| @技術/プログラミング

いま自分が使っているP_BLOGのコードをGitHubに上げました。(P_BLOGはGPLだから著作権的には問題ないはず?)

SETUPディレクトリとか入ってないのでこれをダウンロードしてもポン付けでは使えませんが、P_BLOGをもうちょっと自分で便利にしたいって思ってる方には参考になるかも。いまでは公開されてないbeerboyさん作のアクセス解析プラグインとかも含まれてますんで。

いつかはSETUP系のファイルも同梱してP_BLOG modをパッケージとして公開したいですが、いつになることやら。

それにしても初めてGitHub使ってみたんですけどなんかすごいですねこれ。Gitの他にMacPortsとかもついでにインストールしときました。

| @旅行/散歩

今日はポエムです。

学生生活も残りわずかとなった早春のある日、僕は静岡方面にレンタカーでドライブに出かけました。夜に東京を出発して、途中コンビニの駐車場で休憩しながら伊豆へ向かいました。東京を出発したときは雪が降るそぶりなんてみじんもなかったのですが、小田原を過ぎたあたりからパラパラと雪が舞い始め、熱海の手前の峠道にはうっすらと雪が積もっていました。もう春はすぐそこという気候だったのに、とても不思議な光景でした。

ドライブの目的はスカンジナビア号という客船でした。客船と言ってももう地力で航行することはできない船で、港に停留して海上レストランとして余生を過ごしている船でした。この船は戦前から存在する客船で、戦時中はナチスドイツに接収され、戦後しばらくは北欧で実際に客船として運用されていました。その後1969年に西武グループによって買い取られて日本にやってきて、海上ホテル兼レストラン(のちレストランのみ)として利用されることになったらしいです。僕が大学を出る直前の2005年初頭はコクドの有価証券報告書偽造問題が明るみに出て、西武グループは大騒ぎしてました。事業再編の流れの中でスカンジナビアも整理されることになり、レストランの閉鎖が決定されたのです。そのニュースを見て僕は、是非ともスカンジナビア号がなくなってしまう前に一度中に入ってみたいと思ったのでした。

スカンジナビア号の中ではコーヒーとケーキを注文しました。スカンジナビア号のインテリアは趣のあるものでしたが、若干船体が傾いていました。傾いた船内の喫茶室で味のあるデザインの木製の椅子に腰掛け、年季の入ったテーブルの上でコーヒーを飲みながらケーキを食べました。しかし使い込まれた調度品と船体の傾き具合が妙にマッチしていて、不思議な居心地の良さがありました。

当時のことを懐かしく思ってスカンジナビア号のその後をネットで調べてみたのですが、Wikipediaによると中国で補修工事を受けるために太平洋を曳航されている途中で沈没したのだそうです。何だかずっと連絡をとっていなかった昔の知り合いが亡くなったのを人づてに聞いたかのような気分です。Wikipediaによると船体の強度不足のために引き上げることも不可能なのだとか。波瀾万丈の生涯を送ったスカンジナビア号の冥福を祈ります。

| @雑談

八木輝明君のドイツ語で一緒だった吉田君、ここ見てたら連絡ください。

| @映画/ドラマ/テレビ

劔岳 点の記

評価 : ★★★☆☆

お台場アクアシティ・シネマメディアージュで鑑賞。JCBカード提示で1500円だった。

明治時代、日本陸軍は日本地図を完成させようと、前人未踏と言われる立山の剱岳への登頂を目指していた。そこに三角点を設置して測量を行うのだ。しかし設立されたばかりの民間組織である日本山岳会も剱岳登頂を目指していた。豊富な資金力でヨーロッパ製の近代的な登山装備を誇る山岳会に対して、柴崎芳太郎(浅野忠信)の率いる陸軍測量隊は旧式の装備しか持たない。しかし地元の村で雇った宇治長治郎(香川照之)のガイドで何とか目的を達する。

