| @写真

Adobe Lightroom 2

二つ前の記事で書いた通り、Nikon D90の画像がどうしてもアンバー寄り(うんこ色)なので、しょうがなくRawで撮影してMacに取り込んだあと現像してます。Rawはファイルサイズが写真一枚あたり10MBくらいになるし、読み込みに時間かかるしあんまり好きじゃなかったんですが、Raw現像をやってみるとなかなかどうして面白い。うんこ写真も色鮮やかに蘇ります。

僕はRaw現像できるソフトはPhotoshopしか持ってないので、しょうがなしに

iPhotoで「外部エディタで編集」
    ↓
Photoshopで現像
    ↓
iPhoto Library内に保存
という非常にしちめんどくさいステップを踏んでいたんですけど、一昨日、Adobe Lightroom 2の試用版をダウンロードして使ってみたところ、ぶっとびました。スゲー現像しやすい! 直感的にいじってさくさく編集できるし、ファイルの保存場所も複数プリセットに保存できて、iPhotoとのファイルのやりとりもまぁまぁやりやすい! 少なくともPhotoshopよりもカイテキ! さらに何と言ってもUIがMac OS Xに馴染んでて違和感ない。

Photoshop Camera Raw

Lightroom

上がPhotoshopのCamera Rawのキャプチャ、下がLightroomです。基本的にできることは同じなんだけど、Raw現像に特化してる分、はるかにLightroomの方が使いやすいです。UIももちろんLightroomの圧勝。背景を暗くしたりも出来るし、現像作業に集中できます。画像をダブルクリックしたときの拡大倍率を細かく変更できるところなんかもステキ。

さらにPhotoshopでRaw現像する場合、ファイルブラウズ用にiPhotoもしくはAdobe Bridgeを起動し、現像用にPhotoshopを起動しておかなくてはなりませんが、Lightroomは単体で写真の閲覧、現像が出来るので現像ソフトと閲覧ソフトの間を行ったり来たりする必要がないわけですね。特に複数の写真を見比べながら色味を調整するときに便利です。Photoshopでは一枚ずつしか現像できないので、複数枚を並べて見比べながら現像することが出来ません。

これまでLightroomとかApertureとかRaw現像系のソフトは全然存在意義が分からなかったんだけど、認識を改めました。Lightroom欲しいぞコンチクショウ!

| @WWW

マイコミジャーナルにTumblrの紹介記事が掲載されたらしい。しかし内容がピント外れ気味らしく、ちょっと違うんじゃね、という意見がリブログされてるのをDashboardで読んだ。

僕もマイコミジャーナルの当該連載記事を読みにいったんですけど、2年前にTwitterとTumblrが紹介され始めた頃によく読んだ記事とさほど内容は変わらない感じで、これじゃTumblrの楽しさは伝わらんだろうなーと思いました。

かくいう自分自身、ほんのひと月前までTumblrの面白さは分かってなかった。とにかくキモなのは、Firefox + Greasemonkey + AutoPagerize + Minibuffer + LDRize + Tomblooが必須だということです。これらのツールについて触れてなかったらTumblrを紹介したことにはならないんじゃないかな。Tumblrの中の人は想定してなかっただろうけど、これらのAdd-on、Greasemonkeyスクリプトが無かったら、Tumblrの性格はまったく違っていたものになったと思う。少なくとも僕にとってはそう。ユーザーサイドのハックやツールがウェブサービスを規定する例の典型だと思う。

Tumblrは何が面白いのか?

僕は最初Tumblrを始めた頃は、画像をポストしたりポエムを書いたりしてたんですけど、これはいま思うと使い方間違ってたと思う。Tumblrはポエムを綴る場じゃなくて、人をフォローして「Dashboardを掘る場」なんですよね。

これも最近Dashboardで読んだんですけど、こういう記事があった。

tumblrの凄いのはfollow。followは情報ではなく、人に対しての行為。ブログをRSSリーダーに登録する行為に似ているのですが、ブログは前述のようにインプット・消化・アウトプットの一連の流れの結果がRSSに出力されるわけですが、tumblrはひたすらインプット。入力情報だけになっているのが特徴。

だからDashboardには私がfollowしているエージェント(笑)からの秘密情報がタップリ流れてくるのです。エロ画像から世界情勢まで、それはもう幅広いです。スポーツ新聞や夕刊紙なんてメじゃないです。

tumblr:情報過多で情報発信とのバランスシートが崩れてる ([の] のまのしわざ)

