今日の日経の経済教室に、相続税と機会の平等について書いてあった。少子化を迎えるに辺り、これからはますます貧富の差が拡大するのだという(親の財産を一人の子どもが相続するため)。活力のある社会にするためには、機会の平等が確保されなければならず、その為には相続税制度の効率的な運用が必要なそうだ。
遺産には四つの種類があるらしい。一つは老後の生活資金だったお金が、不慮の事故による死亡などで使われずに発生する遺産。二つ目は子どもに残すことを目的に蓄えられた遺産。三つ目に遺産を残すこと自体に喜びを見いだす人が残した遺産。最後に、子どもから介護をしてもらうために戦略的に残された遺産。相続税を課す場合、それぞれを場合分けして個々の事情に応じた課税を行うことが最適なんだという(例えば三つ目のタイプの遺産は消費行動とも考えられるので消費税に近い税を課すなど)。Continue reading...