ネットのレビューでは評判良かったけど、そんなに良い映画だとは思えなかった。確かに映像は素晴らしい。なんか日本を代表するカメラマンの人が監督したらしい。立山から見える富士山の映像とか、夕焼けを雲の上から見るシーンとか、NHKの山ドキュメンタリーにも勝てそうなくらいのハイクオリティ。でも浅野忠信と宮崎あおいのいちゃつきシーンとか必要ないと思うし、そもそも浅野忠信の嫁役は宮崎あおいよりも檀れいの方が良いと思うし、ストーリーの展開がどったんばったんな感じだった。

とにかく生意気な松田龍平がムカついた。浅野忠信は公務員系の役ってどうなのかなって思ってたけど、これからそっち方面の堅めの実直な人物も演じられるようになっていくかも知れない。そこそこマッチしてた。特に人夫の香川照之を立てようとするところとか好印象だった。浅野忠信には戦争映画とかやってもらって、真面目な日本兵役とか演じてもらいたいな。

| @映画/ドラマ/テレビ

チェンジリング

評価 : ★★★★☆


"チェンジリング [DVD]" (クリント・イーストウッド)

下高井戸シネマで鑑賞。

1930年代のアメリカ、ロサンゼルスが舞台。主人公のクリスティンは電話交換手のシングルマザー。息子のウォルターと映画を見に行く約束をしていたある土曜日、どうしても人手が足りないと急遽仕事にかり出されることになった。暗くなる前に帰るからと息子に言い残して仕事に出かけるのだが、帰宅すると家にウォルターの姿はない。近所を探しても見つからないため警察に電話するのだが、「迷子は24時間は捜査しない決まりになっている」とつれない。果たして息子は見つからず、五ヶ月が経過した。ある日職場にロサンゼルス市警の刑事がやってきてクリスティンにウォルターが見つかったと伝える。しかし、引き合わされた「息子」の身長は失踪前より低くなっており、どう考えても別人だった。しかし警察は「あなたが動揺しているんです」と言って取り合わない。それどころか警察の言うことを聞かないため精神異常者であるとして精神病院に入院させられてしまう。果たしてウォルターは見つかるのか? クリスティンの運命は?

見逃していた映画を見られて良かったんだけど、ブログなどで絶賛されるほどに素晴らしい映画だとは思わなかった。やっぱクリント・イーストウッド作品で言うなら圧倒的に『グラン・トリノ』の方が迫力あるし面白い。でも警察権力が暴走したらどうなるかだとか、人間の同一性の証明が案外に難しいことの描写とかは興味深かった。自分が失踪したときに別人に成りすまされないためには、近所付き合いを良くしてマメに歯医者に通う必要があるなと感じた。

映画では1930年代のロサンゼルスの街並みがとても美しくCGで再現されていた。路面電車が走る感じとか良い。ヨーロッパの都市みたいな趣がある。いつかアメリカ行ってみたい。

| @労働

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無職生活に区切りを付け、東京に出てきてやっと就職したのに、たった三日で辞めてしまった。職歴もスキルもない自分のような境遇の人間を採用してくださったことはとてもありがたいことだと思うけど、どうしても合わない部分があってわずか三日で辞めるという選択をしてしまった。今後こんな人間を採用してくれる会社はないかもしれない。気を落としていたところ、Twitterでもう二年近くお付き合いのある方が、僕を励まそうと無理をして木曜日に時間を割いてくださった。

鳥すき

秋葉原裏手の、日本家屋で営まれている鳥すきの店に連れて行ってもらった。いまではなかなかない昔ながらの店で、女中さんは和服を着ている。そこで二人、二脚の膳を間に差し向かいで酒を飲んだ。

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ネットで食ってこうと思ってウェブ製作会社で働こうとしたけど、結局夢かなわなかった。そんなときに、これまで会ったこともなかった方が時間を作ってくれて僕を励ましてくれた。大人しく田舎に帰るべきなのだろうかとも思う一方で、やっぱりネットが好きだから、なんとかこの業界で食っていきたいっていう思いはある。

さて、どうしたものか。

| @労働

三日で辞めた。