iPhone 14 Pro に変えてからランニング中に写真撮るのが楽しくなった。背面の三つのレンズは醜いが、様々なズームレベルで写真が撮れるのは楽しい。
一つ前の記事では「やっぱりカメラにはかなわない」と書いているが、まぁセンサーサイズとかレンズの性能が違うので当たり前で、手軽に撮れるのにこの画質はやっぱりすごいと思う。晴れた日の昼間はかなり画質よい。夕方も露出を落とせばなかなかよい写真が撮れる(一枚目)。 iPhone 14 Pro 、買って良かった。
iPhone 14 Pro に変えてからランニング中に写真撮るのが楽しくなった。背面の三つのレンズは醜いが、様々なズームレベルで写真が撮れるのは楽しい。
一つ前の記事では「やっぱりカメラにはかなわない」と書いているが、まぁセンサーサイズとかレンズの性能が違うので当たり前で、手軽に撮れるのにこの画質はやっぱりすごいと思う。晴れた日の昼間はかなり画質よい。夕方も露出を落とせばなかなかよい写真が撮れる(一枚目)。 iPhone 14 Pro 、買って良かった。
先週金曜の夜に酒を飲んでたら「円安が加速!!!、!」みたいなニュースが流れてきて、ひょっとするとまた Apple がレート改定して iPhone が 30 万円くらいになるかもしれないなと思えてきてしまい、怖くてガタガタ震えてしまって iPhone 14 Pro を買ってしまった。発送まで 3 週間 〜 4 週間と書いてあるし、一晩寝て冷静になってやっぱり高すぎるなと思ったらキャンセルすればいいやと酒の勢いで買ってみたところ、翌朝起きたら発送準備に入ってしまっており心の準備期間を与えられることなく月曜に届いてしまった。
以前使っていた iPhone 11 と画面サイズに差はないが、 iPhone 11 は端がまるっとしていてその分だけサイズが大きく感じる。 iPhone 14 Pro は端が iPhone 4 とか iPhone 5 みたいに切り立っているので手に持ったときのサイズが小さくなったように感じる。画面端のベゼルも薄くなった。
カメラの性能はかなり期待していたが、やはりミラーレス( Nikon Z6 )で撮る写真の方がきれいだ。特に暗くなってくると iPhone 11 の頃からあった合成写真感が強くなってしまう。
別の日に撮ったものだが同じような明るさのときに Z6 で撮ったのが以下。
全然違う。まだまだ光学メーカーが作ったカメラとレンズの組み合わせの方がスマートフォンのカメラよりも画質が良さそうだ。
カメラ的な用途だと iPhone 14 で十分だったのかも知れない( iPhone 11 を買ったときはどうせ写真は Z6 で撮るので Pro でなくても良いと判断した)が、期待していたのが GPS 精度の向上だった。
iPhone 14 Pro は高精度2周波GPSというのを搭載している。 iPhone 11 の「 GPS/GNSS 」と比べるととんでもなく進化しているように見える。
なんで GPS 精度を気にするのかというと、ランニングのときのログが不正確なのに不満を持っていたからだ。自分は普段、 Apple Watch のワークアウトを使ってランニングのログをとっている。 Apple Watch でログをとっているのなら iPhone は関係ないのではと思われるかも知れない。それが関係ある。 Apple Watch はバッテリー節約のため、ペアリングされた iPhone が近くにあるときには Apple Watch 側の GPS ではなく母艦の iPhone 側の GPS を使うそうだ。
iPhone を携帯している場合、Apple Watch は iPhone の GPS を使い、バッテリーを節約します。GPS の精度が上がるように、iPhone を手に持つか、または、アームバンドまたはウエストバンドに取り付けて体に装着してください。
Apple Watch Series 6 + iPhone 11 の組み合わせでランニングをしていて、住宅街の中にある鋭角なコーナーがあるコースを走ると軌跡が不正確になるのが気になっていた。ペースを落としているわけではないのに鋭角コーナーがあるエリアに入るとペースが遅く表示される。試しにいつも Apple Watch で 5km と表示されるコースを国土地理院の地図に GPX Binder というアプリで線を引いて距離を計測してみると 5.2km と表示され、実際は 5.2km 走っているのに Apple Watch 上は 5km という扱いになっているようだった。
