| @ブログ

画像を拡大できるようにしたいという欲求は前々からあった。この手のものでは Lightbox が有名だが、 jQuery べったりなのでいまさら使いたくない。 P_BLOG の頃は FacyZoom というやつを使っていて好きだったが、 2008 年から更新されていない。何かいいのがないかなと探していて Medium Zoom というのを見つけた。

ブログサービスの Medium の画像拡大機能のコピープラグインだ。 npm パッケージになっているので導入も楽だった。

実際のこんな感じ。

Medium Zoom 利用風景

| @散財

ウキグモ Light & ウンカイ Light & Hammock Trekking Tarp

一つ前に「キャンプもんなんてするもんじゃない」という趣旨の記事を書いたが、その記事を書いた日の午後に佐賀のキャンプ場までキャンプをしに行った。

池と月

家族はテントの中で寝たが、自分はハンモックで寝てみたいと思っていたので外で寝ることにした。 9 月の連休に久住のキャンプ場に行ったときはキャンプサイトが原っぱでちょうどいい感じの木が生えておらずハンモックを張れなかったので初めて実際のフィールドでハンモックを使うことになる。

ハンモックの中からの景色

ちなみに以前書いた記事ではウキグモ Light (ダウンハンモック)を買ったということは書いていたが、その後ヤフオクを物色していてトップキルト(ハンモック用掛け布団)のウンカイ Light が安く出品されているのを発見したのでサクッと落札した。これによりウキグモ Light とウンカイ Light 、 Exped Hammock Trekking Tarp (軽量タープ)のハンモック泊三種の神器がそろい、温かい低山であればいつでも野営できるようになった。

ハンモック泊三種の神器: ウンカイ Light 、ウキグモ Light 、 Exped Hammock Trekking Tarp

ウンカイ Light に関しては以下のブログが参考になる。

メーカーのアクシーズクインのページと GRiPS のブログも。

実際に張っている様子は以下。

三種の神器

キャンプ場の標高は 550m くらいで、ふもとの気温と標高差からこの日のキャンプ場の最低気温は 15 度前後だったと想像される。ウキグモ Light の快適使用温度は 15 度以上となっていて、またウンカイ Light とも組み合わせていたので条件的には問題ないはずだが、明け方に風が吹くと寒さで目が覚めてしまった。

9 月下旬の久住のキャンプで寒さ対策の必要性を痛感していたので今回は寝るとき用にスウェットパンツと厚手のセーターを着込んでいた。それでも風が吹くと背面が冷えた。 XERO SHOES のサンダルを履いていた都合上、足は裸足で靴下ははいていなかった。ウンカイ Light には足を突っ込めるフットボックスがあるが、それでも足下からも冷気が入り込んで足が冷えた。またウンカイ Light からはみ出している頭にも寒気を感じたので、一度ハンモックから這い出して薄手のウィンドシェルをセーターの上から着てフードを被ってハンモックに入り直した。そうすると随分寒さは軽減されたが、 5 時頃からキャンプ場に合宿に来ていた少年野球クラブの子ども達がわーわーと騒ぎ始め、またあたりが明るくなってきたことにより寝付けなくなってしまった。結局 3 時間しか寝られなかった。以下の学びを得た。

  • ハンモックは寒い。寝るときは厚着が必要。
  • トップキルトからはみ出る頭の部分や足が冷えるのでフードのある服かニットキャップが必要。靴下もはいておく。
  • ハンモック&タープでは外の影響をもろに受ける。周囲の音や日の出で目が覚めるので早寝早起きが快適。

ダウン入りハンモックなので九州の低山であれば真冬でも使えるのではと期待していたが、やはり山は寒い。この感じだとやはりウキグモ Light & ウンカイ Light は晩春から早秋にかけてしか使えない、夏用の寝具と捉えるしかない。どうしても冬場も使いたいなら、ブランケットで体をぐるぐる巻きにするか、ハンモックをまるごと覆ってしまうモグを検討するしかないだろう。

テントと寝袋を買いそろえると高い(テントが 5 万円、寝袋が 3 万円、マットが 1 万円くらいする)し重い(テント 1kg 、寝袋とマットで 1kg くらい)から、ハンモックなら軽いし安く宿泊装備がそろうはず、と思って揃えたハンモックシステムなので、これ以上何か買って本末転倒にならないように気をつけたい。

| @ブログ

blog.8-p.info の過去記事ページの真似をして、 Archive ページにタグを表示するようにしてみた。

Archive ページにタグを表示

タグはあまり使っていなかったのだけど、一覧で記事タイトルだけ並んだときその記事にどんな内容が書いてあるのかを把握するためにはタグが便利だなと思い直し、タグを表示させてみることにした。いくつか過去のタグが付いていない記事にタグを振ってもみた。

