| @雑談

 Winnyによる情報流出事件なんかを扱うテレビ番組を見ていると、情報を流出させた役所の情報管理の甘さが非難されることがほとんどだ。Winnyを使っていた個人の倫理観の欠如を問題視するような報道のされ方はしない。これには違和感を覚える。

 もちろん、情報を流出させた人がまったく著作権フリーなファイルだけを取り扱っていた可能性も確かにある。でも全員がそうだとは到底信じられない。みんな著作権で守られている映画や音楽のファイルをタダで手に入れたくてWinnyを使っていたはずだ。業務用のパソコンが足らなくて私物パソコンを使わせていた役所よりも、Winnyを使っていた阿呆な個人の方が圧倒的に悪いと思う。

 結局、マスコミは役所などの公的機関を批判したいだけなんじゃないだろうか。ここらで大手新聞社かテレビ局の社員のパソコンから情報が流出すれば面白いんだけどなぁ。でも彼らは高給取りだからWinnyなんて使わないかも知れない。

| @映画/ドラマ/テレビ

 大杉漣主演の『ライフ・オン・ザ・ロングボード』を見た。端的に感想を述べるなら、まれに見る駄作である。よって★ゼロ。見る価値なしである。見ようかなと計画していた人は見ない方がよい。時間と金の無駄である。

 もともとあまり邦画は見ない方なのだが、去年『運命じゃない人』を見て以来、邦画にも面白いものがあるからうっかりしてると見逃しちゃうな、と心を入れ替えた。この映画は予告編も面白そうだったしね。さらにDenkikanのフィルターを通してある。Denkikanは社長がすべて試写を見て面白いと思ったものしか上映しないそうだから、駄作に当たることは希である。ところが、この『ライフ・オン・ザ・ロングボード』は見事に期待を裏切ってくれた。

 食品メーカーに勤める主人公は55歳で定年を迎え、若い頃にかじったことがあるサーフィンをやろうと思い立って種子島に向かう。そこで若者や現地の人々と触れ合いながら人生について、家族について見つめ直すという、マンガのような内容の映画である。ぶっちゃけ、この数行の文章を読んだだけでもう十分。あなたは映画館に足を運ぶ必要はない。

Continue reading...

| @雑談

Iced Grande Latte 氷少 さっきスターバックスで「アイスグランデラテを氷少なめで」と頼んだら、受け渡しカウンターで「縁のところまで牛乳を注ぎますか?」と聞かれた。氷少なめと言ったから、嵩が縁のところよりも少ないところまでしかなかったのだ。本当は縁のところぎりぎりまでミルクを注いでもらいたかったけど、ケチな人に思われるのが嫌で「そのままで良いです」と心にもないことを言ってしまった。

 初めてスターバックスに行ったときは緊張した。どうやって注文するか分からない。サイズもS, M, Lじゃない。一番大きいのが飲みたいけど、Grandeってなんて読むのか分からない。しょうがないので一番確信をもって読むことができたショート(Short)のアイスラテを頼んだ。おいしかったけど、すぐなくなってしまった。

 初めてスターバックスの紙コップを持って歩いている人を見かけたのは受験生のときで、試験の合間に代官山を訪れて買い物をしていたときだった。不規則な浪人生活のせいでとても太っていたため、持ってきていたズボンが東京滞在中に破けてしまったのだ。それで仕方なく代官山までズボンを買いに行った。代官山に行けばハリウッドランチマーケットがあると友人から伝え聞いていたからだ。

Continue reading...

| @Mac/iPhone

iPod Hi-Fi 128kbpsのビットレートで満足している僕なので、オーディオの音質にはうるさい方ではないのだが、Macに入っている音楽をPowerBookのスピーカーで再生すると低音が音割れしてげんなりである。東京でアパートを借りていた頃は、PCからAirMac Expressを使ってコンポのスピーカーから音を出しており(AirTunes)、当時の環境からすると現在の環境は何とも貧弱で不満である。