iPhone 11 で走ったときと iPhone 14 Pro に変えてから走ったときの GPS の軌跡の比較が以下。
iPhone 11から14 Proに変えて走ったらランニングの軌跡が綺麗に取れるようになった。Apple Watchは電池節約のためiPhone側のGPS使うのでこうなるっぽい。 pic.twitter.com/SdIWSh55kl
— morygonzalez (@morygonzalez) October 18, 2022
左側が iPhone 11 で右側が iPhone 14 Pro 。住宅街の細い路地を走っているが iPhone 14 Pro はほぼほぼ正確に軌跡を捉えている。以下の記事によると、 iPhone 14 Pro は iPhone 13 Pro や iPhone 14と比べても GPS の精度がだいぶ高いようだ。
iPhone 14 Pro にして走ってみるとペースもかなり速く表示され、一年以上ランニングを続けているのに一キロを 6 分を切るペースで走れないなと思っていたところ、 iPhone 14 Pro に変えてから 5km のベストタイムを 2 回連続で更新してしまった。正しく測れば自分はちゃんと成長していたんだということがわかってうれしい。
データ移行は古い iPhone 11 を iPhone 14 Pro の脇においてワイヤレスで行った。 Safari のクッキーも再現されたが、いくつかのアプリはデータが消えた(物書堂の辞書、サウナライフ、 Kindle のログインセッション)。しかしこれらは再ログインすれば復旧できたので問題ない(サウナライフはお気に入り情報やサウナの記録をローカルストレージに保存しているようでデータが飛んだ)。
ハマったのが Nikon の SnapBridge (カメラから自動的にスマートフォンに写真を転送するソフト、スマートフォン側の GPS を使って写真に GPS データを埋め込むこともできる)のペアリングがうまく行かなかったところ。データ移行によって iPhone 側では Z6 がペアリングされているように見えるが、 Z6 側からは認識できないようだった。ハードウェアが変わったので Bluetooth の識別子が変わっているからだろう。再ペアリングしようとしたらめっちゃハマった。どうも SnapBridge は半年間アップデートがなく、 iOS 16 に完璧に対応できていないようだった。
App Store のレビューを見ると「英語モードにしたらペアリングできた」というものがあった。 iOS 13 からアプリごとに言語設定を変えられるので SnapBridge の言語を英語に変更してペアリングを試みたがうまく行かない。 iPhone 全体の言語設定を英語にしてペアリングを試みたところうまく行った。 Nikon のカメラをお使いで、 iPhone を新しくしてペアリングができなってる方はお試しください。
256GB モデルを買ったので値段は 164,800 円もした。 Paidy の後払いプラン 36 回分割払いで何とか買ったがこれから毎月 4,577 円も払っていかないといけない。正直かなり高い。買う価値があったのかどうかはわからないが、嫁さんに黙ってこっそり買ったことがばれて嫁さんの分も注文させられ毎月のローンが 9,154 円になったことは確か。金ほしい。
Amazon アウトレットで安くなってたのでミーバンド買ってみた。
早速昨日使ってみて、時間を計らずにサウナに入るのがこんなに快適だとは思わなかった。心拍数だけ意識して、決まった心拍数になったら次のステップに進むというフローで動いた。結果めっちゃととのった。
Amazon でアウトレット商品が出てたのでミーバンド買ってサウナで使ってみた。サウナや水風呂で時間測らず心拍数で出る頃合いを見計ったらめっちゃ楽だったしガチガチにととのった。https://t.co/wKby5VutnE
— morygonzalez (@morygonzalez) September 22, 2022
これまでサウナであまりととのわないなと感じることもあったが、心拍数の上がり方がいまいちな状態でサウナを出て水風呂に入っていたのだろうと思われる。心拍数が 120bpm 以上になるまでサウナで粘って、その後水風呂で 60bpm 未満まで下げ、休憩スペースで椅子に座ってると徐々に心拍数が 80bpm くらまで上がってくる。ととのいはどうもこのタイミングで訪れるようだ。その後徐々に心拍数が安静時心拍数(自分の場合は 55bpm くらい)に下がってくる。安静時心拍数に戻ったら休憩を終了して次のセットに進む感じ。