最後の スポーツ新聞や夕刊紙なんてメじゃないです ってところがこの文章のキモですね。はっきり言って、書店に並んでる雑誌とかつまんないと感じられるくらい、Tumblrは圧倒的な質と量の情報を浴びることが出来る。北朝鮮のミサイル関連だったら、誰かがその道の専門家のブログから引用してきた文章を、NHKの速報を見ながら読むことができる。雑誌だったら数日から一週間経ってからしかフォローできない内容を、Tumblrはリアルタイムでフォローしてくれるのです。ここが凄い。

Tumblrはネット全体を対象にしたふぁぼったーのようなもの

ある程度Twitterを使ってる人なら分かると思うけど、Twitterはポストするだけじゃなく、スターを付ける(ふぁぼる)という行為も楽しいんですよね。DJがレコードを掘るのに近い感覚。「こんな面白いポスト見つけてきたぜー」っていうの。この対象をWeb全体に拡張したのがTumblrだと僕は思ってます。

そう、最近つくづく思うことなんですけど、Tumblrはインターネット全体を対象にしたふぁぼったーなんですよね。ブログなどウェブコンテンツのキモの部分を引用してきて、「ほれどうだ!」とDashboardに投げかける。それをReblogするのはTwitterでスター付ける(ふぁぼる)のに似た感覚。「あ、これいい」という賛意を示す感覚で僕はReblogしてます。

だからむかし TumblrにReblogする人って後から見直すのかね みたいな記事を書いたけど、これは的外れなわけですね。一ヶ月ほどどっぷり浸かってみて得られた結論だけど、Tumblrは情報をクリップしといてアーカイブする場所じゃない。刹那的にどんどん情報を浴びまくる場所ですね。

尽きることのないネタの宝庫

とにかく、面白い情報をReblogしてる人をFollowすれば、ロシアのフリーダムな掲示板にポストされてるポルノ画像から政界や芸能界の裏話、最新のニュース、Wikipediaのマニアックな部分の記述など、ネタがザクザク出てくる。僕は一時期はTwitterにハマってましたけど、いまはすっかりTumblrアディクトです。

決して万人にはお勧めしません。時間を無駄に過ごすことが怖くない人だけ、Tumblr始めてみてください。これまでになかったウェブの世界が眼前に広がります。

| @写真

こんにちは、春真っ盛りですね。みなさん桜の写真は撮ってますか? 今日はカメラの話です。まず以下のリンクを見てください。

Nikon D3で撮影した東京の春の様子です。素晴らしいですね。ぶっ飛びますね。やっぱいいわ、Nikon。キムタクならずともそうつぶやいてしまいますね。

僕は去年の11月末にD90を買ってもう4ヶ月ほど使っています。前にも一度記事を書いてますけど(D90使ってます(泣))、上のリンク先みたいな写真が撮れなくてほとほと困っています。

「たりめーだろ、フラッグシップのD3と初心者向けのD90で同じ写真が撮れるわけねーだろ、5倍も値段が違うだろダボハゼが!」というおしかりの言葉が聞こえてきそうです。いやそりゃわかってますよ。D90でD3みたいなぶっ飛んだ写真が撮れるとは思っていません。

しかし、D90で撮れる写真は明らかに色がおかしいんです。僕はD90の前はD40Xを使ってたんですが、まだこちらの方が上のD3の写真に近い写真が撮れる。センサーサイズとか解像度とかそういうのの前に、色がとにかくおかしいのです。

以下の二枚を見てください。同じ風景を同じレンズを使ってD90とD40Xで撮り比べたものです。

DSC_2627

D90で撮影

DSC_6854

D40Xで撮影


どちらもホワイトバランスはオート。ピクチャーコントロールなどは全部ノーマルで、ほぼ素の状態で撮影しています(D90の方はISO感度が400になってますが、D40XはISO感度100です。そろえるの忘れてた!)

