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 熊本市ではいまゴミ袋の有料化がちょっとしたトピックになっている。熊本日日新聞:熊本市ごみ有料化 求められる体系的な減量策

 一枚60円で高いという声がかかり、結局45円で販売されることになったわけだが、45円でも十分高い。ゴミ袋が高くなったことで家庭から出されるゴミの量が減るのではないかと期待されているが、そううまく物事が運ぶだろうか。ゴミ袋有料化で何が起こるか? 不法投棄である。

 幼い頃から遠足などで阿蘇の山の中を歩くと、多くの不法投棄物を目にした。いまでも冷蔵庫やテレビといった粗大ゴミから、一般の家庭ゴミまで大量に投棄してある。国立公園内とは思えない。本当にひどい。昔はこの地域は粗大ゴミの回収でお金を取られていなかったはずだが、その当時からこのように不法投棄はなされていた。これでゴミ袋が有料化されたらと考えると、ぞっとする。週末に熊本市内から馬鹿熊本人共がやってきて、阿蘇の野山にゴミを不法投棄する姿が目に浮かぶ。

 熊本市の議会のオッサンたちは馬鹿たれである。阿蘇への不法投棄が横行する一方で、熊本市内でのゴミ排出量が減ったと大喜びするんだろうなぁ。

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 毎日新聞の記者の目を読んでいたら、なんと社内の記者同士で熱い議論が展開されている。議題は地球温暖化である。発端は11月29日付の記者の目に高田茂弘記者が寄せた京都議定書をはじめとした現在の温暖化論への疑義である。記者の目 : 人為的温暖化論は真偽不明=高田茂弘(大阪経済部)

 この記事に対して反論を寄せたのが江口一記者の記者の目 : 「温暖化懐疑論」に反論=江口一(科学環境部)で、これに対してさらに高田記者が再反論(記者の目 : 「温暖化」懐疑への反論に対する再反論=高田茂弘(大阪経済部))を行っている。

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 やっぱガンネタとかだとイマイチ自分でも意味分からん文章を書いてしまうので、今回は気を取り直して郊外型ショッピングセンターの話。

 今朝の朝日新聞地方面によると、全国で初めて熊本県が郊外型大型店に対してガイドラインを示したんだそうだ。(熊本県:大型店の立地に関するガイドライン.pdf)自治体のイベントにスペースを提供しろ、商工会に入れ、地元特産品を取り扱え、中心地商店街の空洞化防止に協力しろ云々。でも条例じゃないから強制力はないらしい。

 これはどうとらえればよいのか? 画期的なことと考えればいいのか? 好意的に解釈すればショッピングセンターを地域社会に取り込もうという政策は良いことのように思える。

 しかしこれは官民癒着を招かないだろうか? 条例ではないただのガイドラインでは、裁量行政が幅を利かせることにはならないのか? こんな中途半端なものを作るよりも、条例化して「地域雇用を確保する」、「土地のものを取り扱う」ことなどを義務づけた方がフェアで良いと思うのだが。

 本来、大型店の地域社会への融和策は、大型店が独自の方針で行うべきものだと思う。行政から促されてやることに意味があるのか疑問である。

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 治療してました。やはり今回もきつかった。前回入院したときに比べれば副作用は軽かったですが、それでも吐き気との闘いはかなりきつかったです。副作用がきつくなかった分、薬が効いてなかったりしたら最悪だ。

 ところで、いままでブログで書いたことがなかったけれど、僕が患っている病気の紹介がてら、病気が分かってからこれまでの経過を記しておこうと思う。

 最初は違和感だった。2004年の10月中旬、左側の精巣、いわゆるキンタマに腫れ物感を覚えた。しかし痛いわけではない。何かぶつけてしまって腫れたのかもしれないと当初は気軽に考えていたが、あるときインターネットで「睾丸 違和感」と検索してみると、泌尿器科医が患者からの質問にウェブ上で答えているドキュメントに遭遇した。それによると、精巣の違和感はガンの可能性があるという。さらによくさわってパチンコ玉状の突起がないか調べろとある。実際にさわってみると、そのような突起があるではないか。一瞬焦る。

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| @映画/ドラマ/テレビ

 今日の昼くらいから漸く体調が良くなってきたので久々更新します。12月30日にDenkikanで見た『空中庭園』の感想。

 撮影終了後、監督が覚醒剤で捕まえられたというだけあって、なかなかぶっ飛んだ内容の映画だった。最後にわかる、物語が伝えたい教訓のようなものは良いのだが、それまでの展開が不自然でぎこちない。原作の小説は面白いのかも知れないけど、映画化で失敗した典型例なのではないだろうか。

 そもそも板尾創路と小泉今日子の夫婦がぎこちなさ極まりない。板尾はやはり芸人であって、こういうシリアスな物語には向かないのではないだろうか? 回想シーンで変なカツラをかぶって二十代の頃を演じているのだが、これはコントにしか見えなかった。キョンキョンの演技も不自然。この人演技が下手なんじゃないだろうか? 「恋を何年休んでますか?」というドラマを大学二年の頃によく見ていたけれど、そのときからなんて主婦を演じるのが下手くそなんだと思っていた。キョンキョンは踊る大捜査線のときみたいに、気がふれたサイコパスを演じるのが一番上手なんではないだろうか。事実物語後半で見せるぶっ飛んだ姿は凄味があってかなり恐ろしい。

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| @旅行/散歩

 こんにちは、森井ゴンザレスです。昨日から入院し、いままさに左腕につながれた点滴管から抗ガン剤が体に注入されているところです。おそらくあと数時間もすれば嘔吐が始まり、一切キーボードをたたくことができなくなるでしょう。だから今のうちにひとつ記事を書いておきます。

 読者の方々は毎日新聞に『記者の目』というコーナーがあるのをご存じだろうか? あるいは多くの方は新聞を読んでおられないかも知れないし、読んでいたとしても朝日新聞か日経新聞かも知れない。「毎日新聞といえば爆弾カメラマンがいるところ?」という人が殆どではないだろうか。しかし新聞記者になりたい、という人のなかには結構な毎日新聞マニアがいて、一部の学生の間では絶大な人気を誇るのが毎日新聞なのである。そういう彼らが必ず入社志望書に書き込むキーワードがこの『記者の目』である。

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 毎日新聞が昨年末から衝撃的な連載をやっている。縦並び社会・格差の現場から:MSN毎日インタラクティブ

 ざーっと目を通してみた。下手くそなまとまりのない文章もあるが、派遣労働業者の悪行を告発する記事では、記者が身分を隠して実際に派遣労働に従事してみるなど、かなり説得力のある血の通った記事である。書き手のことがよく分かる。

 それにしてもどの記事も現代の「格差」を露わにしていて、思わず目をそらしたくなるような内容ばかりだ。例えば、『患者になれない』という記事なんぞ悲惨そのものである。僕は「ある程度の格差がある社会の方が活力を生み出す」という個人的信条を持っているが、そんな僕でも「格差」について随分と考えさせられた。

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