サウナでととのわないなとお悩みの方はミーバンド買ってみる価値あると思う。心拍数を計測してサウナに入ると人生が変わる。
なおミーバンドはサウナで使っても問題なかったが、運動モード(心拍数をリアルタイムで計測するため)にすると Apple Watch よりもバッテリー減りが速いかも? 1 時間 20 分くらい運動モード自由形で使っていてバッテリーが 90% から 45% くらいまで減った。スマートウォッチとして日常でも使う場合は注意が必要かも。あと Apple Watch では見られないような発熱を観測した。とはいえサウナでしか使わないと割り切るなら問題なさそう。 6000 円で異次元のととのいが手に入ります。
ドラマ『サ道』を見てからサウナ好きになった。金曜の夜の遅い時間にテレ東系列で放送される25分ドラマは味があっていい。コーネリアスの音楽(サウナ好きすぎ)もマッチしてた。サウナ情報を検索するため、自然な流れでサ道にも登場するサウナイキタイを使うようになった。
サウナイキタイは便利ではあるが、レビューではなくサ活(サウナに行った記録)の投稿に特化してて、点数などでのレビューではないので初心者にはとっつきづらい(サウナを探しづらい)かも知れない。サウナの検索動線がサイトトップにしかないのもちょっとわかりづらいかも? サ活を読んでるとどこからサウナを探せるのかわからなくなり迷子になる。
少々気になる点がありはするものの、サウナ情報欄の項目がサウナ好きが喜びそうな項目になっていて、それをユーザーが自由に更新できる Wiki ライクな設計になっているので、数多く抱えるユーザーによって施設情報が頻繁に更新されて情報鮮度が高いのが良い。トントゥなるユーザーを褒める仕組みもよい。よく設計されている。
しかし何といってもサウナイキタイはサイトのデザインがすっきりしててオシャンティなところが良い。販売されているグッズもオシャレだ。サービスコンセプトデザインもよい。デザイン系 Podcast resize.fm でたびたび言及されるくらいよくデザインされている。
春頃、サウナイキタイがアプリを作るということと、有料会員制度(サウナイキタイメンバーズ)を始めるということが発表された。
開始当初はサイト上に専用のヴァーチャルなロッカー番号を取得できるだけで明確なメリットがなかったが、その後サウナを地図上から検索できる機能が特典として追加された。
サウナ検索で地図表示ができるようになりました!地図表示にはGoogle Map利用料がかかるのでサウナイキタイメンバーズ限定の機能となってます🙏
— サウナイキタイ (@sauna_ikitai) April 29, 2022
歩いてサウナのサウナマップは誰でも使えるのでこちらも使ってみてください🤤 pic.twitter.com/ZtxARixTO5
これはめっちゃ便利そうだ。このためにメンバーズに加入するか悩むが、自宅近辺はそんなにたくさんサウナがあるわけではなく、いつも行くところは決まっているので元が取れないかも知れないと尻込みしている。
サウナイキタイのアプリ開発はどうなっているのだろうと何気なく App Store で「サウナイキタイ」と検索してみたら、「サウナライフ」というアプリが見つかった。
サウナイキタイとよく似た作りのアプリで、サ活の投稿に加えサウナのレビューもできるし、コミュニティを作ってユーザー同士で交流する機能もある。またサウナイキタイではポリシーとして実装されていない1サウナのランキング機能もある。さらにはサウナイキタイではメンバー限定の地図からサウナを探せる機能も使えるし、「1000円以下」など料金や決済手段といったサウナイキタイでは使えない特徴でサウナを絞り込む機能もある。めちゃめちゃ多機能なアプリだ。
サウナイキタイがあえて実装していない機能を提供しており、弱みをついているなぁという感じがする。料金で検索できる機能は膝を打った。サウナ好きな人には経済的にゆとりがある人が多いのか、人気のサウナ(サウナイキタイの「イキタイ」が多い)はかなり入浴料が高いことがある。良さそうなサウナを見つけても料金が1600円とかであれば利用するのを諦めてしまう。なので「1000円以下」で検索できる機能は貧乏サウナ愛好家の自分には嬉しい機能だ。
ではサウナライフがサウナイキタイに圧勝かというとそんなことはない。
