がんの緩和ケアが治療の全段階から受けられるようになるという記事が昨日の読売新聞にあった。日本で苦痛を和らげる処置は末期患者にしか行われてこなかったが、これからは初期がんの患者にも適用されるという。全国の拠点病院に二年以内に緩和ケアの専門チームを設置するよう求め、まずはモデル地区で5000人の患者に試行するそうだ。
日本でがんの治療を行うことは相当きついんじゃないかと思う。テレビなどの情報を参考にする限り、欧米での治療は抗がん剤の副作用を和らげながら行われるようで、読売の記事でも緩和ケアの利用率は欧米三割、日本一割となっていた。日本の一般的な病院で抗がん剤の苦痛がきついと医師に訴えても、「我慢するしかない」という返事しか返ってこない。
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