 そんななか、本日iPod Hi-Fiを試聴した。売り場に到着したときは小さな音量で鳴らされており、ファーストインプレッションは「ショボ」だった。42800円もするのに、9980円のラジカセみたいな音しか出していないのである。しかしせっかく目の前で試聴できるのだからと、Apple Remoteを使って音量を上げてみると、「お、イイかも」。ミーハーな僕は結局、見た目がしゃれててアップル純正だとすぐ欲しくなってしまうのである。

Continue reading...

| @映画/ドラマ/テレビ

 一月前に見たのだけど、感想を書くのがだいぶ遅くなってしまった。

 コロンビアの花工場で働くマリア。大して好きでもない恋人との間に子供ができ、仕事はクビになり、家に帰れば母、離婚して子連れで家に帰ってきた姉から愚痴ばかり言われる。コロンビアでの生活に嫌気がさしたマリアは、麻薬の運び屋の仕事を持ちかけられ、それを引き受けることを決意する。

 悪くはなかったが、特筆するほどの内容でもなかった。南米映画だが、途中から舞台がニューヨークに変わるので、南米の風景が放つのんびり感もあまり味わうことができなかった。

Continue reading...

| @雑談

 病気の人への気遣いの言葉として、「調子どう?」とか「体調どう?」なんてのがあるけれど、少なくともがん患者に対してはあまりこういう言葉はかけない方が良いと思う。こちらとしては答えようがないのだ。がん患者が苦しそうにしているのは、抗がん剤の副作用のためである。しかし多くの人はそのことが分からないのだろう。

 がんで体の調子が悪くなったりどこか痛くなったりするとすれば、それはもう末期である。たいていの初期がんは痛みを感じない。これががんの恐ろしいところであるわけだが、だから、治療中のがん患者は「具合どう?」などと聞かれても、なんとも答えようがないのである。

Continue reading...

| @WWW

 思うところあって、記事の一人称を徐々に「俺」から「僕」に変更しています。以前書いていた日記の頃から、「僕」という一人称はキザでこっぱずかしいのであまり使わないようにしてきたのですが、しかしだからといって「俺」という一人称が森井ゴンザレスが文章を書くにあたって最適な一人称であるかと考えるとこれまた微妙であり、これからは「僕」という一人称を使うことにしたのでした。

 そもそも森井ゴンザレスは友人や家族など、親しい間柄では当然「俺」を使うのですが、かしこまったときやメールの文章ではほとんど「僕」を使っています。このブログでも、本文では「俺」なのにコメント欄で「僕」になっている記事が結構見つかると思います。で、どちらの一人称が一番素の森井ゴンザレスに近いかといえば、「僕」なのではないかと思うのです。

 「俺」で文章を書くと、どうしても内容が攻撃的になってしまいます。実際の森井ゴンザレスに攻撃的な部分がないとはいいませんが、恐らく、このブログで威勢の良いことを書いているほど現実の森井ゴンザレスは攻撃的ではありません。どちらかといえば森井ゴンザレスは、野山を愛し、酒があまり飲めず、コーヒーには砂糖を入れずにおられない心優しい青年なのです。だから「僕」という一人称を用いた方が、等身大の自分が現れるのではないかなぁと思うのです。

 しかし一人称だけ換えても、過去に書いた記事のトーンまで「僕」という一人称に見合ったマイルドなものになるわけではありません。やはり「俺」という一人称で書かれた文章は相当に攻撃的な内容のはずです。つまり一人称だけ「僕」に変更してしまうと、内容と「僕」という一人称から受ける印象の間に齟齬が生じてしまうわけです。神経質な僕にとってこれは結構気になることなのですが、放置することにします。面倒くさいので(笑)

 そういうわけで、このブログに不都合な点がまた一点増えるわけですが、どうぞご了承下さい。