第一にユーザー数が少ない。アプリプラットフォームはどんなに一つ一つのアイテムの情報量が多くても、そこに集まるユーザーが沢山いて活気がないとダメだ。統一された見やすいフォーマットで情報が整っていなかったとしても、粒度がバラバラであったとしても、常に最新の情報が投稿されていることの方が大切だ。 2 年前の情報はどんなに体裁が整っていても昨日投稿された情報に劣ることが多い。実際、自分の家の近くのサウナで情報の陳腐化が見られた。
これはネット上での存在感が無に等しいことが影響していると思われる。「サウナライフ」でググっても公式のウェブサイトがヒットしないし、 Twitter に公式アカウントもない。何かしらのページがないとユーザーが情報を拡散することができず、バイラルでユーザー獲得できない。新規ユーザー獲得がアプリストア一本槍となってしまっているのを改める必要があるだろう。
第二にデザインと情報設計がよくない。
サウナ詳細ページには様々な情報が表示されているが、ごちゃごちゃしていて要点をつかみにくい。メダルスコアや金銀銅のメダルのそれぞれが何を意味しているのかもわからない。色使いが多いのもごちゃごちゃ感を増強している。一階層で見える情報が多すぎる。
「みんなのサ活」と「サウナ評価」で情報が重複しているのも良くない。情報設計をミスっている。フロー的な情報が二種類あってユーザーはどちらも確認しないとサウナのことを調べられない。
最後に、システムの設計がサウナイキタイのパクリ+アルファというのが気になる。「サ活」、「サ飯」などの言葉が自然に使われているが、サウナイキタイの文化という感じがする( Twitter で検索するとサウナイキタイリリース前から使われていたようではある)。
全体的にサウナライフはあったら良さそうなものをじゃんじゃん追加してきたアプリという印象を受ける。実際、 App Store のレビューで要望された機能を「作りました〜」という感じで作っているようだ。よく言えばフットワークが軽いがまとまりがない。
ソフトウェア開発はいかにコードを少なくするか、ソフトウェアの規模を小さくするかが大事だ。情報量が増えたりソースコードの行数が増えたらメンテナンス対象が増えるし、ソフトウェアの複雑性が高まるとユーザーにとっても使う上での難易度が上がる。ほとんどの場合良い結果をもたらさない2。最もシンプルなソフトウェアで果たすべき役務を果たすのが最も効率的だ。
聞くところによるとサウナライフは一人で開発されているようだ。クライアントサイドだけでなくバックエンドもあるし、機能の豊富さではサウナイキタイを超えているので一人で開発・運用しているのは正直すごい。サウナライフが弱点を修正したらサウナイキタイにとっては脅威となるに違いない。
サウナイキタイのアプリ開発表明には、少なからずサウナライフが影響しているのではないかと想像する。確かにサウナライフには良くない部分が多いし、 UX や情報量の点でもサウナイキタイの方が勝っているが、アプリで、かつ地図上からサウナを検索できる機能は便利だし、サウナの検索は出先でスマートフォンから行うことが多いはずで、スマートフォンから使うならアプリの方が効率的で快適だ。
果たしてアプリ版のサウナイキタイはサウナライフを圧倒するようなものに仕上がるのだろうか。はたまたサウナライフが UI を改善してサウナイキタイに対抗していくのだろうか。サウナアプリの雌雄を決する戦いが始まろうとしている
開発チームへのインタビュー 妄想サウナ!「サウナイキタイ」チームの考えるカスタマイズ可能なプライベートサウナってどんなもの?【サウナをつくる】|灯台もと暮らし[もとくら]|これからの暮らしを考える情報ウェブメディア ↩
仕事でランディングページの情報量を思い切って削減したことで CVR が 3 倍程度に改善したことがあった。複雑な画面や多すぎる情報量はユーザーの思考の負荷を高め意思決定を阻害する。 ↩
一ヶ月に二回くらいの頻度で、金曜の夜に走ってサウナに行くことがある。金曜だからと飲み会があるわけでもないし、 18:00 くらいまで家で仕事して、終わったら着替えて帰りの着替えをまとめてトレラン用の小型バックパックに荷物を詰めて走ってサウナまで行く。家から 10km 圏内に三つスーパー銭湯的なやつがある。走ったあとに飯食ってサウナ入って水風呂に入ることくらいしか楽しみがない。
サウナは大体 6 分から 10 分入ると良いとサウナ室の注意書きには書いてある。 12 分計で時間を計ることはできるが、何度もサウナに入っていると「あれ、今回は何分に入ったっけ?」とわからなくなってくるし、そもそも時間でサウナを出るタイミングを見計らうより心拍数で決める方がよさげだ。心拍数が一定の値を超えたらサウナ室を出て水風呂に入り、心拍数が一定まで下がったら水風呂から上がって休憩、とするのが良さそうだ。
