| @旅行/散歩

 旅行中、旅先の人にいやな目に遭わされたことはなかったが、同じ旅行者にはだいぶ迷惑をかけられた。マナーとかデリカシーがなってないのは後進国の人に多そうだが、そうでもなくて、一番迷惑をかけられたのはニュージーランド人である。

 奴らは夜中にとにかく叫んで暴れる。午前一時過ぎ、宿で寝ていたら、壁をがんがん蹴りつける音と連呼されるF wordで目が覚めた。とにかく人の迷惑お構いなしである。

Continue reading...

| @旅行/散歩

 いま猛烈に後悔していることがある。旅行中、あまりチップを払わなかったことである。というのは同伴者が、「ヨーロッパにはあまりチップを払う習慣がないらしい」なんてことを言っていたから、それを信用してしまったのである。しかし帰ってきてインターネットでいろいろ見ていると、やはり気持ち程度のチップは渡した方がよかったみたいである。

Continue reading...

| @旅行/散歩

 感心なことに、ドイツ人はかなり上手に英語を話す。若者や西ドイツ育ちの50代くらいまでの人なら問題なく英語が話せる。もちろん日本人より上手だ。考えてみれば当たり前で、英語とドイツ語は1500年くらい前までは同一の言葉だったわけだし、語弊をおそれずにいえば、ドイツ語から冠詞の格変化を取り去ったものが英語なわけだから、難解なドイツ語を操れるドイツ人にとって英語は朝飯前なはずだ。

 しかしドイツ人すべてが英語を流暢に話すわけではない。当然ながら、冷戦時代に東ドイツで教育を受けた人は、英語ではなくロシア語を第一外国語として学んだはずだから、英語はてんで話せない。ベルリンオスト駅案内所の50歳くらいのドイツ鉄道職員は、胸にユニオンジャックが描かれたバッジをつけており英語が話せるということだったが、実にへたくそだった(別の若い職員に頼んで通訳をしてもらう必要があった!)。それまで接したドイツ鉄道の職員はみな英語がうまかったので、このおじさんはおそらく東ベルリン出身者なのではないかと推察する。"to"の代わりに"zum"なんて話すし、"with"の代わりに"mit"を使っていておもしろかった。

Continue reading...

| @旅行/散歩

 今回の旅行の隠れたテーマに、旧共産圏の国々を見て回る、というのがあった。訪れた旧共産圏エリアは、旧東ドイツ地域、チェコ、ハンガリーである。なぜ旧共産圏に興味があったのかといえば、大学一年の頃履修していた『近代思想』という授業で、夏休み明けの講義のときに講師がチェコに行ってきたという話をしたからだ。その話がとても興味深かった。「君たちもぜひ早いうちにチェコに行くべきだ。いまあの国はどんどん資本主義化している。僕が泊まったような趣のある宿や訪れたレストランもなくなってしまうかも知れない」と講師は言った。その言葉が耳から離れなくて、それ以来、いつかチェコを含む旧共産圏の国々を訪れたいと思っていた。

Continue reading...

| @旅行/散歩

 ドイツという国は、何かにつけて神格化されることが多い。とくに日本の進歩主義的な人のあいだでは目指すべき理想の国だという扱いを受けている。第一に、ドイツは戦後処理の仕方がうまかった。この点について日本もドイツを見習うべきだという意見を革新メディアなどでよく見かける。次にドイツは環境保護先進国だというイメージを(実態は別にして)我々は抱いている。ドイツではスーパーのレジ袋は有料である、ドイツの都市は路面電車がたくさん走っていってエコロジカルだ、なんて記事もよく新聞で見かける。要するに、一部革新メディアを筆頭に我々日本人はドイツコンプレックスを抱いているのである。

Continue reading...

| @Mac/iPhone

 忘れてしまわないうちに旅行記をわしわし書きたいのですが、帰るなりMacの調子が悪いです。勘弁して欲しい。

 どう調子が悪いのかというと、なんとキーボード配列がドイツ語として認識されてしまっている状態。先のエントリーでウムラオトのöを表記しようとしてドイツ語環境を選択したら、なんとその後元に戻らなくなったわけです。

 いまではなんとか日本語入力環境ではJIS配列として認識してくれるようになりましたが、半角英数字を入力するときはしばしばドイツ語配列として認識されてしまいます。これがめっぽう使いにくい。アクセス権の修復、PMUリセットも効果なし。ひょっとしてATOK固有の問題かと思ってATOKを削除するも問題は解決せず。先ほどOSを上書きして入れ直してみましたがこれでもだめ。これはもうクリーンインストールしかないのだろうか?

 バックアップ用HDD買わなきゃなぁ。出費がかさむ。

| @旅行/散歩

 7日に無事帰ってきました。旅行は面白かったですが、飛行機の狭い席に十数時間も座っていなければならないのは地獄ですね。好きなときにトイレにいけないし。

 これからしばらくは旅行ネタで記事を書こうと思います。以下は旅行で印象に残ったことの走り書き。

やはり共産主義はよくない

 プラハで訪れたCommunism Museumはすごかった。共産主義がいかに人間を抑圧していたかがわかる。意外にも環境保護の観点からも共産主義はよくないそうだ。かつて共産主義国の生物種の数は民主主義国の五分の一であったとか。チェコは民主化後、急速に生物種の数が増えているのだそうだ。競争優先の資本主義のほうが自然を破壊しそうだが、実は逆なのである。そもそも共産主義は都市に住まう労働者のための思想である。「マルクスは地方の農民のことなんて考慮していなかったし、レーニンは農民のことを軽蔑すらしていた」とミュージアムには記してあった。

Continue reading...