このブログは技術情報からポエム、日々の日記まで何でもありのごった煮ブログなので、カテゴリーによる情報分類には限界がある。現在 13 個のカテゴリーがあるが、記事数にバラツキがあり、情報分類としてあまり機能していない。カテゴリーの粒度をもっと荒くして緩い分類に変更し、そこから先はタグによって超細かくラベリングすると情報の分類としてはまともになるのではないかと思った。

いま、カテゴリーの内訳がこんな感じ。

- "雑談":303
- "技術/プログラミング":272
- "映画/ドラマ/テレビ":150
- "Mac/iPhone":134
- "WWW":113
- "散財":95
- "旅行/ハイキング":70
- "ブログ":69
- "音楽":63
- "読書":34
- "写真":32
- "料理/食事":31
- "労働":27

もっと緩い分類にして以下みたいな感じにするとよさそう。

- 雑記
- パソコン・インターネット
- 見た・読んだ・聞いた
- 出かけた・撮った・食べた

カテゴリーとタグの使い分けは 10 年以上前から悩んでいる気がする。

情報分類の手法でありつつコンテンツの内容そのものを指し示すものでもあるからだろう。インスタグラムで #ラーメン #からの #うどん とかやってる投稿を見るととても嫌な気持ちになるのだけど、そういうことがされるくらいにタグというものは不安定なもので、正しく使おうとか気負わず、もっと緩く使えばいいのかもしれない。

もう廃れてしまったが、フォークソノミーが勢いを取り戻して、情報の発信者ではなく受け取り側がコンテンツにタグ付けできるような世の中になるとおもしろいのかもしれない。

| @ブログ

小国のタクシー会社跡地

8 月は 11 記事、 9 月は 6 記事しか書けなかった。

2020 年 8 月のふり返り

8 月は結構駄記事を書いて量産したが、あまり大きな反響を得ることもなく不発に終わった。 Article of the month を自分で挙げるとするとプルドポークについて書いた記事になると思う。プルドポークはおいしいので是非お試しください。

2020 年 9 月のふり返り

9 月に関しては数は書けなかったがじっくり記事を書けたと思う。ウェブ縄文時代についての記事は結構反響があった。

Kazuyoshi Kato さんや「ウェブ縄文時代」という概念の提唱者の cho45 さんにもブログで言及してもらった。

その後 Blog Hacks 2020 という記事を書いた。これに関してはほとんど反響はなかったが、 r7kamura さんが頻繁にブログを更新するようになって個人ブログ界隈がにわかに盛り上がってきている気がする。この流れで今年はこれから年末にかけてウェブ縄文ムーブメントが来る気がする。

その r7kamura さんの記事にヒントを得て画像にキャプションを入れるやつをやってみたけどなかなか良かった。

こういうのができるのがセルフホストのブログを持つことの醍醐味だと思う。

もうちょいペース上げて書かないと 100 記事達成できないので10 月は頑張りたい。

| @ブログ

先日 secondlife さんのブログについて触れたが、最近は r7kamura さんも頻繁にブログを書かれるようになった。

ブログハック的な記事を良く書かれていて読むのが楽しい。特に画像にキャプションを入れる手法が参考になった。

Markdown のパース & HTML への変換を Markdown パーサー任せにするのではなく、 html-pipeline.gem を使って良い感じに挟み込みたい処理を入れているようだ。

このブログでも結構ごちゃごちゃやっている。例えばコードスニペットのシンタックスハイライトがそうだ。 Markdown から HTML にしたあと Nokogiri で HTML を読み込んで解析し、コードスニペットをハイライトされた <code> ブロックに置換している。

これに加えて OGP 読み込み君も存在しているし、 Amazon Associate のタグを読み込んでアフィリエイトリンクに置換するための処理も存在している。

いまのところそれぞれ処理を Lokka プラグインとして実装しているので一つ一つが独立して動く必要があり、 Nokogiri による HTML の解析回数が無駄になっている。 r7kamura さん方式で、ルールだけそれぞれのモジュールで定義して、 HTML の解析と置換処理は 1 回で済むようにするのが効率的だと思う。