サウナ愛好家の間ではこれらは当たり前の仕草のようだ。となるとサウナに心拍数を計測できるデバイスを持ち込まなければならないが、彼らは Xiaomi のスマートバンド(通称ミーバンド)を使っているらしい。多数の報告によるとミーバンドはサウナでも壊れないとのこと。高価な Apple Watch をサウナに持ち込んで壊したらつらすぎるが、 6000 円くらいのミーバンドなら万一壊れたとしてもダメージが小さくて済む(そもそも壊れないらしいけど)。
Apple Watch が高温に対応してくれたら時計を二つも持つ必要はない。 Apple 社内でもサウナに入るのがはやって欲しい。
Apple Watch の「ワークアウト」を起動して走ったり運動したりすると iPhone 側の「フィットネス」アプリに記録が残る。心拍数やペース、 1km ごとのスプリットペースなどはわかるのだが、月ごとのグラフなどを表示する機能はない。個別の記録か、月ごとの集計値を見ることしかできない1。
月ごとの集計値をグラフにして見るためには Strava などに記録をアップロードするしかないが、詳細な分析は Strava でも有料プラン( Strava Summit )に加入しないと確認できない。特定のサービスにロックインされるのは嫌だし、どこかにデータをアップロードしなくても統計データを確認する方法はないものだろうかと探してみたら、 HealthFit という iOS アプリが見つかった。
610 円で買い切り。 Strava Summit の一か月分の値段よりも安いのになかなかよい。月ごとの集計データを確認できるし、心拍数をゾーン毎にパイチャートにして、運動中の負荷の割合を確認できる。 Apple のフィットネスアプリのローソクグラフよりもはるかにわかりやすい。
心拍数の分布はかなり参考になる情報で、同じペースで走っていて心拍数の最大値も平均値も同じくらいだけど、実は分布がかなり違うということがある。月一回くらい近所の山(叶岳・高地山・高祖山・鐘撞山周回)でタイムトライアルやってる。去年の冬にベストタイム出したときと先日走ったときで、心拍数の平均値は同じくらい( 152bpm と 159bpm )だが、分布が全然違う。好タイムを出したときはレッドゾーンの割合が少ない。
心拍数の分布状況から自分の運動能力を客観的に確認できて便利だ。
集計データの方はこんな感じ。フィットネスアプリでは見ることができない月ごとの集計グラフや、前年同日比のランニングやウォーキングの距離、 TSB モデルなるものに基づくトレーニング状況が確認できる。
統計グラフはまさにこういうのが欲しかった。別に特別な機能じゃないので標準のフィットネスアプリでこのくらい表示出来て欲しい。
二つ目の累積値前年比較も便利だ。今年は去年に比べてサボっているつもりだったのだがむしろちゃんと走っているようだ。去年は秋から走る頻度が上がっているので去年に負けないように頑張らないといけない、ということもわかって便利。
三つ目の三色のグラフは最初は見方がわからなかったが、 TSB Model の解説ページに飛んで理解したところによると、水色の線が長期的なトレーニング負荷(体力)、赤色の線が短期的なトレーニング負荷(疲労)、緑色の線がトレーニングストレスバランス(パフォーマンス)を表しているようだ。
パフォーマンスがマイナスの状態だと能力を発揮できないので、レース前にはトレーニングを減らして緑の線が 0 より上に来るようにすべし、などと記載されていた。ほほー、と思った。マラソンやトレランの大会に出る人には参考になるデータだろう。登山のためにトレーニングしている人もアルプスの山に登る前には緑線が非負になるように調整すると体調万全で登れるだろう。
Strava にある有料機能に、いつどのレベルの負荷でトレーニングすべきか、休むべきかをわかりやすく指南してくれる機能があるが、グラフを見て分析するのが苦にならない人なら TSB モデルのチャートを自分で見て代替できるだろう。
Strava の有料プランの目玉機能に、近所の同じコースを走る人たちとタイムを競える機能( Strava のセグメント、リーダーボード、ローカルレジェンドなど)がある2。自分と同じくらいのペースの人とのバーチャルな競争はモチベーションアップにつながりそうだが、一人で黙々と走りたい人には不要だろう。
