| @音楽

ラジオで耳にして気に入った曲

Peter Bjorn And John / Writer's Block

 iTunes Store(Japan)

 日本全国のFMでヘビーローテンション中の口笛ソング、"Young Folks" を収録したスウェーデンのバンドPeter Bjorn And Johnの『Writer's Block』。何といっても力の抜けるような口笛が溜まりませんな。ラジオでたまたま聞いたんですが、一度聞いたら耳から離れません。購入したHMVの店員による紹介文には「Tahiti 80好きにオススメ」って書いてあったけど、あんまTahiti 80には近くないと思うのでTahiti 80的雰囲気を求めて買うと後悔すると思います。ちなみに僕はビンボーなのでUS盤を買いましたが、ジャケットは国内盤の方がいけてると思います。国内盤は2,520円ですが、"Young Folks" のリミックス4曲がボーナストラックとして収録されてます。

Donavon Frankenreiter / "The Way It Is" (Move By Yourself)

 Donavon Frankenreiterって人はJack Johnsonのサーフィン友達で、彼の庇護の下音楽活動を行ってるみたいです。アルバム『Move By Yourself』を試聴してみましたが、ラジオで聞いて気に入った "The Way It Is" という曲以外は、Jack Johnson的なフォーキーソングというか、白人カントリー・ミュージック的な曲が多くて。僕はあまりフォーク・ソングは好きじゃないので、ブルー・アイド・ソウルっぽい "The Way It Is" だけをiTunes Storeで一曲買いしました。イントロのギターリフがMinnie Ripertonの "Lovin' You" に似ててキュートなフリーソウルという感じです。

iTunesで試聴 Donavon Frankenreiter - Move By Yourself - The Way It Is

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| @雑談

 地元の病院では最早為す術なしと言われたため、病院を替わりました。いまは京都にいます。11月に行ったダメもと手術後、新たに肝臓に転移が見つかっていたのですが、こちらで一回目の治療(再びTIN療法、ただし量が多い)を受けた後のCTでは腫瘍は縮小傾向にあるようです。肝臓に転移した後はこれまで陽性値を取ることのなかったAFPという腫瘍マーカーまで上昇していたのですが、こちらも下がってきています。ただ、hCGとそのベータサブユニットであるßhCGが依然として高値であり、全然楽観できない状況です。hCGは本来妊婦さんの体内で多く産生されるもので、おかげでいまは乳首が張っており、若干痛みます。触っちゃイヤよ ;-)

| @WWW

 新聞などで家電ドットコムという電気屋がヤフオクで詐欺をやって一億円もだまし取ったことが報じられました(asahi.com:ヤフオク「家電ドットコム」に被害報告多数)。年末でボーナスが出て、みんなデジカメなどをプレゼント用、あるいは自分用に購入したのでしょう。

 さらに今日、2chをさまよっていて、Nintendo DS LiteやPS3を大量出品して消息を断った例を知りました(ヤフオクでDS、PS3を大量に詐欺ったやつ発見)。こちらは時期的にクリスマスプレゼント用に子供のために購入したお父さんお母さんも多かったようで、きっと途方に暮れてるでしょうね。家電ドットコムほど被害件数は多くないですが、現時点で「非常に悪い」の評価が100を越えています(当該出品者の評価欄)。

 オークション詐欺に共通するのは、最初の短い期間で正常な取引を行い評価を築き、その後短期間で商品を超大量に即決で出品し、最初の「悪い」という評価がつくまでの間に落札者に入金させ、あとは逃亡するというものです。やはりおいしい話には裏があるわけで、Nintendo DSなど手に入りにくい商品が同じ出品者から大量出品されていたり、量販店の店頭価格を大幅に下回る価格で人気家電等が出品されていたら、かなりおかしな話なわけなんですよね。出品者はどうやってそれらを仕入れたのか? 本当に手もとに品物はあるのか? 画像はよそからの使い回しじゃないか? 「即決!」なんて表示に踊らされてろくに情報を確認せず入札すると痛い目にあうでしょう。以下確認項目・注意点を箇条書き。

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| @WWW

 オーマイニュースがボロボロの状況にあるようだ。記事に対して批判的なコメントが目立つ状況に運営陣が業を煮やし、実名登録した人でないとコメントできない制度にしたそうだ。一連の流れについては、『グーグル Google』の著者でオーマイニュースの編集員である佐々木俊尚氏のCNET上のブログ(CNET Japan Blog - 佐々木俊尚 ジャーナリストの視点)に詳しく書いてある。

オールド・メジャーマスコミ的なオピニオン会員排除とCGM

 オーマイニュースがそもそも問題視したのが、記事を書く市民記者は実名なのに、コメント欄に投稿するだけのオピニオン会員は匿名であるということだった。コメント欄が荒れるのは匿名だからに違いないと思い込んだ運営陣は、これを排除する方向へ動く。にも関わらず、かたちだけではユーザー同士で議論を行わせるのだが、その議論を無視するかたちで(オピニオン会員制度は廃止するという結論は先に出ていた)、意志決定のプロセスを利用者に説明することもなく、強引にオピニオン会員制度の廃止を決定してしまった。

 佐々木氏はオーマイニュースの編集委員でありながら、ブログ上で度々オーマイニュースについて批判している。そもそもオーマイニュースの記者の中には、強引なこじつけで政権批判を行うものなど、基本的なロジックが破綻しているものが多い。それこそがコメント欄が荒れる原因だと佐々木氏は指摘してる(オーマイニュースの記事への批判に答えて)。