こちらはズームしたもの。

DSC_2633

D90で撮影

DSC_6857

D40Xで撮影


D90の方は絞りがF10でD40Xの方がF5.6ですね。すみません、絞りを合わせて撮ってませんでした。でも開放してるD40Xの方がシャープに見えませんか? 確かに周辺はぼけてるけど、中心部はD40Xで撮ったやつの方がシャキっとしてる。

どちらが目で見た色に近いでしょうか? 二枚ともD40Xの方が色が濃いですが、D90の方は明らかに色が淡すぎるし、しかも黄色っぽいというか茶色っぽいというか、敢えて言うならうんこ色っぽい。これはおかしい! 同じメーカーのカメラだと思えますか?

ゴミ取り、動画(オマケ程度の機能だけど遊べることは確か)、シャッター音、レリーズタイムラグ、ダイヤルの数、液晶モニターのサイズ等々、D90の方がD40Xよりも優れているところはいっぱいあります。しかし、肝心の画質がうんこなんです!

D40/D40X/D60が派手な色味なのは初心者をおびき寄せるため、なんて言われたりもしますが、D90の画像は明らかに淡すぎるし、色がおかしいのは確か。こんなに変な色になっちゃうんじゃRawで撮って現像しないとダメダメです。そんなにNikon様はD90ユーザーにCapture NXを買わせたいのでしょうか?

Nikon様には是非ファームウェアアップデーターを配布して、このD90の変態的な色味を修正して欲しいものです。うんこ写真しか撮れないなんて悲しいです。

加えて、前も書いてますが、いまD90買おうかなーと思ってる人は注意が必要です。僕は積極的にはオススメしません。D90で写真撮るんだったら、Raw現像しないと満足のいく写真は撮れないと思います。うーん、Lightroom欲しい。

| @散財

毎朝、起床したらCydiaでソフトウェアのアップデートを確認するのを日課としてるんだけど、今朝見てみたらこんな表示が出てた。

MicrosoftがCydia買収 MicrosoftCydia買収

Cydiaは最近、Cydia Storeをオープンしてこれからというところだったのに、Microsoftに買収されてしまうとは…。

さらに先ほど、SwirlyMMSの開発元、SwirlySpaceからもメールが届いて、こちらもMicrosoftに買収されたそうだ。

SwirlySpaceも買収

なんということだろうか。

ビル・ゲイツは家族にiPhoneを使うことを許さないんじゃなかったのか? それなのにjailbreak環境を買収するとは。

Cydiaのデベロッパーsarukは、すでにMSのなかで働いていて、.NETフレームワークとObjective-Cのコネクターを開発してるそうだ。そのうちWindowsでもiPhoneアプリケーションが開発できるようになるのだろう。WindowsでiPhoneアプリケーションが開発できないのはクソと考えている人達には朗報かもしれないが、warez大好きなWindowsユーザーによってマルウェアがばらまかれるかも知れないし、複雑な心境だ。

時差の影響でアメリカはまだエイプリルフール引きずってます。

| @音楽

TETRAD THE GANG OF FOUR - NIPPS presents TETRAD THE GANG OF FOUR

評価 : ★★★☆☆

去年の年末に出てたんだけど、なかなか懐に余裕がなくて買えなかったNIPPSの新譜(正確にはNIPPSが中心になってやってるTETRAD THE GANG OF FOURというグループのアルバム)をやっと買った。

人間発電所のセルフカバーの#2 GOD SPEEDが目当てで、この一曲のために買ったという感じ。各々が人間発電所の特徴的なパンチラインをなぞりながらラップしてるんだけど、やっぱりNIPPSの部分が一番。「バカヤロ〜バカヤロ〜」という不思議なうめき声もカッコいい。絶対他人には真似できない。

しかしアルバム全体的には足立区的というか、ギャングスタ的な雰囲気が充満してて、BUDDHA BRANDとは趣を異にする。やっぱりDEV LARGEのトラック、CQの下ネタおちゃらけラップ、それにNIPPSのぶっ飛びパンチラインと三拍子揃ったブッダが聞きたいですね。今年こそILLMATIC BUDDHA MC'Sでアルバム出して欲しい。

DJ SHIBA - Enter Da 96 Buddha

評価 : ★★★☆☆

DJ SHIBA - Enter Da Buddha 96

久々に2chのBUDDHA BRANDスレッドを読んでいて、ブッダの曲を使ったMix CDが出てるのを知った。早速買って聞いてみたんだけど、まぁまぁだった。

初めてブッダを聞く人はこれでぶっ飛べると思うけど、長く聞いてる人には聞いたことある音源ばかりで、Mixも特筆に値するものでもないし、正直残念な感じだった。特にStinky Ass Buddha Porno Funk Radio Showシリーズからの切り貼りが目立った。個人的には「それってアリなの?」っていう感じがする。Mix CDからMix CDを作るのには違和感があった。あとやたらテレビの砂嵐音を挿入して曲をつないであるんだけど、これが結構うざい。