Strava はなかなか面白い仕組みのアプリだと思うが、自分には Summit (有料版)の料金はいささか高すぎる(月 800 円 OR 年 6300 円、アメリカだと年 $59.99 )。アメリカ人からしたら年間 60 ドルは昼飯 2 〜 3 回分くらいなんだろうけど、福岡なら 6300 円あれば昼飯 7 〜 9 回分にはなる。結構な出費だ。
分析は自分でできて、他人との競争にも興味がなく、お金は節約したいという人に HealthFit はおすすめだと思う。
なお誤解のないように書いておくと HealthFit はアンチランニング SNS ・プラットフォーム的なアプリではなく、 Strava のほかいろんなラン系のサービスに記録を書き出すことができる。 SNS などで交流しつつ、分析は自分で行いたいという人にも向いている。
もし良かったら試してみて下さい。
コロナ禍によるリモートワークも 2 年以上が経過した。仕事用のパソコンと私用のパソコンの二台を机の上に置かねばならず困っている人も多いんじゃないだろうか。自分は書斎もなく、狭い無印良品の机の上で仕事用の Mac と私物の Mac とをどう配置するかいろいろ試してきたが、一応の結論に辿り着いたのでメモっておく。要点は以下だ。
左側に勤務先から貸与されている MacBook Pro 、真ん中に私物の Dell の 23 インチディスプレイ、右側に私物の iMac 5K を配置している。当初はそれぞれキーボードとトラックパッド、マウスなどを配置していたので机の上が狭く悩んでいた。またスピーカー( BOSE の Computer Music Monitor )も一つの Mac にしか接続できず、仕事用 Mac に接続すると仕事中は良い音質で音楽が聴けるが仕事が終わったあとは iMac の内蔵スピーカーで聴くみたいな感じになっていて残念だった。
まず取り組んだのが USB スイッチの導入だ。以下の製品を購入した。
これにより一セットのキーボードとトラックパッドを日中は仕事用 Mac 、夜は私物 Mac という具合に接続を切り替えられるようになった。それまで机の上にキーボード二つ、トラックパッド、マウスがあって狭かったのが仕事でも私用でも同じキーボードとトラックパッドが使えるようになり、机が広々と使えるようになった。なおマジックトラックパッドは Bluetooth 接続ではなく USB スイッチで切り替えるためにあえて USB ケーブルで有線接続している。
次にスピーカーを共用できないかいろいろ調べたみた。 3.5mm ジャックが二つあってスイッチで切り替えられる製品があることを知り導入してみた。これによりスピーカーについても仕事と私用で共用できるようになったが、仕事モードと私用モードを切り替えるときに USB スイッチのボタンとオーディオスイッチのボタンで二回押すのが面倒だった。
その後、 USB DAC を導入した。せっかく買ったのだから仕事中も私用でも USB DAC を通してハイレゾロスレスで音楽を聞きたいと思うようになった。なので 3.5mm ジャック経由で音を出力するのをやめて仕事用 Mac からも私物 Mac からも USB 経由で音を出力し、 USB スイッチを経由するようにした。 USB スイッチから USB DAC につなぐことで、仕事用でも私物 Mac でもハイレゾロスレスで音楽を再生できるようになった。
すべての入出力を USB スイッチを経由するようにしたことにより、キーボード、トラックパッド、スピーカーをすべて仕事用 Mac と私物 Mac で共用できるようになった。切り替えはボタン一発だ。
なおこの環境を構築し終わったあとに macOS Monterey 12.4 がリリースされてユニバーサールコントロールにより隣り合う Mac でキーボードやトラックパッドを共有できるようになったが、結構接続が不安定だしカクつくこともあるので現状の有線接続の USB スイッチによる切り替えで全く不満はない。
私物の iMac 5K が机右側にあり、私用で Mac を触るときに首を少し右側に向けないと行けないのが少しストレスだ。なので L 字形の机を導入して常に机を正面に据えて作業できるようにしてみようとしたが、 FlexiSpot の以下の昇降デスクの購入を検討しているうちにプライムデーセールで売り切れてしまい、いまも顔を右にひねりながらブログを書いている。
この EG1-L を導入することができたら自分の在宅ワーク環境は完成されるなと思っている。楽歌株式会社さん( FlexiSpot の製造元)、良かったら再販売してもらえないでしょうか。できたら昇降範囲を 69cm からにしてもらえると短足胴長のおっさんでも快適に使えて助かります