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 『ナイロビの蜂』はあらゆる映画館で散々予告編を見せられた映画である。期待に違わず面白い映画であった。★は四つだが、これは五つ星に近い四つ星である。

 公式サイトには「世界が涙した壮大なラブストーリー」とあるが、これは恋愛に加えてアフリカ問題、資本主義と大英帝国の悪しき部分をさらすことに重きを置いた社会派の映画である。

 外交官の主人公ジャスティン・クエイルは、上司の代理で勤めた講演でテッサという魅力的な女性と知り合う。二人が知り合ってほどなく、クエイルにケニアへの駐在命令が下るのだが、テッサは「私もアフリカに連れてって」と告白し、二人は結婚する。知り合ったばかりなのにクエイルに結婚を申し込んだテッサの目的は何なのか? アメリカに追従するだけの英国政府の姿勢を自己弁護するかのようなジャスティンの講演に苛立ちテッサは声を荒げ糾弾した。彼女はチェ・ゲバラを尊敬する“革命派”なのである。映画の冒頭、アフリカで彼女は謎の死を遂げる。なぜ彼女は死ななければならなかったのか。クエイルの悲しい踏査が始まる。

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| @映画/ドラマ/テレビ

 超話題作である。普通に面白かった。しかし、納得いかない点もある。Sankei Webカンヌ国際映画祭の報道関係者向けの試写会では最大のヤマ場で失笑が漏れたとされるとあるが、恐らく僕も同じ場面でおかしいんじゃないかと思った。ちょっと高校で世界史を勉強したことがある人なら必ずおかしいと思うはずだ。

 このことに対して僕が文句を言うと、一緒に見に行ったファンの人は「本ではちゃんとなってるから良いの!」と強く反論するのだけど、そういうもんだろうか。公開されて間もない話題作なので具体的な箇所を指摘するのはあえて避けるが、原作本が緻密に練られたストーリーであろうとも、映画化した以上、映画は映画として矛盾のないものでなければならないと思うのである。ハリー・ポッターしかりである。ハリー・ポッター好きはよく、「映画はつまらないけど本は面白い」と言うけど、それは逃げ口上に過ぎない。本よりつまらない映画なんて、作らない方がいい。

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| @雑談
馬刺し※
※画像と僕の食あたりを引き起こした馬刺しは一切関係ありません

 先日、馬刺しを食べてあたってしまいました。いやこれが辛いのなんの。抗がん剤治療の遥か上をいく辛さです、といったら言い過ぎかも知れないけど、39度の高熱と吐き気、下痢に悩まされました。

 熊本の人間は馬みたいな知能の高い動物の肉を食べるなんて野蛮だ、食あたりは当然の報いだ、と思っている他県の方もおられるでしょう。そういわれてしまえばぐうの音も出ません。

 ちなみに韓国人は犬を食べるらしいですが、自称騎馬民族の彼らからすれば馬を食べる日本の食文化の方が信じられないのだそうです。むかし新聞で読みました。


| @映画/ドラマ/テレビ

 感想を書くのがだいぶ遅くなってしまった。

 オランダの画家、ヨハネス・フェルメールが描いた絵、『真珠の耳飾りの少女』にまつわる話。ヨハネス・フェルメールは嫁の家に婿入りするようなかたちで絵を描いているのだが、嫁はヒステリックで美しくなく彼女をモデルに絵を描く気には到底なれない。代わりに下女のグリート(スカーレット・ヨハンソン)をモデルに絵を描きたいと思うようになる。グリートは色彩感覚に優れており、絵の具の調合も手伝わせ、フェルメールとグリートは絵を描く上でのパートナーになるが、アトリエで二人きりになるグリートとフェルメールに嫁は嫉妬を募らせる。家計を切り盛りする姑は、フェルメールに絵を描いてもらわないと家が破産するため、フェルメールとグリートの作業を支援する。

 正直言って凡作だった。フェルメールとグリートの、師弟愛とも男女の恋愛感情ともつかないような中途半端な関係の描き方は良かったが、過去をテーマにした映画の常として、建築物の制約などから場景が限られており、それが閉塞感を感じさせる。屋内の場面が多すぎるのだ。

 スカーレット・ヨハンソンは『ロスト・イン・トランスレーション』でも良いとは思わなかったけど、今回も良いとは思わなかった。欧米人はあの手の顔が美しく見えるのだろうか。フェルメールを演じたコリン・ファースは、養子でありながら家計を支える主という微妙な役柄をうまくこなしているように感じた。形見は狭いが威厳もある、みたいな。グリートはその威厳に畏れながらも、同時に惹かれてもゆく。もうちょっとフェルメールとグリートの絆に焦点を当てると見やすくなると思うのだが。

映画公式サイト:真珠の耳飾りの少女

<追記>

 一部修正しました。映画だけ見るとフェルメールは養子なのではないかと思えてしまうのだが、実際はそうではないらしい。ただ妻の母親と一緒に住んでいるというだけのことみたい。映画の中では完全な養子状態なんだけどな。フェルメール年譜

| @雑談

Micra 最近の国産車は営業車を除いてバンパー部分まで塗装が施してあり、板金屋さんが儲ける仕組みが確立されております(笑) しかしVW、OPEL、VOLVOなどのヨーロッパ車は、前横後ろのバンパー部分は無塗装が多いです。ドイツではVitz(彼の地ではYaris)やMARCH(彼の地ではMicra)もヨーロッパ人の好みに合うよう塗装済みバンパーの上からプラスチックの緩衝材が張られておりました(写真参照)。

 これはヨーロッパでは激烈に狭い間隔で縦列駐車をするので、その際にぶつけてしまっても平気なための仕様であると思うのですが、この無塗装部分、新車のときは黒々していても時間がたつと色あせてきてカッコワルイです。特に目立つのがVOLVOで、新車時ウン百万した車両でも手入れを怠れば数年で無塗装部分が真っ白になり、間延びした外観になってしまいます。

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| @ブログ

Sorry 昨晩の障害は酷かった。20時半から23時半までの約三時間、うんともすんとも言わず。恐ろしかったのが、個人ウェブスペースよりも早めに復旧したメンバーズページで、ディスク使用量が一時0MBと表示されていたこと。ログが飛んでしまったのかと焦りました。

 僕はこれまでブログに記事を書いてサーバーに保存してしまうと、これがもう不意に消えてしまうことはあるまいと安心していたけど、そうでもないですね。レンタルサーバーには年間5,000円くらい払っているが、たかだか5,000円じゃなにも保証されない。ログが飛んだあとどんなにクレームをつけてもデータが帰ってくることはないでしょう。やはり一番安全なのはローカルということですね。こまめにバックアップをとる必要があります。

 それにしても最近のSTEP SERVERは酷すぎる。毎晩9時頃から閲覧できないですもんね。かといって今月あたまに一年契約で更新したので、よそに移る気にもなれません。

| @雑談

GTI16V & 久住

 温かくなってきて今日は絶好のドライブ日和でしたが、気温が上がったせいか、シフトの入りが渋くなってきました :-!  去年も夏場は5速が入りにくかったんですが、気温が下がり始めてからは調子よかったのでこの問題は忘れておりました。嫌だなぁ。

 クーラーについては、車屋でガスを入れてもらってばっちり効くようになりました。が、やはり漏れている疑いがあるようで、ガスと一緒に蛍光剤を入れてどこからどんな風に漏れているのか調べることになりました。場所によっては修理代が高く付くので、今年の夏を越せるようなら修理をせずに毎年ガスを補充した方がよいとのことでした。それにしてもガス補充で20,000円弱もかかっちゃった。こんなにするもんなんですかね?