個人的にはえん突サンプラー Vol.2を買ってなかったので、BAIT 2005が入ってたのが良かった。人間発電所のアナログバージョン、Stinky Ass〜とかいまじゃ買えないやつもあるので、最近BUDDHA BRANDを聞き始めた人は安いし(1365円!)買っても損はないと思う。

| @ブログ

CSS書き直した。

gygrb

space

透過pngをいっぱい使ったのでIE6では酷いことになってると思う。というか、CrossOver MacのIE6ではとんでもないことになってた。でもそういうのもひっくるめてインターネットだと思う。そういうわけでまだIE6を使っている人はFirefoxGoogle Chromeをダウンロードしましょう。

創意工夫点

:before と :after を使って、画像を使わずに記事タイトル横にサークルを表示するようにしてみた。あと、blockquoteでも同様に “ と ” を表示するようにした。頑張れば画像を使わなくても粘れることが分かった。

サイドバーを消してwidthを1024pxにしたことも新しい試み。最近はiPhoneの影響か、サイドバーを表示しないサイトが増えてる。代わりにフッターにナビゲーションっぽいのを配置するのが流行りっぽいのでそれっぽくしてみた。

space footer

↑の通り、ランダムで一枚Flickrの写真を表示するんだけど、結構懐かしい写真が表示されたりして、自分でブログを読むのが楽しくなる。撮った写真はアップロードしておくもんですな。

| @技術/プログラミング

LDRizeはSITEINFOの“domain”のところにサイトのXPathを記入できるんだけど、AutoPagerizeは“url”にはサイトのURLしか記入できない。AutoPagerizeの“url”の部分にもXPathが指定できれば凄く便利だと思ってたんだけど、taizoooさんという方がその方法を紹介している。

ここで紹介されてる通りにAutoPagerizeの該当部分を書き換えると、“url”にXPathが書けるようになる。つまりURLごとにSITEINFOを書くんじゃなくて、ブログツールとか同じ構造をしているサイトならXPath別にSITEINFO書くだけで済むので、SITEINFOの数が減らせる。WordPress用、MovableType用みたいな感じでSITEINFOを書いとけば事足りるようになる(テンプレートが違ったら動かないだろうけど)。XPathでAutoPagerizeが実行可能か判定するので、独自ドメインで運営されてる個人サイトでもAutoPagerizeできるようになる。これは画期的なことですよ!

そういうわけでP_BLOGでもAutoPagerize本体に改変を加えてSITEINFOを書けばAutoPgerizeできるようになった。XHTMLに変更を加える必要なし。以下にSITEINFOを晒しておきますので興味がある方はどうぞ。なお僕はPHPerなので正規表現には自信がありません。不都合がありそうだったら教えていただけるとうれしいです。(ちゃんと直します)URL使わないんだから正規表現関係なかった。もうダメだ。

url:	 '//address/a[contains(@title, "P_BLOG")]',
nextLink:	'id("prev-logs")/a | //div[contains(@class, "section") and  position()!=1]/p[@class="flip-link"]/span[@class="next"]/a',
insertBefore:	'id("prev-logs")',
pageElement:	'//div[contains(@class, "section")][1]',
exampleUrl:	'http://pbx.homeunix.org/p_blog/index.php',

なおFooterの address/a のtitleの中に“P_BLOG project”という文字列が含まれているかどうかでP_BLOGで動いているかを判定していますので、カスタムフッターを使ってたり、FooterにP_BLOG projectへのリンクを表示していないサイトではAutoPagerizeは効きません。

微修正

“insertBefore”追加と、“pageElement”を修正。すでにXHTMLにMicroformatsを埋め込んであるサイトだと挙動がおかしくなるっぽいので、 '//div[@class="section"][1]''//div[contains(@class, "section")][1]' とした。

さらに追記

なんかXPathで指定するのってパフォーマンス悪いらしい。確かに重いかも…。

AutoPagerizeがurlしかスクリプト実行可能かの判定に使ってないのにはちゃんと理由があったのか。