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| @Mac/iPhone

キートップはずれ PowerBookのキートップがはずれた。これで二回目だ。一回目は買ってから一月ばかりの頃、5のキーがいきなりはずれた。最寄りのアップル正規サービスプロバイダに連絡し、持ち込んで修理してもらった。なんと最近のアップルのノートブックは、キートップが一個はずれただけでもキーボードまるまる交換になるらしく、保証がきかなければ4, 5万は掛かるという修理だった。もちろんこのときは保証期間なので無償修理だった。

 で、今回、またキートップがはずれた。今度はfnキー。アップルケア・プロテクション・プランには加入していなかったけど、PowerBookを購入したECカレントという販売店の販売店保証に加入していた。これで修理できるだろうと思って電話したら、キートップはずれは内部的な故障ではないから修理できないと言われた。んなあほなと思ったが、キートップがはずれてもキーが押せるから故障していないという理屈なんだそうな。

 ECカレントの延長保証の説明ページでは、一年のメーカー保証をそのまま引き延ばし三年に延長するように喧伝しているけど(EC-Current -延長保証サービス-)、詐欺じゃないか。アップルは保証してくれたのに、同じ保証を提供しないなら、延長保証とは呼べない。ECカレントとエーオン ワランティーサビシズ インコーポレーテッドの保証は使えないので、ご加入をご検討の方はご注意下さい。

 とりあえずアップルにいくら掛かるか聞いてみようかなぁ。やっぱ4万円とかいう見積もりが返ってくるんだろうなぁ。

| @WWW

 別にファンというわけじゃないのだけど、何気なく読んでいた勝谷誠彦の日記「勝谷誠彦の××な日々。」が、06年末をもって有料化されるのだそうです。時代の流れに反しているなぁ、という感想を持ちました。Web 2.0を振りかざすまでもなく、無料でコンテンツを提供、収益は広告で確保というのはいまのインターネットの趨勢。携帯コンテンツならいざ知らず、通常のウェブで課金モデルをやっても儲かるのだろうか。しかも月額875円もするそう(勝谷誠彦ウェブサイト - FAQ(よくある質問と回答))。読者は大幅に減るだろうなと思います。

 そういえばこの人、昨日の「ムーブ!」で(実は僕いま関西にいます)、番組で出した本が品薄だが、注文するときはネット書店なら一日で届くけどネットではなく街の本屋で買いましょう、文化を守るとはそういうことなんですと語っていたが、この認識もやはり時代の流れに反していると思う。よくこの人は再販価格維持制度や新聞の記者クラブ制度を談合だとして叩くけど、やはり出版社出身なだけあって、出版者側の理屈で物事を考えているみたいだ。新聞社の談合は叩くのに、出版社と書店のあいだの談合構造は保護せよと言っているのです。街の本屋に本を頼むと時間がかかるのは、出版界の談合構造を原因としているからです。

 ところで、街の書店に本を注文して嫌がられたことないですか? 僕は注文しようとして「入荷まで最低二週間はかかりますし、注文しても必ず入荷するかどうかは分かりません。それでもよろしいですか?」みたいな脅し文句を言われて注文を諦めた経験があります。これには訳があって、通常、書店に並べられている本というのは返品自由なんですが、注文品は買い取り制。だから注文したのに別のところで買われたりしたら書店の買い取りになって無駄な在庫が出来るし、売れ筋本ならともかく、普通の本を一冊単位で注文するなんて手間がかかる。そういうわけで注文は煙たがられるのだそうです。(参考:出版物の委託販売と再販制 @ 著作物再販制に疑問を持つサイト

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| @雑談

 久々に更新。まだ死んでません。

 ブルータスが“クール・ジャパン”についての特集をやっていたので買ってみました。村上春樹がなぜ外国で読まれるのかについても書いてあったでね。

 まぁまぁ面白かったんですが、所詮“クール・ジャパン”は局地的で刹那的なものに過ぎないような気がしますね。ハローキティーが永続的に受けるとは思えない。中身がないですもんね。欧米では表層的に日本文化が受け入れられているような気がする。

 しかし一方で、アジアでは“クール・ジャパン”は定着するかも知れないと思います。村上春樹の本の売り上げも、欧米での反響ばかりがメディアでは取り上げられがちだけど、ブルータスによると、売れても数千〜数万部が限度の欧米各国に対し、アジアでは数十万単位で村上春樹作品が読まれているのだとか。やはり文化的地理的距離が近いところの方が共感を呼びやすいのでしょうね。

 また読まれている春樹作品もアジア諸国では『ノルウェイの森』がダントツであるのに対して、欧米では『ねじまき鳥クロニクル』以降の寓話路線。ブルータスの中では『ノルウェイの森』を恋愛系、『ねじまき鳥』を人生系という風に分けていたけど、その分類は正しくないのではないかな。前期作品はリアル系で、後期作品はファンタジー系と分けるのが正しい分類だと思う。日本ではセカチューが売れる前までは『ノルウェイの森』が書籍売り上げランキングのトップだったし、まぁ異論はあると思うけど、現在でも村上春樹といえば『ノルウェイの森』なわけで。この辺の感覚もアジア諸国は極めて日本と近く、それが同地域における一過性でない“クール・ジャパン“の定着を予想させるのです。

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