| @WWW

携帯電話とメールの新時代は来ないものだろうか

 現在、PCメールと携帯メールは別物だ。迷惑メールのためだ。本来ならEメールとしてお互いにやり取りできて然るべきなのに、「ドメイン指定受信」や「ドメイン指定受信拒否」が迷惑メール対策ですこぶる効果的であるため、多くの人がこの設定を行っている。だからPCのメールアドレスから携帯のメールアドレスにメールを送っても迷惑メールとして処理され、相手に届くことはない。

 もちろんこれは不便だ。長文のメールや数名に一緒に送りたいメールなどはPCで作成して送信したほうが楽だ。携帯とPCでスムースにメールがやり取りできればどれだけ素晴らしいだろう。

理想は携帯メールとPCメールが統合されること

 一番便利なのは、携帯のメールとPCのメールが統合されることではないだろうか。つまりPCでも携帯でも同じメールアドレスに統一するということだ。携帯キャリアから付与されるのは電話番号だけ。Eメールクライアントの内蔵されている端末を使い、メールアドレスはPOPアクセスが可能なものを個人で用意する。GmailやYahoo!メールが望ましい。ISPから与えられているアドレスはサービスをくら替えしたら変わってしまうから。

 携帯とPCのメールアドレスを統一してしまえば、出先にいてもいつでもPC宛に届いたメールの内容を携帯から確認できるし、PCの前にいるときは携帯電話から送られてきたメールもPCでチェックできる。PCを立ち上げている状態なら、届いたメールはPCのキーボードで作成して返信してしまうほうが圧倒的に早くて効率的だ。

Continue reading...

| @技術/プログラミング

 一利用者たる僕がこんなことを書くのは失礼かもしれないですけど、最近、P_BLOGの今後にちょっとした不安のようなものを感じています。

有力プラグイン配布サイトの閉鎖

 というのは、仲良くしていただいていたmacotoさんのtriflesや大変参考にさせていただいていたbeerboyさんのFuture is Nowなど、ドメイン失効などで無くなってしまうサイトがあったから。両サイトでは大変便利なプラグインやTipsが多数公開してあったんですが、それらをいま欲しいと思っても手に入らないですから。

 この二サイトが消失した後、配布されていたプラグインのZIPファイルをPowerBookのなかに大事に保存していたんですが、先日の車上荒らしですべて失いました。サーバーに運用中のファイルが残っていることは残っていますが、こちらは僕による改変が加えてあるのでちょっと信頼性に欠けます。

 あくまでプログラムのライセンス関係に詳しくない素人の妄想なのですが、例えばあるプロジェクトに関するプラグインを開発した人は、フリーで配布するときは自サイトと同時にプロジェクト本体のサイトでファイルを公開する仕組みを作っておけば、作成者氏本人のサイトが何らかの事情で閉鎖になったときにプラグインファイルもろとも消滅してしまうことを防ぐことが出来ますよね。

 P_BLOGはGPLなので、各種プラグインのライセンスもGPLのはず(GNU General Public License - Wikipedia)。ならば配布されたプラグインをプロジェクトの大本営なり他の個人なりが再配布することも可能なのではないかと思うのですが、どうなんでしょうか。もっとも、kazさんが一人でプラグインの配布まで管理するとなると負担が大きいでしょうね。基本的にP_BLOG Projectはkazさんが一人で運営しておられるようですし。

Continue reading...

| @雑談

 大学に行って良かったこと、いろいろあるでしょう。その手の本なんかを開くと、大学で勉強したこと自体よりも、世の中について考える時間を与えられたこと、一生の友人を得たことなどが大学に進むメリットだ、などとが書かれてますよね。まぁそれらも大学で経験できることの醍醐味なんでしょうが、僕はもっと実利的かつ功利的に、大学に行っておいて良かったと思うことがあります。といっても僕の場合、病気になって就職もお流れになってしまいましたし、大学に行ったおかげで一流企業に就職できたとか、安定した職業に就くことが出来たとか、そういうことからは全くほど遠いわけで、実利的、功利的といっても経済的な利益を指しているわけではありません。

 特に病気になってから思うことなんですが、英語を読めることにはとても感謝しています。もちろん僕の英語力なんて大したことないけど、まったく読めないわけじゃない。これはひとえに大学受験のときの詰め込み学習のおかげです。で、何を英語で読むのかというと、海外の医学情報です。医療というのはやはり基本的に欧米の方が進んでいます。海外の情報をネットで収集するには英語が出来たほうが便利です。

 加えて、電子ジャーナルで学術論文の概要を読んで、医師に自分の治療との関連を質問することも出来ます。この世の科学といえる学問分野にはジャーナルといわれる学術雑誌があって、学者はそこに論文を載せることが仕事の一つです。論文にはさまざまな新しい情報が掲載されており、電子化された電子ジャーナルではネット上で大まかな検索が可能。またこれらの論文にはたいていAbstract(概要)が冒頭に書かれているので、専門的な知識がなくてもここを読めばおおよそのことは分かる。これらの情報は大学でゼミに所属して論文を輪読させられることがなければ知りうることはなかったでしょう。

 自分の治療についてどんな選択肢があるのか知った上で治療に望むか否かでは、随分心のもちようも違うと思います。

 ペンは剣よりも強し。イギリス由来の成句で、本来は思想や言論が人に与える影響は、武力よりも強い力を持っている。という風にジャーナリズムについて述べた言葉のようですが、勉強しておいて良かった、何も知らないよりも納得して治療が受けられる、といういまの僕の心境を表すのにもぴったりの表現だと思います。学んだことは決して無駄ではなかったと思いました。

