| @雑談

 やっぱガンネタとかだとイマイチ自分でも意味分からん文章を書いてしまうので、今回は気を取り直して郊外型ショッピングセンターの話。

 今朝の朝日新聞地方面によると、全国で初めて熊本県が郊外型大型店に対してガイドラインを示したんだそうだ。(熊本県:大型店の立地に関するガイドライン.pdf)自治体のイベントにスペースを提供しろ、商工会に入れ、地元特産品を取り扱え、中心地商店街の空洞化防止に協力しろ云々。でも条例じゃないから強制力はないらしい。

 これはどうとらえればよいのか? 画期的なことと考えればいいのか? 好意的に解釈すればショッピングセンターを地域社会に取り込もうという政策は良いことのように思える。

 しかしこれは官民癒着を招かないだろうか? 条例ではないただのガイドラインでは、裁量行政が幅を利かせることにはならないのか? こんな中途半端なものを作るよりも、条例化して「地域雇用を確保する」、「土地のものを取り扱う」ことなどを義務づけた方がフェアで良いと思うのだが。

 本来、大型店の地域社会への融和策は、大型店が独自の方針で行うべきものだと思う。行政から促されてやることに意味があるのか疑問である。

| @雑談

 治療してました。やはり今回もきつかった。前回入院したときに比べれば副作用は軽かったですが、それでも吐き気との闘いはかなりきつかったです。副作用がきつくなかった分、薬が効いてなかったりしたら最悪だ。

 ところで、いままでブログで書いたことがなかったけれど、僕が患っている病気の紹介がてら、病気が分かってからこれまでの経過を記しておこうと思う。

 最初は違和感だった。2004年の10月中旬、左側の精巣、いわゆるキンタマに腫れ物感を覚えた。しかし痛いわけではない。何かぶつけてしまって腫れたのかもしれないと当初は気軽に考えていたが、あるときインターネットで「睾丸 違和感」と検索してみると、泌尿器科医が患者からの質問にウェブ上で答えているドキュメントに遭遇した。それによると、精巣の違和感はガンの可能性があるという。さらによくさわってパチンコ玉状の突起がないか調べろとある。実際にさわってみると、そのような突起があるではないか。一瞬焦る。

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| @映画/ドラマ/テレビ

 今日の昼くらいから漸く体調が良くなってきたので久々更新します。12月30日にDenkikanで見た『空中庭園』の感想。

 撮影終了後、監督が覚醒剤で捕まえられたというだけあって、なかなかぶっ飛んだ内容の映画だった。最後にわかる、物語が伝えたい教訓のようなものは良いのだが、それまでの展開が不自然でぎこちない。原作の小説は面白いのかも知れないけど、映画化で失敗した典型例なのではないだろうか。

 そもそも板尾創路と小泉今日子の夫婦がぎこちなさ極まりない。板尾はやはり芸人であって、こういうシリアスな物語には向かないのではないだろうか? 回想シーンで変なカツラをかぶって二十代の頃を演じているのだが、これはコントにしか見えなかった。キョンキョンの演技も不自然。この人演技が下手なんじゃないだろうか? 「恋を何年休んでますか?」というドラマを大学二年の頃によく見ていたけれど、そのときからなんて主婦を演じるのが下手くそなんだと思っていた。キョンキョンは踊る大捜査線のときみたいに、気がふれたサイコパスを演じるのが一番上手なんではないだろうか。事実物語後半で見せるぶっ飛んだ姿は凄味があってかなり恐ろしい。

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| @旅行/散歩

 こんにちは、森井ゴンザレスです。昨日から入院し、いままさに左腕につながれた点滴管から抗ガン剤が体に注入されているところです。おそらくあと数時間もすれば嘔吐が始まり、一切キーボードをたたくことができなくなるでしょう。だから今のうちにひとつ記事を書いておきます。

 読者の方々は毎日新聞に『記者の目』というコーナーがあるのをご存じだろうか? あるいは多くの方は新聞を読んでおられないかも知れないし、読んでいたとしても朝日新聞か日経新聞かも知れない。「毎日新聞といえば爆弾カメラマンがいるところ?」という人が殆どではないだろうか。しかし新聞記者になりたい、という人のなかには結構な毎日新聞マニアがいて、一部の学生の間では絶大な人気を誇るのが毎日新聞なのである。そういう彼らが必ず入社志望書に書き込むキーワードがこの『記者の目』である。

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| @雑談

 毎日新聞が昨年末から衝撃的な連載をやっている。縦並び社会・格差の現場から:MSN毎日インタラクティブ

 ざーっと目を通してみた。下手くそなまとまりのない文章もあるが、派遣労働業者の悪行を告発する記事では、記者が身分を隠して実際に派遣労働に従事してみるなど、かなり説得力のある血の通った記事である。書き手のことがよく分かる。

 それにしてもどの記事も現代の「格差」を露わにしていて、思わず目をそらしたくなるような内容ばかりだ。例えば、『患者になれない』という記事なんぞ悲惨そのものである。僕は「ある程度の格差がある社会の方が活力を生み出す」という個人的信条を持っているが、そんな僕でも「格差」について随分と考えさせられた。

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| @雑談

 いま気になるのが、ウクライナとロシアの対立である。僕は国際政治のことなんて全く知らないけれど、ウクライナが1968年のチェコスロバキアに重なって仕方がない。ユーシェンコ大統領はドゥプチェクのようだ。

 ウクライナは当然訪れたことがないし、どういう国なのかは知らないけれど、いま民主化を進めようとしているようである。そして、毒を盛られて醜い容貌になってしまったユーシェンコ大統領は、親欧米路線を採ろうとしているようだ。これがプーチンは気に入らないらしい。

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| @映画/ドラマ/テレビ

 予想に反していい映画だった。正直見る前は見るかどうか随分迷った。伝家の宝刀、パオーカードがあるので、熊本市の新市街で上映されている映画ならどの映画も1,000円で見ることができるのだけど、ポスターから単なるスケボー映画の雰囲気が伝わりまくってくる。いくら割引で見ることができるからとはいえ、1,000円と2時間の時間と駐車場代を無駄にしたくはない。劇場の入り口で5分くらい迷ったが、観念して見ることにした。結果、見て良かった。

 むかしrelaxでドッグタウンについて特集されていたことを覚えていて、それで今回の映画は気になっていた。ちょっと調べてみたら、relaxが取り上げたのは今回の映画『ロード・オブ・ドッグタウン』のドキュメンタリー版映画だったらしい。当時relaxを愛読していたものの、ヨコノリ系の記事には正直ついて行けないものがあって(当時はあまりHip Hopも聞かなかった)、結局当該記事は恐らくろくすっぽ読んでないと思う。元有名スケーターのトミー・ゲレロの音楽の虜になっているいまなら、興味深く読むことができるかも知れないのだが。

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