| @雑談

災害によって人が生きるか死ぬかということになったとき、見捨てるようなことはしないという建前を、まだこの国はもっているのである。

それが「建前」に過ぎないとしても、建前さえ存在しなくなってる国は、他にいくらでもあるだろう。

しかしこの建前が、そろそろ崩れ始める気配はある。

あれらの映像を流すニュースの報道を見ていて、ぼくはそう感じた。

あそこで報じられているのは「流されるホームレス」の姿であって、名前や住居をもった社会的に認知された「生きている人間」の姿ではないように感じられたからである。

 同意。派遣労働とか偽装請負とかワーキングプアの実態を見聞するにつれ、競争に負けた人間は本当にゴミ扱いされるばかりだなと感じる。こんな世知辛い世の中でも、ホームレスのおっちゃんの命は救助されるんだと、少し意外な安堵を感じた。でもそのうち人間の川流れを見ても誰も通報もしないし、救助も行わない世の中がやってくるんじゃないか。救助の様子を流すワイドショーは川流れをおもしろがってるみたいに感じられた。「絶好の飯の種きたこれ」みたいな。ワイドショーが川流れに飽きた頃、通報や救助は行われなくなるんじゃないかと思う。

| @雑談

 これは非常に危ないと思いました。かつて北朝鮮への帰還を促した「地上の楽園」報道みたいに。

 阿蘇でこのような安心感を持てるのは、単に田舎だからではなく、お互いに助け合い、応援しあおうという人と人のつながり(ソーシャル・キャピタル)が、セーフティネットとして機能し始めているからです。そのつながりがあるからこそ、若者たちは阿蘇を挑戦の場として選び、定着していっているのです。

 実力をつけ、自分らしい仕事を自分のものにするには時間がかかります。しかし、都会では、時間をかけて、しっかり育っていくのを許してくれません。若い起業家も若い会社員も成果を早く出し、出し続けていないと取り残されるような気持ちが起き、表面的な成果をとりつくろい、実力よりもアピールや広報に頼るようになってしまう人が多くいます。

 セーフティネットは必要だと思うし、こういう意見には賛成しますけど、だからといって阿蘇が楽園なわけではない。

Continue reading...

| @雑談

 噛みつきどころを外しているのは分かっているけど。

由布院の成功は東京を真似なかったことにあることは、どの「由布院本」にも書いてある。由布院が切磋琢磨している間、他の地方は一体何をしていたのか。

 由布院の湯の壺街道というところは、由布院と関係ない県外資本の店なんか出てて、混沌としている。まるで原宿の竹下通りだ。大型バスが乗り入れて、ご当地ものとは思えない雑貨屋(東南アジア風雑貨など)ばかり並んでいて、こここそ東京の歓楽街のコピーじゃないかと思ってしまう。

 dankogai氏の言及しておられる亀の井別荘とか玉の湯とかに泊まればまた違った由布院の姿が見えてくるのかもしれないけど、宿泊代が高いので地方在住賤民のおいどんには無理です。

 けだし、由布院が観光地として成功したのは、東京から帰ってきた中谷健太郎という優秀な宣伝マンがいたから。東京からの出戻り組みたいのがいないと、地方の観光地はなかなか成功しないと思う。都会に住んだことがある人じゃないと、都会の人がどんなものを田舎に求めているのかなかなか分からないから。

関連

追記 2007/09/08 14:41

 こちらのブログにわたしが言いたかったことが論旨明快に書いてありますのでご覧ください。

| @音楽

権利者側はDRMを自由にかけられる立場にあるわけで、審議会の結論を待つことなく、好き勝手にDRMをかけてしまえばいい。はっきり言えば、権利者がDRMをかけるのに補償金なんて持ち出す必要はない。

 なるほど。最悪なのは、補償金とられたあげくDRMかけられることですね。消費者と著作権者の交渉力は著作権者の方がある気がする。

「ほれ、俺様が音楽聴かせてやるぜ」

「さすがレコード会社様、ありがとーごぜーますー」

という構図。売れるアーティストを抱える会社ほど交渉力強い。補償金とった挙げ句なし崩し的にDRM採用、みたいなこともできますわよね。

Continue reading...

| @旅行/散歩

 この記事で、「著しく親切な人たち」が日本にはいるとされていますが、わたし自身はそのうちには入らないな、と思います。街でときどき外国人が飲食店のメニューの前で立ち往生している姿を見るにつけ、困っていそうだから話しかけようか、などとも思うのですが、恥ずかしい&怪しい人物に思われるかもしれないというリミッターが働いて結局話しかけるのをやめてしまいます。そういえば先日、台風のなか阿蘇までやってきていたフランス人(ロンリープラネットの仏語版を持っていた)を駅で見かけました。明らかにユースホステルに行くっぽかった。大雨が降っていたしちょいと車で送ってってあげようかと思ったけど、やはり雲助扱いされたら嫌だなと思ってやめました。まぁ雨に打たれるのも旅の思い出だよ、フラ公。自分はドイツで親切なおばさんに道教えてもらったのにさ。

| @音楽

 3年前にSHUREのE2Cを買って気に入って使ってたんですが、断線してしまってからはaudio-technicaのヘッドフォンを購入して使っていました。しかし安価なヘッドフォンでは満足するような音質は得られませんでした。当然大きいのでかさばりますし、ラグビーやってたせいで左耳が変形しているので、長時間ヘッドフォンをつけ続けると耳が痛くなるという欠点もありました。

 そういうわけなのでちょっと奮発してSHUREのE3Gを買いました。SHUREからはSE210、SE310といった新作イヤフォンが発売されており、サウンドハウスでE3シリーズはディスカウント価格で売られています。

 もしiPodなどをお使いでカナル型のインナーイヤフォンを試したことがない方がいらしたら、是非大型電気店に自分のiPodを持って行ってSHUREのカナル型イヤフォンで試聴してみてください。高い遮音性と、今まで聞こえなかった音が聞こえることにビックリするはずです。気に入ったら価格が手ごろなE2Cを購入してみると良いと思います。

| @雑談

 そういえばゴル男さんは7月に車検受けました。最近はゴルフはもはやただの労働車と化しております。あめり愛でてないな。もう乗り始めて2年か。あっという間ですね。

 車検ではまぁいろいろやったんですが、一番良かったのがフロントブレーキパッドの交換。ダストが出にくいやつにしました。いままで洗車しても翌日にはブレーキダストでホイールが真っ黒だったので。車検後は一度もホイール洗ってませんが、全然黒くなってません。

 とりあえずやったことを列挙。

  • フロントブレーキパッド交換
  • フロントブレーキローター交換
  • マフラーつりゴム交換
  • 点火系の部品交換
  • オイルエレメント、油脂類全部交換
  • エアコンガス補充
  • タイヤ近くのブッシュを交換

 思い出せるのはこんくらいか。足回りとかエンジンマウントとかも交換したいんですが、ノーマネーもっちんぐなので無理。早くサラリーマンになって潤沢な小遣いで整備したいです。

 ていうか毎年エアコンガス補充してるな。ガスが漏れてるんですよね。「修理すると20万くらいいきますよ」と言われたので今年も応急処置的にガスを補充するだけにしておきました。でもゴルフ2のクーラーはフロンガスが冷媒なので漏らしっぱなしは環境に・・・。不都合な真実でした。