訂正 2007年2月18日 10:27

タイトルを変更しました。

| @雑談

治療効果と引き換えに・・・

 京都の病院に移ってから、耳鳴りがとても酷いです。いま受けている四回目の治療の後では、もう決定的に酷くなってしまいました。キーンを通り越して、蝉の鳴き声のようなヂーというやかましい音が頭の中を駆け巡り、夜はなかなか寝つけません。本を読んだり集中したりということもできません。おかげで精神的にかなり参っています。

 耳鳴りの原因は抗がん剤です。ネダプラチンという白金製剤の副作用に神経障害があり、この薬が耳の内耳という部分を攻撃することで発生します。

 地元で治療していたときは散々抗がん剤をやっていたものの耳鳴りは全然なかったんですが、抗がん剤の投与量が少なかったのかもしれません。こちらの病院では骨髄抑制がきつかろうとも天変地異が起ころうともコンスタントに三週間間隔で、抗がん剤の投与量も大目で治療が行われていくので、体へのダメージはかなり大きいです。それが原因なのでしょうけど、地元にいたときと同じ治療を行っているんですが、薬がよく効いているんですよね。余命いくばくかという状況から、寛解まであと少し、というところまで来てるっぽいです。

治療によって失うもの

 もちろん、しばらく睡眠不足気味になったとしても、治療終了後耳鳴りが治ると分かっているのであれば意欲的に治療に取り組めます。しかし恐ろしいことに現代医学をもってしても耳鳴りを治すことは難しく、事実上治療法は存在しないということです。つまり、治療を終えても一生耳鳴りと付き合っていかなければならないということです。僕は神経質なたちなので、この事実にものすごいショックを受けています。

Continue reading...

| @音楽

 色んなところで話題になってるSteve Jobs聖下の "Thoughts on Music" ですが、どうなんでしょうか? 僕は最初読んだときは「さすがジョブズ聖下、言うことが違うなぁ〜」なんて感心したんですが、その後ITmediaの記事を読んで「なぁんだ」という気分にさせられました。有名なノルウェー出身のハッカー、ヨン・レック・ヨハンセンのブログ記事(So sue me)を紹介したものです。

 かいつまむと、以下の通り。

  1. Appleはジョブズのこの書簡が発表される少し前に、DRMなしの音楽配信サービス、eMusicで音楽を配信しているレーベルに対し、iTunesで楽曲を配信するときは(iPodでしか再生できないように)DRMを付けるように要請したと報道された。このことがDRMがAppleの利益のために存在していることを物語っている。
  2. ジョブズはiPodは9,000万台売れ、iTunesで購入された楽曲は20億曲、一台のiPodには平均1,000曲入っていることが分かっているから、これから考えると一台のiPodに入っている楽曲のわずか3%がiTunes Storeで購入されたものであり、これがユーザーを囲い込むことにはならない、としている。しかし9,000万台というのはiPodの累計販売台数であり、実際にいま稼働しているiPodの数ではない。重要なのはiTunesの一ユーザーあたりの購入曲数だが、Appleはこれを公表していない。
  3. AppleのDRM技術、FairPlayの公開はセキュリティ上の混乱を招くとジョブズは主張するが、MicrosoftのWindows Media DRM 10は多くの企業に公開されているのにセキュリティを破られた回数はFairPlayよりも少ない。
Continue reading...

| @音楽

 実家に一時帰宅した折り、アナログレコードを何枚か録音してデジタル化しました。作業にはGarageBandを使用。Get a Macのコマーシャルじゃないですが、iLifeってのは本当に感心なソフトです。

 まず、ターンテーブルにレコードをセットします。

ターンテーブル

 レコード聞く人なら当然知ってると思いますが、ターンテーブルから出てる端子をいきなりMacに挿しても音出ませんよ。ミキサーなりフォノイコライザーなりを用意してください。もちろん、ピンプラグ×2をステレオミニプラグに変換してくれるオーディオケーブル(こんなの)が必要です。これをMacの入力端子に挿します。

Continue reading...

| @Mac/iPhone
kakaku.comランキング

 MacBookを買うとき、kakaku.comで一番安いところかはどこかと調べたのですが、安いところはクレジットカード決済を受け付けておらず、代引きか銀行振込しか対応してないんですよね。結局、届くまでのスピードと決済の利便性を考えてAmazonで購入することにしました。価格ランキングでも定価から一万円引きくらいでランクインしてたので、これにギフト券還元もつくなら文句なしと、Amazonの商品ページへ飛んだわけですね。そしたら数時間前まで16,5999円だった販売価格が定価に戻ってる :-! 先日oberheimさんに教えてもらったところによると、Amazonは週末割引をやってるんですってね。知らなかった。ヨドバシなど量販店への対抗策でしょうか。あと数時間購入を早めていたらと後悔しきりです。

 話がずれてしまいました。この記事の本題は僕の不運を綴ることではありません。パソコンはどこで購入すると一番満足度が高いか、です。kakaku.com上の安売り店か、定価売りの直販ストアか、大手量販店か。僕はずっと安売り店でパソコンを買ってきましたが、PC-Success倒産のニュースを目にして怖いなぁと思った次第です(「突然死」か「緩やかな死」か─アキバから姿を消していくPCショップ)。

 実は僕、東京に住んでいた頃にPC-Successでメモリを買ったことがあって、訪れたときお店は賑わっていたし、PC自作する友達の評判も良かったから実態不明の怪しい安売り店よりも良い印象を持っていたんですよ。だから今回もちらっと、PC-SuccessからMacBook買おうかなと思っていました。でも先述の理由で結局Amazonから購入したわけですけど、その数日後にPC-Success倒産のニュースですからね。もしPC-Successから購入したらと思うとぞっとします。そんなときに限って代引き手数料ケチって銀行振込してたりしてね。お金払ったものの商品送られてこず、みたいな。

Continue reading...