2010 年以降も自前でブログを運用してハックの様子をシェアしてくれている hail2u.netlowreal.net はとても参考にしているし、勝手に同志のような感覚を抱いていた。自分も細々と頑張ってはいたが、ながしまきょうさん、 cho45 さんのほかには同じようにブログの運用に情熱を持っている人を見つけられなくて少しさみしい気持ちがしていたところ、 secondlife さんや r7kamura さんが加わってきて盛り上がってきた。 Blog Hacks 2020 の様相を呈してきている。

| @WWW

新聞社のウェブサイトの記事、ほとんどがペイウォール入るようになったけど社会の不公正や富の格差を是正したい、みたいなテンションの記事がペイウォールに阻まれてると何だかなという感じがする。新聞社は読者にどんな価値を提供して対価を得ようとしているのか分からない。

自分たちの主義主張を読ませるために金を取るのはおかしな話で、そんなビジネスは消費者から受け入れられないと思う。金を取るなら一週間のニュースダイジェストとか、読者 = ユーザーの課題(忙しくてニュースを読む暇がないなど)を解決する何かを提供しないとだめだと思う。

昔はインターネットなかったから紙に文字が印刷してあればどんな内容であっても希少価値があって、それ配布するだけで価値があって消費者が金払ってくれてたのかもしれないけど、いまはインターネットがあるから情報の集約と配布はコストが下がっててそこに価値を見いだすことは難しい。

多くの人は新聞社にストレートニュースを効率的に届けてくれることや、素人には解釈が難しい政治経済の解説などを期待していると思う。金を払って新聞社の主義主張を読みたいのは一部の思想的に偏った人たちだけなはずで、その人達をターゲットにすると思想的にどんどん先鋭化していくしかない。

毎日配達しなくてもいいから週に一回届いて、一週間の出来事ダイジェストと難しい政治経済の事柄を解説してくれるメディアが欲しいよなと思う。 6 年前に同じようなことをブログに書いてた。

21 世紀を生きるフツーの人が求めているのはそういうメディアではないだろうか。

追記 2021-10-28

観念して毎日新聞のスタンダードプランに登録した。

| @WWW

secondlife さんがはてなブログの記事などを引き払って新しいドメインで個人ブログを作ってた。

secondlife さんは今年の春まで世界一周旅行をしていて、ブログで旅行の様子を書いていたが、数ヶ月前に Google Photos が突如過去に Ticker API で取得した写真の URL を無効化して折角の旅行の写真が閲覧不能になるということが起こっていた。

同じ現象は cho45 さんもブログに書いている。

結局お二方とも Google Photos の利用をやめてしまったようだ。

ブログサービスやストレージサービスを使うと楽だが、サービス提供者の胸三寸で機能が利用できなくなってしまうことがある。

secondlife さんの冒頭の記事は「心のざわめき」についてがメインのテーマだ。記事を書く度にはてなブックマークでのリアクションを気にしてしまってよくないので、それらのリアクションから遠い場所に移転する、という趣旨だ。

プラットフォームが提供するサービスは便利だったりコンテンツを生産するモチベーションを与えてくれたりする反面、プラットフォームへの依存度が高まったり、ときにはプラットフォームがもたらすネットワーク効果が負の副作用をもたらしたりする。そういうのに疲れた人は自前でウェブサイトを運用するようになる。

ながしまきょうさんはもっと早くにプラットフォーム依存を脱却しようとしていて、一時は Twitter さえもやめて自サイトで Microblogging していた。

自分はプラットフォームに依存せずにこれまでブログをやってきた。一時期画像のアップロード先に Flickr や Google Photos を使うことを試したけど、最近の記事ではやめていて完全に自前だ。さくらインターネットや AWS といったインフラ部分では IaaS に依存しているが、オペレーションの部分は自分で行っている。ソフトウェアエンジニアとして腕を磨くのが目的だったけど、だんだんとプラットフォームの足かせから自由でありたいという理由が大きくなってきている。

プラットフォームの中でブログを書くと、自分の書いたものがプラットフォームの中の一コンテンツでしかなくなってしまう。自分のブログなのにどこかの知らない人が書いた記事が「関連記事」として表示されてしまう。自分はそういう場所には違和感がある。

インターネットの端っこにいる人たちから「ウェブ縄文時代」に退行していくのではないかと思う。