自分で管理するのが当たり前なのに常に他力本願というか。そのくせやることはやっていて、父親の分からない子どもを身ごもってしまう。

 物語中、とてもグロテスクなシーンがあるんだけど、これはかなりすごかった。堕胎や手術の描写がグロテスクなのではなく、ストーリー展開自体がグロテスクなのだ。友人のために究極の選択を迫られるオティリア。そこで彼女が取った行動とは。

 末期の社会主義国の描き方も興味深かった。全体的にブカレストの街は灰色で、車も家もボロボロ。賄賂を渡さないとホテルの部屋も取れない。その一方で権威主義が行き渡っていて、田舎出身のオティリアは、学者一族のボーイフレンドの家族に出自をバカにされる。

 カンヌ映画祭でパルムドールに輝いたということだけど、納得の一作だった。